当記事では
「ベイトリールの糸巻き方法、超簡単なスプールへの結び方決定版」
というテーマでお伝えします。
いろいろな方法を見ましたが、多分、一番カンタンです。
と言うか、スプールに結ぶことすらしませんので^^
ベイトリールのスプールへの結び方ってどうしてます?
いろいろと検索してみましたが、正直「それはないだろう」と言う結び方を推奨されている方も結構みえました・・・。
まあ、個人の考え方もありますので一概に否定できるものではありませんが、僕的に「これだけはやっちゃいけない」と言うのをお伝えするとともに、
僕が実際に行っているスプールへの結び方は誰も紹介されていないようでしたので、最後に紹介したいと思います。
良かったら参考にしてください。
PEラインをスプールに直接結ぶのは滑るから絶対にNGだ!
と言う意見もいただいたのですが、今回ご紹介するやり方で実際に滑るのかやってみました。
結論から言うと、全く滑りませんでした。
スプールで滑ってしまう前に、先にドラグが滑ってしまうんですね。
PSで検証結果を追記しましたので、ぜひご覧ください。 |
目次
【ベイトリールの糸巻き方法】スプールへの結び方 3つのNG
僕がスプールへの結び方で絶対やってはいけない、あまりオススメ出来ない3つの方法です。
1.テープで固定する
2.スプールのブランキングへ結ぶ
3.スプールに直接結ぶ
以上の3つになりますが、「テープで固定する」というのはコチラで説明していますので、今回は省かせて頂きますね。
テープでの固定は最もやってはいけない愚策です。
ここでは多くの人がやっているであろう、「2.スプールのブランキングへ結ぶ」と「3.スプールに直接結ぶ」が何故やってはいけないのか、その理由を説明しますね。
スプールのブランキングへ結ぶ
スプールのブランキングへ結ぶというのは、スプールの軽量化の為に空いてある穴に、直接糸を結ぶという事です。
これが何故やってはいけないのか言うと、ブランキングへ直接結んでしまうと、結んだ糸が傷ついてしまうからです。
さすがにバリがあるという事はありませんが、スプールのブランキングは糸を結ぶ事を想定している訳ではありませんので、エッジがそれほど滑らかになっている訳ではありません。
ですから、ここへ直接糸を結んでしまうとブランキングに巻き付けた部分を傷つけてしまう恐れがあります。
「別にそんなところ、傷ついてもいいじゃん」と言ってしまえばそれまでです。
ですが、スプールの糸が減っている時に大物がかかり、万が一糸を最後まで引っ張り出された場合、最後の最後で一気に糸に負荷がかかってしまいます。
そうなればラインブレイクは必至ですよね。
そうあり得る状況でもないかも知れませんが、「万が一」を考えればあまり推奨できないかなと思います。
スプールに直接結ぶ
これはそのまま、スプールに糸を直接結び付けます。
この方法の何がいけないかと言うと、スプールに直接糸を結び付けてしまうと、スプールから糸を全て抜いてしまう際に最後にはカットしないとならなくなります。
そうなると、ハサミなどでスプールを傷つけてしまう恐れがあるからです。
もちろん、爪切りやニッパなどで結び目を直接カットしてしまえば問題ないと思います。
ですが、手元に爪切りやニッパがない、メンドーだからハサミでいいやってなってしまうと、あなたの大切なベイトリールのスプールを傷つけてしまう恐れが出てきてしまいます。
これはブランキングへ直接結ぶ場合も同じですよね。
もちろん、気をつければ済む問題、と言われればそうなのですが、やってしまう可能性がある以上、僕としてはあまり推奨できないかなと言うところです。
と言うか、いちいち結ぶのめんどくさくないですか?
じゃあ、どんな方法がいいのさ!と思われると思いますので、僕が行っている方法を紹介したいと思います。
結びつけることすらないですし、多分、一番カンタンなやり方です^^
【ベイトリールの糸巻き方法】スプールへの糸の結び方【決定版】
いろいろ検索してみましたが、この方法を行っているのを見かけませんでしたし、一応、長年この方法でやっていますが、一度も不具合などはおきていません方法ですので紹介したいと思います。
では説明しますね。
まず、糸の先端に輪っかを作ります。
作り方はカンタンなチワワ結びでOKです。
次にサイドプレートとスプールを外した状態で、レベルワインダーに糸を通します。
糸はサイドプレートの部分も通してしまいます。
次に糸をこの様に持ち、
クルっと回して輪っかを作り、スプールに作った輪っかをくぐらせます。
向きに注意してください。
↑こうです。⇐ポイント!
この向きで巻くことでラインが締まる方法に引っ張られます。
こうではありません。
この画像の様に逆に巻いてしまうとハンドルを巻いた際に糸が滑ってしまい、巻き付けていく事が出来ません。
この状態でラインを巻いていくと、ラインはスプールに締め付けられる方向へ引っ張られて行きます。
そしてスプールをリールにセットしてサイドプレートも取り付けます。
次に糸のテンションはかけないまま、リールのハンドルを1/4から半分ほど回します。⇐ポイント!
そして、糸を引っ張るとスプールの糸がきゅっと締まります。
PEラインの種類によってはこの工程は必要ありませんが、ここでもし滑ってしまったら、「ハンドルを1/4から半分ほど回す」と言う工程で、もう少し多めにハンドルを回してみて下さい。
そのままハンドルを回して糸を巻いていけば、スプールで糸が滑ることなく巻くことが出来ます。
ナイロンラインやフロロカーボンラインなら最後の工程は必要ないかも知れませんが、特に滑りやすいと言われるPEラインにおいても僕は滑ったことがありません。
ですが、ナイロン、PEラインによっても糸によって滑り方も違うと思いますので、試してみて下さい。
PS PEライン直巻きは滑ると言われるので、実際に検証してみた
検証に使用したベイトリールはダイワZ2020ZSH。
タフネスベイトリールの最高峰的なリールであり、ドラグの強さはクラストップクラスです。
画像の向きから見てスプールの回転方向は時計回りで、ラインが放出される方向は左になります。
ブレーキローターのある手前がパーミングカップ側と言うことですね。
スプールをリールに組み付けるとこんな感じなります。
ラインが引っ張られると、スプールに締め付けられていきます。
(説明用の画像としてに違うPEラインを使用しています。撮り忘れました!)
リールにスプールを組み付けたら、ラインにテンションを掛けずにハンドルを半回転ほど回します。
ハンドルを半回転ほど巻いた状態です。
この状態でラインを引っ張ります。
スプールにPEラインがキュッと締め付けられます。
この状態でドラグをMAXまで締め付けて引っ張ってみましたが、スプール上でラインが滑ることは一切ありませんでした。
手袋をしてドラグが出るところまで引っ張りましたが、これ以上は手も痛く流石にリールへのダメージが心配になり中断。
ちなみにラインの種類によっては「ハンドルを半回転ほど回す」と言う工程も必要なく、先ほどのコチラの画像のPEラインでは全く滑りませんでした。
このラインはある程度つかってコーティングが剥がれてしなやかな状態になっているラインです。
コーティングがあってハリの強いPEラインだとスプールに締め付ける前だと滑りやすく、しなやかなラインだと滑りにくい感じです。
と言うか、「締め付ける」という工程はナイロンラインだろうと同じです。
当たり前の事ですが、スプールに結んでもテンションが掛かっていなければどんなラインだろうが絶対に滑ります。
ラインを巻く際も締めつけることなくロクにテンションも掛けずに巻いていけば、どんなラインだろうが滑りやすくなります。
この方法だとテンションを掛ければか掛けるほどラインは締め付けられていくので、引っ張れば引っ張るほど滑りにくくなります。
むしろフツウにスプールに結ぶより、よほど滑りにくいと思うんですけどね。
僕は小学生の頃からこの方法でスプールにラインを結んでいますが、これまで一度も滑ったことがありません。
PEラインも1996年頃に初めて使って、もちろんこの方法ですが、地球を釣ったり当時は無知ゆえに相当無茶をしましたが、これまで滑ったことはありません。
※もちろん、PEラインの種類によっては滑りやすいモノもあると思います。
もちろん自己責任でお願いしますけど、とりあえず「僕は問題ない」と言う判断で使っています。
あなたはどうでしょう?
検証くらいならスプールにラインを巻くときに出来るので、一度試してみてはどうでしょうか?
まあ、「一方法」として参考にしていただければと思います。
追記 滑りやすいスプールの対処法
上記画像のスプールとPEラインは最初からガッチリグリップしていて、滑り気配が全くありませんでした。
けれど滑りやすかったスプールは確かにあります。
経験上、これまで滑りやすいなと思ったスプールは、ブランキングや溝が何もないスプールです。
例えばこんなスプール。
コレは21スティーズA TW HLCのスプールです。
ブランキングや溝がまったくなく、プレーン状態のスプールです。
引っかかりがないのか、グリップしづらいのだと思います。
ラインとの相性もあると思いますが、巻き始めは全然グリップせず、非常に滑りやすかったです。
ですが上記の方法でPEラインを直接巻いていっても、問題はありませんでした。
確認方法としては、以下の画像くらいラインを巻いたらドラグをフルロックにして思いっきりラインを引っ張ってみてください。
全く滑る気配はなく、ガチロックしたドラグのほうが先に滑り出しました。
少なからずドラグより強ければ問題ありませんよね。
お使いのPEラインにもよりますのでなんとも言えない部分はありますが、最初の締め付け時に滑らないことを確認したほうがいいです。
それは別にPEラインじゃなくても同じです。
ナイロン、フロロラインであっても滑らないことの確認は必須です。
※今回の方法のバージョンアップ版をコチラにまとめました。
▶【超簡単】ベイトリールでPEラインが滑らない巻き方【更新】
よりカンタンに、より確実にスプールでPEラインが滑って空回りしない方法です^^
【ベイトリールの糸巻き方法】スプールへの糸の結び方【決定版】 まとめ
どうですか?糸をカットする必要もないのでスプールを傷つける事もありませんし、上記で説明した3つのNGもクリアしています。
別に難しい事なんて何一つありませんので、僕としては最もオススメ出来るスプールへの糸の結び方です。
結び目が気になる様でしたら、指で糸を滑らせてやり、ブランキングの穴に結び目をはめ込んでしまってもいいと思います。
良かったら参考にしてください^^
関連記事
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▶【ベイトリール ライン】糸巻量、下巻き量を計算するツールが便利すぎる件
興味があって記載の手順でチャレンジしてみたのですが、スプールに画像のように巻きつけられません。
巻きつけるためには道糸をくぐらせないと出来なくないですか。
糸をこのように持ち、と言うところからポイントまで、をもう少し詳しく解説頂けると幸いです。
確かに分かりにくいですね^^;
要は延べ竿の先端にラインをチワワ結びで結ぶ要領なのですが、ちょっと調べてみましたが、僕がやっている様に指でクルっと回すようなやり方は見つかりませんでした。
また編集してみますね。
ご指摘ありがとうございました!
いつも興味深く拝見しています。今回中古のシマノ EXAGE エクセージ 1000XT(スコーピオン)を購入することになりました。主にキスの船釣りに使うつもりで、キャスティングは殆ど考慮していません。このような場合もやはりPEラインの下巻きが必要でしょうか?勿論PEラインを使うつもりですが。後は先糸(ナイロンライン)との結紮方法はどの様なものをお勧めですか?
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
スパムコメントがメチャクチャ多くて大切なコメントを見逃してしまっています…
マジで改善しなければ…
さて、「キャスティングで使用しない場合もPEラインでの下巻きは必要か?」と言う質問ですが、「出来ればやった方が良い」と言うのが回答です。
「出来れば」と言うのは、下糸を巻かなかった場合、スプール径が小さくなるのでハンドル一回転あたりの巻き取り量が減少してしまうからです。
これを許容できるのであれば下糸は巻かなくても特に問題は無いと思います。
また、バーチカルオンリーでしたらナイロンの下糸でもほとんど影響は無いでしょう。
リーダーとの接続ですが、今は僕はFGノットオンリーです。
と言うかFGしか覚えていないので、電車結びすら出来ません。
僕は電車結びよりFGノットの方が余程簡単だと思っています^^