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当記事では、

 

ベイトリールを海水で使った時使用後のメンテナンスで、押さえておきたい重要な5つのポイント

 

と言うテーマでお伝えします。

 

 

まず最初にお伝えしておきますと、海で使用した後は必ずそれなりの手入れをしなければ、間違いなくリールの寿命を縮める事になります。

 

 

昔はその構造上の理由により、ベイトリールの海水での使用はタブーとされていたくらい、ベイトリールは海水と相性が良いとは言えません。

 

 

海水で使用したベイトリールは、出来る事なら毎回最低限のメンテナンスを出来るだけ早く行った方が良いです。

 

 

メンテナンスと言っても難しく考える必要はないです。

 

 

基本的に流水シャワーでジャーっと洗う程度です。

 

 

が、必ず押さえておきたいポイントはあります。

 

 

それ程手の込んだことまでやらなくてもいいですので、海水使用後はポイントを押さえてチャチャっとメンテナンスを済ましてしまいましょう。

釣行後に行うベイトリールのメンテナンスと注意点

では早速ですが、押さえておきたい基本的な5つのメンテナンスポイントは以下の通り次の通りとなります。

 

1.ロッドからは必ず外す

2.ドラグを締め込む

3.必ず「水」で洗う

4.ハンドルは上向き

5.水分をふき取り、バラシて乾燥させる

 

コレだけ押さえておけば、僕の経験上としてもベイトリールの余計なトラブルはかなり防げるハズです。

 

では順に詳しく説明していきますね。

 

1.ロッドからは必ず外す

シャワーで流す前に、必ずロッドから外した状態で行った方が良いです。

 

 

なぜならリールフットの辺りとか、ミスト状の海水が吹き付けられていますので、細かいところまで海水が浸透している可能性があります。

 

 

特にベイトリールはキャストした時に、最大30,000rpmオーバーと言う回転数のスプールによって海水が周囲に吹き飛ばされます。

 

 

まるでショットガンを打った後に薬きょうが飛んでいくように、海水ミストが飛び散ります。

(そして風向きによっては顔面シャワーを喰らいます)

 

 

そんな海水ミストは、やはりパーツに細部に入り込みやすいです。

 

 

リールフットの隙間に入り込んだ海水を取り除くには、やはりベイトリールをロッドから取り外した方が効果的です。

 

 

あまりに釣行回数が多く、「毎回そこまでやってらんねーよ」と言う人は、せめて2回に1回行うとか、定期的にやった方が良いです。

 

 

結晶化した塩が溜まってもいいことなんか何一つないですから、出来る限りリールはロッドから外してメンテナンスした方が良いです。

 

2.ドラグを締め込む

ドラグは締め込んだ方が良いです。

 

なぜなら、水洗いするのにわざわざ水分が入り込む隙間を作る必要がないからです。

 

 

そこまで気にしない人もいる様ですが、締め込むのに特に労力を必要とするわけでもないですし、ドラグワッシャーに水が浸入するのは決して良い事ではありません。

 

 

水洗い前にドラグを締め込むことで、ドラグワッシャーへの水の侵入を防ぎましょう。

 

3.必ず「水」で洗う 重要!

寒い時期などはついついお湯を使ってしまいたくなりますが、お湯による洗浄は絶対にNGです。

 

 

なぜならお湯を使ってしまうと、必要なグリスが軟化して流れてしまうからです。

 

 

リール内部にお湯が入らないにしても、リールが温水で温められれば、グリスが軟化して流れてしまう可能性があります。

 

 

「たかがちょっと暖かいお湯くらいで?」と思われるかもしれませんが、グリスは温めると思いのほか柔らかくなります。

 

 

特にリールに使用しているオイルはそれほど硬いグリスと言うワケではないですし、高温対応と言うワケではありません。

 

 

例えば強い負荷が掛かるようなところに使う硬いグリスを使ってしまうと、ハンドルの回転が重たくなってしまいます。

 

 

ですからせめてグリスに優しい水で洗い流すようにした方が良いです。

 

 

それに流れ落ちてしまうだけならまだしも、軟化したグリスが入ってはいけないところにまで侵入してしまえば、リールの調子を崩してしまい兼ねません。

 

 

例えばこんなところから軟化したグリスが流れてきたら、スプールベアリングに侵入してしまう可能性があります。

 

 

サラサラのオイルを使うスプールベアリングにグリスが侵入したら、当然、飛距離悪化に繋がります。

 

 

水洗い時は、必ず温水ではなく「水」で洗う様にしましょう。超重要です!

 

4.ハンドルは上向きで

水洗いする際には、ハンドルは上向きで洗います。

 

 

ハンドルを上向きにする事でドラグへの水の侵入、そしてスプールシャフトからのギアボックスへの水の侵入を出来る限り防ぎます。

 

 

コレに関しても、「え?そこまでやるの?」と思われる方もいるとは思います。

 

 

けれども、出来る事は出来るだけやった方が良いと思います。

 

 

確かにこれで完璧に水の侵入を防げるというワケではありません。

 

 

ですが逆に考えると、下向きにした場合の方がピニオンギアの隙間やドラグなど侵入のリスクが高くなります。

 

 

ベイトリールのギアボックスには水抜き穴がありますので、多少の水は問題ありません。

 

 

ですが当然ですが、侵入させないに越したことはありません。

 

 

ですからせめて、「出来る限り」防いでやることで、余計なトラブルの低減やリールの寿命を延ばす事にも繋がります。

 

 

全くテマが掛かることではありませんので、心がける様にした方が良いです。

 

5.水分をふき取り、バラシて乾燥させる

最後に乾いたタオルなどでリールの水分をふき取り、スプールも外します。

 

 

スプールを外したら、スプール、スプール周りの水分もふき取り、各パーツをパッパッと振って水分を飛ばすと、細部の水分も飛びやすく効果的です。

 

 

振る際にはしっかりとリールを握っていてくださいね。

 

 

手が滑ってあなたの大切なベイトリールを地面に叩きつけてしまったらシャレになりませんから。(笑)

 

 

後はスプールを外した状態で乾燥させます。

 

 

長期保管する際にはスプールベアリングにもオイルを点しておきましょう。

 

 

そして乾燥、保管するときは基本的にドラグは緩めて保管しておいた方が良いです。

 

 

ドラグワッシャーもテンションが掛かりっぱなしより、必要以上にテンションを掛けていていいことなんてありません。

 

 

まあ、これはそこまで気にしなくてもいいかも知れませんが、ベイトリールの性能を保つためにも僕は釣りを終えたらドラグを緩める様にしています^^

 

 

余談ですが、ロッドにリールをセットし、ラインも通していつでもキャストできる状態で保管する場合は、特にドラグは緩めておいた方が良いです。

 

 

なぜなら保管中に不意にラインをひっかけてしまったときやハンドルを不意に回してしまったときに、ラインが引っ張られて穂先が急角度に曲がってしまい、最悪大切なロッドを折ってしまうからです。

 

 

ロッドの穂先は急角度に曲がることに弱いです。

 

 

特に最近の高弾性ロッドは粘りが少ないため、急角度な曲がりで折れやすいんですよね。

 

 

特にクルマに積んでいる方は、狭い車内で引っ掛けてしまうこともあると思います。

 

 

そんな時にドラグが緩んでいれば、ラインが放出されてティップに負担が掛かることはありません。

 

 

余計なトラブルを避けるためにも保管中はドラグを緩めておいた方が無難です。

 

そもそもなぜベイトリールは海水で使用後にメンテナンスが必要なの?

上記でも少し触れましたがベイトリールはその構造上、スピニングリール以上に海水での使用に気を使う必要があります。

 

 

昔はジギングでベイトリールを使う事はあっても、キャスティングでは使う事はあまり想定されていないというか、ほとんどタブーみたいなものでした。

 

 

その証拠に昔のベイトリールって「海水OK」とかって表示すらなく、「海水なんかで使わないでしょ?」と言うのが暗黙のうちに常識の様になっていたんですね。

 

 

ベイトリールって構造上、リーリング時にラインで水を汲み上げていき、キャスト時にそれを盛大にまき散らします。

 

 

キャストした時に一瞬ブアってなる水しぶきがカッコいいって思ったことある人は、僕だけじゃ無いはず(笑)

 

 

あれが海水だとどうでしょうか?

 

 

塩分を含んだ水がミスト状の飛沫となって飛び散る訳です。

 

 

加えて、スプールが絶妙なクリアランスで高速回転する訳ですから、「塩」がリールへ与える影響はスピニングリールの比では無いハズです。

 

 

回転するシャフト部分からベイトリール内部にも侵入する事も、十分にあり得る事なのです。

 

 

ですから昔は基本的に、「海水ではベイトリールは使うモノではない」と言うのが暗黙のルールの様になっていたのだと思います。

 

 

確かに「いや?おれは昔から使っているけど?」という人も居るとは思いますけど、少なくとも20年くらい前のバスブームの頃は、ベイトリールに「淡水専用」と言う表示も「海水OK」と言う表示もあまり見かけた記憶がないです。

 

 

僕の記憶では、ロボコップ風初代アンタレスが出た時にマグネシウムスプールを使っていたので、「淡水専用」と言う表示がされるようになりました。

 

 

それから「海水OK」「淡水専用」と言う表示がされるようになってきたかなと記憶しています。

 

 

今ではほぼ全てのベイトリールに「海水OK」「淡水専用」の表示がしてありますし、「海水OK」のリールもかなり増えてきました。

 

 

まあ、最近はベイトシーバスも結構流行っていますし、ベイトリール性能の進化によって、渓流やアジングなどのウルトラライトゲームにベイトリールを使うユーザーも増えています。

 

 

「淡水専用」じゃバスユーザーくらいしか捕まえられないですからね。

 

 

僕も例外なく、今は「海水OK」のリールしか購入する事はありません。

 

 

僕はトラウトやシーバスもやりますから、淡水も海水もどちらもフツウに使いますからね。

 

 

ちょっと話が反れてしまいましたけど、ベイトリールはいくら「海水OK」のリールであっても、淡水よりもメンテナンスに気を使う必要があります。

 

 

やっぱり構造上の理由から、ベイトリールは海水使用後はメンテナンスをした方が間違いなく良いです。

 

【ベイトリール メンテナンス】海水使用後にやる5つの重要ポイントとは?【まとめ】

ではここまでお伝えしたことをまとめますね。

 

 

当記事では、

 

ベイトリールを海水で使った時使用後のメンテナンスで、押さえておきたい重要な5つのポイント

 

と言うテーマでお伝えしました。

 

 

1.ロッドからは必ず外す

2.ドラグを締め込む

3.必ず「水」で洗う

4.ハンドルは上向き

5.水分をふき取り、バラシて乾燥させる

 

以上の5つのポイントを海水使用後は心がけた方が、ベイトリールの性能は長持ちします。

 

 

どうですか?5つと言っても、別にそんなにテマが掛かることでもないでしょう。

 

 

「洗うこと自体がめんどくせえ・・・」と言われればそれまでですが、リールの性能をフルに引き出すためにも、海水で使用した時はせめてこのくらいはやっておいた方が良いです。

 

 

僕は海水釣行後は毎回行っています。

 

 

折角の高級リールもメンテナンスをロクにしなければ、安いリールと大して変わらない性能になってしまいますからね。

 

 

あなたの大切なベイトリール、末長く付き合っていきましょう^^

追伸

ジムこと村田基さんは水を溜めたバケツに突っ込んでそのままハンドルやノブを回し、水を切るだけで十分と言っておられました。

 

10秒以内くらいなら水の中に直接突っ込んでも大丈夫だそうです。

 

まあ、村田さんが言うのなら問題ないのかと思いますが、僕は現在そこまでの事はやっていないです^^;

【ベイトリール メンテナンス方法】性能をフルに引き出す4つのポイント

【ベイトリールメンテナンス】オイルとグリスを使い分けないとリールが死にます・・・

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