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【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):ひろまる ■ベイトタックル歴/釣り歴: 20年/ 20年 ■メーカー名/アイテム名: ダイワ/20タトゥーラSVTW ■アイテム使用歴:3ヶ月 |
今回はダイワから発売されている 人気ベイトリール、20タトゥーラSVTWの飛距離についてお伝えいたします。
20タトゥーラSVTWといえば、
- とにかくトラブルが少ない
- コスパが最強
- 初心者に超おすすめのベイトリール
- スティーズのような、高いデザイン性
と、良い口コミを多く見かけますね。
実際に僕もはじめてこの20タトゥーラSVTWを使ったときは、感動ものでした。
本当にバックラッシュが少ない。
少ないというより、皆無です。
実売価格が2万円以下で、このパフォーマンスは高評価なのも納得です。
しかし、数々の高評価の反面、「飛ばない」という意見も散見します。
本当に20タトゥーラSVTWは「飛ばない」のか。
3ヶ月間使い込んだ僕の結論をお伝えしますと、
- 軽量(5グラム)~中量級(12グラム)までのルアーであれば、飛距離はバツグンにでる
- しかし、中量級(12グラム)以上だと徐々に物足りなくなる
です。
今回はその理由を僕の実体験をもとに解説していきますね。
この記事でわかることはこちらです。
- 20タトゥーラがもっとも飛距離を出せるルアーウエイト
- 20タトゥーラは「飛ばない」と言われる理由
目次
【20タトゥーラSVTWの飛距離】軽量~中量級ルアーはバツグン
冒頭でもお伝えした通り、20タトゥーラSVTWは5~12グラムの軽~中量級ルアーの飛距離はバツグンです。
実際にワンランク上クラスのベイトリールである20メタニウムと比較しても、5~12gのルアーの飛距離は抜群に伸びます。
その理由の一つが、スプール径にあります。
基本的に径が小さくなればなるほど軽量ルアーが扱いやすくなります。
そしてもっともバーサタイルなスプール径は34mmと言われております。
実際20メタニウムや20ジリオンSVTW、20スティーズSVTWなんかのメーカーの主力ベイトリールは34mmを押さえています。
ベイトリールが最も使われるバスフィッシングにおいて、最も使い勝手の良いスプール経が34mmなんですね。
20タトゥーラSVTWのスプールは32mm。
バーサタイルど真ん中の34mmから比べると、若干小さめのスプールになります。
そのため、5~7グラムあたりの軽量ルアーのキャストは快適そのものです。
飛距離の面でも、実際に使っていてもその恩恵は充分に感じることができますよ。
これまで一番実釣で役に立ったと感じたのは、5インチクラスのワームをノーシンカーで投げても充分な飛距離が出せたときです。
10グラム前後のバイブレーションなどは、大体どのリールを使ってもそれなりの飛距離を出すことができますよね。
しかし、
- プラグではなく軽量のワームで、もうすこし沖を攻めたい
- でも、スピニングタックルの糸とパワーだと心もとない
- さらにできればノーシンカーで、ナチュラルにドリフトさせたい
こんな場面、結構ありませんか?
この20タトゥーラSVTWは、5インチのカットテールなどを12lbの糸でも20mは飛ばすことが可能です。
僕がメインとしている五三川の中流域では、先述した場面が多くあります。
そんな中、まさに20タトゥーラSVTWのおかげで狙っていたバスが釣れたことも多々ありました。
これは、いつも愛用している20メタニウムではできない芸当でした。
小型のシャッドプラグをある程度遠投できるのも嬉しい点です。
底に沈みものが多く根がかりしてしまった場合、スピニングリールに巻いている細いラインだと切れてしまうことが多いですよね。
しかし、ベイトリールに巻くような太いラインとパワーであれば、針を曲げてでも強引に回収が可能だったりします。
実際にこれで大事なルアーを何度か助けられたことがあります。
これも軽量プラグを遠投可能な、20タトゥーラSVTWのできる技ですね。
【20タトゥーラSVTWの飛距離】中量級以上だとあまり飛ばないと感じた理由
では、なぜ中量級(12グラム)以上だとあまり飛ばないと感じたのか。
これは僕が普段愛用している20メタニウムと比較して感じたことです。
同じルアーで10グラムあたりのウェイトまでは、キャストフィールは違えどほとんど同等の飛距離が出ていました。
しかし重量のあるルアーをキャストし比べたときには、明らかに飛距離に差がでたんですね。
具体的には次のルアーです。
- TN70(18グラム)
- カバースキャット3.5インチ(16.5グラム)
- バズジェット(30グラム)
12グラムを超えるような中・重量級ルアーはキャスト後半になると、自然とブレーキがかかってしまい後半失速してしまうような感覚がありました。
外部ダイヤルでブレーキ力をかなり緩くしても、後半失速するような感覚はやはり消えなかったです。
やはり20メタニウムに搭載されている、後半にもうひと伸びする遠心力ブレーキと比べると少々物足りない印象。
これは、高いトラブルレス性能と軽量ルアーのキャストのし易さとトレードオフということで、仕方ないのかなと思います。
もし重量のあるルアーを、思いっきり遠投したいという人は、別のリールを検討することをおすすめします。
【実体験】「20タトゥーラSVTWは飛距離が出ない」の真実【まとめ】
でここまでのお話をまとめますね。
「20タトゥーラSVTWは本当に飛距離が出ないのか?」についてお伝えしました。
結論として、
- 軽量(5グラム)~中量級(12グラムあたり)までのルアーであれば、飛距離は抜群にでる
- しかし、中量級(12グラム)以上だと徐々に物足りなくなる
でした。
飛距離だけでなく、軽量から中量級(5~12グラム)のルアーは非常にあつかいやすいリールになっています。
釣りのスタイルにもよりますが具体的には、
- 5インチクラスのノーシンカーワーム
- シャッドプラグ
- 小型のクランクベイト
- 小型のミノー
こんなルアー達をよく使う人にとっては、もっとも適しているベイトリールだといえます。
今まで軽量ルアーだとスピニングリールでしか届かなかった部分を、攻められるようになりますよ。
実際に使ってみてもこの価格でこのパフォーマンスは、これだけの人気が出るのも納得できるベイトリールでした。
では、失礼します。
【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):ひろまる ■ベイトタックル歴/釣り歴: 20年/ 20年 ■メーカー名/アイテム名: ダイワ/20タトゥーラSVTW ■アイテム使用歴:3ヶ月 |
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