当記事では、
24カルカッタコンクエスト30SE(シャローエディション)を買った方が良い人、買わない方が良い人
と言うテーマでお伝えします。
とりあえず最初にお伝えしておきますと、21カルカッタコンクエスト100HGを持っている僕としては、24カルカッタコンクエスト30SEを買うことはおそらく無いです。
なぜなら、シャローエディション、つまりシャロースプールが欲しいのであれば、すでにアベイル製の社外シャロースプールを持っているからです。
今回XGが出れば即バイトしてましたが、僕の予想ではおそらく21カルコン100ベースの24カルコン30SEでも、おそらくXGが出ることは無いと思います。
シマノ関係の記事や動画を見てると、どうやらXGを入れるにはかなり大幅な変更が必要になりそうな感じだからです。
(まあ、出てくれれば嬉しいですけど)
では早速ですけど結論からお伝えしますね。
【24カルカッタコンクエスト30SEを買った方が良い人】
- 黒のカルコンが欲しいと言う人。
- ライトルアー専用で使いたい人。
- ほぼ30m以内のショートキャストで使う人。
- 12~16lbラインでライトルアーをカバーの最奥に送り込みたい人。
- 21カルコン100を持っていて、もっとニッチな使い方をしたい人。
【24カルカッタコンクエスト30SEを買わない方が良い人】
- ゴールドこそカルコンだぜ!と言う人。
- 重いルアーも扱いたい人。
- オカッパリメインの人。
- XGの展開を期待している人。
- 21カルコン100とどっちを買おうか迷っている人。
- 21カルコン100を持っていて、メインでは使っていない人。
正直、「黒のカルコンが欲しい」と言うワケじゃなければ、すでに21カルコン100を持っているのであればアベイル製のシャロースプールを導入した方がコスパ的にもオススメです。
もしくはSEのシャロースプールを単品購入するか。
では24カルカッタコンクエスト30SEのインプレッションをしつつ、上記について詳しく説明していきますね。
目次
24カルカッタコンクエスト30SE【インプレッション】買った方が良い人。
24カルカッタコンクエスト30SE(シャローエディション)は、言ってしまえば「黒いカルコン」です。
以上。
と言ってもいいくらい「黒」にインパクトがあるベイトリールです。
出典:シマノ
購入理由なんてそれだけで十分、と言う人もいるんじゃないかな。
21カルカッタコンクエスト100とスプールに互換性もありますしね。
確かにこれまでカルカッタと言えばゴールドとシルバーだけでしたので、黒のカッコよさはよくわかります。
機能的な違いは、要は21カルカッタコンクエスト100のシャロースプールバージョンです。
出典:シマノ
つまり糸巻き量が少なくスプールが軽量になることで、軽量ルアーの扱いやすさやスプールレスポンスが向上を狙ったベイトリールです。
ただ12lbラインが65mと言うことなので、正直オカッパリにはちょっとキツいです。
いくらロングキャストをしないと言っても、65mではライントラブル一発で退場になりますし、ラインをカットしていけば限界は近いです。
ですからどちらかと言えばボートでショートキャスト中心の人や、8~10lbラインで比較的軽量ルアーメインでの使用になると思います。
そう割り切るのであれば、糸巻き量が減った分、間違いなくスプールのレスポンス向上に繋がり、低弾道のキャストも容易に出来るようになりますからね。
そういうニッチなニーズに応えたベイトリールなので、待望と言う人には待望でしょう。
具体的な使い方としては、
- 12~16lbラインでショートキャスト中心
- 5~7gのライトルアー中心
と言う使い方をする人にはドンピシャで使いやすいと思います。
例えば、
16lbラインで5~7gの比較的ライトなルアーをカバーの奥の奥へ送り込む。
こんな使い方は21カルコン100ではちょっと厳しいです。
出典:シマノ
僕もニッチなニーズがあって21カルカッタコンクエスト100にアベイル製のスプールを導入したワケですが、
僕としては、ベイトフィネスクラスから10gくらいのルアーをメインで使いたかったからなんですね。
ただオカッパリで比較的オープンな場所をイメージしていたので、それなりの飛距離は欲しかったんです。
ですからベイトフィネス専用リールだと糸巻き量が少なすぎだし、少し重めのルアーで飛距離を稼げない。
けれどもベイトフィネスに近い軽いルアーも使いたい。
そんな要望からだったんですね。
ですから24カルコン30SEのニッチなニーズは分かるんですよ。
結構ニッチだとは思いますが、「こういうベイトリールが欲しい」と言う方にはドンピシャだったりします。
ただ、僕の場合PEラインを巻いているので問題ないのですが、アベイル製スプールは基本的にナイロンラインはNGです。
ナイロンラインの伸縮性がスプールを変形させてしまうリスクがあるんですね。
そこはカスタムスプールはの泣き所で、マージン削っているところがありますから致し方なしです。
ですから逆に言うと、
「タフな純正スプールでライトルアーをキャストしたい」
と言う方には24カルコン30 シャローエディションはバッチリハマると思います。
けれども汎用性には劣るので、「重いルアーをロングキャストしたい」と言う要望に答えるには21カルカッタコンクエストの出番になります。
やはり僕個人の意見としては、24カルコン30SEは、ショートキャスト専用くらいに割り切った方が使いやすいんじゃないかと思います。
実際12lb‐65mと言う糸巻き量は、オカッパリとしてはちょっと非現実的に思います。
僕としてはオカッパリで近・中距離キャストがメインだとしても、やはり最低でも75~80mは巻きたいところ。
ロングキャストも視野に入れてるなら100mは欲しいというのが本音です。
24カルコン30SEの糸巻き量は、12lbラインで65m、16lbラインで50m程です。
オカッパリで現実的な糸巻き量を確保するのであれば、重いルアーのロングキャストをするにはあまりに少ないです。
じゃあ逆に、細いラインでオカッパリは?
10lbラインで90mと言う糸巻き量は、逆にライトルアー中心でそれほどロングキャストもできない中、「90mもいる?」て感じにもなるんですよね。
ですから個人的に24カルカッタコンクエストSEの使い方としては、
「12~16lbラインを巻いてショートキャスト専用で、カバーにライトルアーを送り込む」
そんな使い方が向いているんじゃないかと思います。
レスポンスの良いスプールで低弾道キャストをして、カバーの最奥にアプローチ、なんて使い方をイメージしちゃいます。
▶21カルカッタコンクエスト マグネットブレーキ化!遠心力ブレーキとどっちを選んだらいいの?
▶21カルカッタコンクエスト100【カスタムスプール】インプレ
24カルカッタコンクエスト30SE【インプレッション】買わない方がいい人。
ゴールドこそカルコンだぜ!と言う人は、すでに眼中に入っていないでしょう^^
逆に言えば「クロだから買う」と言う人もいることと思います。
けれどもどちらか迷っているのなら、僕は21カルカッタコンクエスト100をオススメしたいです。
この辺りは別記事でもっと深掘りしてお伝えしたいのでここではサラッと流しますが、やはり21カルカッタコンクエスト100の方が汎用性が高いからです。
24カルカッタコンクエスト30SEは、使用用途が明確なユーザーが「ここ!」て言うニッチなポイントで使うベイトリールです。
もう少し言ってしまえば、「汎用性なんてク〇喰らえ」て言わんばかりのベイトリールです。
(少なくとも僕はそんな心象です)
- オカッパリでこれ一本でなんでもやりたい。
- 軽いルアーも重いルアーもキャストしたい。
- ロングキャストもしたい。
そんな願望を持っているのなら、24カルカッタコンクエストSEは買わない方がいいです。
僕の例を言いますと、元々10g前後のルアーをメインに、たまに18gくらいのルアーのロングキャストをしたいって感じで21カルカッタコンクエスト100を使っていました。
もちろんドンピシャの使い心地だったのですが、もっとライトルアーを扱いたくなったんですね。
けれどある程度重めのルアーも扱いたいし、比較的大場所でロングキャストもしたい。
軽量ルアーはキャストしたいけど、ベイトフィネス専用リールでは糸巻き量が全然足りないし、スプール径も小さくて満足な飛距離が出せない。
などの制約が多すぎて使いにくかったのです。
そう考えてアベイル製のカスタムスプールを導入しました。
導入したのは深溝タイプ。
ラインキャパで言うとこんな感じ。
- 21CNQ18R(浅溝) 4lbー60m
- 21CNQ36R(深溝) 12lb―50m
浅溝タイプはどちらかと言えばガッツリベイトフィネス化したいときかな。
ある程度の糸巻き量を確保しつつ、ベイトフィネスとバーサタイルベイトリールの間が欲しかったのです。
僕は深溝タイプの21CNQ36RにPEライン1号を100m巻いています。
まあ、言ってしまえば、24カルカッタコンクエスト30SEがドンピシャと言えたんですね。
ですから、
すでに「24カルカッタコンクエスト30SEと同程度の性能のベイトリールを持っている」状態なので、あえて24カルコン30SEを購入することは無いだろう。
ということなのです。
もし、
- 21カルカッタコンクエスト100をすでに持っている。
- もしくはどちらを買おうか迷っている。
と言う方がいらしたら、是非アベイル製のカスタムスプールを検討してもいいと思います。
マイクロキャストスプールの使用感としてはザックリ言うと、
- 4g以上のルアーウェイトがあれば快適にキャストが出来る。
- スプールレスポンスが若干鈍くなるけど、3gのフローティングミノーも十分に守備範囲。
と言った感じです。
最近の「1gもキャストできるぜ」ていうベイトフィネス専用機には劣りますが、正直十分すぎるくらい軽量ルアーののキャスト性能、高いスプールレスポンスが得られます。
ただ12lbラインが50mと言うことなので重めのルアーを扱うには、PEラインを使わない限り完全にショートキャスト専用になってしまいますね。
けれどもライトルアー専用と割り切るのであれば、8lbラインは75m巻くことが出来ます。
オカッパリで使うにはけっこう現実的な糸巻き量です。
さらに言えば、糸巻き量を半分くらいに押さえて使えば、ベイトフィネス的にも十分に使えます。
このアベイルのカスタムスプール(マイクロキャストスプール)は、スプール重量が7.7gと超軽量です。
(ベアリング込み、ブレーキユニット無しの重量)
そんじょそこらのベイトフィネスリールに全然負けてないんですよね。
ですから21カルカッタコンクエスト100を持っていればアベイルのマイクロキャストスプールを導入することで、
- 従来の高い汎用性のあるベイトリール
- ベイトフィネスクラスのベイトリール
- 24カルコン30SEクラスのベイトリール
と3台分の活躍をしてくれるワケです。
ですからこれからどちらを買おうか迷っている人には僕としては、
「21カルカッタコンクエスト100をオススメしたい」
と言うワケなのです。
ちなみに多分、待てどもXGは出ないと思います。
14カルカッタコンクエストが出た時に、翌年に遂にカルコンにHGが出たんですね。
もちろん21カルカッタコンクエスト100HGも、後から追加バージョンとしてXGを期待したのですが、出たのは200番だけでしたね^^;
シマノ関係の記事や動画を見ていると、XGを入れるにはどうやら大幅な変更が必要っぽいです。
おそらく次のモデルチェンジまでお預けなのかなって僕は思ってます。
(いい意味で裏切られることも期待してます)
24カルカッタコンクエストSE【インプレ】僕は買わないけど…【まとめ】
今回は24カルカッタコンクエスト30SE(シャローエディション)のインプレッションをお伝えしつつ、「買った方がいい人と買わなくていい人」について説明させていただきました。
ではここまでお伝えしたことをまとめますね。
24カルカッタコンクエスト30SEは、一言で言えば黒いカルコンです。
「クロが良い!」と言う人は迷うことは無いでしょう。
こんな人は是非買った方がいいでしょう。
- 黒のカルコンが欲しいと言う人。
- ライトルアー専用で使いたい人。
- ほぼ30m以内のショートキャストで使う人。
- 12~16lbラインでライトルアーをカバーの最奥に送り込みたい人。
- 21カルコン100を持っていて、もっとニッチな使い方をしたい人。
こんな人にはたまらないベイトリールでしょう。
ですが性能面で言えば、使用用途が限られた「汎用性なんてク〇喰らえ」と言うベイトリールです。
ですから逆にこんな人は買わない方がいいです。
- ゴールドこそカルコンだぜ!と言う人。
- 重いルアーも扱いたい人。
- オカッパリメインの人。
- XGの展開を期待している人。
- 21カルコン100と迷っている人。(迷うくらいなら21)
- 21カルコン100を持っていて、メインでは使っていない人。
ちなみに僕は、21カルカッタコンクエスト100HGにアベイル製のカスタムスプールであるマイクロキャストスプールを装着していますので、今のところ導入予定はありません。
ナイロンラインNGと言う制約はありますが、アベイルのマイクロキャストスプールは忖度なくオススメできます。
もし24カルコン30SEにXGが出れば、購入してノーマルスプールを装着すると思います^^
▶21カルカッタコンクエスト マグネットブレーキ化!遠心力ブレーキとどっちを選んだらいいの?
▶21カルカッタコンクエスト100【カスタムスプール】インプレ
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