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昨年、7年ぶりにカルカッタコンクエストがモデルチェンジをしましたよね。

 

 

僕もカルコンはずっと欲しかったのですが、14カルカッタコンクエストは僕的にもう一歩決め手に欠けて購入を見送っていました。

 

 

けれど、100モデルのスプール径Φ33mmの復活、MGLスプールⅢの搭載など、「これぞ僕がカルコンに求めていた機能!」が搭載されたので、ソッコー購入しました。

 

 

で、昨年一年間メインマシンとしてガッツリ使い込んだのでありました。

 

 

カルコンのモデルチェンジともに期待していたのが、アベイルさんからのカスタムスプールの登場。

 

 

もちろんMGLスプールⅢに不満があったワケでは無いのです。

 

 

けれども、フィネス領域でもカルカッタコンクエストを使いたく、登場を渇望していたんですね。

 

 

そしてついに、2022年になって21カルコンにもマイクロキャストスプールが登場しました。

 

 

もちろん、こちらもソッコー購入。

 

 

ただ登場して即買ったのですが、待ちに待ってたと言う割にちょっと今年になって使用頻度が少なく、インプレッションが遅くなってしまいました^^;

 

 

そして今回、そこそこ使ったと言うことで、21カルカッタコンクエスト100のアベイルマイクロキャストスプールのインプレッションをお伝えします!

 

21カルカッタコンクエスト100【カスタムスプール】インプレ



まず僕が購入したのはコチラのモデル。

 

 

アベイル マイクロキャストスプール 21CNQ36R

 

深溝タイプですね。

 

 

もう一つ浅溝タイプがラインナップされていまして、ラインキャパが大きく違います。

 

 

  • 21CNQ36R 4lbー60m
  • 21CNQ36R 12lb―50m

 

 

浅溝タイプはちょっと極端にラインキャパが少ないですね。

 

 

4lbラインが60mと言うことは8lbでも30m。

 

 

完全にベイトフィネス専用設計と言った感じです。

 

 

本当にベイトフィネスでしか使用しないならそれでも良いのかも知れません。

 

 

けれどもある程度幅広く使用を考えているなら、僕は深溝タイプを選んだの方が良いと思います。

 

 

ちなみに僕は迷うことなく深溝タイプを選択しました。

 

※もしどちらを買おうか迷っている方がいらしたら、この記事では僕なりの判断基準もお伝えしていますので参考にしてください。

 

 

と言うか使用用途的にベイトフィネス専用機ではちょっと物足りなく、ある程度のラインキャパは欲しかったんですね。

 

 

それでいてフィネスクラスの軽量ルアーもキャストしたいと、そんなワガママな要望があったのです。

 

 

けれどまあ、アベイルさんのマイクロキャストスプールは過去にも使ったことがあるので、フィネス性能に関しては期待してましたけど^^

 

 

とりあえず、まずは深溝対応である21CNQ36Rを、とっとと簡潔にインプレをお伝えしますね。

 

 

  • 快適に投げれるルアーウェイトとしては4g以上。
  • 少しレスポンスが鈍くなる感もあるけど、3gのフローティングミノーも十分に守備範囲。

 

と言った感じです。

 

 

僕は基本的に河川上流域のトラウトをメインに使用しています。

 

 

小規模本流と言うか、大規模渓流と言うか、そんな感じのフィールドです。

 

 

使用するルアーは渓流域とほぼ同じ3gくらいから、重くて本流で使うような14gのスプーンくらいまでかな。

 

 

フィールド的にも川幅5mくらいの渓流域から30mくらいの大規模渓流?くらいまでを想定しています。

 

 

ですのである程度のロングキャストも必要とするときもあり、僕の使い方では流石に8lbライン30mの浅溝タイプでは厳しかったのです。

 

 

とは言えスプールにストックするライン量が増えると懸念材料になるのが、スプールの重量増加。

 

 

特にフィネスクラスのルアーを快適にキャストしようと思うと、ほんの僅かなスプール重量増加でもフィーリングは段違いで変わります。

 

 

上記でもお伝えしたように、過去にアベイルさんのマイクロキャストスプールは使ったことがあります。

 

その時は古いベイトリールですがスコーピオン1000XTを使用し、

 

「ぶっちゃけこのスプールがありゃベイトフィネス専用機なんていらんくね?」

 

とマジで思ったほどでした。

 

 

そのくらいキャストフィールは向上し、それこそ3gのフローティングミノーも難なくキャスト出来ていました。

 

 

ただその時は渓流ベイト用として使っていたので、ラインをPEライン50m程度しか巻いていなかったんですね。

 

 

今回想定しているのもPEラインですが、満タンの100m巻きたいと思っています。

 

 

あまりにもキャストフィールが悪かった場合は最悪減らすつもりではありましたが、やはり僕的には出来れば100mストックしておきたい。

 

 

そう言う願望があったんですね。

 

 

で、実際に使ってみると、十分許容範囲。

 

 

確かに3gのフローティングミノーをキャストしてみると若干スプールの重さは感じるものの、必要十分な働きをしてくれます。

 

 

僕的には十分満足です。

 

 

それでいてスプール径もΦ33mmと、フィネスルアーを扱うには扱うには若干大きいものの、その分大きなフィールドでは飛距離で貢献してくれます。

 

 

ラインも100m確保。

 

 

ここ一番で思いっきり飛距離を出したい時もラインの心配をする必要もありません。

 

 

つまり、3gと言うフィネス領域から14gスプーンの遠投までこなしてくれるフィネスバータイルと言った感じです。

 

 

ただやはり注意して欲しいのは、「PEラインだからこそ」と言うこと。

 

 

PEラインはナイロンラインと比べても軽量で、同じスプール満タンにラインを巻いてもキャストフィールは全然違います。

 

 

例えば別のスプールですが、21カルカッタコンクエスト100と同様、12lb-100mナイロンラインを満タンに巻くと、ライン重量は7.7gありました。

 

12.3gのスプールに、

 

ナイロンライン12lbを100m巻いてトータル20‥0g。

 

20‥0g - 12.3g = ライン重量7.7g

 

 

で、今度は同じラインキャパのスプールにPEラインを満タンに巻きますと、

 

PEラインを満タン(1.5号を150m)巻くと20.0g。

 

 

20.0g - 13.6g = ライン重量6.4g

 

 

ライン重量1.3gの差って十分に体感できる差です。

 

 

ライン重量1gの差って、スプール重量1gより効果は大きいんですね。

 

 

なぜならラインがスプールの外側に巻かれるので、より慣性力が強くなるからです。

 

 

要はスプールの外側の重量が軽くなるほど、スプール軽量化の効果があると言うことです。

 

 

逆に言えばチタンシャフトとかでスプールのトータル重量を軽くしても、数字ほどの効果は無いという事ですね。

 

 

まあ、やらないよりは良いんでしょうけど。

 

 

ですから単純にスプールの重量だけでは、良いか悪いかの判断てできないんです。

 

 

要は「どこが軽くなっているか」と言うことです。

 

 

ですからスプールの外側に位置するラインが軽くなると言うことは、数字的な見た目以上に効果はあるという事なんです。

 

 

じゃあ、深溝タイプにナイロンラインを満タンに巻いたら?

 

実際に使っていないので感覚的にですけど、もし深溝タイプにナイロンラインを満タンに巻いたとしたら、「快適に使えるのは5g~」って感じなんじゃないですかね。

 

 

ちなみにですけど、21カルコン100のノーマルスプールに8lbナイロンラインを55m程度巻いて使ったことがあります。

 

 

スプールの半分よりちょい下って感じです。

 

 

こんな感じ。結構少なめに感じます。

 

 

この状態で快適にキャスト出来るルアーウエイトの下限は、ギリ5gと言った感じでした。

 

 

流石に3~4gは厳しかったです。

 

 

それを踏まえるとノーマルより随分軽量化されているとは言え、ナイロンラインを満タンに巻いてしまうと「良くて5gからかな~」と思います。

 

 

まあ、完全に推測の域なので参考までに。

 

 

21カルカッタコンクエスト100のベイトフィネスインプレッションはコチラに詳しく書ていますので、良かったら読んでみてください^^

【21カルカッタコンクエスト100HG】ベイトフィネスをやるには注意が必要

 

浅溝タイプか深溝タイプかで迷ったら…

 

アベイルさんのマイクロキャストスプールって、ほとんど(全て?)のモデルに親切に浅溝タイプと深溝タイプがラインナップされています。

 

 

用途別に使い分けることが出来るので便利なことは便利なんですけど、選択肢が多いと迷っちゃうこともありますよね。



アベイル マイクロキャストスプール 21CNQ36R

この項ではそんな迷ったちゃんに、僕なりの判断基準をお伝えしたいと思います。

 

判断基準としては、

 

  • 21CNQ36R(浅溝) ベイトフィネス(渓流ベイト)専用と割り切れる
  • 21CNQ36R(深溝) 10gくらいのルアーも投げることがある

 

この2点で判断すると良いと思います。

 

 

それでも迷ったなら、深溝タイプの方が良いと僕は思います。

 

 

なぜならハーフラインで使えば、多少なりとも浅溝タイプに近いパフォーマンスを出せるからです。

 

 

では詳しく説明しますね。

 

 

まず一つ目の判断基準となるのが、ベイトフィネス(渓流ベイト)専用と割り切れるかどうか。

 

 

完全にベイトフィネス、もしくは渓流ベイト専用と割り切れるのなら、浅溝タイプの方がより快適に超軽量ルアーをキャストできるでしょう。

 

 

ただし、ラインキャパは必要最低限です。

 

 

せいぜい射程20m以内くらいの、ショートキャスト専用マシンとになってしまうと思った方が良いです。

 

 

スプールに30m程度しか巻かないのなら、ラインスラッグや水深も考えるとキャスト範囲としては20mくらいがいいとこでしょう。

 

 

しかもストックにも余裕がないので、トラブったら終わっちゃう可能性もあります。

 

 

ただ、犠牲を払っている分のパフォーマンスは期待できそうです。

 

 

浅溝タイプは使ったことがありませんが、深溝タイプに満タンで使って3gルアーが投げられるので、もしかしたら1~2gも投げられそうですね。

 

 

そして、10gと言った少し重めのルアーも視野に入れているなら、間違いなく深溝タイプの方が良いです。

 

 

10gクラスのルアーを投げるのならそれなりのラインの太さになりますし、それなりにキャストに距離が出ます。

 

 

そうなったら浅溝タイプでは圧倒的にラインキャパが足りない。

 

 

そう考えるとベイトフィネス専用と割り切らない限り、深溝タイプを選んだ方が間違いないです。

 

 

大丈夫ですよ。いざとなればハーフラインで使えば良いんですから。

 

 

深溝タイプで満タンまで巻いても3gまで十分に投げられます。

 

 

ナイロンラインを巻いたとしても、ハーフラインならけっこうなパフォーマンスを出してくれると思います。

 

 

ですから僕なら「迷ったら深溝タイプ」て感じですかね^^

 

21カルカッタコンクエスト100【カスタムスプール】インプレ まとめ

さて今回は、

 

21カルカッタコンクエスト100用アベイルマイクロキャストスプールのインプレッション

 

をお伝えしました。

 

 

どんなスプールかカンタンにまとめますと、

 

快適に投げれるルアーウェイトとしては4g以上。

少しレスポンスが鈍くなる感もあるけど、3gのフローティングミノーも十分に守備範囲。

 

と言った感じです。

 

 

ノーマルよりかなりスプールレスポンスはかなり向上しますので、

 

  • より軽量ルアーを使いたい
  • 渓流ベイトにはやっぱり丸形ベイトリールでしょ

 

なんて方は間違いなく買って損はしません。

 

 

ただ、やっぱりラインキャパは気にした方が良いです。

 

 

深溝タイプであっても、純正よりかなり少ないですからね。

 

 

  • 21CNQ36R 4lbー60m
  • 21CNQ36R 12lb―50m
  • 純正 12lbー100m

 

 

深溝対応であっても純正の半分です。

 

ラインキャパがPEラインを使うか、もしくはボートなどのショートキャスト専用にとして使うならかなり気持ちの良いキャストフィールを得られるとハズですよ^^

 

ちなみにスプール重量だけでこれだけの差があります。

 

  • 21CNQ18R 7.4g(ベアリング込み重量)
    21CNQ36R 7.7g(ベアリング込み重量)
    純正スプール11.1g(ベアリング込み重量)

※ブレーキユニットなし

 

 

キャストフィール向上は期待して大丈夫です。

 

 

さて次回は、マイクロキャストスプールのマグネットブレーキについてお伝えしたいと思います。

 

 

SVSインフィニティをそのまま流用するか、マグネットブレーキに換装するか。

 

 

迷っている方も多いんじゃないかと思います。

 

 

ちなみに僕はマグネットブレーキを選びました。

 

 

その理由についても詳しく説明したいと思います!

 

21カルカッタコンクエスト100その他の記事一覧はコチラ



アベイル マイクロキャストスプール 21CNQ36R

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