※本サイトにはプロモーションが含まれることをご了承ください。

以前24メタニウムDCで飛距離を実測され、僕の予想を遥かに上回る結果を出されたTさんから、今度は23アンタレスDCMDの飛距離を測定したとのメッセージをいただきました。

 

 

けれども、正直言うと悪い意味でショッキングな結果となっています。

 

 

ですが結果は結果ですので、信じるか信じないか、それはあなた自身にお任せします。

 

 

今回はTさんが

 

23アンタレスDCMDを使用して、実際に感じた経験した体験談

 

をお伝えいたします。

 

 

とりあえず「ショッキングな体験」の結論をまず最初にお伝えしておきますね。

 

 

以前、飛距離測定した24メタニウムDCとほとんど同条件で飛距離測定を行った結果、23アンタレスDCMDの方が断然下まわった。

 

 

と言う結論でした。

 

 

しかも、シチュエーションシチュエーション的には23アンタレスDCMDの方が有利な条件であったにも関わらず、です。

 

 

簡単に説明しますと、40gのメタルジグと言う重量級のルアー、サーフと言う広大なフィールドと言う、明らかに24メタニウムDCより23アンタレスDCMDの方が有利な条件です。

 

 

この条件で「24メタニウムDCと23アンタレスDCMD、どちらがオススメか?」と聞かれれば、僕も間違いなく23アンタレスDCMDと答えます。

 

 

例え使ったことが無くてもベイトリールに少し詳しいアングラーなら、僕じゃなくても間違いなくそう答えると思います。

 

 

けれども結果としては、全く意に反するものでした。

 

 

それではTさんからのメッセージをそのままお伝えします。

 

※サイトアップ用に編集してありますが、内容自体は改変してありません。

【驚愕】24メタニウムDCの飛距離を測定した結果…

24メタニウムDC【インプレ】合う人、合わない人。

23アンタレスDCMDの飛距離が出ない…

↓↓Tさんからのメッセージになります。

 

今年の春に24メタニウムDCの遠投能力について、メールを差し上げた者です。

 

その節はいろいろご意見をいただきありがとうございました。

 

 

今回はこんなハズレ個体もあるというご報告です。

 

 

24メタニウムDCの性能に気を良くし、中型青物までのライトショアジギング用に23アンタレスDCMD XG右を、WEBショップで6月に購入しました。

 

 

WEBでの各種情報から、軽く100m超え、少なくともライン切れのリスクを抑えた実釣で安定して100mの飛距離を期待しての購入でした。

 

が、完全に裏切られました。

 

 

よく飛ぶ40gのメタルジグで、普通にキャストして70m台、フォローの風の日を選んでロッドもいくつか変えてもMAX90mに届かない!

(同条件の24メタニウムDCの飛距離測定では95m以上を記録)

 

 

23アンタレスDCブレーキモードは、PE4〜1、XB4〜1と最大飛距離の出るモードで行っています。

 

 

24メタニウムDCに全然及ばない遠投能力に愕然となりました。

 

 

ちなみにラインは8本撚りPE2号で、計測の仕方はいつもと同じ、湾曲した遠浅のサーフ(夏は海水浴場)の堤防から波打ち際に向けてキャストし、糸ふけ回収でピンと張った時のラインマーキングで判断しているものです。

 

 

水深は波打ち際から40〜50m沖でも背が立つほど浅いサーフなので、ほぼ着水と同時に着底するので陸上で計測しているのと変わらないと言えます。

 

 

つまり当てにならないラインカウンターや、糸ふけ分の適当な回収をして計測していないということです。

 

 

24メタニウムDCもこの場所で投げていますし、ルアーテスト、ロッドの試投などもいつもこの場所を使っています。

 

 

前置きが長くなりましたが、これはDC自体の不具合と考え、シマノお客様相談室に電話したところ、DCの検査も可能とのことで、

すぐにショップを経由してシマノに検査依頼に出しました。

 

 

ちなみに飛距離以外には特に異常と思えるところはなく、巻きはスムースで異音等はなく、スプール回転も手で回した限りでは問題はありませんでした。

 

 

2週間ほどしてショップから連絡があり、現在のシマノでのステータスが「修理待ち」の状態とのことでした。

 

やはりDCの不具合なんだなと納得して待っていたところ、さらに1週間くらい後にショップ経由でア23アンタレスDCMDは戻って来ました。

 

 

それには「修理報告書」が添付されており、

 

「結論としてDCは社内基準値内で特に異常はなく、ただ念のためスプール周りのベアリングを交換した」

 

と書いてありました。

 

 

「修理待ち」は当然DC関係の修理で、DCユニットの交換かなと思っていたので、驚きました。ベアリングの問題ではないことは明らかで、それでお茶を濁す対応かと思ってしまいました。

 

 

とりあえず再度試投すべく、同じ場所へ向かいましたが、海水浴シーズンが始まっていたため、早朝の人がいない時間帯で、かつフォローの風となる日を選んで試投して来ました。

 

 

当然ながら結果は最初と何も変わりませんでした。

 

 

この23アンタレスDCMDの巻き上げ速度、ドラグ力、ラインキャパで、もっと飛距離が出るリールは既に所有しています。

 

 

このままでは使う機会がなく、高価な買い物でお金を捨てるのと同じことと思い、再度ショップ経由でシマノに検査依頼をしました。

 

 

二度目はA4の紙に試投の状況や自分のベイトリール経験、24メタニウムDCで同じ場所、同じ条件で投げて95mは飛んでいることなどを書いて印刷したものを同封して送りました。

 

 

DCの検査方法がどのようなものかは分かりませんが、その検査方法ではこの異常は見つからないと思い、時間がかかってもいいので、実際に投げてみてほしい、投げれば一目瞭然で分かると添えておきました。

 

 

が、二度目は10日ほどで戻って来て、「修理報告書」には「社内基準値内で異常なし」と短く書かれていました。

 

 

シマノとのやり取りはこれで終わりです。

 

 

今回のことから、シマノDCリールには目に見えないハズレ個体が存在することをはっきりと理解した次第です。

 

 

社内基準値なるものの幅が大きいのか、あるいはその検査方法が不十分なものなのか、いずれにしてもDC部分の当たり〜ハズレの個体差があるということです。

 

 

巻き心地やシャリシャリ音などメカニカルな不具合は五感で分かりますが、DCはブラックボックスです。

 

 

それも正常か異常かの二択ではなく、その間のどのくらいの位置にあるかではないかと想像します。いずれにしても個人ではどうにもなりません。

 

 

もしかすると、DC部分の作動にはあえて大きな程度の幅(社内基準値)を持たせているのではないかと勘繰ってしまいます。

 

 

もしDCの機能には個体差によるバラツキがあるが基準値内として出荷されている、などと噂が広まれば販売したDCリールのユーザーが皆とりあえず検査依頼をして来るという混乱が発生することを恐れているのではないか、とさえ考えてしまいます。

 

 

長文になり申し訳ありません。

ただこのような実例があったということをご報告させていただきたいと思いました。

 

↑↑ここまで

 

↓↓僕からの返信はコチラ。

 

コージです。

 

ご報告ありがとうございます。

確かに、DCユニットってブラックボックスなところがあるんですよね。

 

 

どの様な制御がなされているか、イメージでしか分かりません。

 

 

調子が悪くなった気がする?

 

でも、何がどう悪いのか分かりませんし、対応のしようがありません。

 

 

遠心力ブレーキは摩擦によって物理的にブレーキが掛かっているワケですから、ブレーキに関しては明確です。

 

 

マグネットブレーキでしたら、磁力が落ちてきたと感じればダイヤルを強くすれば一瞬で対応可能です。

 

 

実は僕もそう言うブラックボックスなところのキライもあって、これまでDC機をあまり積極的に使ってきませんでした。

 

 

今回Tさんが行われた検証はとても有意義だと思います。

 

 

全く同条件で別のDCリールを比較し、明確な違いが出たわけですからね。

 

 

おそらく多くの人は気が付かないか、「そういうもの」として受け入れているんじゃないかと思います。

 

 

例えシマノとしては「基準の範囲内」と言う判断だとしても、自分の使用用途で明確な差が出るわけですから、「自分にとって」は全く納得行かないものでしょう。

 

 

Tさんには申し訳ない言い方になってしまいますが、興味深い検証結果をありがとうございます。

↑↑僕からの返信はここまで。

 

 

↓↓Tさんの返信。

ご返信ありがとうございます。

 

 

DC機はこれで4台目ですが、これだけ明確に不具合を感じたのは初めてでした。

 

 

キャスト後半での明らかな失速感。

 

 

もしかすると、1台目、2台目もそこそこ不具合を抱えていたかもしれませんが、おっしゃるとおり、多くの人はそれに気付かないのだと思います。

 

 

思い起こせば、今年の横浜のフィッシングショーで、発売前の24メタDCを触りながら、シマノの人にライトショアジギングに使いたいと話したところ、それならと23アンタレスDCMDを強く勧められたところから始まっていました。

 

 

「24メタDCも飛びのセッティングがされているが、アンタレスの遠投性能は段違い」

のような説明だったのを覚えています。

 

 

まあ、いくら言ったところで今となっては愚痴にしかなりません。

 

 

何せこの23アンタレスDCMDでは、08アルデバランmg7の飛距離にも負けますから。

 

 

普通なら失敗や苦い経験を次に活かすところですが、どうにもなりません。

 

 

もうDC機は買わないかダメ元で買うか、くらいしか選択肢がありません。

 

 

残念というか、悔しいというか。

愚痴のメールになってしまい申し訳ありません。

(愚痴なので返信不要です)

では。

 

↑↑Tさんからの返信はここまで。

 

 

実際にこの様な体験談を聞いて、あなたがどう捉えるかは分かりません。

 

 

「そんな測定で比較はできないのでは?」

「ただ文句を言いたいだけなのでは?」

「アングラーのスキルの問題では?」

 

そう感じる人もいるかも知れません。

 

 

けれども実際にTさんが感じた「結果」です。

結果をありのままにお伝えさせていただきました。

 

 

語弊が無いようにお伝えしておきますと、やり取りの中でもTさんが感情的になっている様にも思えませんし、測定方法にも信憑性は感じます。

 

 

いただくメッセージの中には、タマに不具合のこととかもあるんですよね。

 

 

捌け口がない悔しさもあってか、中には感情的になって伝えていらっしゃる方もいます。

 

 

僕的にはTさんはいい意味で事務的に、淡々と事実を伝えられたと思います。

 

DCブレーキのベイトリールは飛距離が出ないのか?

さて、以上の話を聞いて、「DCブレーキのベイトリールは飛距離が出ないのか?」と感じた方もいるかも知れません。

 

 

もちろん、そんなことはありません。

 

 

実際にTさんも24メタニウムDCで驚異的な飛距離を出していますからね。

【驚愕】24メタニウムDCの飛距離を測定した結果…

 

 

ただ、ベイトリールの性格によって、トラブルレス性の味付けなのか、飛距離重視の味付けなのかは変わってくると思います。

 

 

ちなみに僕は現在21アンタレスDCを所有しています。

21アンタレスDCに関する記事一覧はコチラ。

 

 

主にシーバスでの使用ですが、軽量ルアーのキャスタビリティ、重量ルアーの飛距離、トラブルレス性、どこをとっても「さすがアンタレス」と言う使い心地です。

 

 

あまりにトラブルレスなのでXモードでしか使っていませんが、飛距離は抜群でトラブルは少ないです。

 

 

感覚的には、XモードはSVSインフィニティ(シマノの遠心力ブレーキ)に近いかな。

 

 

サミングが必要な場面はあるけど、飛距離は出るって感じ。

 

 

一言で言えば、「シーバスでとっても使いやすい」です。

 

 

ただ逆に言うと、あまりにもトラブルレス過ぎてカンタンに飛距離が出るものだから、「おもしろくない」とも言えちゃいます^^;

 

 

最近のDC機はそれだけ優秀で高性能です。

 

 

正直価格も価格ですし、それだけリールに抱く期待値が高いのも事実ですし、その期待に応える性能、所有間があるのも事実です。

 

 

「飛距離が出るベイトリールが欲しい」

 

と言うのであれば、DCブレーキは間違ってはいないです。

 

 

ただ、完全にリールの性能に頼り切った飛距離になってしまうのも、なんだか寂しい気がする今日この頃です^^;

 

僕があまりDCブレーキを好まない理由

誤解が無いようにお伝えしておきますと、僕は21アンタレスDCは気に入ってはいます。

シーバスでガンガン使っています。

 

 

けれども実際のところ、あまりDC機が好きではありません。

 

 

なぜなら、Tさんとのやり取りでも少し触れましたが、

「この制御は本当に正しい制御がされいるのか」と言うことが完全にブラックボックスであり、アングラー側からでは対応が不可能だからです。

 

 

例えば遠心力ブレーキでしたら物理的に摩擦でブレーキを掛けます。

 

 

突然ブレーキが利かなくなった!と思ったら、ブレーキの当たる面に汚れが付着しているのかもしれません。

 

また、ブレーキシューが動いているかどうかなんて一発で確認できますし、動きの悪さもカンタンに分かります。

 

 

間違って違う重さのブレーキシューを取り付けていても、測定すれば確認できます。

 

 

僕も過去にマグネットブレーキの不具合で、メーカー対応してもらったことがあります。

 

 

そのベイトリールは、ダイワのT3SV。

 

 

初代のSVリールですね。

 

 

当時、トラブルレス性や飛距離に関しても満足していました。

 

 

けれどもある日、「なんか飛距離が伸びないな~」と思ってサイドプレート外してみたら、可変式のインダクトローターが出たまま戻っていませんでした。

 

 

スプールの回転数に応じて磁界に出入りするインダクトローターが可変しないとなると、基本的にマグネットブレーキが利きっぱなしの状態になります。

 

 

バックラッシュは起こりにくいのですが、飛距離が伸びない。と言う状態になります。

 

 

手で触るとカンタンに戻るのですが、キャストして飛び出すと戻らない、と言う状況でした。

 

 

とりあえず飛び出した状態で販売店に持っていき確認してもらい、そのままメーカー(ダイワ)へ。

 

 

部品が対策品に交換されて戻ってきました。

 

 

その時販売店は、「(メーカーが)触らないでくださいだって」て言うもんだから、

僕は「じゃあ、どうやって確認するんですか?」って聞いたら、

販売店の人は苦笑いしてたのはいい思い出です。(笑)

 

 

こんな感じで物理的なブレーキは何とか確認のしようがあるのですが、DCとなるとやはり判断が難しいです。

 

 

単にブレーキが掛かり過ぎている、弱すぎると言うのなら、ブレーキの強弱で対応できます。

 

 

けれども例えば、

 

  • 初速時にブレーキが掛かり過ぎている。
  • キャストの途中で急にブレーキが掛かってしまう瞬間がある。

 

なんていう制御の問題になれば、コチラ側で判断するのは難しいですし、違和感を感じたとしてもそれを明確に言葉で伝えるのは難しいです。

 

 

「気のせいじゃない?」

「そういう仕様である」

 

と言われれば、コチラからは何もできません。

 

 

メーカーではおそらくテスターに掛けて判断しているのでしょうけど、「基準値内」と言われれば何も言えません。

 

 

そう言ったこともあって、個人的にはアナログ離れがなかなかできないのです^^;

 

 

まあ、今後はダイワもDC化は進んでいくでしょうし、気に入ったDCベイトリールが発売されれば購入しますけども^^

 

【実測】23アンタレスDCMDは飛距離が出ない…の真実【まとめ】

今回は当サイト読者様から、

 

「23アンタレスDCMDの飛距離を実測してみたが、24メタニウムDCに及ばなかった」

 

と言う結果をお伝えさせていただきました。

 

 

23アンタレスDCMDを所有している方からすれば、もしかしたらショッキングな内容だったかもしれません。

 

 

もちろん、「俺の23アンタレスDCMDは飛距離抜群だぜ?」と言うこともあるでしょう。

 

 

ですが逆に言うと、「個体差がある」と言う事実の裏付けになります。

 

 

個人的には「個体差」と言う言葉は好きではありません。

 

 

せっかくお金を出して買ったのに、性能を疑うなんてしたくないからです。

 

 

けれども、本業でモノづくりに携わっている上で言わせてもらうと、絶対に規格には幅があります。

 

 

その規格の中の上限に近い部分と下限に近い部分とでは、差が出てくるのは事実です。

 

 

ですが最近のモノづくりの現場では「規格に入っていればいい」なんてことはなく、きちんとトレンド管理がなされています。

 

 

要は「規格内であっても、過去に作ったものと逸脱する数値のモノは異常」と判断されます。

(ユーザーからすれば当たり前のことですが、ハッキリ言ってマジで厳しくて大変です)

 

 

シマノと言う大企業が管理を管理を疎かにするとは思えませんが、今回はTさんの様に「そう感じた人もいる」と言うのも事実です。

 

 

個人的には、

「基準値内ではありましたけど、念のためブレーキユニットを交換しておきました」

と言う対応は出来なかったのかなと思いました。

 

 

と言うワケでは今回は抜本的な解決策の提案や解答となるモノがなく申しワケなかったのですが、

一つの「事実」をお伝えさせていただきました。

【驚愕】24メタニウムDCの飛距離を測定した結果…

24メタニウムDC【インプレ】合う人、合わない人。

21アンタレスDCに関する記事一覧はコチラ。

 

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