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当記事では

 

「【ベイトリール】PEラインの撚り数は、4本撚りが一番強い」

 

というテーマでお伝えいたします。

 

 

PEラインを選ぶ際にまず選択する必要があるのが、「撚り数」。

 

 

複数本の原糸を撚って作られているPEラインは、「何本撚りであるのか」でラインが持っている特性が変わってきます。

 

 

基本的に表示されている強さは、撚り数が多ければ多いほど強いです。

 

 

要は同じ太さ(号数)であるのなら、4本撚りより8本撚りの方が強く、8本撚りより12本撚りの方が強い、と言うことですね。

 

 

じゃあ、12本撚りにした方が良くね?

 

と短絡的に考えがちですが、実は「実釣において」と考えるとそうとも言い切れません。

 

 

単純に撚り数が増えれば高価になりますし、特性も変わってきます。

 

 

一般的にルアーフィッシングで多く使われているのは4本撚りか8本撚り。

 

 

ちなみにベイトリールに対しては、僕は4本撚りがベストと考えております。

 

 

もちろん、表示される強さは8本撚りより弱いです。

 

 

それでも僕はベイトリールでは4本撚りがベストだと思いますし、4本撚りの方が強いと思っています。

 

 

「なんで?」と思われる方もいると思うのですが、PEラインの特性を考えるとルアーフィッシングをやるなら選択肢としてアリだということがわかると思います。

 

 

もちろん、それも踏まえて「8本撚りの方がいい」というシチュエーションもあります。

 

 

では詳しく説明しますね。

ベイトリールで使うPEラインは4本撚りの方が向いている理由

4本撚り8本撚り、それぞれ特徴があって使い方によって向き不向きがあるわけなのですがとりあえず「ベイトリールで使うPEラインは4本撚りの方がいい」と言う理由から言っておきますね。

 

 

  • 4本撚りのの方がラインに張りがある
  • 4本撚りの方が耐摩耗性が強い

 

 

ざっくりとこの2点のメリットで僕はベイトリールには4本撚りPEラインが向いていると思っています。

 

 

では4本撚り、8本撚りそれぞれの特徴を説明しますね。

 

 

まずはそれぞれの特徴をマトリクスにしてみました。

 

4本撚り8本撚り
特性張り×
滑らかさ×
耐摩耗性×
効果バックラッシュしにくさ×
トラブルレス性×
飛距離×
引張強度×
総合扱いやすさ×

○か×と言うのは「どちらが勝っているか」と言う意味です。

 

 

4本撚りだから飛距離がでないだとか、8本撚りだからバックラッシュすると言う意味ではありません。

 

 

「4本撚りと8本撚りを相対的に見て」という○or✕なので、ご理解の程お願いします。

 

4本撚りは張りがあって、8本撚りは滑らか

まずラインの特性として、4本撚りは張りがあって8本撚りは滑らかと言うこと。

 

 

コレは同じ太さ(号数)であるのなら、原糸1本1本が4本撚りの方が8本撚りより太いからです。

 

 

例えば同じ「1号」というラインが「10」と言う太さなら、4本撚りは1本あたり2.5、8本撚り1.25の太さになります。

 

 

1本あたりの原糸の太さが2倍違うんですね。

 

 

基本的に1本1本が太い方が張りが出ます。

 

 

単純に「太いから」です。

 

 

けれど細いラインが複数集まった方がシルキーで滑らかです。

 

 

例えば細い糸で縫い込まれた生地と太い糸で縫い込まれた生地、どちらが滑らかなのかイメージしやすいと思います。

 

 

ラインに施されているコーティングにもよりますが、実際に指でなぞってみるとそれだけで十分に体感できるくらい8本撚りは滑らかさを感じます。

 

 

ただ滑らかなラインの方が飛距離は出るんだけれども、その代わりに張りがなくしなやか過ぎて、ベイトリールでのPEラインの扱いにくさにダイレクトに響いてしまうんですね。

 

 

「PEラインはベイトリールで扱いにくい」

 

そう言われるのは、そもそもしなやか過ぎるというのが大きな理由の一つなんですね。

 

 

逆にフロロカーボンラインなどのモノフィラメントラインを使っていると、少しでもしなやかなラインの方が扱いやすいです。

 

 

しなやかさをウリにしているフロロカーボンラインもたくさん販売されていますよね。

 

 

フロロカーボンラインを使ったあとにナイロンラインを使ってみると、「使いやす!」て感じたことありません?

 

 

モノフィラメントラインは使いやすさにしなやかさを求めることが多いです。

 

 

けれどもPEラインは逆に少しでも張りが欲しいくらい、「しなやか過ぎる」ワケなのです。

 

 

しなやか過ぎるとどうなるかというと、キャストの際にラインがスプール上で少し浮いてしまうと絡みつくようにバックラッシュしてしまいます。

 

 

イメージは下図の様な感じ。

 

 

ラインに張りがあると少しくらい膨らんでもラインはそのまま放出されていくんですけども、しなやか過ぎるとそのままスプールに巻き付いたりライン同士が絡まってしまうんですね。

 

 

つまり、スプールにラインが巻き込まれてしまってバックラッシュに至ってしまうわけなのです。

 

 

ですからPEラインのバックラッシュって、ナイロンラインとかとちょっと違うんですよね。

 

 

ナイロンラインてスプール上でブワッて膨らむようにバックラッシュしますよね。

 

 

けれどPEラインて、ガツンってロックするようにバックラッシュします。

 

 

キャストした直後にバックラッシュして、ガツンとルアーが戻ってきた経験ありませんか?

 

 

あれはライン同士が絡みついてしまっているんですね。

 

 

ですからベイトリールで扱うPEラインて、少しでも張りがあったほうが扱いやすいんです。

 

 

張りがあったほうがライントラブル自体も少ないですしね。

 

 

風で煽られたPEラインがガイドに絡みついた、なんて経験ありませんか?

 

 

あれもしなやか過ぎるゆえに起こってしまうトラブルです。

 

 

そのトラブルを回避するためにLDBガイドやKガイドと言う、ラインが絡みつきにくいラインガイドが登場したんですね。

 

 

最近は見なくなりましたが、小型で傾斜の付いたLDBガイド。

 

 

ラインガイドもPEラインの普及によってずいぶん進化をしました。

 

 

とは言え全く絡まないわけでもありません。

 

 

出来ることなら少しでもラインに張りがあって、トラブルを回避できるに越したことはありませんからね。

 

 

まあ、実際8本撚りの方が使っていて気持ち良かったりするんですけどね。

 

 

ラインにもよりますがやはり8本撚りのほうが手触りがいいですし、糸鳴りも少ないです。(全てのPEラインがそうと言うワケではない)

 

 

滑らかにラインが放出されれば飛距離も伸びやすいでしょう。

 

 

けれどもやはりしなやか過ぎるラインはバックラッシュのしやすさはもちろん、ガイドに絡んだりというトラブルも引き起こしやすいです。

 

 

余談ですが、この「しなやかさ」は逆にスピニングリールには大きな武器になります。

 

 

ガイド絡みなどのライントラブルのしやすさという意味では同じですが、ラインガイドによって発生する抵抗が激減するんですね。

 

ご存知スピニングリールはラインが螺旋状になって放出され、ラインガイドによって収束されていきます。

 

 

つまりしなやかなラインはこの部分の抵抗が大きく減少するんですね。

 

 

PEラインのの普及でスピニングリールでの釣りが大きく変わったのは、この恩恵がかなり大きいです。

 

 

ラインが細ければ細いほど大きく飛距離が伸びスピニングリールは、まず第一ガイドへの抵抗の大きさが大きく影響しています。

 

 

しなやかで、更に細くて強いPEラインは、スピニングリールでのキャスティングでの釣りを大きく変えたのは間違いないでしょう。

 

 

ですからスピニングリールの場合はしなやかな8本撚りを使うと、受け取れるメリットが大きいんです。

 

 

逆にベイトリールはしなやかさはマイナス方向へ働く方が大きいんです。

 

強度は8本撚りの方があるけど、実釣においては4本撚りのほうが強い

単純にカタログスペックだけで見ると、8本撚りの方が強いです。

 

 

それでもこと実釣において、特にベイトリールの場合は4本撚りの方が強いと僕は思ってます。

 

 

手元に同じ太さ(号数)で4本撚りと8本撚りがないのでカタログ比較になりますが、例えばコチラのライン。

 

僕が最近良く使うPEラインですがよつあみのエックスブレイド スーパージグマンの2号で比較すると、8本撚りであるエックス8が35lb、4本撚りであるエックス4が30lb。

 

 

8本撚りの方が約15%ほども強いんですね。

 

 

多分、スペックだけで見て「こっちの方がつえーじゃん!」て8本撚りを選んでいるアングラーさんもいるんじゃないですかね。

 

 

まあ、僕も昔はそうやって選んでましたけど。

 

 

だって強い方がいいですもんね。

 

 

けれどもコレは、新品状態で直線的に引っ張ったときのライン強度。

 

 

こと実釣に置いて、必ず加わってくる大きな要素があります。

 

 

それは、摩耗

 

 

釣りをしていると何かと摩擦するという現象は絶対に避けられません。

 

 

で、耐摩耗性という意味では、8本撚りより4本撚りのほうが強いです。

 

 

なぜなら先程も説明したように、1本1本の原糸が太いから。

 

 

太い分、シンプルに4本撚りの方が摩耗に対して耐性が出てきます。

 

 

例えばナイロンラインでも、同じ強さだとしても太いラインと細いラインとでは物理的に太いラインの方が摩耗に対して強いです。

 

 

単純に同じ10%摩耗したとすると、太い方が残りの余力が大きいですからね。

 

 

シンプルに太い方が削られたときの残強度が大きい。

ということです。

 

 

つまり摩耗しにくいということは、ラインの強度低下を最小限にしてくれるんですね。

 

 

ライン強度の低下に対しては、僕はモノフィラメントラインを使っていたときからよく感じていました。

 

 

一日で巻きかえる人ならあまり気にしないかもしれませんが、数日使っていると耐摩耗性を謳っているラインより安価なラインの方が明らかに強度の低下を感じるんですね。

 

 

特にルアーを結束するとき。

 

 

結束部に近いところは摩耗が激しいですからね。

 

 

そういう経験からも、僕はラインの特徴としての耐摩耗性を大事にしています。

 

 

コーティングとかその他の要素もあるにしろ、ラインそのものが持つ物理的な特性として、8本撚り撚り4本撚りの方が1本1本が太い分の耐摩耗性はあります。

 

 

ですから、使用している上でのライン強度の低下は、やはり4本撚りの方が少ないと言えるんですね。

 

 

コレに対しては異論があるかもしれませんが、僕は経験上そう感じています。

 

 

「おれはちゃんとリーダーを使うし、ストラクチャーに擦るなんてヘマはしねー」

そんな方もいるかも知れません。

 

 

けれども釣りをしている以上、ラインが何かと摩擦するという状態を避けることは出来ません。

 

 

それはストラクチャーじゃなくとも、結束であったりラインガイドであったり水中に浮遊する粒子であったり。

 

 

釣りをしている以上、何らかのものと摩擦することは絶対に避けられないのです。

 

 

例えばラインが汲み上げた塩や粒子がラインガイドに付着、それがキャスティング、リーリングする度に接触。

 

 

こんなのはどう頑張っても避けられない事象であることは理解できると思います。

 

 

もちろんそれがどの程度ライン強度に影響するのかまでは定かではありません。

 

 

塩分濃度、濁り具合など環境にも大きく左右しますしね。

 

 

けれど摩耗によってライン強度が落ちていくというのはどうしても避けがたい事実。

 

 

ましてやベイトリールって、バックラッシュという避けがたいトラブルも発生します。

 

 

ライン同士が絡みついてしまうと、ライン同士の摩擦はどうしても避けられないんですよね。

 

 

バックラッシュを修復するときも、毎回完全無傷で直せるかと言ったら、ちょっと難しいです。

 

 

そうなると釣りをしている以上、あらゆるところで摩耗による強度低下も起こりやすいです。

 

 

ですから耐摩耗性というのは、ラインの強度維持にも直結すると僕は思っています。

 

 

ですから少しくらいラインの強度が低いと言っても、トラブルや摩耗による強度低下を考えると、結果として4本撚りの方が強い。

僕はと考えています。

 

 

かと言って、

「4本撚りなら耐摩耗性に強いからストラクチャーにもへっちゃらだぜ!」

と言うワケではないので注意してくださいね。

 

 

あくまでも、「8本撚りよりは」と言うお話です。

 

 

と言うかそもそもPEラインは摩擦にめちゃくちゃ弱いラインです。

 

 

特に1号以下の細いPEラインだったりすると極端な話、「なにかに触れたら終わり」くらいに思ってた方がいいです。

 

 

少し大げさではありますが、そのくらいPEラインは摩擦に対して弱いです。

 

 

例えば村岡さんのマサッチちゃんねるでも見ましたけど、彼らのようなプロはラインにめちゃくちゃ気を使います。

 

 

釣り場までラインが絶対に何にも触れないようにスプールで保護しておいて、釣り場で神経を尖らせながらタックルを組みます。

 

 

自分の指とラインガイド以外は何も触れないように、それくらいラインに気を使っています。

 

 

僕は流石にそこまでは気を使っていませんが、ラインの保護には気を使っています。

 

 

僕の場合釣り場に着いたら兎にも角にも早く釣りがしたい人なので、全てタックルは準備済みで釣りに行きます。

 

 

リールも装着してラインシステムも組んでおいて、あとはロッドを継ぎ足していくだけという状態ですね。

 

 

釣り場到着1分で釣りを開始出来るくらいにしています。

 

 

そこまで準備済みではあるけども、絶対にロッドがカチャカチャしないようにロッドベルトで固定し、リールにはリールカバーを装着し、竿袋に入れておきます。

 

ラインやロッド、リールが何か余計なものに触れないようには気を使っています。

 

 

単純にロッドやリールの保護というのもありますが、「知らないところでラインが傷ついてた」なんてのは絶対にイヤですからね。

 

 

PEラインは強いです。

 

確かに強いんですけども傷にはめっぽう弱く、PEラインの扱いはモノフィラメントライン以上に気を使う必要があるのは間違いないです。

 

8本撚りが向いている場合

僕は8本撚りを使う時はジギングやタイラバなどバーチカルに使う釣りに使うことが多いです。

 

 

まあ、ラインガイドに付着した塩などは避けられませんが、ストラクチャーと接触するというリスクがオカッパリと比較すると限りなく少ないですからね。

 

 

あと、ハイブリット系のラインでも8本撚りを使用する時はあります。

 

 

ハイブリット系というのは、ポリエチレンのPEライン原糸に他の素材を組み合わせて撚ってあるラインのですね。

 

 

特徴としては比重が少し重くなるので風に強く、張りも出やすいということです。

 

 

まあ、各社特徴はありますけどね。

 

 

僕も過去にサンラインのキャストアウェイPEというラインを長らく愛用していたことがありました。

出典:サンライン

 

デメリットとして、ラインの真円を保ちやすく巻き嵩が大きくなってしまうということ。

 

 

要は通常1.2号150m巻けるスプールがあったとすると、巻き嵩が大きくなると1号150mしか巻けないことがあるんです。

 

 

「あれ?このラインいつもと同じ150m巻いたのに余っちゃった」

「なんかこのライン太くね?」

 

なんて思ったり経験したことありませんか?

 

 

PEラインて、ラインによって巻き嵩が若干違うんですね。

 

 

僕の経験上、ハイブリット系はその傾向が大きいです。

 

 

なのでそれなりのライン量をストックしておきたい僕としては、ワンランク細いラインを使わなくちゃいけなくなっちゃうんです。

 

 

そのキライが許容できなくなってきて、僕は最近はあまりハイブリット系のラインを使っていません。

 

 

個人的には使いやすかったですよ。

 

【ベイトリール】PEラインの撚り数は、4本が一番強い【まとめ】

さて、ではここまでのお話をまとめますね。

 

今回は

 

「【ベイトリール】PEラインの撚り数は、4本が一番強い」

 

というテーマでお伝えしました。

 

 

大きな理由は以下の通り。

 

  • 4本撚りのの方がラインに張りがある
  • 4本撚りの方が耐摩耗性が強い

 

 

ベイトリールでPEラインを使う時は少しでも張りがあったほうが使いやすく、ライントラブルも減ります。

 

 

そしてラインに耐摩耗性があった方がライン自体の耐久性も上がります。

 

 

そう考えるとこと実釣において、「ベイトリールで使うラインは4本撚りの方が向いている」と僕は思っています。

 

 

とは言え結局のところは一番は自分にあったラインを使うことです。

 

 

特にPEラインはメーカーやラインによってクセがあって使いにくい、使い易いが存在します。

 

 

Amazonとかでレビュー数の多いラインを見てもらえればわかりますが、いくら評判の良いラインであっても一定の割合で「このラインめっちゃ使いにくい」というレビューが散見します。

 

 

コレはどうしても個人のクセによる向き不向きがあるからだと僕は思っています。

 

 

という事で今回の記事があなたのベストなライン選びの参考になれば僕も嬉しい限りです^^

【超簡単】ベイトリールでPEラインが滑らない巻き方【更新】

【ベイトリール】PEラインでバックラッシュした時の超絶簡単な直し方【保存版】

 

PS

僕は実はまだ12本撚りラインを使ったことがありません。

 

コチラのラインとか手軽なので今度試してみたいと思います^^

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