ベイトリールに必要な工具についてはコチラで説明しましたね。
工具もそれほど高価なものじゃなくても全然大丈夫ですので、せめて100円均一とかじゃなくて「そこそこいいモノ」を使用した方が良いよと言うお話をしました。
で、今回は工具以外に「ベイトリールのメンテナンスに必要なモノ」についてお話したいと思います。
目次
工具以外にベイトリールのメンテナンスに必要なもの6選
1.ベアリング用グリス
グリスと言ってもベアリングにさす用の粘土が低めのグリスです。
通常のグリスとかだとどうしても粘土が高すぎて、ベアリングの内部まで浸透しませんし、何よりグリスの粘土が硬すぎて回転の妨げになってしまいます。
けどこのグリス、間違っても絶対にスプールベアリングにはさしてはいけません。
スプールベアリングはグリスではなくオイルを点さないとベアリングの回転の妨げになってしまいます。
万が一間違えてさしてしまった場合は、ベアリングをパーツクリーナーで良く洗浄し、どぶ付けし、また更にパーツクリーナーで洗浄するくらいのことをした方が良いです。
スプールベアリングはベイトリールの命とも呼べる部分ですので、回転を妨げる様なメンテナンスは避けるよう注意してください。
スプール以外のベアリングには、ベアリング用グリスであるシマノの「リールメンテスプレー」やダイワの「リールガードグリス」辺りを使っておけばいいと思います。
2.スプールベアリング用オイル
スプールベアリングはベイトリールの命ともいえる部分であり、最もデリケートに扱いたい部分です。
ここには粘土が最も低いオイルを使う様にします。
色々と使いましたが、最近はコチラに落ち着いています。
超低摩擦、高耐久、超低粘土がウリのスプールベアリング用オイルです。
ちょっと高いですが、そんなに減るものでもないし、ノズルが注射針の先の様に細くなっていて、何より「一滴たらす」と言う行為が非常にやりやすいです。
コンパクトなので持ち運びやすいですし扱いやすいので、最近の僕のスタンダードになっています。
ですが本当は正直言うと王様印の「堤屋 メンテナンスオイルスプレー RR-777」と言うのを使いたいのですが、もう廃盤になった様でどこにも置いていません。
まあ、古いオイルですので、実際に比べてみれば最近のオイルの方が性能は良いとは思いますが、以前は僕のお気に入りでしたので^^;
3.シリコングリス
ギアに塗布する為の粘土が高めのグリスです。
ベイトリールって炎天下の中で使われたり、水を被ったりすることも多々ありますので、ギアに塗るグリスは粘土が高めのもの使用して、グリスが流れ落ちるのを防いだ方が良いです。
特にこだわっている訳ではありませんが、僕はシリコングリスを使う事が多いですね。
4.ドラグワッシャーグリス
ドラグワッシャーに塗布するグリスは適当なものを使わず、必ず専用のグリスを使った方が良いです。
不意の大物が掛かった時にドラグが張り付いて全く出ていかない、もしくはズルズルと止まることなく出続けてしまってはたまったもんじゃありません。
ドラグはやはり出したい時に出したい分だけ出るような状態にしておき、スムーズに作動してこそなので、ここはケチらず必ず専用のグリスを使った方が良いです。
シマノのベイトリールグリス ACE‐2‐DG04や、ダイワのトーナメントグリスあたりを使っておけば間違いないかなと思います。
5.パーツクリーナー
ギアについた古いグリスや、スプールベアリングの洗浄に使用します。
必須アイテムではありますが、ホームセンターに売ってある様な安いモノで構いません。
特にスプールベアリングは汚れていると本来の回転性能を発揮できませんので、常に綺麗に保ちたいパーツです。
スプールベアリングのパーツクリーナーによる洗浄は、気持ちよくキャストが出来る様に雨の釣行後や、「飛距離が落ちたかな?」と感じるようでしたらちょいちょいとやった方が良いです。
6.綿棒
レベルワインダーの隙間や、特にスプール周りの細かいところに付着した汚れを落とすのに非常に便利です。
レベルワインダー周りやスプール周りって、ラインがゴミや汚れを拾ってきて、それをさらにキャストの時にスプールが回転して巻き散らかすもんだから、めっちゃ汚れています。
ベイトリールの中で一番汚れていると言ってもいいと思います。
綿棒はこういう細かい隙間を綺麗にするのに最適です。
忘れがちですが、必須と言ってもいいくらい是非用意しておいた方が良いです。
その他、ティッシュはまあ、省かせて頂きます^^
ベイトリールのメンテナンスで必要なもの6選 まとめ
今回は「ベイトリールのメンテナンスで必要なモノ」について書いてみました。
オイルやグリスは、使うべきところに適切に使ってこそ、道具としてのベイトリールがしっかりと性能を発揮するので、きっちりと使い分けて使用したいところですね^^
リールが汚れていてはそれこそ本来の性能どころではありません。
余計な古いグリスは色々なところへ飛び散ってしまい、色々な所の動作の邪魔や悪さをします。
ラインが常に触れているレベルワインダー周りが汚れていると、ゴミや汚れにラインが擦れて傷ついてしまい、最悪ラインブレイクへと繋がっていきます。
汚れを落とすのに必須であるパーツクリーナーや綿棒も、ベイトリールをメンテナンスするうえでやはり欠かせないモノであると言えるでしょう。
ここで紹介した「6つの必要なモノ」は是非用意しておいた方が良いです^^
▶【ベイトリール メンテナンス方法】性能をフルに引き出す4つのポイント