注文していた21カルカッタコンクエスト100HGが3月末くらいに届きまして、そこから使用するリールは9割方カルコンと言う感じで使ってきました。
んでボチボチ使い込んできたので、そろそろ
「21カルカッタコンクエスト100の軽量ルアーのキャスタビリティってどーなの?」
と言うインプレッションを、具体的なブレーキ調整や飛距離とともにお伝えしたいと思います。
使用用途は時期的なこともあり、ほぼほぼ100%本流トラウトです。
合わせたロッドは、
ナイロンラインメインでワールドシャウラ1832と、
PEラインメインでテンリュウ レイズ RZ85MH-BC。
フィッシュマン ベンダバール89Mにも2~3回乗せたことがあります。
んで最近フィッシュマン クローラ92L+を導入しました。
クローラではまだほとんど使っていませんが、多分、コレからはクローラがメインになってくると思います。
と言っても本流は6月3週から4週にかけて鮎釣りが解禁になり、この時点で本流での釣りはかなり制限されてしまいます。
そしてお盆に投網が解禁になってほぼ終了、9月10日から禁漁。
てことで地元のトラウトシーズンは早くも終盤戦なのであります^^;
モノ足りなさ過ぎる感はあるのですが、まだ色々とやりたいこともあるのでラストスパートを掛けていこうと思います(^^)
ちなみに上記のロッドで一番合うと感じたのが、フィッシュマン クローラ92L+。
ワールドシャウラ1832は強いかな~って思ってたけど、自分が思ったより全然良かったです。
ワーシャは上記ロッドで一番張りがあるので、比較的スプール経の小さい21カルカッタコンクエスト100には強すぎるかなと思ったのですが、意外と使いやすかったです。
ベンダバール89Mも軽めのルアーを使いたいならアリだけど、バランス的にはカルコン200の方がしっくりきます。
まだクローラ92L+は殆ど使っていないのでなんともですが、14g程度の少し重めのルアーなら多分、飛距離も一番出ていました。
見た目No.1はテンリュウ レイズ RZ85MH-BC。
コルクグリップにクラシカルなトリガーにウッドリールシート、ゴールドボディの丸形ベイトリール。
トラウトやるならめちゃくちゃテンションが上がるコンビで、見ているだけでうっとりするくらいずっと眺めていられます。
トラウトやっていると何故かタックルの見た目に拘ってしまいます^^;
さてタックル紹介はこの辺にして、軽量ルアーインプレッションをお伝えします。
21カルカッタコンクエスト100HGに合うロッドについてはまたお伝えしますね。
21カルカッタコンクエスト100についてのその他の記事はコチラ
▶【21カルカッタコンクエスト100HG】ベイトフィネスをやるには注意が必要
▶【具体例】21カルカッタコンクエスト100or200 どっち買い?
▶21カルカッタコンクエスト【ギア比】ハイギア(HG)を選ぶ4つの理由
▶【驚愕】21カルカッタコンクエストでPEラインを使ってみたメリット・デメリット
▶記事一覧
目次
21カルカッタコンクエスト100HG 軽量ルアーインプレッション
早速ですが、「軽量ルアーの扱いやすさ」という意味で結論から言うと、
- 5~7g程度の軽量ルアーならボチボチ使える
- スプールのライン量を減らせば十分快適に使える
と言った感じです。
詳しく説明しますね。
5~7g程度の軽量ルアーならボチボチ使える
ボチボチと言ったのは、やはり21カルコン100のベストルアーウェイトは7~14g程度。
このくらいのルアーウェイトはかなり気持ち良く使えます。
とは言え、射程30mくらいまでなら5~7g程度のルアーも、それほど問題なく使うことは出できます。
多少、スプールがもたつくと言うか、レスポンスが悪くなる感じはありますが、投げられないと言うことはありません。
5~7g程度のルアーもベストではないけども、そのくらいのルアーウェイトになると、やはりスプール径Φ32mmくらいのアルファスやアルデバランに軍配があがる。
と言ったイメージです。
実際に僕はトラウトメインで使っていますが、5g台のミノーを30mくらいなら問題なくキャスト出来ました。
けどやはり7gを超えてくるとかなり投げやすくなります。
一番多用していたのは10gのスプーンですが、このくらいのウェイトになると、空気抵抗の少なさも相まってかなり気持ち良く使えます。
自分の使い方的に7~10gくらいのミノー、スプーンを多用していたのですが、
イレギュラー的に5g台のスプーンやミノーもちょくちょく使うといった感じです。
5~7gのルアーをメインで使うのなら正直物足りない感はありますが、
7~14gのルアーがメイン、
んでタマに5~7gのルアーを投げる。
と言う使い方なら十分満足感を得ることができると思います。
ちなみにブレーキは比較的強めに掛けています。
ルアーウェイト5g台のミノーを投げていたときの具体的なブレーキ設定としては、
- メカニカルブレーキはゼロ
- SVSインフィニティ内部ブレーキは3個ON
- 外部ブレーキは中間からMAX
と言った感じ。
ただ、ラインがスプールに満々タンで外径いっぱいまでパンパンに巻いていました。
ラインキャパの110~120%近くまでかなり多めだったのでブレーキが強めだったと言うこともあります。
けれどやはり軽くて空気抵抗の大きめのルアーは、ブレーキを強めに掛けてやる必要があります。
ラインが適正量なら、内部ブレーキ2個、あとは外部ブレーキでほぼほぼ調整しきれるんじゃないかと思います。
ですから上記設定だとけっこう強めのブレーキだた思うのですが、それでざっくり30mくらいは飛ばすことができます。
ちなみにですが、あえて強めにブレーキを掛けた方が飛距離が伸びることがあります。
なぜならブレーキでラインにテンションが掛かって、ルアーの飛行姿勢が安定するんですね。
もちろん、きちんとしたキャストフォームでルアーの飛行姿勢を安定させるのが一番なのですが、
「なんかルアーが回ってしまう…」
と言う方は、ブレーキを少し強くしてやると逆に飛距離が伸びることがあります。
風で飛行姿勢が乱れるときも同じ要領で飛距離が伸びることがあります。
あ、測定した飛距離に関しては糸フケをとってハンドルの回転数なので、かなりザックリです。
ですからあくまでも参考までって感じでお願いしますね(^^)
で、5g台のルアーが7g台までウェイトが重くなると、フィーリングが全然違うんですよね。
まずルアーが重くてエネルギーを持っている分、スプールの立ち上がりが軽いので軽い力で飛ばせる。
強くロッドを振らなくても曲がってくれるから、その分、反発力も得やすくなります。
もちろん使用するルアーやロッドにもよりますが、7~8gのミノーなら40mは全然楽勝でしょう。
確かこのルアーのウェイトは7~8gだったと思うのですが、40mは軽く超えます。
※ちなみにこのときのロッドはテンリュウレイズ RZ85MH-BC。
上記のロッドでは一番軽く繊細に扱えますが、ガイド経も一番小さく数もたくさんついていて、飛距離は一番出ていないと思います。
同じルアーでもBEAMSクローラ92L+の方が明らかに飛距離は出ていたと思います。
5~7gくらいの軽量ルアーもキャストすることは出来る。
けれど、ベストではない。
と言うのが21カルカッタコンクエスト100の軽量ルアー扱いに関する僕の結論です。
まあ、とは言え、スプール径Φ34mmクラスのベイトリールのなかでは、軽量ルアーの扱いやすさはトップレベルと言って良いでしょう。
例えばジリオンSVTWと比較すると、
トラブルレス性はジリオンSVTWには劣るけど、飛距離は21カルコン100の方が明らかに伸びます。
キャストをすると、ルアーの着水点が明らかに自分がしたイメージより遠くに飛んでいるって感じです。
トラブルレスのSVと比較するのもちょっと違うかも知れませんが、21カルカッタコンクエスト100に搭載されているMGLスプール3の軽量ルアーの扱いやすさは、クラストップレベルなのは間違いないです。
軽量ルアーをメインで使うなら、ライン量を減らせばOK
ノーマル通常使用だと5~7gくらいのルアーはちょっと扱いにくいですが、
スプールのライン量を減らせば十分快適に使えます。
具体的には7~8割程度まで減らすだけでも、5~7g程度の軽量ルアーはかなり快適に扱う事ができます。
なんなら実際に半分くらいの糸巻き量に押さえて、ベイトフィネス(渓流ベイト)として使っていたくらいですから。
21カルカッタコンクエスト100のベイトフィネスについての記事はコチラ。
▶【21カルカッタコンクエスト100HG】ベイトフィネスをやるには注意が必要
ライン量を半分くらいに抑えれば、3g程度のミノーでもスプールのもたつきは多少あるものの、使えないワケではありません。
実際にスプールにナイロンラインを満タンに巻くと、ラインの重さだけで実測7.7gあります。
このラインを3割減らせば、それだけで2.3gの軽量化になります。
2.3gのスプールの軽量化って、間違いなく体験できるレベルで軽量ルアーがキャストしやすくなるハズです。
21カルカッタコンクエス100のスプール重量がベアリング込みで13.6gですから、2.3gの軽量化ってスプール重量が約20%減ったことになります。
ベイトフィネス級とまでは言いませんが、一つ小さいサイズであるスプール径Φ32mm並の軽量ルアーのキャスタビリティは発揮します。
ですから、
「21カルコン100を5~7g軽量ルアーメインで使いたい!」
と言う方は、糸巻き量を7~8割くらいに抑えればかなり快適に使うことが出来ます。
ただ糸巻き量を抑えた使い方をするのなら、HG(ハイギア)を使うのをオススメします。
なぜなら、ノーマルだとタダでもローギアなベイトリールですし、MGLスプール3はナロースプール(幅が狭いスプール)なので、ラインがキャストによって放出されたときのスプール軸の痩せ方が大きいからです。
要はスプールが痩せてしまうと、ハンドル一回転あたりの巻取り長さがもっと短くなっちゃんですね。
ですからこの減少幅を抑えると言う意味でも、HGを選んでおいた方がいい。
と僕は思います。
まあ、僕自身ハイギアを好んで使っていると言うのもありますけどね。
ギア比はリズムや好みもありますが、ローギアを使う人もスプールのライン量が減って巻き取り長さも短くなることは、頭の片隅にでも置いといた方がいいと思います。
ジリオンSVTWと比較して…
ジリオンSVTWとカルコンは、丸型とロープロファイル、
価格帯も違いますので正直、比較するようなベイトリールではないです。
けれど、両機とも使用するルアーウェイトが被りますし、僕がたまたまジリオンを直前に使っていたと言うこともあります。
ですからせっかくなので少し比較をお伝えしてみようかと思います。
まあ、ジリオンSVTWと21カルコン100の比較と言うより、
SVスプールとMGLスプールⅢの比較
と言った方がしっくり来るかも知れませんね。
両スプールともスプール径がΦ33mmとΦ34mmと同じクラスのベイトリールで、ラインキャパは同じ12lbが100m。
なのでキャストするルアーウェイトとしては両機とも10グラム前後と、ほぼ同じになります。
ですからその辺りの視点で比較していきますね。
ズバリ言ってしまうと、
単純に軽量ルアーの投げやすさで言ったらSVスプールの方が投げやすいです。
ただ、それはスプールの特性上、「そう言うモノ」と言った方がいいです。
なぜならSVスプールのSVは、ストレスフリーバーサタイル。
強風時や空気抵抗の大きなルアーも、ストレスなく投げれる様にセッティングされたスプールです。
要は、悪条件下でもトラブルなくキャスト出来るスプールなんですね。
「軽量ルアー」と言うのは、言ってしまえばベイトリールにとって「悪条件」です。
ルアーウェイトが軽いと空気抵抗によって失速しやすいし、風でルアーが流されやすいです。
ベイトリールにとって軽量ルアーのキャスティングと言うのは、はっきり言って「悪条件」なんですね。
対してMGLスプールⅢは遠心力ブレーキ。
遠心力ブレーキと言うのはスプールが高回転ならブレーキ力が強く、低回転なら弱くなります。
つまり、キャスト直後の高回転時に強いブレーキ力がかかり、終盤にかけて回転数が落ちていくにつれてブレーキ力も落ちていきます。
要は、終盤の飛距離が伸びやすいんです。
実際にSVスプールとMGLスプールを比べれば、
遠心力ブレーキであるMGLスプールの方が飛距離が伸びるのは誰でも体感できるんじゃないかと思います。
実際に僕は、明確に21カルコン100の方が飛距離の伸びを感じました。
けれど、空気抵抗の大きいルアー、強風時などの「悪条件」であると、トラブルが起こりにくいSVスプールの方がむしろ飛距離を伸ばせます。
まあ、サミングのテクニシャンだったらその限りではありませんけど、そのくらいSVスプールのトラブルレス性というのは大きいんですね。
という事で、「軽量ルアーの投げやすさ」と言う意味でジリオンSVTWと21カルカッタコンクエスト100を比較すると、
SVスプールのジリオンSVTWの方がキャストはしやすいが、絶対的な飛距離では21カルコン100の方が出る。
と言った感じでしょうか。
まあ、あまり両機比較するようなベイトリールではありませんが、同じタフネスを売りにしたベイトリールですし、最近僕が使っていたと言う理由から少し比較してみました。
ご参考までに。
21カルカッタコンクエスト100HG 軽量ルアーインプレッション【まとめ】
さて今回は、
「21カルカッタコンクエスト100の軽量ルアーのキャスタビリティってどーなの?」
と言うインプレッションをお伝えしました。
結論を言うと、
- 5~7g程度のルアーは少しスプールがもたつくが、そこそこ使える
- 5~7g程度のルアーをメインで使うなら、スプールのライン量を7~8割位に少なくすれば十分快適に使える
と思っていただければいいと思います。
「7~14gのルアーがメイン、たまに5g程度のルアーも使う」
と言う使い方なら全く問題ないでしょう。
21カルカッタコンクエスト100のスプール経はΦ33mm。
軽量ルアーと言うより、やはり7~20gくらいまでのルアーウェイトをターゲットにしたベイトリールです。
このくらいのルアーウェイトならかなり快適に使えますし、丸形ベイトリールらしからぬ飛距離も出ます。
ず~っと巻き巻きしていられるくらい気持ちの良い巻き心地に味わえて、飛距離も十分。
軽量ルアー対応度も十分対応できますので、迷っているのなら購入してみると世界観変わるかもです^^
ただ、僕はPEラインをメインで使っていますが、近距離メインならナイロンラインの方が扱いやすいと思います。
PEラインの比重の軽さ、ロングキャストをしてもスプール軸が細くなりにくいのは魅力ですが、他のベイトリールに比べて意外とPEラインのバックラッシュが直しにくいんですね。
(僕だけかもしれませんが^^;)
向き不向きで言えば、PEラインは遠心力ブレーキよりマグネットブレーキの方が向いています。
そしてSVスプールはPEラインが扱いやすいです。
21カルカッタコンクエスト100のPEラインについてはコチラに詳しく書いていますので、PEラインを使いたいって方はぜひ読んでみて下さい。
▶【驚愕】21カルカッタコンクエストでPEラインを使ってみたメリット・デメリット
正直カルコンは、釣りに行けなくてもこのヌメヌメを味わうだけで幸せになれます^^
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