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ベイトリールでPEラインを使用していると、ナイロンラインなどのモノフィラメント系のラインに比べると”高切れ”と言う現象が起こりやすくなります。

 

高切れとは、キャストしたルアーがラインブレイクしてそのまま彼方へ飛んでいき、最長不倒距離を出す事を言います。(別に出さなくてもいいですが)

 

で、コチラの記事でベイトリールでPEラインを使用するにあたっての高切れ対策を書かせて頂きました。

ベイトリールでPEラインの高切れを防ぐ重要な”2つ”のポイント

 

上記の記事では高切れの原因をバックラッシュによる瞬間的なショックとして、自分で出来る高切れの対策の重要なポイントを書かせて頂いたのですが、それでもどうしても高切れが改善されず悩まされている方がいる様です。

 

・新品のPEラインを巻いていたのに高切れが連発

・バックラッシュするわけでもなく、何の抵抗も無くルアーだけ飛んで行ってしまう

・全く力まず投げているのに切れてしまう

・キャスト直後に切れる事もあれば、ルアーが飛行中に前触れもなく切れてしまう

・切れる場所もリーダー付近であったり手元に近い所であったりまちまち

 

こんなことが頻発してその度に大切なルアーが飛んで行ってしまうと、心が折れてしまいますよね^^;

 

僕はこの様な現象に遭遇した事は無いのですが、現実問題としてこう言った高切れに悩まされている方もいる様です。

 

今回は僕なりに調べたPEラインの高切れの原因と対策をまとめてみました。

バックラッシュ以外で発生する高切れの原因とは?

出典:富士工業

上記の様な症状で高切れが起こってしまう場合、その原因はコチラで書いてあるポイントではなさそうです。

 

それでもやはり、何の前触れもなくPEラインが切れてしまうと言うのは、PEラインの品質があまりにも粗悪でなければ「ラインについた傷」によって起こるモノだと思います。

 

「イヤだから、新品のラインでも高切れするっつーの!」

 

と言う方もいると思いますが、新品のPEラインを巻いて明らかに傷がついた訳でも無さそうなのに、それでも高切れしてしまう、こう言った場合は「タックルに付いた傷がPEラインを傷つけてしまっている」と考えた方が良いと思います。

 

まず、ラインが最も多く触れる場所と言ったらガイドリングですよね。

 

最近のルアーロッドのほとんどにはSICガイドリングが標準装備されています。

 

もし、ゴールドサーメットやハードリングの様なガイドリングでしたら、それがラインを傷つけている可能性があります。

 

これらのガイドリングでPEラインを使用するとPEラインにリングが負けてしまい、リングに溝が出来てしまいます。

 

そのリングに付いた溝がラインを傷つけてしまうからです。

 

ですから、PEラインを使用するにはSICリングは不可欠と思った方が良いと思います。

 

で、そのSICリングですが、強度もあり滑りも非常にいいのでガイドリングに最適ではあるのですが、その硬さゆえに衝撃で割れてしまう事があるのです。

 

よくある原因としては、トップガイドにガツンとルアーを巻き込んでしまう、もしくはロッドを落としてしまい衝撃で割れてしまうと言った感じでしょうか。

 

僕もトップガイドの破損は一度ありますが、その時は割れている事に気が付かず、「なぜPEラインの根元の方が毛羽立ってきているんだ?」と思い調べたら、トップガイドのリングにヒビが入っているのが見つかりました。

 

その時のヒビはほんの僅かなモノではあり、高切れまでは起こりませんでしたが、このヒビがPEラインにダメージを与えている事は明らかでした。

 

ですから、「キャストにも気を使っている、バックラッシュしている訳でも無い、PEラインが何処かに擦れた覚えもない、それでもカンタンに高切れが頻発してしまう」と言う方は、

まずはラインの通り道の傷を疑った方が良いと思います。

 

ラインの通り道とは、

 

・ベイトリールのスプール周り(ラインが膨らんだ際に当たる可能性がある)

・レベルワインダー

・ガイドリング

・ガイドフット

 

この辺りは念入りに確認した方が良いです。

 

ガイドフットはロッドをコンクリートなどで擦ってしまった時などに傷がつく可能性があり、ルアーをフックキーパーなどに引っ掛けた際に、その傷にPEラインが振れる可能性があります。

 

そして最も多い可能性はやはりガイドリングです。

 

特にトップガイドはルアーを巻き込んだり先端を何処かにぶつけたりという事もあり得ますので、やはり破損しやすい箇所ではあります。

 

しかし、タチが悪い事にリングに付いた傷は非常に分かりにくく、下手をしたら目視では確認出来なかったというケースもある様です。

 

ですがガイドリングの傷は、ラインが触れる事を絶対に避ける事が出来ない場所なので、絶対に放置する事は出来ません。

 

ですので、「ガイドリングの傷の見つけ方」について説明したいと思いますので、是非参考にして頂けたらなと思います。

ガイドリングの傷(ヒビ)の見つけ方

見た目で非常に分かりずらく、場合によっては目視では全く判断する事が出来ないこともあるSICリングについた傷ですが、分かりずらいと言っても絶対に放置する事は出来ません。

 

PEラインに限らず、もし、「どこかに擦れた覚えもないのにラインが傷ついている」という事がありましたら、一度ラインの通り道を全て確認してみるべきです。

 

その中でも非常に分かりずらい「ガイドリングの確認方法」を説明しますね。

 

確認方法としては以下の二つです。

 

・PEライン

・カッターナイフ

 

応急的な確認にPEライン、確実に確認するにはカッターナイフを使用すると分かりやすいです。

PEラインで確認する

PEラインの切れ端ををガイドに通して両端を摘み、ある程度テンションをかけてクルっとゆっくり一周させます。

(もちろん、ガイドリング一つ一つです)

 

その時に引っ掛かる様な感触があれば傷がついている可能性があります。

 

釣りをしていて違和感が有ったら確認をしてもいいかも知れません。

 

傷が確認できたら、そのロッドは即使用を中止した方が間違いないです。

カッターナイフで確認する

自宅などで確認する場合は最初からカッターナイフで確認した方が良いと思います。

 

感触的にPEラインより分かりやすいと思います。

 

PEラインは釣り場での応急的に確認にし、本確認はカッターナイフで行う、と言った感じですね。

 

使い方としては新品のカッターナイフの刃の先端をガイドリングに軽く当てて一周させます。

(刃の方が傷ついていると分かりずらいので、出来れば新品の刃を使用)

 

その時に「カリッ」と言う手応えがあれば、間違いなくクロです。

 

カッターナイフをリングに当てるのに抵抗があるかも知れませんが、カッターナイフの刃よりSIC(炭化ケイ素)であるガイドリングの方が遥かに高度が高いので問題はありません。

 

ですから傷が付くというより、割れる事によるヒビですね。

 

こうなると交換しかありません。

 

自分で出来る方は良いと思いますが、まあ、メーカーに入院させるのが間違いないかと思います。

 

間違ってもそのまま使い続けるなんて事が無い様にしましょうね。

 

高切れを連発している人なら「即交換」と言う答えに至るとは思いますが、「特に今のところ問題ないし・・・」なんて言っていると、不意のメモリアルフィッシュでラインブレイクなんて事になりかねません^^;

ベイトリールでのPEラインの高切れの原因と確認方法【まとめ】

バックラッシュしている訳でも無く、何の前触れもなくPEラインが高切れが起こってしまう場合は、まずタックルに傷が無いかを確認した方が良いと思います。

 

ガイドリングに付いた傷、ヒビは目視だけでは分からない場合もあるので、カッターナイフの刃などの道具を使って確認すると分かりやすいです。

 

SICリングはかなり硬い素材ではあるので、カンタンには傷付きませんが、その分、衝撃で割れてしまう事があります。

 

ガイドフットが傷つくのも良いとは言えませんので、ロッドを置く際には十分に気を付けた方が良いと思います^^

 

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