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今回はベイトリール大百科読者様が24メタニウムDCの飛距離を実測されたとの連絡をいただきましたので、それについてお伝えしたいと思います。

 

 

正直言いますと、僕の予想を遥か上回る結果を出されていました。

 

 

24メタニウムDCは僕の認識ではどちらかと言うと、「近・中距離に強いベイトリール」と言うイメージなんですよね。

 

 

まあ、スペックやベイトリールの性格から見ても、そんな印象を持っている方も多いと思います。

 

 

けれどもですね、同じ条件で比較した21スティーズA TW HLCより飛距離が伸びたそうなのです。

 

 

HLCとは、「ハイパーロングキャスト」です。

 

 

つまり、ロングキャストに特化したベイトリールより飛距離が出たと言うことです。

 

 

さすがにそれには驚きました。

 

 

「んで何メートル飛んだよ!?」

 

せっかちなあなたへ、とりあえず飛距離測定結果からお伝えしますね。

 

 

  • 24メタニウムDC:98~99m
  • 21スティーズA TW HLC:80m台

※どちらも同じロッド、40gメタルジグを使用

 

 

同じタックルを使用しても20%程伸びています。

 

 

もちろん、アングラーのスキルやベイトリールとの相性、気象条件などもあると思います。

 

 

けれどもこの差は、誤差の範囲…、と言うには結構大きいです。

 

 

今回24メタニウムDCの飛距離測定を実施してくれたTさんとは、過去にもご質問いただいて、何度かメッセージのやり取りをさせていただいております。

 

 

今回はその経緯をご紹介させていただきますね。

【24メタニウムDC】飛距離測定をしてみた結果

読者様
読者様

先日はご返信ありがとうございました。

 

 

24メタニウムDCをPE1.2号に巻き替えて、再びメタルジグの遠投をしてきたご報告です。

 

 

PE1.5号の時と同じく40gのメタルジグで、風はほぼ無風の同条件で98~99mと100mにあと一歩でしたが、1.5号より3~4m伸びました。

 

 

ほぼ同じボディサイズで36mmスプールの21STEEZ A TW HLCで、同じロッド、同じ40gのメタルジグでフル遠投しても80m台がやっとだったことを考えると、34㎜スプールのベイトリールとしては24メタニウムDCの飛距離は驚異的と言っていいと思います。

 

 

ちなみに21STEEZ A TW HLCはスプールをisseiのPEスプールに交換し、PEラインの噛みこみ低減のためウォームシャフトもシルバーウルフ等に装着されているハイスピードタイプに交換しての結果です。

(これでも交換前のオリジナルより飛距離は伸びていますが、劇的に変わったわけではありません。)

 

 

YouTubeの動画では、21STEEZ A TW HLCの飛距離について「100mでは足りません」みたいなものをいくつか目にし、発売早々に期待して買ったものの、現実はこんなもの。

 

 

巷の情報を鵜呑みにしてはいけないいい例でした。

 

 

まあ、24メタニウムDCもSTEEZ A TW HLCも基本はバスフィッシング用であり、ライトショアジギングでの使用を前提には作られておらず、飛距離80m、90mが云々されることはほとんどないと思いますが、

 

24メタニウムDCはバス用バーサタイルにとどまらず、シーバスやライトショアジギ、サーフのフラット等の異なるジャンルにおいてもバーサタイル性が高いリールだと思いました。

 

Tさん

 

コージです。

お世話になっております。

 

 

ご報告ありがとうございます。

24メタニウムDC、驚異のポテンシャルを持ってますね^^

 

 

21スティーズA TW HLCを上回る飛距離はさすがに驚異的です。

 

 

もちろん21スティーズA TW HLCもいいベイトリールだと思いますが、ロングキャスト専用チューンのため、近・中距離キャストはフルサミング必須ですからね。

 

 

24メタニウムDCは、むしろ近・中距離は得意とするところです。

 

 

それを考えると24メタニウムDCのポテンシャルは、「さすがメタニウム」と言わざるを得ないですね^^

 

 

後はおっしゃる通り、さすがにショアジギングを前提には作らていないのでラインキャパは問題になってきますね。

 

 

24メタニウムDCはPE1.5号で150m程度だと思いますが、100mクラスのキャストをしてしまうと糸ふけをプラスすれば120m近く放出されていると思います。

 

 

PE1.2号なら200m程度巻けるのでギリで許容範囲かなとは思いますが、PE1.2号で40gのメタルジグをフルキャストはなかなか凄腕なのだと思います^^

 

 

個人的には最低2号は欲しいかな。

 

 

PE2号だと糸巻き量は120m程度です。

 

 

飛距離が落ちたとしても、ショアジギングをやるにはさすがに全然足らない…^^;

 

 

21スティーズA TW HLCの「100m飛びました」動画に関してですが、結局のところネットの情報はあくまでも「ネットの情報」なんですよね。

 

 

おっしゃる通り、鵜呑みにするのは本当に良くないと思います。

 

 

結果を偽っていると疑うというより、あくまでも一意見として捉えるべきだと思います。

 

 

僕は書籍などに書いてあることでも、一冊では読んだだけではあまり信用しないようにしてます。

 

 

自分の中でハラに落ちて納得できる情報なら良いのですが、出来れば同じ関連書籍を数冊読んで、その中で共通している情報はまあ、信憑性があるのかなと^^

 

 

合ってる間違ってると言うより、あくまでも「その人の一意見」なんですよね。

 

 

話はそれましたが結局のところ、「自分で試してみる」これ以外ないですし、コレが一番楽しいことですし、

 

釣り、果てはベイトリールの醍醐味なのだと思います^^

(だからベイトリールは止められない)

 

 

今回は貴重なインプレッション

ありがとうございました。

 

 

サイト運営にも反映させていただきます^^

 

 

ベイトリール大百科

コージ

管理人 コージ
管理人 コージ

 

なぜ24メタニウムDCはここまで飛距離が伸びたのか…

今回の飛距離測定結果ではなんと、21スティーズA TW HLCを上回る飛距離を出してしまいました。。。

 

 

なぜ24メタニウムDCがここまで飛距離が伸びたのか、理由は…、分かりません^^;

 

 

「DCブレーキが超優秀だった」

としか、僕としては説明出来るところがありません^^;

 

 

24メタニウムDCはスペック的に、それほどロングキャストを意識した設計にはなっていません。

 

  • 幅19mmのナロースプール
  • スプール径Φ34mm
  • 糸巻き量12lb‐100m

 

 

このスペックを見ても、

 

  • 近・中距離キャストが得意
  • 10g前後のルアーがメイン
  • ガッツリ太糸を巻く使い方は想定していない

 

と言うことが読み取れます。

 

 

まあ、確かに、シマノのDCブレーキはすでに結構な歴史がありますし、ベイトリールのブレーキとしては最高峰と言っていいでしょう。

 

 

僕も実際に21アンタレスDCを使ったときに、DCブレーキの進化に本当に驚きました。

 

 

なんかキャストしても勝手にスプール回転をコントロールしてくれるし、それでいて飛距離も伸びているんですね。

 

 

もちろんブレーキ設定やキャストの仕方にもよりますが、逆風でノーサミングでもバックラッシュしないんですね。

 

 

おそらくブレーキの制御が恐ろしく緻密なんでしょう。

 

 

例えばブレーキオンオフの制御が、これまでは1秒間に5回だったモノが10回になったとか、

ブレーキがオンオフになる精度が上がったとか。

 

 

まあ、そんな単純なものでは無いでしょうけど、シンプルに言うと僕はそんなイメージを持っています。

 

 

詳しいロジックはさすがに非公開でしょうけど、もう、「DCブレーキすげー!」としか言えなくなってきました。(笑)

 

 

ただここまで凄くなってくると、今後は逆にアナログ回帰の流れもあるんじゃないかと思えてきます。

 

 

だって、全てをリールがコントロールしちゃうとベイトリールの大きな楽しみの一つである、「操作してる感」が薄れてくるからです。

 

 

ベイトリールが好きな人たちって、「ただひたすらにトラブルレス、兎にも角にもロングキャスト」を求めるユーザーばかりじゃ無いと思うんですよね。

 

 

アナログ的な操作感が楽しいというユーザーも決して少なくないハズです。

 

 

まあ、DCブレーキリールたっけーし。

 

 

ですから遠心力やマグネットブレーキなどのアナログブレーキでも、安くて楽しければアナログを選ぶ人もいると思います。

 

 

クルマも今やほとんどがオートマ(CVT含む)車ですけど、しぶとくマニュアル車も残り続けていますからね^^

 

 

とりあえず今回のご報告で一つ言えることがあるとすれば、

 

「DCブレーキは恐ろしく進歩している」

 

と言うことですね。

 

 

「なぜ24メタニウムDCはここまで飛距離が伸びたのか…」

の説明には結局何もなっていませんね^^;

 

【驚愕】24メタニウムDCの飛距離を実測した結果【まとめ】

今回はベイトリール大百科読者様のTさんが24メタニウムDCの飛距離を測定されたので、それをシェアさせていただきました。

 

 

結論として、

 

  • 24メタニウムDC:98~99m
  • 21スティーズA TW HLC:80m台

※どちらも同じロッド、40gメタルジグを使用

 

と言う驚愕の飛距離を出されています。

 

 

スペックだけを見ると、21スティーズA TW HLCが劣るところなんて無いんですけどね。

 

 

スティーズはスペックだけでなく、完成度も一級品のベイトリールであることは間違いありません。

 

ですからポテンシャルが劣っていると言うワケでもないでしょう。

 

 

21スティーズA TW HLC僕も実際に所有してますが、飛距離に関しては間違いなく一級品の戦闘力は持っています。

 

 

それでも24メタニウムDCが上回る結果が出たと言うことは、それだけ今回のDCのポテンシャルが凄いということでしょう。

 

 

ただ一つ、Tさんが

 

「PEライン1.2号で40gのメタルジグをフルキャストできるスキルを持っている」

 

と言う事も差し引いておいた方がいいです。

 

 

僕なら40gのメタルジグをキャストするなら、最低でもPE2号を使用します。

 

 

実際もう少し太く、2.5号くらい使ってもいいと思います。

 

 

そうなると24メタニウムDCでは糸巻き量が足らなくなり、勝負自体成り立たなくなります。

 

 

ですので、「誰でも同じ結果が出せる」とは考えない方がいいです。

 

 

実際Tさんも言っていますが、「YouTubeなどの情報を鵜呑みにしては行けない」と言う事を身をもって体感されたそうです。

 

 

ネットで情報発信をしている僕としても、ネットの情報を盲目的に信じるのは本当に良くないと思ってます。

 

 

「ネットの情報は信用ならん」ではなく、あくまでもその人の体験談です。

 

 

僕は書籍などの情報も自分の腑に落ち無ければ基本、信用しません。

 

 

盲目的に信じたい気持ちは分かります。

 

 

その方がラクですからね。

 

 

けれどもあくまでも一意見として参考にして、自分の中に落とし込んでいくと言うのがネット情報とのウマい付き合い方だと僕は思ってます。

 

 

そして「自分で実際にやってみてどうだったのか」と言う事ですね^^

 

 

Tさん、今回は貴重なご報告ありがとうございました!

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