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【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):ひろまる ■ベイトタックル歴/釣り歴: 20年/ 20年 ■メーカー名/アイテム名: シマノ/20メタニウム ■アイテム使用歴:2年4ヶ月 |
今回はシマノで20メタニウムで使用するラインについて、僕のおすすめをお伝えしたいと思います。
すでに発売から3年が経とうとしている20メタニウムは、
- 高い剛性
- なめらかな巻き心地
- 抜群のキャストフィール
など、実際に使ってみても欠点の見当たらない高い完成度が評判のベイトリールです。
巻き物から撃ち物までどんな釣りも幅広くこなすことができるので、バーサタイルなリールとして高い人気を誇っていますよね。
実際に僕も2年以上使っていますが、幅広い釣りで活躍して貰っています。
しかし、「幅広い釣りができる」と言われても、具体的にどのようなラインを巻いたら良いのかわからないという方も多いと思います。
そこで今回は20メタニウムにおすすめのラインを紹介していきます。
2年半にわたって20メタニウムを使ってきた僕の結論は、
最もおすすめのラインは12lbのフロロカーボン
です。
いろいろと使ってきましたが、今は12lbフロロカーボンラインに落ち着いています。
もちろん、なぜ12lbなのか?なぜフロロカーボンラインなのか?
と言うところにも明確な理由があります。
では僕が実際に使っている具体的銘柄や、その理由について詳しく説明しますね。
20メタニウムに巻くラインで迷っている方がいらしたら、良かったら参考にしてください。
この記事でわかることはこちらです。
- なぜ20メタニウムには12lbのフロロカーボンがおすすめなのか
- 具体的にはどの商品がおすすめなのか
- 12lbのフロロカーボン以外にもおすすめのライン
目次
20メタニウムに12lbフロロカーボンラインをオススメする理由3つ
では、なぜ20メタニウムにおすすめのラインが、12lbのフロロカーボンラインなのか。
僕が2年以上いろいろなラインを使ってきてその結論に至った理由は以下の3つです。
- 飛距離と強度のバランス
- キャスト時のスプール痩せが少ない
- ボトムをとる釣りにも対応が可能【重要】
僕の体験談ですが、特に「ラインが細ければ釣れる」と思っている方にはぜひお伝えしたいお話がありますので、良かったら読んで下さいね。
では詳しく説明しますね。
理由①:飛距離と強度のバランス
一つ目の理由は、飛距離と強度のバランスが良いことです。
基本的にラインは細くすればするほど飛距離が出るし、太くすればするほど飛距離が落ちます。
しかし、当然ながら細くすればするほど、強度が落ちます。
20メタニウムで使う釣りの中で、最もバランスが良いライン強度が12lbという結論になりました。
10グラム前後のバイブレーションを思い切り遠投することもできるうえに、ライトカバーであれば撃ち込むこともできる強度。
7~28グラム程度までは、難なく扱うことができるので、バーサタイルな20メタニウムにはベストマッチといえます。
「14、16lbでもよいのでは?」という意見もあるかと思います。
僕も14、16lbと言う太さのラインを20メタニウムで実際に使ってみました。
しかし、僕としてはどうしても飛距離の低下が気になりました。
同じTN60を12lbと14lbで投げ比べたとき、2~3メートルくらい飛距離に差がでたのです。
「自分の思い描く理想の飛距離がほしい」となると、やはり12lbかなと思ったわけなのです。
理由②:キャスト時のスプール痩せが少ない
2つ目の理由は、キャスト時のスプール痩せが少ないこと。
この理由は20メタニウムだからこそ発生する理由の一つです。
20メタニウムの搭載されているMGLスプールⅢは、幅19mmのナロースプール(幅狭)です。
スプールの幅が狭いと、巻かれているラインが減れば減るほどスプール軸が極端に細くなっていくんですね。
この現象はラインが太ければ太いほど顕著になります。
僕ももちろん実際に14や16lbも試してみたのですが、どうしてもキャスト中のスプール痩せが気になりました。
もしかしたら慣れている方や、熟練の方には問題がないかもしれません。
しかし、初心者の方や今までラインキャパの多いリールを使っていた方は、このスプール痩せは気になると思います。
何が気になるのかと言うと、サミングのフィーリングが変わっちゃうんですね。
徐々に痩せていくスプールに合わせてサミングを行うには、コツと慣れが必要です。
僕としては12lbであればそこまで顕著にスプール痩せを感じないけれども、14lbを超えると気になりだしてきたって感じです。
と言う理由からも12lbをおすすめします。
理由③:ボトムをとる釣りにも対応が可能【重要】
僕がおすすめしたいのはナイロンラインではなく、フロロカーボンラインの12lbです。
なぜフロロカーボンラインなのかと言いますと、ボトムをとる釣りにも対応ができることです。
特に「ラインが細ければ釣れる」と思っている方には、ぜひお伝えしたいお話になります。
他のPEラインやナイロンラインと違うフロロカーボンラインの大きな特徴の一つに、「水に沈む」と言うのがあります。
比重が水より重い為、他のラインに比べてルアーを素早く水に沈めることが出来るんですね。
トップウォーターのみをやるのであれば、おすすめは水に浮きやすいナイロンライン。
しかし、特にオカッパリでタックルを1本だけ持って釣りをするとなると、色々な釣りに対応する必要があります。
そこで巻き物から底を感じる釣りまで幅広くこなすには、やはり感度良くて適度に沈むフロロカーボンがおすすめですね。
12lbと言う太さにも理由があります。
12lbより細くすると、フロロカーボンラインであっても沈む速度が遅すぎるためです。
とくに水深が4~5メートル以上あるフィールドでは、ルアーの沈む速度やフォールの姿勢というのは非常に大切です。
- ボトムに到達するのが遅いと釣りのテンポが遅くなる
- 糸が沈むのが遅すぎると、ルアーが綺麗な水平フォールをしなくなる
と言った理由から、フロロカーボンライン12lbが使いやすかったです。
もちろん、釣果にも影響をしてきます。
これは僕の過去の経験談ですが、ラインを太くしたことで明らかに釣果が増えたんです。
僕は以前、ラインは細くすればするほど釣果が上がるのだと勘違いをして、8lbを使っていたことがありました。
細くすればするほど、ルアーの動きがナチュラルになると思っていたためです。
しかし、太い12lbにすることで、フォール中の当たりが明らかに増えたことに驚きました。
「ラインは細ければ釣れる」と思っている方は、ぜひ一度思い切って太いラインを使ってみて下さい。
他にも、高比重ワームなどはラインを完全に沈ませてからボトムで動かす、と言うメソッドが流行っていますよね。
12lbのフロロカーボンであれば、そのような釣りにも対応が可能ですよ。
20メタニウムにおすすめのフロロカーボンライン
では実際にどのような商品がおすすめなのか。
実際に僕が使ってみていい感じだったのは以下の3つのラインです。
この3つは300m巻きと言うコスパの高さもありますが、ぜひオススメしたいラインです。
どれも、価格的には安価な商品になりますが感度などまったく問題なく使えるので、ぜひ一度試してみてください。
なかでもおすすめは、ダイワのバス-Xフロロ。
比較的安価のわりには、しなやかさと強度を合わせもっており、コスパ抜群ですよ。
【20メタニウムにおすすめのライン】ナイロンラインならこちらもおすすめ
汎用性の高さを考えると、もっともおすすめはフロロカーボンラインです。
ただし、もしトップウォーターをメインでやる場合はサンヨーナイロンの「GT-Rウルトラ」がもっともおすすめですね。
ナイロンラインのため沈みづらく汎用性は低下しますが、トップウォータープラグの扱いやすさは抜群です。
- 耐摩耗性
- 他のナイロンには無い感度
- 糸ヨレの少なさ
など、とくに夏にトップウォーターで一日やり通す場合などは、ぜひおすすめしたい商品になります。
20メタニウムに最もおすすめしたいライン【具体例】まとめ
ではここまでお伝えしたことをまとめますね。
今回は、20メタニウムにおすすめのラインについてのお伝えしました。
僕が20メタニウムを2年以上使ってきて、
「12lbのフロロカーボンラインがもっともおすすめ」
と言う結論に至っています。
理由としては以下の3つ。
- 飛距離と強度のバランス
- キャスト時のスプール痩せが少ない
- ボトムをとる釣りも対応できる
特に「ラインが細い方が釣れる」と思っている方は、沈みの早い太いフロロカーボンラインを使ってみて下さい。
価値観が変わるかもしれません^^
20メタニウムは非常に高い完成度を誇るバーサタイルリールです。
今回紹介させていただいたラインも、非常にバーサタイル性にすぐれたものばかり。
ぜひ20メタニウムと組み合わせて最強のバーサタイルを味わってみてはいかがでしょうか。
では、失礼します。
【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):ひろまる ■ベイトタックル歴/釣り歴: 20年/ 20年 ■メーカー名/アイテム名: シマノ/20メタニウム ■アイテム使用歴:2年4ヶ月 |
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