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当記事では、

 

24カルカッタコンクエスト30SE(シャローエディション)と

23カルカッタコンクエストBFS、どっちを買ったらいいの?

 

と言う疑問にお答えします。

 

 

とりあえず最初に重要なことをお伝えしておきますね。

 

24カルカッタコンクエスト30SE(シャローエディション)と

23カルカッタコンクエストBFSは、

 

全くの別物ベイトリールです。

 

 

要は、

「どっちを買おうか迷う様なモノではない」

と言うことです。

 

 

言い換えれば選択基準が明確と言うことですね。

 

 

とは言え当記事を訪問してくれたあなたは、どっちを買おうか迷っているワケですよね。

 

 

当記事では僕の過去の経験から、その選択基準やその理由をお伝えしていきます。

 

 

どんどん新しいベイトリールが発売されていますが、「自分はどんなことに使いたいのか」と言うことを理解していれば迷うことはありません。

 

 

そんなあなたのベイトリール選びの参考になれば幸いです。

24カルカッタコンクエスト30SE【インプレ】僕は買わないけど…

24カルカッタコンクエスト30SE(シャローエディション)と23カルカッタコンクエストBFSの選択基準

まず最初に、24カルコンSEと23カルコンBFSの選択基準をお伝えしておきますね。

 

 

【24カルカッタコンクエスト30SE】

  • 黒のカルコンが欲しいと言う人。
  • 5~14gくらいのライトルアー専用で使いたい人。
  • ほぼ30m以内のショートキャストで使う人。
  • 12~16lbラインでライトルアーをカバーの最奥に送り込みたい人。
  • 21カルコン100を持っていて、もっとニッチな使い方をしたい人。

 

【23カルカッタコンクエストBFS】

  • 5g以下のルアーでベイトフィネス(渓流ベイト)をやりたい人。

 

 

要は23カルカッタコンクエストBFSは、あくまでもベイトフィネス専用リールであり、それ以下でもそれ以上でもありません。

 

 

渓流ベイトやアジングなども含めて、超軽量ルアーをキャストするベイトフィネス以外に使い道がないのです。

(少なくとも僕は思いつきません)

 

 

一方24カルカッタコンクエスト30SEは、かなりニッチなニーズに応えるベイトリールではあるモノの、BFSと比較すればまだ汎用性のあるベイトリールです。

 

 

ですから選択基準を端的に言いますと、

 

  • 5g以下のルアーをキャストしたいか。
  • 5g以上のルアーもキャストしたいか。

 

と思って貰えればOKです。

 

 

24カルコン30SEと23カルコンBFSは同じカルカッタコンクエストで、ライトルアーが扱いやすいと言うコンセプトも同じです。

 

 

けれども、完全に別モノと思ってください。

 

それなら24カルカッタコンクエスト30SEの方が、色々なルアーをキャスト出来ていいんじゃないの?

確かに、24カルカッタコンクエスト30SEの方がまだ汎用性はあります。

 

 

けれどもベイトリール選びで一つ重要なことをお伝えしますと、

 

「ベイトリールは大は小を兼ねない」

 

のです。

 

 

つまり大きなベイトリールには大きなベイトリールの役割があり、小さなベイトリールには小さなベイトリールの役割がある、と言うことです。

 

 

ここで言う「大きなベイトリール、小さなベイトリール」と言うのは、基本的にスプールサイズ、糸巻き量のことを言います。

 

 

24カルコン30SEと23カルコンBFSのスプールサイズと糸巻き量を比較すると以下の通り。

 

 

  • 24カルコン30SE:スプール径33mm、糸巻き量8lb‐100m
  • 23カルコンBFS:スプール径29mm、糸巻き量8lb‐45m(フロロカーボン)

 

あきらかに24カルコン30SEの方が大きいですよね。

 

 

糸巻き量は2倍です。

(ちなみに基本的にフロロカーボンラインの方が太いので、同じ強さなら糸巻き量は若干少なくなります)

 

 

このサイズの違いによって、使い方が大きく変わってくるんです。

 

 

スプールサイズが小さいことでスプールが軽量になり、スプールのレスポンスが向上します。

 

 

レスポンスが向上すると軽いルアーが扱いやすくなりますし、重いルアーも低弾道で軽やかにキャスト出来るようになります。

 

 

基本的にベイトリールにとってスプールの軽量化は絶対正義と言ってもよく、「軽いは重いを兼ねる」と言っても過言では無いのです。

(セッティングによってはピーキーになる場合もあります)

 

 

じゃあ、スプールが超軽量な23カルコンBFSの方が絶対正義なんじゃないの?

 

と言う疑問もあるかと思います。

 

 

けれども今度はスプール径が小さいことで、

 

  • スプール一回転辺りのラインの放出量が少なくなり飛距離が伸びなくなる。
  • ラインキャパが少ないので太いラインが巻けない。

 

と言う弊害が起きてしまいます。

 

 

要は小さいベイトリールでは、「重いルアーのロングキャストが出来ない」と言うワケなのです。

 

 

ロングキャストをしたければ必然的にルアーは重たくなります。

ルアーが重たくなれば必然的にラインは太くなります。

↓↓

ラインが太くなればスプールにたくさんのラインキャパが必要になります。

↓↓↓

つまり、小さなベイトリールでは重いルアーを扱いきれなくなるのです。

 

 

じゃあ、逆に大きなベイトリールでは軽いルアーはキャストできないの?

 

A.とてもやりにくい。(向いていない)

 

 

ロングキャストをするには基本、スプール径が大きい方が有利になります。

 

 

理由は先ほどお伝えした通り、同じスプールの回転数ならラインの放出量が多くなるからです。

 

 

実際に小さなスプールのベイトリールで、バイブレーションなどの重くてよく飛ぶルアーをフルキャストしてみるとよく分かります。

 

 

スプールがルアーに引っ張られてが高回転になり過ぎてしまい、唸っています。

 

 

あきらかに先詰まり感と言うか、ルアーの「伸び」が感じられません。

 

 

また、太いラインを巻くにはスプールにたくさんのラインキャパが必要になり、たくさんラインを巻くとスプールは重たくなってしまいます。

 

 

キャストするルアーが重たければ多少重いスプールも回転させてやることが出来ますが、軽いルアーはキャストするときのエネルギーも小さく、重たいスプールを回転させてやることが出来ない(困難)のです。

 

 

ですから、

 

小さなベイトリールでは重いルアーのロングキャストに向いていなく、

大きなベイトリールでは軽いルアーのキャストに向いていない。

 

と言うワケなのです。

 

 

で、それらを踏まえた24カルカッタコンクエスト30SEと23カルカッタコンクエストBFSの選択の基準が、

 

  • 5g以下のルアーをキャストしたいか。(23カルコンBFS)
  • 5g以上のルアーもキャストしたいか。(24カルコン30SE)

 

と言うことです。

 

じゃあ、軽いルアーのショートキャストなら、23カルカッタコンクエストBFSの方が有利なんじゃないの?

「俺は別にロングキャストはしねーし、軽量ルアー中心だから23カルカッタコンクエストBFSの方が使いやすいかも」

と思われる方もいると思います。

 

 

確かに、23カルコンBFSの方が軽量ルアーのキャストには向いています。

 

 

けれども上記でもお伝えしたように、23カルコンBFSはあくまでもベイトフィネス専用と考えた方がいいです。

 

 

「軽めのルアー」ではなく、「超軽量ルアー専用」と思っていた方がいいです。

 

 

なぜならベイトフィネスマシンは、従来の強度マージンを削ってしまうほどカリッカリにチューニングしてあるからです。

 

レーシングマシンと思って貰えれば良いかな。

 

 

要は、

 

車高ペッタペタの高回転型のレーシングマシンで、渋滞でボコボコで縁石もある様な一般道をトロトロ走れるか?

 

と言うことです。

 

 

すぐにオーバーヒートしてカンタンに壊れてしまうし、コンビニに入ることすら困難なことは誰が見てもあきらかです。

 

 

レーシングマシンはサーキットでこそ性能を発揮するように作られています。

 

 

ベイトフィネス専用のリールは、ベイトフィネスをやることで性能を発揮するように作られています。

 

 

それくらい「専用」なんですね。

 

 

実際にスペックを見ていただけるとよくわかりますが、ラインも「フロロカーボン」となっています。

 

 

基本的にナイロンラインがNGなんですね。

 

一見伸縮性のあるナイロンラインの方がショックを吸収してくれてリールには優しそうですが、その伸縮性がクセモノなのです。

 

 

濡れて伸びたラインがスプールに巻かれると、今度は乾燥するときに縮みます。

 

 

縮むときにスプールを締め付けてしまい、スプールが破損、変形してしまうのです。

 

 

ですからベイトフィネス専用リールや社外のカスタムスプールは、基本的にナイロンラインNGとなっているのです。

 

 

取説にも「使用ルアーは15gまでにしてください」と記載されている機種もあるくらいです。

 

 

実際にベイトフィネスマシンで14gのルアーをキャストしたことはありますが、飛距離は伸びないしスプールは唸るし、とても気持ちのいいキャストでは無かったです。

 

 

ちなみにシマノの表記で機種名に「BFS」、ダイワで言うと「AIR」とついているベイトリールはベイトフィネス専用になりますので注意してくださいね。

 

【24カルコン30SE or 23カルコンBFS】どっちを買ったらいいの?【まとめ】

では、ここまでお伝えしたことをまとめますね。

 

 

当記事では、

 

24カルカッタコンクエスト30SE(シャローエディション)と

23カルカッタコンクエストBFS、どっちを買ったらいいの?

 

と言う疑問にお答えしました。

 

 

基本的に、

 

  • 5g以下のルアーをキャストしたい。 ⇒ 23カルカッタコンクエストBFS
  • 5g以上のルアーもキャストしたい。 ⇒ 24カルカッタコンクエスト30SE

 

と考えればOKです。

 

 

具体的な使い方としましては、

 

【23カルカッタコンクエストBFS】

  • 基本的にベイトフィネス専用。
  • 細いラインしか巻かない。

 

【24カルカッタコンクエスト30SE】

  • 12~16lbラインで5~14gくらいのライトルアーをカバーの最奥に送り込みたい。
  • 細いラインで5~14gくらいのライトルアーを軽やかにキャストしたい。

 

と考えればOKです。

 

 

ベイトフィネスと言う釣り方はかなり特殊ですけど、まあ、24カルカッタコンクエスト30SEも負けず劣らずニッチな釣りになります。

 

 

けれどもニッチなだけに、ハマる人にはドンピシャでハマるベイトリールです。

 

 

ベイトフィネスがやりたい人は迷わず23カルコンBFSを選べばいいし、

もう少しハードに使いたければ24カルコン30SEを選べばOKです。

 

 

あと、黒いカルコンが欲しい人も無条件で24カルカッタコンクエスト30SEになります^^

24カルカッタコンクエスト30SE【インプレ】僕は買わないけど…

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