※本サイトにはプロモーションが含まれることをご了承ください。

出典:シマノ

※4/20 PEラインのメリット・デメリット、ベイトフィネス、ギア比の選び方、100、200の選び方、関連記事追記 

※4/5 実投インプレッション、欠点を追記

※21カルカッタコンクエスト100の関連記事は随時追加しています。

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PEラインはどーなの?軽量ルアーはどーなの?ベイトフィネスでは使えるの?飛距離は?シーバスは?ブレーキは?

随時アップしていきます。

 

少し下のある目次をクリックしていただければ実物インプレにジャンプします。

 

 

さて本題。

 

遂に登場した21カルカッタコンクエスト、今回の進化はかなり大きく、遂に

 

「丸型ベイトリールの欠点を見事に解消してきた」

 

とも言える大きな進化がありました。

 

 

けれど実は僕は、この新カルコンにどうしても熱望していたことがありました。

 

 

ですが今回のモデルチェンジで、それはもう諦めました。

 

 

何を諦めたかと言うと、ギア比XGクラスのラインナップ。

 

 

僕、丸型ベイトリールは大好きなのですが、

カルカッタコンクエストに限らず丸型ベイトリールはギア比が低すぎて、購入を見送ることが多かったんですね。

 

 

ですから、毎年毎年XGクラスに期待しながら新製品を覗いてました。(笑)

 

 

で、今回もHGまででしょ?

 

 

こりゃもう、シマノさんはXGを出す気はないね。

 

 

もう、カルコンにXGクラスを求めるのは諦めました。

 

 

要望は多いと思ったんですけどね。

 

 

だって、熱狂的なカルコンファンとか絶対にいるもの。

 

 

けれど、今回の新カルカッタコンクエストは熱望していたXGを諦めてでも、「購入したい」って思える進化をしてたんですね。

 

 

それは何かと言うと、公式サイトでは大々的にアピールされていませんが、

 

「丸型ベイトリールの欠点を見事に解消してきた」

 

と思える進化であり、僕の中でも

 

「XGを諦めてでも買う価値があるベイトリール」

 

と言うくらい大きかったです。

 

 

その進化とはズバリ、

カルカッタコンクエストにナロースプールが採用されたこと。

 

 

これが丸形ベイトリールにとって、実に大きい!

 

 

今回はその辺りを中心にインプレッションして行きたいと思います。

 

21カルカッタコンクエスト100 インプレッション

 

さて、2014年のモデルチェンジから実に7年ぶりに、カルカッタコンクエストが新しくなりました。

 

 

7年続いたモデルですが、「巻きのベイトリール」と言う意味では、7年経っても全くそのポジションは全く揺らぐことはありませんでした。

 

 

けれど、流石にスプール性能等、機能面で最新機種に見劣りする部分は出てきていたんですよね。

 

 

そして僕は14(15)カルカッタコンクエスト100を

 

  • ギア比が低すぎる
  • 100なのにスプール径がΦ36と大口径
  • Φ36なのにラインキャパが12lb‐100mと少なすぎる

 

こんな理由で一歩購入に踏み切れなかったんです。

 

 

「丸形にXGは必要ないやろ」

と言う声が聞こえて来そうですが、トラウトやっていると丸形使いたくなるんです!なぜか。

 

 

例えば本流トラウトで激流の中フルアップに投げると、ローギアだとラインスラッグの回収が間に合わない!

 

遠投した先でのバイトに、ラインスラッグを回収しての合わせに間に合わない!

 

こんな状況がどうしてもあったのです。

 

 

ですから、カルコンを買うならXGクラスが欲しかったのです。

 

 

それに、「どーしても丸型が使いたい」てユーザーもいるでしょ?

 

 

釣りは趣味の世界ですからね。

 

 

見た目も重要。

機能だけでは選べないのです。

 

 

スピニング使えば?

ベイトが使いたいんです。わざわざ。

 

 

そしてどうにも気になったのが、100番クラスなのになぜスプール径Φ36?

 

 

カルコンは、従来100クラスのスプール径はΦ33でした。

 

 

カルコンDCは今でもそうですよね。

 

 

なのにΦ36まで大きくなったら、100番クラスの持ち味無くなるじゃん?

しかもΦ36として使うにしても、12lb‐100mのラインキャパは少なすぎなんじゃ…

 

と、なんとも中途半端な状態だったんですよね。

 

 

シマノさんいわく、

「スプールの慣性力が減ったから、径が大きくなっても軽量ルアーのキャスタビリティは変わらない」

とのことでした。

 

 

でもそれって逆に言えば、

「100番クラスで使いたい軽量ルアーのキャスタビリティの進化は無かった」

てことじゃ…

 

 

逆に200番はスプール径Φ40と言う、他にない面白いベイトリールだったんですけどね。

 

 

まあ、そんなこんなで100番はどうしても購入には踏み切れなかったのです。

 

 

ですが今回は僕の中の致命的な部分を諦めてでも、「欲しい」と思わせてくれたのです。

 

 

その理由は、今回カルコンに搭載された目玉の1つであるMGLⅢスプール

コレが丸形ベイトリールの欠点を見事に解消してくれているからなんです。

 

MGLスプールⅢって?

出典:シマノ

MGLスプールと言えば、シマノのベイトリールの大きな特徴の一つです。

 

 

スプールの慣性力を極限まで減らしたスプールは、遠心力ブレーキの気持ちの良いキャストフィールを「より気持ちよく」してくれました。

 

 

特徴は違うけど、ダイワがSVスプールなら、シマノはMGLスプールって感じの看板スプールです。

 

 

で、そのMGLスプールも前回のモデルチェンジである2014年からのこの7年間に、Ⅲまで進化をしました。

 

 

MGLスプールの大きな特徴のの一つに、スプールのナロー化があります。

 

 

要はスプールの幅が狭くなっているんです。

 

出典:シマノ

 

14カルカッタコンクエストでは21mmだったスプール幅が、MGLスプールⅢを搭載した21年版では19mmまで狭くなっています。

 

 

コレがカルカッタコンクエストの唯一とも言える大きな欠点を、見事に解消してくれるんですね。

 

カルカッタコンクエストの欠点

 

カルカッタコンクエストと言うより、丸型ベイトリールには大きな欠点があります。

 

 

それは、

スプールとレベルワインダーの距離が近すぎること。

 

 

スプールとレベルワインダーの距離が近いと、飛距離が落ちるだとかキャスタビリティが落ちるだとかいろいろ言われていますよね。

 

 

けれどなによりも、キャストの安定感が無くなってしまうんです。

 

 

コレはPEラインを使った時に、特に現れる特徴です。

 

 

例えばレベルワインダーの位置がココのとき、

 

 

スプール右端はレベルワインダーと一直線になり、ラインの放出抵抗は小さきくなります。

 

 

けれど、ラインが左端になるとレベルワインダーとの角度が鋭角になり、放出抵抗は大きくなってしまいます。

 

 

この「抵抗の差」がキャストの安定感に影響を及ぼしてしまうんですね。

 

 

要は、

 

  • 抵抗の少ない右端に合わせるとブレーキ力が小さくなり、ラインが左端に行ったときにバックラッシュしやすい
  • 抵抗の大きい左端に合わせるとブレーキ力が大きくなり、ラインが右端のときにブレーキがかかり過ぎている

 

こんな状態になってしまうんです。

 

 

この差はナイロンラインだとそこまで感じないかも知れません。

 

 

けれど、PEライン、ナイトゲーム、空気抵抗の大きいルアーと言った、条件が悪くなればなるほど大きく顔を出してくる特徴です。

 

 

それを解消するにはキャスト毎にレベルワインダーを真ん中に持っていけば良いのですが、実釣においていちいちそんなことやってられませんよね。

 

 

ましてやシーバスとかのナイトゲームではそんなこと不可能です。

 

 

それを解消する機能として、ダイワのTWSやメガホン状のレベルワインダー、ベイトリールのロングノーズ化などといった様々な工夫が凝らされているのです。

 

 

ですが、丸形ベイトリールはただでもレベルワインダーとの距離が近いのに、それらの機能を備えることが出来ません。

(それだけにリョウガTWSは密かに期待していたのですが)

 

 

僕は基本的に高剛性&カッコいい丸形ベイトリールが好きなのですが、その辺の機能面でどうしても踏み込めなかったんです。

(あとローギアしかないのもね)

 

 

けれどナロースプールであるMGLⅢは、見事に丸形ベイトリール最大の欠点を解消していますよね。

 

 

どのくらいの違いがあるのかは使ってみないと分かりません。

 

 

けれど、シマノさんいわく今回の21カルカッタコンクエストは、

「アンタレスより飛ぶ」

とのこと。

 

ホントか?飛びのアンタレスちゃうの??

 

とも思いますが、要はそれだけ糸抜けが良いということでしょう。

 

 

「レベルワインダーの位置」と言うのは、僕もリョウガを使用していた時に明確に感じたことがあります。

 

 

その時はPEラインを使用して、シーバスのナイトゲームをやっていたんですね。

 

 

同じブレーキセッティング、同じ気象条件、ロッド、同じルアーで、同じようにキャストしても、バックラッシュするときと気持ちよく飛んで行く時がありました。

 

 

「なぜだろう?」

と思って、明るくなってからひたすら確認キャストを繰り返していたら、レベルワインダーの位置で全然違うことに気がついたんです。

 

 

レベルワインダーを真ん中に持っていくと、圧倒的に気持ちよく飛んで行く。

 

 

空気抵抗の少ないシンキングペンシルやバイブレーションだとそこまで感じないのですが、

少し空気抵抗が大きなミノーとかだとその差は明確に感じました。

 

 

まあ、セッティングがぎりぎり過ぎたということもあると思いますが。

 

 

恐らくナイロンラインでは、それほど差は感じないと思います。

 

 

なぜならPEラインは、スプール上でラインが少し浮いただけで絡みつく様にバックラッシュしてしまうからです。

 

 

要はナイロンラインよりキャスティングがシビアなんですね。

 

 

ですから、抵抗の少ない側でブレーキを合わせてしまうと反対側でラインが少し浮いてしまい、その「少し」によって、絡みつく様にバックラッシュしてしまうのがPEラインなんです。

 

 

ベイトリールでのPEラインキャストはどうしてもシビアになってしまうので、明確にデメリットが表面化してしまいました。

 

 

けれど、あまり気にならないだけで、起こっていることはナイロンラインでも同じですよね。

 

 

それがレベルワインダーの位置による「糸抜けの悪さ」です。

 

 

やはりレベルワインダーと言うのは大きな抵抗であり、丸形ベイトリールの大きな弱点なんです。

 

 

ですから、ナロースプールによってその糸抜けの悪さを解消してくれたのは、とっても大きいと僕は思っているんです。

 

 

それこそ、熱望していたXGクラスを諦めてでも「欲しい」と思えるくらい、僕の中では大きかったです。

 

MGLスプールⅢのメリット・デメリット

ベタ褒めのナロー化したMGLスプールですが、もちろんメリットばかりではありません。

 

デメリットもちゃんと存在しています。

 

メリット・デメリットは次の通り。

 

<メリット>

  • 遠心力ブレーキと相性が最高
  • スプールの慣性力低減
  • レベルワインダーの抵抗低減

 

<デメリット>

  • リーリングのフィーリングが変わってしまう
  • 遠投するとローギア化してしまう
  • ラインキャパが確保しにくい

 

ではメリットから説明しますね。

 

遠心力ブレーキと相性が最高

実はナロースプールは、遠心力ブレーキと相性が最高なんですね。

 

 

まず遠心力ブレーキの特徴です。

 

 

「キャスト直後の最もスプールの回転数が高いときに最も大きなブレーキ力がかかり、回転数が落ちるにつれてブレーキ力が落ちていく」

 

コレが遠心力ブレーキの特徴です。

 

 

回転数の落ちて来る後半は、あまりブレーキ力は必要ありません。

 

 

その後半にブレーキ力が落ちて来るので、遠心力ブレーキはロングキャストのフィーリングが最高に気持ちいいんですね。

 

 

ですが反面、

 

  • 前半にブレーキ力を合わせると後半強すぎる
  • 後半にブレーキ力を合わせると前半強すぎる

 

と言うことも起こってしまいます。

 

 

特に空気抵抗で失速しやすいルアーは、後半にバックラッシュしやすかったんです。

 

 

それをテクニシャンな人たちはサミングで調整し、飛距離を伸ばしていました。

 

 

で、それを補ってくれるのがナロースプールなんです。

 

 

ナロースプールはスプール幅が狭いのでロングキャストをすると早くラインが減って行って、キャスト後半ではスプール軸が細くなってしまいます。

 

 

要は、後半は小径スプールになってしまっている状態です、

 

 

この小径スプール化が、いい感じにナチュラルなブレーキをかけてくれるんです。

 

 

例えるなら、無段階でエンジンブレーキがかかっている状態でしょうか。

(ちょっと違うかな^^;)

 

 

空気抵抗の少ないメタルジグとかだと失速しにくいので、このナチュラルブレーキはあまり必要ないかも知れません。

 

 

けれど実際に多く使用するのは、少なからず空気抵抗のある「ルアー」です。

 

 

もちろんルアーにもよりますが、多かれ少なかれキャストの後半に空気抵抗によって失速してしまいます。

 

 

その時にスプール軸が細くなることによるブレーキが、いい感じハマることがあるんですね。

 

 

かと言ってそれを補う為にメカニカルブレーキを締め付けて締まったら、スプールの回転そのものをスポイルしてしまいスプールレスポンスが落ちてしまいます。

 

 

そう言う意味でも、キャスト後半のブレーキ力が落ちて来るときだけに自然にかかってくれるブレーキは、遠心力ブレーキと相性は良いんですよね。

 

 

コレは太いラインを使っている時にも同じことが言えます。

 

 

このブレーキ効果は、次に説明する「スプールの慣性力低減」との相乗効果も大きく影響しています。

 

スプールの慣性力低減

昨今、スプールの軽量化競争が激化しています。

 

 

ですが、本当に必要なのは、「スプールの慣性力低減」です。

 

 

慣性力を減らすことによって、スプールのオーバーラン、要はスプールが勝手に回り続けることが無くなり、バックラッシュが低減します。

 

 

つまり慣性力が小さくなると、ブレーキ力が小さくてもバックラッシュがしにくくなると言うことです。

 

 

ブレーキ力が小さくて済むと、軽い力で投げることが出来るし、当然飛距離も伸びます。

 

 

つまり、キャストフィールがグンと上がるんですね。

 

 

慣性力を減らすには、もちろんスプールの軽量化は必須です。

 

 

ですが、数字を減らすだけでは意味が無いんです。

 

 

なぜなら、同じ重さであっても、

スプール中心に近い部分が軽いのか、外側に近い部分が軽いのかで慣性力は全然違って来るからです。

 

 

慣性力は、スプールの外側が軽くなればなるほど小さくなって行きます。

 

 

ですから実は、スプール軸の軽量化とかは数字上は軽くなりますけど、あまり効果的じゃないんです。

 

 

ココに目をつけたのが、スプール側面にブランキング(穴あけ加工)をしたMGLスプールⅡなんですね。

 

 

スプールのより外側を軽量化することで、慣性力を効果的に低減しています。

 

 

で、なぜナロースプールであるMGLⅢの慣性力が減っているのかと言うと、勘が言い方ならもうお気づきですよね。

 

 

ナロースプールはキャストをすると、グングンとスプール軸が細くなっています。

 

 

要はそれだけ、「スプール外側の重量」が軽くなって行くんです。

 

 

つまり、キャスト後半で慣性力がグンと減ってくれるので、ブレーキ力が小さくて済みます。

 

 

そしてその分、飛距離アップに貢献してくれる。

と言うワケなんです。

 

 

スプールの慣性力は小さいに越したことはありません。

 

 

慣性力は回り続ける力なので、キャスト後半になればなるほど邪魔をしてきます。

 

 

ですからキャスト後半のブレーキ力が落ちて来る遠心力ブレーキでは、「スプールの慣性力低減」は特に効果的だと言うことなんです。

 

 

では続いてデメリットを説明しますね。

(レベルワインダーの位置に関しては先ほど説明したので、割愛させていただきます)

 

ナロースプールのデメリット

<デメリット>

デメリットについては、MGLⅢが初めて搭載された19アンタレスのインプレッションで散々言われていますので、僕の方からはカンタンに説明しますね。

 

 

まず起こり得るデメリットは次の通り。

 

  • リーリングのフィーリングが変わってしまう
  • 遠投するとローギア化してしまう
  • ラインキャパが確保しにくい

 

 

先ほどからも言っている様に、ナロースプールはロングキャストをするとスプール軸が細くなってしまいます。

 

 

要は小径スプールになってしまいます。

 

 

と言うことは、

 

  • キャストをした先ではローギア
  • リーリングをして手前に来るとハイギア

 

となってしまうんです。

 

 

コレによってどうなるかと言うと、リーリングで手前に巻いて来るにつれて、

 

  • 巻き重りが大きくなる
  • 一定に巻いているとルアーの泳ぐ速度ががどんどん早くなる

 

なんて事が起こってしまうんです。

 

 

つまり、巻き始めと巻き終わりではフィーリングが変わってしまうということです。

 

 

そうなるとどうしても、リーリングによって流れの変化とかが掴みにくなってしまいますよね。

 

 

例えば、シーバスだと巻き重りで潮の流れを探すこともありますし、リーリング速度の変化でサカナを誘う事もあります。

 

 

その時に、自分のイメージとの乖離が出てきてしまうことがあるということです。

 

 

「ロングキャストをしたときは最初は早めに巻いて、徐々に遅くしていく。」

 

「巻き重りで流れの変化を感じたときは最初は軽く感じて、後半は重く感じる。」

 

 

こんな感じに自分の中のイメージで、ある程度補正してやる必要があるわけです。

 

 

まあ、そこまで気にするかどうかは人それぞれでしょうけど。

 

 

あと、スプール幅が狭くなると、どうしてもラインキャパが確保しにくくなりますよね。

 

 

最近はスプールレスポンス向上のために、最低限のラインしか巻けない様になっているベイトリールが多いです。

 

 

けれど、オカッパリでライン量をそれなりに確保したい人や、太糸大物狙いの困っちゃうんですよね。

 

 

まあ、このあたりのデメリットは他でも散々言われていますので、19アンタレスや20メタニウムを使っている人はもう周知の事実だと思いますけどね。

 

 

コレだけ聞くと、「なんか使いにくそう」と感じるかも知れません。

 

 

けれど、

それでも絶賛されている。

 

それがMGLスプールⅢと言うことです。

 

こんなカルコンあったら絶対に「買い」じゃない?

個人的には、200番のスプール径がΦ38になったのは少し残念に思います。

 

 

Φ38ってダイワZやアンタレスDCMDがありますからね。

 

 

Φ40と言うスプール径は他にありません。

 

 

ですからラインナップされていれば、十分に「カルコンを選ぶ理由」になりますよね。

 

 

例えばですけど欲を言えば、MGLスプールⅢを搭載して、こんなラインナップがあればな~。

 

サイズスプール径ラインキャパ
50Φ328lb-80m
100 Φ3412lb-100m
150Φ3616lb-100m
200Φ38 20lb-100m
250Φ4025lb-100m

   

こんなんあったら最高じゃない?

もちろん、最低でもHG以上。

 

 

50でベイトフィネスクラス~ライトプラッキング。

バス釣りはもちろん、渓流やライトソルト。

 

100で本流トラウトやバスフィッシング。

一番オーソドックスな10グラム前後のルアー。

 

150で14グラム以上のルアーの遠投。

シーバス全般

 

200で14グラム以上、PE3号以上を使うモンスター狙い

 

250で18グラム以上のプラッキング、40~60グラムくらいのメタルジグ。

外洋、磯など大場所でのシーバス、青物など。

 

で、既存の300、400にXGをぶち込んで。

 

 

こんな感じのラインナップ、夢がありませんか?

 

 

これを全部カルコンですよ?

 

 

ここまで隙のないラインナップなら、ベイトリール全てをカルコンにしたくなります(^^)

 

 

ま、僕の願望ですけどね。

 

21カルカッタコンクエスト100【インプレ】まとめ

さて今回は、7年ぶりに新しくなった21カルカッタコンクエストについてお伝えしました。

 

7年分の色々な進化があったわけですけども、一番は、

 

「ナロースプールによって、丸型ベイトリールの最大の弱点である糸抜けの悪さが解消された」

 

と言うところじゃないでしょうか。

 

 

14(15)カルカッタコンクエストは、どうしても一歩購入に踏み込めませんでしたが、コイツは買いですね。

 

 

ずっと熱望していたギア比XGを諦めてでも買おうと思います。

 

 

 

まあ、とりあえず今は購入は100のみですね。

 

 

200はΦ40なら欲しいけど、取り急ぎ必要ではない。

て感じ。

 

 

ではでは、購入したら実釣インプレしますね。

 

 

3月解禁は氷点下で金属リールはさすがにキツいから、も少し暖かくなってから(^^)

 

実物インプレッション

取り急ぎですが、実際に手にとって見て感じたことを。

 

 

とにかくコンパクト!

(手がアルコールでガサつきまくっていますので、お見苦しい手で申し訳ございません^^;)

 

 

パーミングした感じはこんな感じ。

 

スプールなんて親指幅ギリギリ。

 

僕は基本的にスプールではなく、ラインを押さえてサミングします。

 

 

スプールに指が当たってしまい、予期せぬブレーキが掛かってしまわないか少し心配。

 

 

まあ、実際に投げてみてですね。

 

 

ブレーキはもちろんSVSインフィニティ。

 

4つの内部ブレーキと、

 

無段階の外部ブレーキ。

 

個人的には無段階はあまり好きじゃありません。

 

 

なぜなら、微微妙なところでの再現性が無いから。

 

 

例えば、ブレーキ力「5」で投げていたとき、少し空気抵抗が大きいルアーに変えれば1段階ブレーキを上げるし、良くと飛ぶルアーに変えればブレーキを1段、2段と下げます。

 

 

無段階だとこの再現性が難しいんですよね。

 

 

「このルアーはこのブレーキ」と言う設定も困難です。

 

 

しかも印もMAX、MIN、その間に一つと、3つだけ。

 

 

せめて印くらい5段、もしくは10段階くらいで欲しかったかな。

 

 

この辺はちょっと残念です。

 

 

もしかしたら誰かがステッカーとかで作ってくれるかもですが。

 

 

ただ、シーバスナイトゲームじゃコレはちょっと使いにくいです。

 

 

無段階だとブレーキ調整で確実にライトを付ける必要があります。

 

 

このあたりはマグネットブレーキは大きな強みですよね。

 

 

暗闇の中で見なくてもブレーキが足りないなと思ったら、ダイヤルを一つカチッとやるだけです。

 

 

ただ、逆に内部ブレーキは調整しやすいです。

 

パーミングカップ下の黒のレバーをカチッとやるだけで、

 

フリップオープン。

 

このギミックはかなりいいですね。

 

 

とりあえず今回はここまでにしときます。

まだまだ色々書きたいことはありますので、随時アップしていきます。

 

 

楽しみにしていてください^^

 

 

PEラインはどーなの?軽量ルアーはどーなの?ベイトフィネスでは使えるの?飛距離は?シーバスは?ブレーキは?

 

試したいことが盛りだくさんだ^^

 

 

とりあえず気になる人の為に少しでもギャラリーを。

本当カルコンて、うっとりするほどキレイでカッコいいですよね。

 

 

全てカルコンで揃えたくなるほど所有欲を満たしてくれます^^

 

実投インプレッション

ベイトフィネス様に巻いていたラインから本流用のラインに巻きかえ、隙あらば釣りに行ける体制を整えました^^

 

 

で、仕事帰りに30分ほど川に立ち寄って、21カルコン100の試し投げをしてきました。

 

 

合わせたロッドはワールドシャウラ1832、昨年の秋モデルですでにシーバス、自己記録イワナで入魂は済ませてあります。

 

ラインは12lb100m、21カルコン100のラインキャパちょうど満タンです。

 

 

ラインはこのあとPEラインにするかこのままナイロンで行くか迷っていますが、とりあえずナイロンラインでの試投インプレッションです。

 

キャストフィールについて

さて、第一投、ラインを湿らすために軽く捨てキャスト。

 

 

「お!」

 

と思うくらい、軽いキャストでも伸びが感じられました。

 

 

ここ一ヶ月ジリオンSVTWを使っていたのでどうしても比較的な感じになりますが、やはりSVよりキャスト終盤の伸びはありそう。

 

 

徐々に力を加えていくと、それに比例して飛距離も伸びていく。

 

 

SVだと力を入れようが入れまいが、あまり飛距離って変わらないんですよね。

 

 

7割位の力でキャストして十分な飛距離が出る分、それ以上の力を加えてもあまり伸びない感じ。

 

 

けれどさすがSVSインフィニティ、力の入力に応じてちゃんと飛距離が伸びていきます。

 

 

やっぱ最大飛距離に関しては、SVよりMGLスプールの方が伸びると言って間違いないでしょう。

 

 

ただ、急な風などの変化に勝手に対応してくれるSVは、トラブルレス性という意味では優秀です。

 

 

特に今回は横風がかなり強く、止んだり吹いたりを繰り返している状況だったので、こんな状況だったらジリオンSVTWの方が使いやすかったかも知れません。

 

 

そしてちょっと驚いたのが、けっこう派手目にラインが膨らんでも、そのままルアーが伸びてバックラッシュにまで至らないということ。

 

 

ルアーが10gのスプーンと、プラグに比べれば飛距離が出やすいルアーということもあると思いますが、コレは恐らくMGLスプールⅢの恩恵かなと思います。

 

 

恐らくMGLスプールⅢの最大の特徴である、「ナロースプール」の影響でしょう。

 

 

ナロースプールって、要は幅が狭いスプールです。

 

 

幅が狭いということは、キャストをするとラインの減りが早くなります。

 

 

ラインが減ってくるとスプールからのラインの放出量が少なくなるので、バックラッシュしにくくなります。

 

 

つまり、キャスト前半で起こりそうになったバックラッシュを、キャスト後半でラインの放出量が少なくなってくることで抑えている。

と言った感じでしょうか。

 

 

そういうこともあってか、今回色々試している中でキャスト後半でのバックラッシュはほとんど無かったです。

 

 

遠心力ブレーキってキャスト後半でブレーキが弱くなるので飛距離が伸びる分、バックラッシュのリスクが出て来ます。

 

 

けれどナロースプールによってスプール軸が細くなっていく分、ラインの放出量が減っていってバックラッシュのリスクが抑えられます。

 

 

逆に言えば後半の伸びが少なく、飛距離が伸びないという結果に繋がるワケですが、まあ、そこはさすがのSVSインフィニティと言ったところでしょうか。

 

 

十分な伸びは確保されています。

 

 

ですから、前半と後半で必要なブレーキ力をコントロールしてやるのが、SVSインフィニティの非距离を伸ばすカギになるのかなと思いました。

 

 

要は、前半のバックラッシュをどれだけでも弱いブレーキで抑えることが出来れば、後半はラインの放出量が減ることによってナチュナルにブレーキが掛かりますからね。

 

 

このあたりはブレーキ調整だけでなく、キャストの方法、サミングなどで多分大きく変わってくると思います。

 

ジリオンSVTWは誰でもそれなりの非距离を出すことが出来るけども、SVSインフィニティが搭載されている21カルコン100は、使い方次第で最大飛距離が随分変わってくるかもと言った印象です。

 

 

まあ、このあたりはもっと使い込んでからですね。

 

やはりここは欠点

想定の範囲だったとは言え、やはり極上のキャストフィールと引き換えに大きな欠点も浮き彫りになりました。

 

 

それは、キャストの飛距離で巻き取り長さが大きく変わってしまうこと。

 

 

コレはナロースプールの大きな欠点です。

 

 

同じMGLスプールⅢが搭載されている19アンタレスが登場した際にも懸念ポイントとして上げましたが、幅が狭いナロースプールはフルキャストでラインが大きく放出されるとスプール軸がやせ細ってしまい、巻き取り長さが大きく変わってしまうのです。

 

 

実際にどのくらい減るのかと言うと、50m程度のキャストで

このくらいラインが減ってしまいます。

 

 

21カルコン100のラインキャパが12lb-100mですから、12lbラインを50m投げた時点でラインスラッグを考慮するとスプールに残っているライン量は半分以下になってしまうのです。

 

 

この時点での巻き取り長さがどのくらいになるのかと言うと、、、

スミマセン、測定し忘れました^^;

 

 

また測定して報告しますね。

 

 

とりあえず大きく変わることには違いありません。

 

 

この違いって、思いのほか大きいと思うのです。

 

 

なぜならフルキャストした先はルアーの動きが目に見えなく、どの程度のスピードルアーが動いているのかイメージしにくいからです。

(ですから数字が大事なのに、測定し忘れるとは…)

 

 

恐らくハイギアでも、下手をしたらローギア並の巻き取り長さになっていると思います。

 

 

ですからそのあたりをきっちり考慮して巻かないと、一定の速度で巻いているつもりでもルアーの泳ぐ速度が勝手に早くなってしまうことになります。

(だからちゃんと測定しとけって)

 

 

もし、ルアーが泳ぐか泳がないかギリギリの速度で巻きたいと思っていて、足元でその速度を確認していたとたら、巻き取り長さが減ってしまうフルキャストした先ではルアーが全然泳いでいないことになってしまいます。

 

 

けっこう重要なことでしょ?

 

 

ナロースプールの欠点として分かっていたこととは言え、やはり大きなポイントです。

 

 

近距離メインならさほど影響はないかも知れませんが、僕としてはどちらかと言えば中・遠距離がメインになります。

 

 

10gのスプーンでも飛距離は50mは超えます。

 

 

14g、18gのスプーンをフルキャストすれば、60、70mなんて軽く超えます。

 

 

そこから巻いてくるのに巻き取り長さが大きく変わるというのは、やはり自分のイメージと違った動きをしていることになります。

 

 

特にフルキャストした先でバイトがあった場合、素早く巻き取って追いアワセと言う場面も出てきます。

 

 

少しでもスとロークを深く取って大きくアワセたいのに巻き取り長さが減っているのは、やはりウイークポイントなんですよね。

 

 

ただ、この欠点の補い方として、2つポイントがあります。

 

 

一つは200番サイズを使うこと、もう一つはPEラインを使用することです。

 

 

ラインキャパが大きな200番サイズを使えば、12lbラインが50mくらい放出されてもスプール軸はそこまで細くなりません。

 

 

ですから、重めのルアーの遠投を考えているのなら、100ではなく200番を購入したほうが良いと思います。

 

 

ただ、僕は10g前後のプラグを快適に投げたいと思っていますので、18gのスプーンの遠投より、軽めのルアーの使用感を重要視して100番を購入しました。

 

 

このあたりについては今詳しい記事を執筆中なので、もう少しお待ち下さい。

 

 

PEラインも、スプール軸が細くなってくれることを防いでくれます。

 

 

なぜならPEラインはナイロンラインよりたくさん巻くことが出来るので、逆を言えばラインが放出されても目減りが少ないんですね。

 

 

しかもナロースプールはPEラインと相性がいいですし。

 

 

PEラインはまだ使用していませんが、今巻いているナイロンラインをある程度使ったら次はPEラインで使っていきたいと思っていますので、またPEラインインプレッション書いていていきますね。

 

 

ああ、もっと書きたいことがあるのに、時間が無い…

 

 

これからガンガン使い込んでいきますので、また記事を追記していきますね^^

 

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