※当記事はベイトリール大百科読者様による投稿です。
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【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):シュウ ■ベイトタックル歴/釣り歴: 約20年/約40年 ■メーカー名/アイテム名: ダイワ/19スティーズ CT SV TW ■アイテム使用歴:約半年 |
- 19スティーズCT SV TWに合うベイトロッドはやっぱりベイトフィネスロッドが一番?
- それともバーサタイルに使えるロッドの方が使いやすい?
こんな疑問にお答えします。
19スティーズCT SV TWの購入を検討している方は是非参考にしてください。
ダイワから発売されている19スティーズCT SV TW。
同じスティーズシリーズの中でいうと、
- スティーズSV TWは、10g前後が得意なバーサタイルモデル
- スティーズCT SV TWは、軽量ルアーからビッグベイトまで扱えるコンパクトタフモデル
- スティーズAIR TWは、ベイトフィネスに特化したモデル
と、まさにシリーズの中でもど真ん中に位置づけしています。
良く言えばどちらにも対応できる万能ベイトリールなのですが、悪い言い方をすれば中途半端な立ち位置となっています(;^_^A
じゃあ、19スティーズCT SV TWに合うロッドは、
- バーサタイルなロッドが合うの?
- ベイトフィネスの方が力を発揮するの?
ってどっちに合わせたほうが使いやすいのか?ポテンシャルを発揮できるのか?
こんな疑問が浮かんできますよね。
そこで、今回は実際に僕が持っているベイトネスロッド、バーサタイルロッドに合わせて実際に使ってきましたので、その使用感をお伝えいしたいと思います。
目次
【検証】スティーズCT SV TWに合うベイトロッドはナニ?
では早速ですが結論を言っておきますと、19スティーズCT SV TWに合うロッドは
ベイトフィネスロッド(ML)でもバーサタイルなロッド(M~MH)でも幅広く使用可能
だと感じました。
「いやいや、ベイトフィネスやバーサタイルってそのまんまやないかい!」と思った方、
正解です^^
結局のところ19スティーズCT SV TWは汎用性が非常に高く、ベイトフィネスやバーサタイルなロッドに合わせることが出来ます。
ですが汎用性が高いということは良くも悪くも、器用貧乏とも言えるんですよね。
そしてベイトフィネスをするなら条件があります。
(後から解説します)
僕が実際に19スティーズCT SV TWをいろいろなベイトロッドに合わせて使ってみて、以上の様な結論になりました。
それではその理由について詳しく解説していきます。
19スティーズCT SV TWでベイトフィネスロッドに合わせる場合について
まず、スティーズCT SV TWの特徴は以下の通りです。
- 30ミリの小口径スプールが軽量ルアーにも対応
- スティーズの血統を引き継ぐ剛性
- 推奨ラインは12lb~14lb
19スティーズCT SV TWのメーカー推奨ラインは12lb〜14lbとなっています。
そのラインにベイトフィネスの標準とも言える5gのスモラバをキャストするには、正直少々無理があります。
軽いルアーとのバランスもありますが、まずスプール重量が上がり過ぎてしまうんですね。
ルアーウェイトに対してラインが太くなるのでスプールが重くなってしまい、回転の立ち上がりが悪くバックラッシュしたり飛距離が出ない原因に繋がります。
要は軽快なキャストがしづらくなってしまうのです。
もし、19スティーズCT SV TWに搭載されている「30ミリの小口径スプール」の恩恵を活かし尚且つ軽量なルアーをキャストするなら、
PE0.8号を下糸に巻いてリーダーとして8lbのフロロカーボンライン(約10m)を結束して使用します。
実際8lbのフロロカーボンラインなら、軽快に5gのスモラバがキャストできます。
ちなみにベイトフィネス専用機として作られている20スティーズAIR TWの推奨ラインは、6〜8lbとなっています。
実際に20スティーズAIR TWに8lbのフロロカーボンラインを巻ていベイトフィネスをやっていますが、問題なくキャストが可能です。
また、スプールにナイロンやフロロのラインを全て巻くよりも、比重の軽いPEラインを下巻きに使えばスプール回転の立ち上がりが早くなるので、バックラッシュしづらくなります。
さらに、10mと長いリーダーを使用するのにも理由があります。
それは、キャストしたときにPEとフロロの結束部分がガイドに当たって飛距離が落ちるのを防ぐ為です。
例えば、キャストした時に放出されるラインのスピードは、始めの方が早くなり徐々に遅くなりますよね。
始めのうちはリーダーの部分が放出されスムーズにガイドを通っていきます。
やがて、PEとフロロの結束部分がガイドを通るときには徐々にラインの放出が遅くなってくるので、さほど飛距離に影響がないと僕は考えています。
そんな工夫をすれば、19スティーズCT SV TWをベイトフィネスロッドでも十分使用可能です。
19スティーズCT SV TWをバーサタイルなベイトロッドに合わせる場合について
今回僕が実際に19スティーズCT SV TWにMクラス、MHクラスのバーサタイルなベイトロッドに合わせ、フロロカーボンライン14lbを巻いてキャストしました。
Mクラスのロッドでキャストしたルアーは以下の通り。
- バイブレーション(LV200)
- クランクベイト(イヴォーグ2.0)
- スピナーベイト(アパッチ1/2oz)
撃ち物用のMHクラスのロッドにフロロ14lb巻いて、キャストしたのは次の通り。
- クロー系ワームに3/8ozのテキサスリグ
- 1/2ozのラバージグ
以上をそれぞれ使って実際に19スティーズCT SV TWでキャストして来ました。
結果としては、どれもこれもストレスなく軽快なキャストが可能でした。
結果から見れば「フツウ」ですが、ベイトフィネスクラスのルアーも扱えて1/2oz以上のルアーも軽快に扱えるベイトリールって、実はなかなかないと思います。
ベイトフィネスでも使えるベイトリールって、軽快感を求めるあまり剛性が弱いことがあります。
事実として20スティーズAIR TWなんかはスプール剛性を極限まで削っているので、キャストするルアーウェイトに上限が定められているほどです。
もし、 剛性が弱くキャシャなリールにMHクラスのロッドを合わせ太いラインでグリグリ巻くと、ボディ自体が歪んでしまうのでスムーズなハンドル操作ができない事があります。
その点19スティーズ CT SV TWは、スティーズの血統を引き継ぐ剛性がそのまま継承されているので軽快な巻き心地、そして手にしっくりくるパーミングが可能な機種となっています。
ただ流石にディープクランクなどの強い引き抵抗があるルアーや、2ozを超えるビッグベイトなどのMHロッドの表記以上のルアーウェイトで使用するには無理はあります。
しかし、持っていける本数が限られているおかっりバサーにはベイトフィネスクラスからMHクラスのロッドままで合わせられるのは、実際のところかなり重宝すると思います。
実際に使ってみても19スティーズCT SV TWは巻きも良し、撃ちも良しとおかっぱりで使うにはベストなリールだと感じています。
【注意】スティーズCT SV TWに合わせるベイトロッドを検証してみた【まとめ】
ここまでのお話をまとめますと今回は、
19スティーズCT SV TWに合わせるベイトロッドは何がベストなのか?
と言うテーマでお話してきました。
僕の結論としては、
ベイトフィネスロッド(ML)からバーサタイルなロッド(ML〜MH)まで使用可能な万能ベイトリール
と言った感じです。
ただし、使用するルアーによってラインも変えた方がいいです。
具体的には、
- ベイトフィネスロッドに合わせるのならPEラインや8lbフロロカーボンライン
- バーサタイルなベイトロッドに合わせるのであればルアーウェイトに合わせた14lbと言った太いライン
このバランスには注意が必要です。
確かにベイトフィネスでは専用機に敵わない、ヘビーな使い方にもラインキャパが少なすぎるといった欠点もあり器用貧乏なとことはあります。
けれどもこのベイトリール1台でここまで幅広くカバーできるのは、持ち歩くタックルが制限されているオカッパリではとても重宝しています。
- ベイトフィネスロッドに合わせるときには30ミリの小口径スプールを活かした繊細な釣り
- バーサタイルなロッドに合わせるときにはベイトフィネス専用機では使えない様な太いラインを巻いた豪快な釣り
そんなオールマイティーな使い方ができる機種だと感じました。
【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):シュウ ■ベイトタックル歴/釣り歴: 約20年/約40年 ■メーカー名/アイテム名: ダイワ/19スティーズ CT SV TW ■アイテム使用歴:約半年 |
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