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当記事では

 

「ベイトリールにPEラインを巻きたいけど、糸巻き量(ラインキャパ)がどのくらいなのか分からん!」

 

という疑問にお答えします。

 

 

「いちいち計算するのは面倒!」

 

という方に一覧表を作成致しました。

 

 

ベイトリールにスペック表に載っている糸巻き量(ラインキャパ)って最近はPEラインも載るようになってきましたが、基本的にほとんどはナイロンラインである場合が多いです。

 

 

出典:シマノ

12lb-100m

 

て記載されているやつね。

 

 

正直言うと、

「12lbて強さじゃん。スプールにどれだけラインを巻けるかなんて太さで決まるでしょ!」

と声高らかにツッコんでやりたいところなのですが、まあ、最近は号数(太さ)より殆どが強さ(lb)で表示されています。

 

 

で、注意しなければならないのは、ナイロン、フロロカーボン、PEラインは同じlb数なら太さが全然違うということ。

 

 

ですから「12lbだから100mね」て感じでラインを巻いてしまうと当然、巻き過ぎたり足らなかったりしてしまいます。

 

 

太さが違えばスプールに巻くことが出来る糸巻き量も当然違ってきますからね。

 

 

特にPEラインは同じ号数でもラインによってlb数は全然違うし、フロロカーボンラインもナイロンラインと同じ強さなら、基本的に太いです。

 

 

という事で今回は、ナイロンラインの糸巻き量からPEラインの糸巻き量に変換する一覧を作ってみました。

 

 

ただ先程もお伝えしたように、PEラインも製法やコーティング、特性によって同じ号数(太さ)でも巻き嵩が違ってきます。

 

 

つまり同じリールを使ったとしても、

 

「このラインは2.0号150m巻けたけど、このラインは150m巻いたら巻き過ぎてしまった」

 

と言うことが往々にしてあるのです。

 

そのあたりをご理解の上、目安として一覧表を見ていただけるとお役に立てるのではないかと思います。

【具体例】ベイトリールにPEラインは何メートル巻けばいいの?

【結論】ベイトリールで使うPEラインは 4本撚り? 8本撚り?

【ベイトリール別】PEラインの糸巻き量一覧

ベイトリール別にナイロンラインからPEラインへの換算を一覧にしてみました。

 

【ナイロンライン8lbー100m】

機種:18アルデバランMGLなど

PE糸巻き量
0.6号266m
0.8号200m
1号160m
1.2号133m
1.5号106m
2.0号80m
2.5号64m
3.0号53m

 

【ナイロンライン10lbー100m巻けるベイトリール】

機種:21アルファスSVTWなど

PE糸巻き量
0.6号333m
0.8号250m
1号200m
1.2号166m
1.5号133m
2.0号100m
2.5号80m
3.0号66m

 

【ナイロンライン12lbー100m巻けるベイトリール】

機種:21ジリオンSVTW、21スティーズLTD SVTW、20メタニウム、21カルカッタコンクエスト100など

PE糸巻き量
0.6号400m
0.8号300m
1号240m
1.2号200m
1.5号160m
2.0号120m
2.5号96m
3.0号80m

 

【ナイロンライン16lbー100m巻けるベイトリール】

機種:22ジリオンSVTW、21アンタレスDC、22バンタムなど

PE糸巻き量
1号320m
1.2号266m
1.5号213m
2.0号160m
2.5号128m
3.0号106m
4.0号80m

 

【ナイロンライン20lb-100m巻けるベイトリール】

機種:ダイワZ2020ブラックLTD、アンタレスDCMD、21カルカッタコンクエスト200など

PE糸巻き量
1号400m
1.2号333m
1.5号266m
2.0号200m
2.5号160m
3.0号133m
4.0号100m
5.0号80m

 

※上記はシマノさんが提供しているツールの計算によって算出しておりますが、あくまでも目安です。

 

先ほどもお伝えした様にPEラインはラインの種類によって巻き嵩が異なりますので、100%ピッタリ当てはまるわけではワケではないことはご理解ください。

 

黄色マーカーについては後述します。

 

 

僕の経験上、上記一覧表より少し少なめに巻くとちょうどピッタシに巻けることが多いです。

 

 

感覚的には上記表から5~8%くらい少なめがちょうどいいかな。

 

 

例えば「ナイロンライン16lbー100m」巻くことができるスプールだと、一覧表で見るとPEラインは「1.5号ー213m」、「2.0号ー160m」ですよね?

 

 

その糸巻き量なら、PEライン1.5号なら200m、2.0号なら150m。

 

 

このくらい巻いてちょうど満タンくらいです。

 

 

PEラインて150m巻き、200m巻きで販売されていることが多いので、150m巻き切る、200mの半分だけ使うって感じで使うといい感じで無駄なく使えるんですよね。

 

どのくらいの号数(太さ)のPEラインを巻けばいい?

じゃあ、どのくらいの太さのPEラインを巻くのがいい感じで使えるのかと言いますと、目安としてはPEライン150m前後巻けるベイトリール。

 

 

上記一覧表の黄色マーカーのところですね。

 

 

具体的には、

 

  • ナイロンライン12lbー100mと言う糸巻き量ならPEライン1.5号
  • ナイロンライン16lbー100mと言う糸巻き量ならPEライン2.0号

 

この前後くらいのPEラインを目安にすると使いやすいです。

 

 

僕の経験上、これくらいがライントラブルも少なく、ベイトリールのサイズ感と使いやすいルアーウェイトとのバランスがいい感じで使えます。

 

 

 

しかも「150m巻ける」と言うのがちょーど良いのですよ。

 

 

PEラインて150m巻き、200m巻きで売られていることが多いですからね。

 

 

ですから僕はよく、

 

  • ナイロンライン12lbー100mのスプールにPEライン1.5号150m巻きを巻き切る
  • ナイロンライン16lbー100mのスプールにPEライン2.0号150m巻きを巻き切る

 

という使い方をします。

 

 

ムダなく使えますからね。

 

 

で、このバランスはメインで使用するルアーウェイトと、PEラインの太さとのバランス、そして糸巻き量がちょうどいいんですね。

 

 

例えばナイロンライン12lbー100mの糸巻き量のベイトリールって、多くはスプール径Φ34mmです。

 

 

スプール径Φ34mmが一番使いやすいルアーウェイトは10g前後、7~18gくらい。

 

 

そのルアーウェイトが使いやすいPEラインは、僕の経験上1.5号くらい。

 

 

スプールへのラインの喰い込み、バックラッシュのし難さ直しやすさ、ライントラブルのしにくさ、そして使いやすさを考えると、

このくらいがルアーウェイトとラインの太さのバランスがいい感じで使えています。

 

 

ベイトリールに巻くPEラインてトラブルレスと言う面では、極端なことを言えば太い方がトラブルが少ないんですよ。

 

 

太いほうがラインの喰い込みも減ってバックラッシュもしにくいし、ラインの絡みつきも減ります。

 

 

さらに言うなら、ベイトリールはラインが太くても飛距離に影響が出にくいですしね。

 

 

けれども、軽いルアーに太過ぎるPEラインはやはり使いにくいです。

出典:Amazon

 

 

それはナイロンラインでも一緒ですよね。

 

 

軽量ルアーが風で流されてしまったり、ボトムが取りにくかったり。

 

 

ルアーが軽すぎるとラインが受ける風や水の抵抗に負けてしまいます。

 

 

かと言って細過ぎると、今後は高切れのリスクも大きくなります。

 

 

その辺りのバランスが良いのが僕の経験上、ナイロンライン12lb-100m巻けるベイトリールに対してPEライン1.5号です。

 

 

僕の例で言うと、最近このサイズのベイトリールは21ジリオンSVTWや21カルカッタコンクエスト100を使うことが多いのですが、

ちょっと細めのラインを使いたければ1.2号、太めを使いたいと思えば2.0号。

 

こんな感じで使い分けています。

 

 

使うルアーウェイトは7~18gくらいがメインで、下限は5g、上限は28gくらいかな。

 

 

ただ5gを使うのにPEライン2.0号はちょっと太すぎる感はあるし、28gを使うのに1.2号はちょっと細いかなって感じはします。

 

 

そう考えるとこのクラスのベイトリールにPEライン1.5号と言うのはドンピシャで使いやすく、150m巻きのPEラインを巻き切れるのもちょうどいい感じで使いやすいんですよね。

 

 

150mも必要ないでしょ?

 

て思われるかもしれませんよね。

 

 

ナイロンラインだったら150mも巻いてるとムダにスプールが重たくなりますし、下の方のラインはほとんど使われることがありません。

 

 

けれどPEラインて軽くて下糸にも使えますし劣化が少ないラインなので、ひっくり返して使えるんですよね。

 

 

ですから150m巻いておけばライントラブルでラインが大きく減ってしまっても余裕を持って使えるんです。

 

 

で、ある程度使ったら下糸を足してひっくり返して使えます。

 

 

だったら最初から下糸なしで使うラインを結び目無しで150m巻いておいた方がムダなく有効に使えます。

 

 

軽量で劣化が少ないPEラインだからこそ、150m巻きを活かしきれるのです。

 

 

150m巻いておけば100m超えの遠投する人でも安心ですしね。

 

 

逆に近距離キャストメインの人なら100mくらい巻いておけば、同じようにひっくり返して使いやすいと思いますよ。

 

 

例えば以下を目安に使うと良い感じで使えると思います。

 

 

  • 普段ナイロンラインを75mくらいしか巻かない人なら、PEラインなら100m
  • ロングキャストが多いし余裕を持って100mは巻いておきたいよね。って人は150m

 

 

このくらいを目安にすると良い感じで使いやすいと思います。

 

 

ちなみにですが、Φ34mmスプールでも16lbー100mと言う糸巻き量のベイトリールもあります。

 

 

その場合12lbー100mより強めの使い方、少し重めのルアーを想定していると思っていただければOKです。

 

 

例えばナイロンライン12lbー100mが7gくらいからのルアーウェイト想定していて、

16lbー100mは10gくらいからでヘビーカバーにぶち込むような強めの使い方。

と言うイメージです。

 

 

PEラインも少し太めの2.0号くらいを中心にすると使いやすいです。

 

 

Φ34mm12lbー100mとΦ36mm16lbー100mの中間的なイメージです。

 

 

太いPEラインを使うけど、Φ36mmスプールより軽量ルアーはキャストしやすい。

そんなスプール(ベイトリール)だと思っていただければOKです。

 

 

具体的な機種名を言うと、22ジリオンTWHDとかスコーピオンDC、MGLとかですね。

 

ベイトリールはリールに合ったラインを使うことでポテンシャルを発揮する

表示されているベイトリールの糸巻き量って、基本的にそのベイトリールで推奨されているラインの糸巻き量が表示されています。

 

 

例えばベイトフィネスリールに20lbラインと言う太いラインの糸巻き量は記載されていませんし、

20lb‐100mと言うベイトリールにナイロンライン4lbの細いラインの糸巻き量は記載されていません。

 

 

僕的にはそのベイトリールにナイロンライン100m巻ける強さを基準にすると分かりやすいと感じています。

 

例えば12lbー100m巻けるベイトリールなら12lbラインを基準に、軽めのルアー中心で細めを使いたければ10lb、重めのルアー中心で攻めた釣りをしたいのなら16lb。

こんなイメージだと使いやすいです。

 

 

12lbラインを使った時に使いやすいルアーウェイトが、そのベイトリールで最も使いやすいルアーウェイトって感じです。

 

 

まあ、この辺はフィールドやアングラーそれぞれの使い方やイメージもありますので一概には言えませんが、一目安として思っていただければ良いと思います。

 

 

ベイトリールの特性に合ったラインを使わないと、リールのポテンシャルを発揮できないですからね。

 

 

例えば20lb‐100mと言うベイトリールにナイロンライン4lbを巻いても、ハッキリ言ってめっちゃ使いにくいです。

 

 

ムダにラインを多く巻かなきゃいけないし、ラインが細過ぎて重いルアーを使えません。

 

 

かと言って軽いルアーもラインの巻き過ぎとスプールの大き過ぎで、スプールが重くなり過ぎてしまい使いにくいです。

 

 

逆に8~10lbラインの使用を想定しているベイトリールで2オンスを超えるようなビッグベイトとか使っても、ラインが細過ぎて高切れのリスクが大きくなります。

 

 

かと言って太いラインを巻いても糸巻き量が足らず、遠投も出来ないしラインに余裕もありません。

 

 

ですから20lbラインを巻く事を想定しているベイトリールって基本的に重いルアーを使うことを想定しているし、

8lbラインを100m巻けるベイトリールは軽いルアーを使うことを想定しているんですね。

 

 

具体的には20lbラインなら大体14g以上くらいでしょうか。

 

 

そのルアーウェイトをPEラインで使おうと思ったら2~3.0号くらいが使いやすいです。

 

 

あくまでも目安にはなりますが、ベイトリールのポテンシャルを発揮するにはベイトリールに合ったラインの太さを使った方が良いと言うことを頭の片隅にでも入れておいて貰えるといいと思います。

 

 

その辺りのバランスを具体的に言うと僕はナイロンラインをPEラインに変換した場合、次のようなバランスで使うことが多いです。

 

【スプール径Φ32mm、ナイロンライン10lbー100mクラス】

PEライン:1.2号

ルアーウェイト:7g前後がメインで、幅としては4~18gくらい。

 

【スプール径Φ34mm、ナイロンライン12bー100mクラス】

PEライン:1.5号

ルアーウェイト:10g前後がメインで、幅としては7~28gくらい。

 

【スプール径Φ36mm、ナイロンライン16bー100mクラス】

PEライン:2.0号

ルアーウェイト:14g以上がメインで、幅としては10~56gくらい。

 

【スプール径Φ38mm、ナイロンライン20bー100mクラス】

PEライン:2.5号

ルアーウェイト:18g以上がメインで、下限は14gくらい。

 

 

僕の使い方ですが、悩んでいる方がいらしたらこのくらいを目安にすると使いやすいと思います。

 

 

もしベイトリールPEに慣れていない方だったら、一レンジ太めのラインでもいいと思います。

 

ベイトリール別 PE糸巻き量一覧【まとめ】

では今回お伝えしたことをまとめますね。

 

今回は

 

「ベイトリールにPEラインを巻きたいけど、糸巻き量(ラインキャパ)がどのくらいなのか分からん!」

 

という疑問にお答えしました。

 

 

一覧表をカンタンにまとめるとこんな感じ。

 

【ナイロンライン8lbー100m】

機種:18アルデバランMGLなど

PE糸巻き量
0.8号200m
1号160m
1.2号133m

 

【ナイロンライン10lbー100m巻けるベイトリール】

機種:21アルファスSVTWなど

PE糸巻き量
1号200m
1.2号166m
1.5号133m

 

【ナイロンライン12lbー100m巻けるベイトリール】

機種:21ジリオンSVTW、21スティーズLTD SVTW、20メタニウム、21カルカッタコンクエスト100など

PE糸巻き量
1.2号200m
1.5号160m
2.0号120m

 

【ナイロンライン16lbー100m巻けるベイトリール】

機種:22ジリオンSVTW、21アンタレスDC、22バンタムなど

PE糸巻き量
1.5号213m
2.0号160m
2.5号128m

 

【ナイロンライン20lb-100m巻けるベイトリール】

機種:ダイワZ2020ブラックLTD、アンタレスDCMD、21カルカッタコンクエスト200など

PE糸巻き量
2.0号200m
2.5号160m
3.0号133m

 

僕の経験上、このくらい号数(太さ)のPEラインが一番使いやすいです。

 

 

もちろん用途によってもっと細くしたり太くしたりすることはあります。

 

 

ただ、PEラインを150m前後巻ける太さを選ぶとベイトリールとバランスよく使えるので、そのベイトリールが持っているポテンシャルを発揮しやすいです。

 

 

どうせ下糸でスプール満タンに調整をするのなら、最初から150m巻いておいた方がオトクに余裕を持って使えますよ^^

 

PS PEラインをひっくり返して使うときの注意

150m巻いておけばある程度使って120~130mくらいまでラインが減れば、ラインをひっくり返して使えます。

 

 

けれどその時にそのまんまひっくり返しただけだと、ラインは減ったままですよね。

 

 

ラインを減らして使うやり方もあるっちゃありますが、基本的にそのベイトリールが最もポテンシャルを発揮するのは、適正糸巻き量です。

 

 

ですからラインをひっくり返す前に、今使っているラインの上に使い古しのPEラインを巻きます。

 

 

出来れば太め。

ベイトリールの下巻きに使うPEラインは、太くしろ!

 

 

そのラインをスプール満タンまで巻いてからひっくり返します。

 

 

そうすると、ほぼ新品ラインがスプール満タン状態で再度使うことが出来ます。

 

 

ただ、ひっくり返す際に空スプールが二つ必要になります。

 

 

そんなときはこんなアイテムを使うと便利です。

 

 

 第一精工 高速リサイクラー。

 

 

この手のアイテムにしては意外と安価で、僕は何年も問題なく使ってます。

 

 

巻き取りが早いのでラインを巻き替えるときにも便利ですし、テンションを自由に調整できるのでリールに巻くときも使いやすいです。

 

 

なにより空スプールが無くても空ボビンで使えるのが良いところですね。

 

 

持っていなければ釣具屋さんに「ちょうだい」て言えばきっと貰えますよ。

 

 

廃棄するボビンがたっぷりあると思いますので。

 

 

ただ一つ欠点があって、ボビンを取り付ける軸が長く、ボビンを締め付けるネジの脱着が面倒なこと。

 

 

その欠点の解消法として、下の画像の様に300m巻きのボビンを一つ持っていると嵩上げになりますので、交換のときラクに出来ますよ^^

【具体例】ベイトリールにPEラインは何メートル巻けばいいの?

【結論】ベイトリールで使うPEラインは 4本撚り? 8本撚り?

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