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【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):ひろまる ■ベイトタックル歴/釣り歴: 20年/ 20年 ■メーカー名/アイテム名: シマノ/20メタニウムHG ■アイテム使用歴:2年 |
今回はシマノから発売されているベイトリール、20メタニウムのブレーキ設定についての記事になります。
優れたバーサタイル性能やコスパの面からも人気を得ている20メタニウム。
しかし「非常にトラブルレスで使いやすい」という意見もあれば、反面「ブレーキ設定が難しい・シビアである」という意見も多く聞きます。
一体どっちなの?と迷ってしまいますよね。
そこで、2年間20メタニウムを使い続けた僕の意見としては、
正直、「慣れるまでは結構シビア」です。
けれど、2年間使い込んで今はブレーキの設定方法を確立し、解決しています。
では今回は、なぜブレーキ設定が難しいと感じたのか、その理由と少しでもストレスを減らすためのおすすめのブレーキ設定を紹介します。
この記事でわかることはこちらです。
- トラブルを最小限に抑えることができる、20メタニウムのおすすめブレーキ設定
- 20メタニウムのブレーキ設定がなぜ難しいと感じるのか
▶【飛距離実測】20メタニウムはどこまで軽量ルアーを投げられる?
目次
20メタニウムのおすすめブレーキ設定
僕が2年間使い込んで最終的に落ち着いた20メタニウムのおすすめブレーキ設定は以下の通りです。
技量が上がってくると、もっとブレーキをゆるくしても良いのかもしれませんが、僕にはこれから紹介するセッティングが一番快適でした。
まずは基本べースである内部ブレーキシューを3つON。
そして以下の外部ダイヤル設定は、実際に僕が色々なルアーをキャストして一番投げやすいと感じた設定です。
- 10g以上のバイブレーション:3
- 10g以上の高比重ワーム:3.5
- スピナーベイト(重さ問わず):4.5
- 1オンスクラスのヘビキャロ:2.5
- 7gのフリーリグ:3.5
- 10g前後のミノー・クランクベイト:4
20メタニウムはブレーキがシビア…
なかなかセッティングが決まらない…
という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
20メタニウムの気持ちいい~キャストフィールが味わえます^^
ただ、出来れば僕が「20メタニウムはブレーキがシビア」と感じた理由も知っておいて欲しいと思います。
なぜなら原因をちゃんと分かっておいた方が「自分流」のセッティングを出しやすいからです。
20メタニウムのブレーキ設定が難しいと感じた理由3つ
僕が20メタニウムのブレーキ設定が難しいと感じた理由は以下の3つです。
- 以前はDCブレーキ搭載の機種を使っていたため
- ネットで調べたブレーキ設定が自分には合っていなかったため
- ルアーごとの最適なブレーキ設定を見つけるのに時間かかったため
では順番に解説をしていきますね。
20メタニウムの以前はDC搭載の機種を使っていたため
ブレーキ設定が難しく感じた理由の1つ目は、以前はDC搭載の機種を使っていたためです。
要は楽なブレーキシステムに慣れすぎてしまっていたためです。
僕が20メタニウムを購入する前にメインで使っていたのが17スコーピオンDCでした。
DCブレーキシステムは本当にバックラッシュが少なく、素晴らしいシステムです。
実際に使ってみるとわかるのですが、サミングが雑になってしまったり力任せにキャスティングをしても、DCのおかげでバックラッシュを防ぐことができていました。
しかし、そのキャスティングのクセが身体に染みついたまま、20メタニウムに乗り換えたため、バックラッシュを多発してしまったのです。
バイブレーションやフリーリグ、高比重ワームなど比較的投げやすい物に関しては、まだまともにキャストはできました。
しかし、スピナーベイトや羽根モノなど、空気抵抗が大きめの物は毎回バックラッシュを起こしてしまい、まともに釣りができないような日もありました。。。
特に向かい風が吹いている時はキャストした瞬間から糸が吹きあがり、盛大にバックラッシュをしていました。
これは単純に僕の腕が悪いと言われてしまえばその通りです。
しかし、同じように元々DCを搭載していた機種を使っていた方には20メタニウムはシビアに感じるんじゃないかと思います。
ネットで調べたブレーキ設定が自分に合っていなかった
ブレーキ設定が難しく感じた2つ目の理由は、ネットで調べたブレーキ設定が自分には合っていなかった事でした。
ネットなどでおすすめのブレーキ設定を調べると、「内部のブレーキシューを2つON」という設定がもっとも多く出てきます。
そして僕はそれを信じ、ひたすらその設定を参考にして投げていました。
結果は、バックラッシュ多発です。
そこから、あくまでネットに出ている情報は参考程度にすべきであり、実際に投げて自分の技量に合った設定を見つけていくことが大切だと学びました。
技量が上がってくると内部のブレーキシューを2つONにしても、キャスティングできるのかもしれません。
しかし、慣れないうちは、上記でも説明した「内部ブレーキシューを3つON」の設定をおすすめします。
ルアーごとの最適な外部ダイヤル設定がわからなかったため
シマノのSVSインフィニティは外部ダイヤルでかなり細かいブレーキの設定が可能です。
慣れてくると
「このルアーには外部ダイヤル3だな」
「これは空気抵抗が大きいルアーだからダイヤル5にしよう」
など、感覚でルアーごとの詳細なダイヤル設定がわかるようになります。
ブレーキ設定が見事にルアーと合致した時には、非常に軽快で伸びやかなキャストができます。
しかし、少しでも外部ダイヤルの設定ミスをすると、急に糸が吹き上がり、バックラッシュを起こしやすくなります。
僕自身、各ルアーの重量や形状に合わせた最適な外部ダイヤル設定を身に付けるまでには、結構な時間がかかりました。
20メタニウムのブレーキ設定の際の注意点
20メタニウムの内部のブレーキシューをいじる際は、エスケープハッチ(フタ)を落とさないように、注意をしてください。
内部のブレーキシューをいじる際は、エスケープハッチ(フタ)を開ける必要があります。
このエスケープハッチ(フタ)が本体にくっついていればいいのですが、20メタニウムは本体にくっついていません。
内部ブレーキを変更するには、ハッチを完全に分離させる必要があります。
さらに、外す時に結構固く、強めに引かないと中々取れないです。
実際僕は勢い余って落としてしまうことが何度かありました。
地面に落とすだけならまだ良いのですが、水中に落としてしまうと最悪です。
なので、予防策として、内部のブレーキシューは「3つON」に固定して、釣り場ではエスケープハッチ(フタ)を開けないことをおすすめします。
【実例】20メタニウムHGのおすすめブレーキ設定【まとめ】
さてここまでのお話をまとめますと、僕の場合は以下の理由から20メタニウムのブレーキ設定は慣れるまでは難しく感じました。
- 以前はDCブレーキ搭載の機種を使っていたため
- ネットで調べたブレーキ設定が自分には合っていなかったため
- ルアーごとの最適なブレーキ設定を見つけるのに時間がかかったため
そして僕自身が解決に至ったブレーキ設定はこちら。
内部ブレーキを3つONにして、外部ブレーキを以下のように設定。
- 10g以上のバイブレーション:3
- 10g以上の高比重ワーム:3.5
- スピナーベイト(重さ問わず):4.5
- 1オンスクラスのヘビキャロ:2.5
- 7gのフリーリグ:3.5
- 10g前後のミノー・クランクベイト:4
ただし、人それぞれの環境や技量にもよりますので、今回はあくまで僕の体験から感じたことになります。
また、慣れるまでは難しいと書きましたが、ブレーキ設定の感覚を掴み、慣れてくると20メタニウムは高い操作性やキャスタビリティで必ずあなたの役に立ってくれます。
セッティングがカチッと決まったときのSVSインフィニティのキャストフィーリングは、とても気持ちが良いです。
もし、実際に使ってみて「難しいな」と思った方は今回のブレーキ設定も一度参考にしてみてください。
【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):ひろまる ■ベイトタックル歴/釣り歴: 20年/ 20年 ■メーカー名/アイテム名: シマノ/20メタニウムHG ■アイテム使用歴:2年 |
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