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ベイトリールでPEラインを使用するにあたって、多くの方が心配になる”高切れ”

 

ベイトリールでPEラインを使用してバックラッシュをすると、PEラインの特性上、ガツンとロックが掛かる様にバックラッシュします。

 

フルキャストしたルアーにガツンとロックが掛かり瞬間的にショックが加われば、伸縮性の無いPEラインは弱いところに一気に負荷が掛かりラインブレイク、高切れを起こします。

 

まあ正直、高切れの最大の原因はラインについた傷だったりすることが多いのですが、釣りをしていれば多かれ少なかれラインはダメージを追ってしまいます。

 

ですから、ちょっとここでは「ラインの傷による高切れ」と言うのは置いといて、あなたが行う事が出来る、「ベイトリールでPEラインを使用する際の高切れ対策」をお伝えしたいと思います。

 

僕はこの対策で、軽く10年以上はベイトリールでPEラインオンリーと言う使用状況ではありましたが、高切れを起こした記憶がないです。

 

良かったら参考にしてください^^

ベイトリールでPEラインの高切れを防ぐ2つのポイント

ベイトリールで高切れを起こす原因のほとんどは、バックラッシュによる瞬間的な負荷によるものです。

 

ちなみに無抵抗でラインが切れて飛んでった、なんてのはただラインに傷が入っていただけです。

 

その対策についてはコチラで書いています。

ベイトリールでのPEラインの高切れが、どうしても改善されない”あなた”へ【決定版】

 

PEラインは特性上、極端に摩擦には弱いラインです。

 

どこかにちょっとでも擦れたりすれば、致命的な傷になっても何らおかしくはありません。

 

ストラクチャーをタイトに攻めた、風に流されて橋脚や杭に巻き付いたなんて事があると、びっくりするくらいカンタンにラインブレイクします。

 

ですから、PEラインはナイロンラインやフロロカーボンライン以上に取り扱いには注意が必要です。

 

で、話を戻しますけど、高切れが瞬間的な負荷によるものであるのなら、それを防げばいいだけですので、今回は僕が行っている方法を紹介しますね。

 

その方法は、

 

・ショックリーダーをつける

・投げ方を変える

 

僕が実際に行い高切れをほぼ100%防いでいる方法は、この2つだけです。

 

ショックリーダーをつける?そんな事当たり前だろ!それでも切れるんだよ!

 

そんな声が聞こえて来そうです^^;

 

ただここでは、極細のPEラインに重量級のバイブレーションやメタルジグをフルキャストして・・・、なんて事はまずタックルバランスの問題ですので考慮しませんのでご了承ください。

 

当たり前ですけど、タダでも傷に弱いPEラインは、細いラインを使えばより気を遣わなければなりませんし、気を遣うのがイヤだったらPEラインを使用しないようにするか、太いPEラインを使う、細いPEラインの時は軽めのルアーを使用する等、タックルバランスを見直す必要があります。

 

例えばシーバスで使うのでしたら、PE1号ならせめて20グラムくらいまでのルアーに抑えた方が良いと思います。

 

まあ、これもキャストの仕方やロッドも含めたトータルバランスによって変わってきますので、こればっかりは色々と探ってみて下さい。

 

その辺りについてはコチラで詳しく書いています。

ベイトリールでPEラインの糸噛み(喰い込み)を防ぐ2つの方法

 

とりあえず順に説明しますね。

ショックリーダーを付ける

ショックリーダーを付けるなんて事は今となっては当たり前なのですが、20年以上前に初めて購入したベイトリールに無謀にもPEラインを巻いた僕には、そんな概念はありませんでした(笑)

 

当然、ベイトリールキャスティングもド素人の僕はいくつものルアーを湖の藻屑としてしまった訳ですけど、それから約10年、ショックリーダーと言う概念を身に付けた僕は無事、高切れを防止する事が出来ました^^

 

けれども、ショックリーダーを付けようとも高切れを防ぎきれないアングラーがいるのも確かです。

 

ショックリーダーにはショックリーダーの役割がしっかりと存在していますので、きちんと理解してショックリーダーをつける必要があります。

 

僕はショックリーダーを付けてもベイトリールでのPEラインの高切れを防ぎ切れない原因の多くは、ショックリーダーが短すぎるのではないかと思っています。

 

テレビや雑誌などで見かけるメディアプロの人たちを見ると、ショックリーダーは50センチくらいとかせいぜいそのくらいです。

 

僕は正直、50センチはあまりにも短すぎるのではないかと思っています。

 

ショックリーダーは当然飾りでは無く、伸縮性の無いPEラインのショックを吸収する、摩耗に極端に弱いPEラインを守ると言う大切な役割があります。

 

ラインが最も傷みやすいのは先端の方ですし、50センチだとスズキクラス(60cm以上)のシーバスが掛かっただけでラインが魚体に触れてしまいます。

 

PEラインの摩耗対策としてはあまりにも役不足だと思います。

 

ラインに傷が入れば当然、PEラインはその一部が極端に弱くなりますから、ちょっとしたショックでラインブレイクします。

 

瞬間的なショックを吸収するという意味でも50センチではちょっと短いと思います。

 

バックラッシュによる瞬間的な負荷が無いスピニングリールや、PEラインの取り扱いに慣れた上級者なら50センチ程度でもいいのかも知れませんが、僕は最低1ヒロはリーダーをとる様にしています。

(1ヒロとは両腕を目一杯伸ばした距離で、約1.5~1.8m程です)

 

ラインはナイロンラインでもフロロカーボンラインでもいいと思いますが、高切れがどうしても心配なら伸びのあるナイロンラインがベターでしょう。

 

それでも気になるんだったら、2ヒロほどとっても良いと思います。

 

ショックリーダーにナイロンライン2ヒロとれば、どんなにキャストが悪くても瞬間的なショックで高切れを起こすなんて事は、まず無いと思います。

 

僕は本流トラウトやテトラ際でロックフィッシュをやる際には摩耗対策で2ヒロはとってやっています。

 

ガイドに結び目を入れるのに抵抗がある方もいるかも知れませんが、別にそれによる不具合は経験上特にないので、まあ、流石にこればっかりは諦めてください(笑)

 

ただ、結び目がダメージを負ってしまうという可能性もありますので、一日釣りをするなら一度くらいは結び直した方が良いと思います。

投げ方を変える

高切れ対策で投げ方を変えた訳ではありませんが、ベイトリールでPEラインを使用するのなら、やはりそれ相応の投げ方と言うモノが存在します。

 

基本的な部分は変わりはないのですが、PEラインはナイロンラインなどのモノフィラメント系のラインに比べてバックラッシュまでの許容度が圧倒的に狭いのです。

 

ですから、慣れればフルキャストも全然問題ありませんが、ナイロンライン比べて最初はかなり気を使ったキャストが必要です。

 

で、まずベイトリールでPEラインを使ってキャストするのに最も気をつけなければならないのが、「初速を瞬間的に上げ過ぎない」と言う事です。

 

「ピュッ」とロッドが風を切る様な音がするキャストは論外で、瞬間的に力が加わってしまうとスプールの回転数が瞬間的に上がってしまい、即バックラッシュとなってしまいます。

 

PEラインのバックラッシュはしなやかなラインの特性からガツンとロックが掛かる様にバックラッシュしてしまうので、ルアーの速度が最も上がっている初速の段階でガツンとロックしてしまうと、瞬間的にラインに掛かる負荷はかなり大きなものになってしまいます。

 

これを防ぐ為には、力の加え方を緩やかにスムーズに行う必要があります。

 

慣れないうちはコンパクトなキャストではなく、大きめのスイングで投げてみると良いと思います。

 

要は、同じ10と言う力を加えるにしても、より時間をかけて力を加えていくと言うイメージです。

 

力をスムーズに加えるというのはナイロンラインなどのモノフィラメント系でも言える事ではあるのですが、PEラインだとよりシビアに行う必要があると言う事です。

 

「初速を瞬間的に上げ過ぎない」と言う事に気を付けていれば例えバックラッシュをしても、そうそう高切れはしないと思います。

ベイトリールでPEラインの高切れを防ぐたった”2つ”のポイント【まとめ】

今回はベイトリールでPEラインを使用するうえでの高切れ対策として、

 

・ショックリーダーをつける

・投げ方を変える

 

この2点の説明をしました。

 

で、対策として、1ヒロ以上のリーダーを取り、力の加え方をスムーズに行うキャストを行う、という事で高切れはかなり防げると思います。

 

「何を当たり前の事を言っているんだ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、僕がこの2点に気を付けていて高切れをほぼ起こしていないというのは事実です。

 

過去にはミスキャストによって相当酷いバックラッシュも経験していますが、正直に言うと僕からしたら「高切れってなに?」って言うレベルなのです。

 

ただ、バックラッシュで瞬間的にショックが掛かってしまうという事態はスピニングリールではありませんので、ベイトリールではスピニングリール以上にタックルバランスには気をつけなければならないと思います。

 

極細のラインで瞬間的にショックが加われば、ラインが切れてしまうのは物理的に仕方がない事です。

 

それを防ごうと思ったら、やはり今回説明した2点をよりシビアに行う必要があります。

 

PEラインはナイロンラインより扱いがシビアではありますが、PEラインはPEラインでメリットもありますので、是非使いこなしてください^^

追伸

今回説明した2点を気を付けてはいるんだけど、どうしてもベイトリールでPEラインを使っていて高切れが起こってしまうと言う方は、また別の角度から原因を追究する必要があると思います。

 

当記事に貼っておいたリンクをまとめておきましたので、良かったら参考にしてください^^

ベイトリールでのPEラインの高切れが、どうしても改善されない”あなた”へ【決定版】

ベイトリールでPEラインの糸噛み(喰い込み)を防ぐ2つの方法

 

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