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ベイトリールでいつもの様に気持ちよ~くキャストを繰り返していると、いつもとは違う聞きなれない明らかな異音が発生!

 

キャスト時にはスプールの回転数が毎分30,000回転にも達するベイトリールは、何らかしらの音は発生しています。

 

しかし、「ピーッ」と言う甲高い音、「ガガーッ」と言う何かが当たる様な音、「シャー」と言う何かが擦れる様な音、明らかに普段と違う音が発生した時は速やかな対処が必要です。

 

放っておくと重要なパーツの破損に繋がり、釣行中断を余儀なくされるどころか、大切なベイトリールが破損してしまったり、一生モノのメモリアルフィッシュとのバトル中と言う、ここぞという時に致命的なトラブルを起こしかねません。

 

重要なパーツの破損に繋がれば、思いもよらない出費が重く圧し掛かってくるという事もあります。

 

いつもと違う音がしたら放置しておくのではなく、手遅れになる前に早め早めの対応を心掛けると言うのが間違いない対応です。

 

今回はベイトリールのキャスト時に発生する異音の原因と対策ついて書いてみたいと思います。

ベイトリールのキャスト時に発生する異音の3つ原因とは?

通常、ベイトリールのキャスト時に発生する異音は、基本的に高速で回転しているスプール周りのモノとなります。

 

・スプールシャフトのピンとピニオンギアが接触 (ガガーッ音)

・スプールベアリング (ピーッ音)

・スプールがフレームに接触 (シャー音)

 

ほとんどがこの3つが原因と思われますので、僕の主観的な音の聞こえ方で申し訳ないのですが、今回はとりあえず「ガガーッ音」について原因と対策をお伝えしたいと思います。

 

その他についてはまた書きたいと思いますので、またコチラの記事で案内させて頂きますね。

スプールシャフトのピンとピニオンギアが接触 (ガガーッ音)

ベイトリールのキャスト時に「ガガーッ」と言う激しい音がしたら、スプールシャフトのピンとピニオンギアが接触してしまっている可能性があります。

 

音としては一番激しいと思いますので、まず間違いないと思います。

 

そのまま使い続けるという事も無いとは思いますが、万が一そのまま使い続けた場合、自分での修理は不可能となってメーカー送りとなりピニオンギア、最悪ピンだけでなくスプールシャフトも交換という事になり、それなりの出費となる可能性もありますので注意してください。

 

まずはその原因ですが、ベイトリールは構造的にスプールシャフトにあるピンに、ピニオンギアの先端を噛ませて巻き取りをします。

 

ですからキャスト時には、クラッチを切ってピニオンギアを引っ込ませる事でピンと切り離し、スプールをフリーの状態にします。

 

ですから単純に言うとピンとピニオンギアが接触するという事は、「クラッチが切り切れていない」と言う事になります。

 

この状態の事を「半クラ」と言います。

 

クルマのクラッチの場合だと「半クラ」と言うのは操作方法の一つで異常でもなんでもないのですが、ベイトリールの場合クラッチはオンとオフの二種類しかないので、「半クラ」と言う状態は明らかな異常と呼べる状態です。

 

半クラのまま使っていると、ピニオンギアの破損、スプールシャフトのピンの破損、最悪シャフトそのものにダメージが加わりスプールごと交換なんて事にもなるかもしれません。

 

まあ、流石にそこまでの事態になるまでは相当ですが、半クラが起こってしまったら、速やかに原因を探してやりましょう。

何故ベイトリールで半クラ状態になってしまうの?

半クラになる原因は主に次の3つになります。

 

・クラッチをきちんと切り切れていない

・ハンドルが戻ってしまう

・クラッチ周りの部品の不調(グリス不足)

 

大体はこの3つが原因であることがほとんどだと思うのですが、正直、通常の使い方をしていれば半クラッチと言う状態になる事はそうそう無いと思います。

 

ですが現実として起こってしまう事もありますので、その原因と対策を順に説明したいと思います。

クラッチをきちんと切り切れていない

クラッチを最後まで切り切れていないことによって、キャスティング時にクラッチが戻ってしまう可能性があります。

 

通常のベイトキャスティングでは人差し指をトリガーに引っ掛け、親指でクラッチを切ってそのままクラッチの上に親指を乗せておきますので、例えクラッチが戻るという事があったとしても半クラを防ぐ事が出来ます。

 

ですから、例えクラッチ周りに何らかの不調があったとしても、しっかりクラッチを切ってさえおけば半クラになる事はそうは無いのです。

 

ではどうしてクラッチが切り切れないことがあるのかと言いますと、それは「右投げ左巻き」でベイトリールを使っている人に起こりやすくなってしまいます。

 

右投げ左巻きの人って、キャスト→リトリーブを持ち替えなくていい様に、キャスティング時とパーミング時の中間のポジションでベイトロッドを持つことが多いですよね。

 

ベイトロッドのトリガーに中指と人差し指を掛けている、いわゆる2フィンガーと呼ばれるポジションです。

 

この状態でクラッチを切ると、指の腹でクラッチを切る事になるので、キャスト時にはクラッチを押さえておくことはありません。

 

更に2フィンガースタイルだとクラッチを切りにくい状態である為、しっかりとクラッチを切り切れていない、と言う事もあり得ます。

 

しっかりとクラッチを切り切れていない状態でキャストを繰り返していると、クラッチを動かすキックレバースプリングと言うバネが破損してしまいやすくなります。

 

ですので対策としては、特に2フィンガースタイルで使っている人は「しっかりとクラッチを切る」と言うのを意識した方がいいと思います。

ハンドルが戻ってしまう

ベイトリールはハンドルを回転させることでクラッチを戻してやるというのはご存知かと思います。

 

で、キャスト時にハンドルが戻ってしまうと、クラッチを切ってフリーになって高速で回転しているスプールが急に繋がってしまう訳ですから、スプールシャフト、ピン、ピニオンギア、ドライブギアと言った、駆動に関わるあらゆる部品に急激に負荷が掛かってしまうというのはイメージ出来ると思います。

 

ハンドルが戻ってしまうという現象は、基本から外れたフォームでキャストをしていると起こってしまいます。

 

通常、ベイトリールでキャストをするときは、手首のスナップを効かす為にリールを横に向けた状態でキャストしますよね。

【ベイトリール】キャスト(投げ方)の絶対的”基本” 押さえておくたった”1つ”のポイント

 

この時、ハンドルは上にあります。

 

ですがリールが上を向いた状態でキャストをするとハンドルは横になり、ロッドのスイングの向きとハンドルの回転の向きが合ってしまい、ハンドルが勢いで回転してクラッチが戻ってしまうという現象が起こってしまうのです。

出典:SLP

この時の各部品へのダメージの大きさは容易に想像できるんじゃないかと思います。

 

最悪、メーカーオーバーホールで関係部品全取っ換えです。

 

ですから、ベイトリールを守ると言う意味でも”基本”は大事なのです。

クラッチ周りの部品の不調(グリス不足)

先ほどのキックレバースプリングの破損と言うのもあるのですが、各部のグリス不足で半クラ状態になってしまう事もあります。

 

クラッチを切る為にはクラッチレバーを押し込むことによって各部が駆動し、ピニオンギアがスライドする事でスプールがフリーになります。

 

「クラッチレバーを押し込む」と言う工程から「ピニオンギアがスライド」するまでには様々な部品を経由しており、しっかりとクラッチが切れる為にはこれらの部品が円滑に駆動する必要があります。

 

ですから、各部品に塗布してあるグリスが無くなっていたり古くて固着していたりしたら、クラッチが正常に機能しない可能性もあります。

 

これを防ぐにはやはり定期的な分解によるメンテナンスが必要になって来ますが、自分でベイトリールを分解してメンテナンス出来る人は良いですが、不安がある人は素直にメーカーにオーバーホールに出した方が良いと思います。

 

壊れてからよりは断然安く済みます^^

ベイトリールの適切なメンテンナンス頻度を知っておけ!【重要】

ベイトリールのキャスト時に起こる異音の3つの原因【まとめ】

ベイトリールのキャスト時に発生する異音のうち今回は、

 

・スプールシャフトのピンとピニオンギアが接触 (ガガーッ音)

 

と言う異音について説明させて頂きました。

 

この異音は3つの原因のうち最もハードなトラブルになる訳ですけども、あなたの使い方次第で回避する事も全然可能な原因です。

 

基本を守り、定期的なメンテナンスをすることによって回避する事が出来るトラブルでもありますで、あなたの大切なベイトリールを守ると言う意味でも壊れる前に出来る対策はしておいた方が良いと思います^^

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