出典:シマノ
本日は
「21スコーピオンMDのハンドル長さは、ノーマルとLH、どっちを選べばいいの?」
と言うテーマでお話したいと思います。
21スコーピオンMDは、ハンドルの長さをノーマルバージョンとLH(ロングハンドル)バージョンを選ぶことが出来ます。
「どっちを買おう?」
て悩んでいる人、絶対にいますよね。
今回はそんな方の背中を押せるような、そんな記事を書きたいと思います。
ではもったいぶっても仕方がないんで、結論をとっとと言ってしまいますね。
結論、
- キャスティングメインで考えるならノーマル(ショートハンドル)
- ジギングをメインで考えるならLH(ロングハンドル)
- どちらもやるのならノーマル(ショートハンドル)
僕が選ぶとしたらこんな感じで判断します。
で、僕ならショートハンドルを選びます。
では、なぜそう言う結論なのか?
では詳細を説明しますね。
目次
21スコーピオンMDのハンドル長さは、釣り方で選べ!
2021年に登場したジャイアントサイズのベイトリール、21スコーピオンMD。
この21スコーピオンMDは実はノーマルバージョンとLH、ロングハンドルバージョンがあり、どちらかを選ぶことが出来ます。
- ノーマルバージョンのハンドル長が45mm(全長で言うと90mm)
- LHと表示されているロングハンドルバージョンは51mm(全長102mm)
この2パターンから選ぶことが出来る様になっているんですね。
ハンドルの長さまで選べるベイトリールって、ちょっと珍しいですよね。
ほとんどの場合、ローギアがショートハンドル、ハイギアがロングハンドルって感じで、最初から決まっていて選ぶことが出来ません。
ですから同じギア比でハンドルの長さを選べるベイトリールって、あまりないです。
けれどそれだけに、「どっちを買おう?」って悩んでしまうのも事実。
で、先ほども言った様に、
- キャスティングメインで考えるならノーマル(ショートハンドル)
- ジギングをメインで考えるならLH(ロングハンドル)
こんな感じで選べば良いと思います。
キャスティングメインで考えるならノーマル(ショートハンドル)である理由
出典:シマノ
特にブラックバスやシーバスでビッグベイトなどの使用を考えているのなら、45mmのショートハンドルを選んだ方が良いと僕は考えています。
なぜなら、50mm超のハンドルは流石にちょっと長すぎて回しにくいから。
ハンドルが長すぎると巻き取る際のパワーは出るのですが手首の可動範囲が大きすぎて、どうしても回しにくくなるんです。
ですから基本的にショートハンドルの方が回しやすく、素早くハンドルを回すことが出来ます。
この差って、ルアーの回収、キャスティングの際に出るラインスラッグの回収など、思った以上に差が出てきます。
しかも、キャスト→リトリーブを一日に何百と繰り返すキャスティングゲームにおいて、「ハンドルの回しやすさ」ってけっこう重要です。
やりにくい動作をずっと繰り返していると、ムダに疲労が溜まってしまいますからね。
手が大きな人ならそこまで気にならないかも知れませんが、比較的手が小さな日本人に50mm超、全長100mmを超えるハンドルは回しにくさを感じるかも知れません。
僕個人としてロングハンドルの方が好みだったので、シーバスゲームで全長100mmのハンドに交換して使っていたことがあるんですよね。
上記画像のハンドルは全長100mmです。
ちなみに僕は手を開いたときの幅は、大体22~23㎝ほどあります。
多分、どちらかと言えば大きい方だと思んですが、そんな僕の感想としては、
「100mmを超えると回す際にちょっと違和感がある」
と言う感じです。
めちゃくちゃやりにくくて不便と言うワケでは無いんですけど、比べてみるとショートハンドルの方が回しやすいと言うのは事実です。
それにロングハンドルだとパワーがある分、ハンドルの巻き感度が劣ってしまいます。
要はグリグリ巻けてしまうから、ハンドルの重さの変化が分かりにくく、それによって感じる潮の流れの変化とかを掴みにくいんですね。
もっと言えば、ロングハンドルはローギア、ショートハンドルはハイギア。
こう思って貰えればいいんじゃないかと思います。
ギア比ってよく自転車に例えられることがありますよね。
1速でペダルを漕いでいるときと6速で漕いでいるとき、登り坂に差し掛かったときにどちらの方が変化を感じられるか?
当然、ハイギアである6速の方がペダルが重たくなって、すぐに勾配の変化を感じますよね。
ですから、基本的にハイギアの方が巻き感度が良いって言われているんです。
そう考えるとキャスティングメインで考えているのなら、ショートハンドルの方が有利な点が多いですよね。
- ビッグベイトがゆらゆらと泳いでいるその波動を感じながら、後ろを追尾するバスの動きを感じる。
- フッとした巻き感の変化で、表層では分からない流れの変化を見逃さない。
そんな釣りならショートハンドの方が向いていると思います。
と言うか、本当は45mmでも十分にロングハンドルなんですけどね。
ジギングをメインで考えるならLH(ロングハンドル)である理由
出典:シマノ
ロングハンドルだとラウンドノブになります。
ジギングで10kgオーバーのブリ、ヒラマサ、カンパチを狙う、深海からマダラやアカムツを引きずり上げる。
こんな釣り方なら、ロングハンドルバージョンであるLHの方が適していると思います。
ベイトリールって、基本的にウィンチなんですよね。
ポンピングでロッドで引っ張り上げると言うより、ハンドルをグリグリ回して引きずり上げる。
ベイトリールはこんな釣り方に適しています。
ですからそんなときは、巻き取りパワーがあるロングハンドルの方が適しています。
実際にオフショア系のベイトリールって、基本的にほとんどがロングハンドルです。
それはやっぱり、「ウィンチの様にビッグフィッシュをグリグリ引き釣り上げる」と言う目的があるからなんです。
素早く巻き上げるより、パワーを重視する。
こんな釣りはやはりロングハンドルの方が使いやすいです。
ですからブリ、ヒラマサ、カンパチなどのビッグフィッシュ狙いをメインで考えているのなら、LH(ロングハンドル)バージョンの方が適している思います。
- キャスティングとジギング、どちらもやるのならショートハンドル
- キャスティングメインで考えるならノーマル(ショートハンドル)
- ジギングをメインで考えるならLH(ロングハンドル)
そんな感じで考えればいいんじゃないかと思います。
とは言っても、どっちもやるから選べないよ…
なんて方は、ショートハンドルを選べばいいと思います。
なぜなら、ロングハンドルは好みのモノをオプションで買えばいいから。
「そんなこと言ったら、LH選んでショートハンドル買えば良いじゃん?」
と思われるかもしれません。
けれどあえて言います。
「ショートハンドルを選んでおけ」
と。
なぜなら、ロングハンドルとは言ってもオフショアベイトリールのハンドルで50mmって、実はけっこう短い部類に入ります。
例えばコチラだと75mmです。
ジギング用として考えるのなら、こんな感じのもっと適したハンドルがあるんですね。
ハンドルのタイプも長さも、選択肢も豊富ですし、見た目が好みのモノを選んでも良いと思います。
そう考えると、
ショートハンドルバージョンを買っておいて、ジギングの時に好みのハンドルに交換する。
と言う方が賢い買い物だと思いませんか?^^
ですから、「おれは51mmのハンドルが良いんだ」と言うワケじゃなければ、ショートハンドルを買っておいた方が間違いないと言うことです。
21スコーピオンMDのハンドル長さは、どっちを選べばいいの?【まとめ】
さて本日は
「21スコーピオンMDのハンドル長さは、ノーマルとLH、どっちを選べばいいの?」
と言うテーマでお話ししました。
結論、
- キャスティングメインで考えるならノーマル(ショートハンドル)
- ジギングをメインで考えるならLH(ロングハンドル)
- どちらもやるのならノーマル(ショートハンドル)
「どちらかと言えばキャスティングメイン、けれどジギングもやりたい」
と言う僕ならショートハンドルを選びます。
理由としては以下の通り。
- キャスティングゲームにおいてショートハンドルの方がメリットが大きい
- ジギングをやるのならオプションで好みのハンドルを選べばOK
以上になります。
もしあなたが21スコーピオンMDのハンドル選びでまよっているのなら、参考にしていただければ幸いです。
それでは今回はこの辺で^^