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もしあなたがメディアプロの人たちの”右に習え”で、細いPEラインに太いリーダー(PEライン0.8号+リーダー25ldなど)を使っているとしたら非常に危険です。

 

今更言うまでもないかも知れませんが、ベイトリールでPEラインを扱う際に、ナイロン、もしくはフロロカーボンラインのリーダーは必須です。

 

もしあなたがリーダーさえもを付けずにPEライン直結でルアーに結んでいたら、それはとんでもないミスを犯している事になります。

 

ライン強度の大幅低下(半分以下)、バックラッシュによる高切れ、ストラクチャーとの摩擦によるラインブレイク、アワセ切れ、ショートバイト多発(ノリきらない)、バラシ多発、ベイトリールの破損、etc・・・

 

まあ、ちょっと考えるだけでもでデメリットしか思い浮かびません(笑)

 

確かにラインブレイクの際にPEラインで切れてしまうと、いちいち結び直すのは面倒かも知れません。

 

けれど、どんなに面倒でも必須なモノは必須です。

 

ですが僕は、根掛かりなどのラインブレイクの際の9割以上はリーダーの端、つまりルアーの結び目でラインブレイクします。

 

まあ、システムにちょっとしたポイントがあるんですけど、根掛かりでラインが切れたからっていちいちリーダーを結び直す必要なんてないので、非常にラクです。

 

という訳で今回はベイトリールでPEラインを扱う際のポイントや、リーダーの太さや長さはどのくらいが良いの?という事についてお伝えしたいと思います。

ベイトリールでPEラインを扱う際のリーダーのの太さや長さはどのくらいが良いの?

出典:ラパラ

僕がベストだと思うベイトリールでPEラインを扱う際のシステムバランスは、

 

・リーダーはPEライン本線の6~7割程度の強さ

・リーダーの長さは1ヒロから2ヒロ(最低1ヒロ)

 

具体的に言うと、例えばPEラインが2号なら「リーダーは20~25ld程度の強さで1.5~3.5m程の長さ」です。

 

「リーダー長くね?リーダーの方が弱いし、バランス悪すぎ!アホじゃね?」

 

と思われる方もいるかも知れません。

 

ですがこれがPEラインを扱う際のベストバランスだと思いますし、そのバランスをベイトリールだから出来るバランスだと思っています。

 

確かに多くのメディアで伝えられているタックルバランスとは、一見かけ離れたラインシステムのバランスとなっています。

 

バスフィッシングではそれほど感じませんが、最近はトラウトやシーバスではPEラインを扱っている人が非常に多い、と言うかほぼ全てに近いと言っても言い過ぎでは無い位です。

 

やはりPEラインにはPEラインのメリットがあり、そしてメリットを最大限に活かすためにナイロン、フロロカーボンラインと言ったリーダーを取り付ける訳です。

 

ですが、まず一様に思うのは、「みんな、リーダー短くね?」という事です。

 

一見アンバランスに思えるシステムバランスが、何故ベストバランスなのか、順に説明しますね。

ベイトリールにおすすめするPEラインの特徴 実は安いラインの方が強い理由【保存版】

PEライン本線よりリーダーの方が強い理由

確かに雑誌などのメディアで伝えられているのは、「PEライン0.8号にリーダー20ldを50cmほど」と言う感じのバランスで伝えられている事が多いです。

 

確かにスピニングリールではそれでもいいのかも知れません。

 

イヤ、逆にそうせざるを得ないのです。

 

 

太いPEラインはスピニングリールでは扱いにくいし飛距離も出ません。

 

かと言って0.8号のPEライン(約12ld)、に6~7割程度のリーダーでは8ld程度の強さになってしまい、非常に心もとないリーダーになっていまいます。

 

これでランカークラスのシーバスと対峙とかは、ちょっと考えたくないですね^^;

 

けれど一般的なシステム通りリーダーの方が強くすると、ラインブレイクの際にはほぼ間違いなくPEライン本線で切れてしまいます

 

PEライン本線でラインブレイクしてしまうと、いちいちシステムを組み直すのも面倒ですし、ムダに多くのラインを水中に残してしまいます。

 

ですから、「リーダーはPEライン本線の6~7割程度の強さ」にしてルアーの結び目でラインが切れる様にする、そしてそれが可能なのがベイトリールという訳です。

 

リーダー20~25ld、シーバスフィッシングならリーダーの強さはこのくらいは欲しい所ですよね。

 

そのリーダーに適したPEラインの太さが約2号(約30ld)と言う訳です。

 

ですから逆に、必要なリーダーの強さを確保すると、PEラインの強さはこのくらいは欲しい、と言う事なのです。

 

そしてそれを問題なく実現できるのがベイトリールという訳です。

 

ベイトリールの大きな特徴の一つとして、「太いラインが扱いやすい」というはご存知だと思います。

ベイトリールの飛距離はラインが太い方が出る理由

 

むしろ、せっかく太いラインを扱えるのに、わざわざ細いラインを使うメリットの方が少ないです。

 

もちろん戦略的に細いPEラインを扱う事は僕もあります。

 

ベイトリールで細いPEラインを使う事が悪い事だとは思いませんが、単純にスピニングタックルを使うメディアプロの人達の言う様に右に習え”で細いPEラインを使うという事は、ただの愚策であるという事は覚えておいて欲しいと思います。

みんな、リーダー短か過ぎじゃね? 最低1ヒロは欲しい

「リーダーは約50cm程度、ロッドガイドに結び目を入れるとトラブルの原因になるから入れない方がいい」

 

なんで?

 

と僕は思う訳ですが、こう伝えられているメディアを僕はたくさん見てきました。

 

けれど、リーダーの役割を考えると50cmはさすがに短すぎだと思うし、ロッドガイドに結び目を巻き込むことによるトラブルと言うのも、僕は起きたことはありません。

 

Kガイドが出てくる以前によく使われていたPEライン用ガイドである、LDBガイドというロッドガイドは覚えているでしょうか?

出典:富士

やたらとガイドリングが小さくて、更に傾斜がきついので更にワンランク小さいリングと同じ大きさとなってしまうロッドガイドです。

 

このガイドが搭載されたロッドで結び目をガイドに巻き込んだ状態で使い倒しましたが、僕は特にトラブルを起こしたことはありません。

 

ただ、確かに結び目がガイドに当たる事は間違いないので、少なからずダメージはあると思います。

 

ですから気になれば、丸一日(12時間ほど)釣りをすれば一度結び直す程度の事をすることはありました。

 

まあ、結び目で切れたこともないですし、Kガイドならまず気になる事もないですけど。

 

で、最低でも1ヒロ(両腕を目一杯広げた長さ、約1.8m)は必要だと言う理由は、リーダーの役割を考えれば自ずとこのくらいは必要だなと感じると思います。

 

PEラインにリーダーを付ける理由、役割は、

 

・PEラインは直接結ぶと強度が半分以下になる

・PEラインは伸縮性がほぼゼロなので、ショックを吸収できない

・PEラインは極端に摩擦に弱い

 

主な理由はこんな感じですよね。

 

では順に説明しますね。

PEラインは直接結ぶと強度が半分以下になる

これはリーダーの長さとは関係ありませんが、PEラインは”結ぶ”事で強度が半分以下に落ちてしまいます。

 

「え?結ばなきゃリーダーとの接続はどーすんの??」

 

ですから、PEラインとリーダーとの接続は摩擦系のノット(結び)をオススメします。

 

僕のオススメは断然FGノットです。

 

FGノットは難しいという方もけっこう見える様ですが、実はやり方次第でFGノットは電車結びより全然簡単なのです。

 

やり方とかはまた改めて紹介したいと思いますが、ちなみに僕はFGノットしかできません(笑) 電車結びさえも出来ないのです。

 

まあ、簡単な結び方でやっているというのもあるのですが、例えいくら難しくても、頑張って一つマスターしておけばいいだけなので、そのくらいは頑張ろうよとは思いますけどね^^

 

ちなみにこう言うのを利用すると言うのもアリだと思いますよ。

 

僕の周りでも結構使っている人がいますが、けっこう好評です。

 PEラインは伸縮性がほぼゼロなので、ショックを吸収できない

これは重要な理由です。

 

PEラインが収縮性がほとんどないというのはご存知だと思いますが、正直、無さ過ぎなのです。

 

ラインに伸縮性が無いと確かに感度はよくなるのですが、バラシ、アワセ切れ、高切れ、ショートバイト多発・・・ と言ったトラブルが多発します。

 

リーダーを手に持って引っ張ってみれば分かると思うのですが、50cm程度ではほとんど伸び縮みしません。

 

これではほとんどショックを吸収しきれず、高切れ、アワセ切れなどの原因になります。

 

僕の経験上、1ヒロあればいくらフルキャストでガツンとバックラッシュしても、ラインが切れたという事は一度もありません。

 

ですから、ショックを吸収すると言う意味でも、最低でも1ヒロはあった方が良いと思います。

ベイトリールでPEラインの高切れを防ぐ重要な”2つ”のポイント

PEラインは極端に摩擦に弱い

これもご存知だと思いますが、PEラインは極端に摩擦に弱く、1号未満と言った細いPEラインを使ていると極端な話、「何かに触れたら終わり」くらいに思っても良いと思います。

 

ラインの先端はストラクチャーに最も触れやすい部分です。

 

使っているうちにPEラインの先端が毛羽立ってきたという経験はありませんか?

 

これは明らかにPEラインが何かに触れている証拠であり、明らかにリーダーが短すぎという事です。

 

そもそも50cm程度ではシーバスならスズキクラス(60cm以上)がかかれば、もう既に魚体に触れてしまいます。

 

特にヒレやエラは非常に鋭いので、こんなところにPEラインが触れてしまえば、カンタンに一発KOです。

 

「俺はセイゴ(30cm以下)しか釣らねーから関係ない」と言う方ならいいのかも知れませんが、やはり大物を釣りたいですよね。

 

と言うか、サカナが掛かってラインブレイクとか最悪ですよね。

 

悔しさはもちろん、ムダにサカナにダメージを残してしまう事にもなってしまいます。

 

そうなると、やはり1ヒロは欲しいんですよね。

 

僕はテトラ際でロックフィッシュをやったり、本流でトラウトをやる場合はリーダーを最低でも2ヒロは取ります。

 

1ヒロではテトラや大きな岩にカンタンに触れてしまうからです。

 

PEラインは触れたら終わりと言うくらい極端に摩擦に弱い、そう思えば流石に50cmと言うリーダーは短すぎなのではと思います。

ベイトリール対応おすすめPEラインランキング ベスト3

ベイトリールでPEラインが活きるリーダーの太さ、長さ【まとめ】

・リーダーはPEライン本線の6~7割程度の強さに抑える

・リーダーの長さは1ヒロから2ヒロ(最低1ヒロ)は確保する

 

高切れでルアーが飛んで行った、アワセたらラインが切れた、大物に逃げられた、実際に起こってしまってからでは後悔しか残りません。

 

最低でもこのくらいを意識していれば、ベイトリールでPEラインを使う事にビビる必要もないし、トラブルもかなり低減されると思います。

 

というかむしろ「ベイトリールってPEラインに向いてんじゃね?」とさえ思いませんか?^^

 

僕はそう思っています。

 

もちろん、ベイトリールよりスピニングリールの方が有利な局面はたくさんあります。

 

けれど、わざわざ不利なところで戦うより自分の有利な土俵で、デメリットを補って余りあるくらいにメリットを活かしていけば、きっと楽しいベイトリールライフが送れると思います。

【シーバス】ベイトリールでPEラインはむしろスピニングより向いている理由

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