当記事では、
「22バンタムをシーバスで使うのは、アリなのか? ナシなのか?」
テーマでお伝えします。
2022年モデルである22バンタム。
1月に発表されて、発売は右巻きが5月、左巻きが7月。。
焦らすね~^^;
「22バンタムはシーバスで使えるんやろか??」
なんて、コタツに入りながらスマホ片手にモンモンとしているあなたの姿が想像出来ます。(笑)
まあ、僕も似たようなモンですけど。(笑)
とりあえずまだ発売されていないので、僕の経験上から僕なりの考えでお答えさせていただきますね。
では僕なりの意見で早速ですが結論、
「シーバスで使うのはアリ。 けど、注意はしてね」
とお答えします。
では理由を詳しくお伝えしますね。
▶【22バンタム&20メタニウム】好みで選んじゃダメ!絶対!
目次
22バンタムをシーバスで使うのはアリ。けれど注意はした方がいい。
22バンタムをシーバスを使うのはアリか?ナシか?
と問われれば、僕は「アリっちゃアリ」とお答えします。
「なんだよ、なんか歯切れ悪いな」
そう思われた方もいると思います。
けれど、僕的には
全然悪くは無いんだけど、ぶっちゃけもっとシーバスに向いているベイトリールはある」
と言った感じなんですね。
もちろん、向いている側面もあります。
けれど、あまり向いていないと感じる側面もあるのです。
ですから言ってしまえば、
「おれはバンタムのスタイルが好きなんだ!」
「待ちに待ったモデルチェンジなんだぜ?」
なんて方は迷わず手にしても良いと思います。
シーバスで使いやすいポイントもちゃんとありますから。
ただし、ちょっと注意と言うか、気にして使った方が良いポイントがあるのも確かです。
向いているポイントや向いていないポイントも説明しながら、もう少し深掘りしてみますね。
22バンタムがシーバスに「向いている」ポイント
僕が22バンタムがシーバスに向いていると思うポイントは以下の3つ。
- コンパクト&高剛性なボディ
- 適度なラインキャパ
- 大口径スプール
順に説明しますね。
コンパクト&高剛性なボディ
バンタムの剛性感と言えば、もう多くを語る必要はありませんよね。
アルミコアソリッドボデイによる、丸形ベイトリール並みの高剛性ボディ。
フレームが一体になっているので部品点数が少なく、「歪む」と言う要素が可能な限り排除されています。
それでいて手にすっぽり収まるコンパクトなボディ。
剛性が高いボディが手の中にスッポリ収まれば、そら感度は抜群に良くなります。
「持ちやすい」と言うだけでも、伝わってくる情報に対して集中できます。
単純な話、ソフトボールを持っているか野球のボールを持っているか、そんなイメージですかね。
手にスッポリ収まった高剛性リールのハンドルを回す。
想像してみると、リーリングにめっちゃ集中できそうでしょ?
シーバスフィッシングはリーリング命とも言える釣りです。
特にナイトゲームではリーリングで潮の流れを掴んだり、バイトを感じ取ったりします。
ですから感度のいいボディで安定感のあるリーリングができれば、それだけでも十分釣果アップに寄与してくれます。
「リールの剛性」に関して、実は過去の経験からも僕は結構こだわっているんですね。
なぜなら、
「リーリングに集中できる」
と言うことが、シーバスフィッシングの大きなメリットになってくるからです。
シーバスで使うルアーって、それほど引き抵抗は大きくありません。
ですからバスフィッシングのように、ディープクランクやヘビースピナーベイトと言った引き抵抗MAXのルアーをグリグリ巻く。
と言うほどゴリゴリルアーを巻いて使うことはほとんどありません。
バイブレーションの早巻きとか、グリグリリーリングすることはありますけど、ほとんどの場合、引き抵抗のそれほど大きくないルアーの繊細なリーリングになるんですね。
ですからシーバスフィッシングにおいて「安定して集中して巻くことが出来る」というのは、大きなメリットになるのです。
特にナイトゲームでは視覚的にはほとんどゼロに近い状態で釣りをします。
ですから、リーリングによって得られる情報というのはめっちゃ貴重です。
ノブを摘む指先に全集中しながら、ルアーの動きトレースコース、潮の流れを感じ取る。
そんなときにプラスチッキーなでヤワな巻き心地だと、全然集中ができないんです。
僕も過去には、
「いくらなんでもサカナにリールを壊されることなんてないでしょ?」
と思って、剛性より軽量感を重視していたことがありました。
けれど一度剛性感の高いベイトリールを使うと、剛性の低いベイトリールに持ち変えたときに気持ち悪くて使えない。(笑)
日中の釣りだと視覚からも情報を得られるので、リーリングの感度をそれほど気にしていなかったんですね。
気にしていないと言うか、デイゲームは「見る」と言う視覚からの情報にも神経が注がれています。
ですから、「巻き」と言う動作へ注がれる集中力の割合が少なかったと言うイメージです。
けれどナイトゲームになればロッドを持っている手、リールのノブを掴んでいる指先に神経が集中されます。
視覚情報が少ないから、リーリングにより集中するワケです。
集中しているもんですから、余計なノイズはデイゲーム以上に気になってしまうんですね。
「なんかリーリングの途中に引っかかりがある」
「なんかゴリゴリするぞ?」
「ボディ歪んでねーか?」
なんて余計なことが、デイゲーム以上に気になってしまうんですね。
ですからやっぱり剛性の高いベイトリールを使うと、「巻き」にめっちゃ集中できるワケです。
最近は高剛性なベイトリールが当たり前になってきた感がありますが、それだけに剛性の低さによる欠点が注目されてきたような気がします。
そんなこんなで、「シーバスナイトゲームだからこそ」ベイトリールの剛性感には強くこだわりたいと、僕は思っています。
18バンタムMGLも、ロープロ版カルカッタコンクエストなんて言われるくらい剛性感や巻き心地が良かったベイトリールです。
さらに22バンタムは、インフィニティドライブと言う巻きの剛性感をアップさせる新機構を携えて登場しました。
もう、剛性感や巻き心地に関しては言うことはないですよね。
その辺り22バンタムはバッチリシーバスに合ったベイトリールだと思います。
適度なラインキャパ
22バンタムのラインキャパは、ナイロンライン16lb-100m。
このラインキャパをシーバスフィッシングに欠かせないPEラインに換算すると、
PEライン2号-約150m。
※PEラインの糸巻き量はメーカーや種類によって変わります。
PEライン2号-約150mって、僕の中のシーバスフィッシングではド真ん中で、基準の様なモノなんですね。
僕はベイトリールでシーバスフィッシングをやる場合(ベイトリールでしかやってないけど)、ラインの号数を以下の様に使い分けています。
- PE1.5号:10g前後のルアーを中心、18g辺りを上限としたライトタックル
- PE2号:10~56gくらいまでのルアーを中心としたミディアムクラスのタックル ←標準
- PE2.5号:14g以上のルアーを中心とした外洋や磯、ランカー対応タックル
ざっとではありますが、こんな感じの基準で使い分けています。
PE2号と言うのは、僕の中でシーバスフィッシングでメインとなる号数であり、一番使いやすい号数なんですね。
もちろんPEラインの種類にもよるのですが、PEラインをベイトリールで使う場合、僕の経験上2号を超えるとグンと使いやすくなる印象があります。
- バックラッシュもし難くなるし、しても直しやすい
- 適度な張りがあるからライントラブルも起こりにくい
- 多少ラフに扱っても強度を確保できる
- メインラインをリーダーより強く出来る ←ラインブレイクの際はルアーの結び目で切れる
などなど、2号を超えだすと「ベイトリールでPEラインを使うメリット」が顔を出してきます。
僕も場合によっては、スピニングリールで使う様な0.6、0.8号と言った細いPEラインや、3号以上の太いPEラインを使うことはあります。
けれどそこまで補足するときは、10g以下やベイトフィネスクラスと言った、あくまでもそれなりの軽いルアーを使うときです。
ベイトリールでシーバスフィッシングをやる場合は使用するルアーのウェイトを考えるとそこまで細く、もしくは太くすると扱いにくくなると言うのが僕の経験上の意見です。
まず使用するルアーウェイトに対して細過ぎるラインて、高切れの大きな原因の一つになります。
「高切れが連発。。 心がオレタ…」
なんて人は、ほとんど場合使用ルアーのウェイトに対してラインが細過ぎるのだと思います。
「え~、そんなこと言ってもスピニングじゃPE0.8号とか使ってんじゃん」
と言う方もいると思います。
けれど同じルアーを使うにしても、ベイトリールで使うラインはスピニングより太めにする必要があります。
なぜかと言うと、それはPEラインの「しなやか過ぎる」と言う特徴にあります。
スピニングリールは輪っか状のラインが、ラインガイドによって収束しながら飛んでいきますよね。
ですからしなやかなラインの方がラインガイドとの抵抗が少なく、飛距離も稼げるのです。
ですがベイトリールは、ラインに適度な張りが必要です。
張りが無いとスプールでラインが浮いたときに、後から放出されるラインが前のラインを追い越してしまいます。
そうすると、ライン同士が絡みつく様にバックラッシュしてしまうんですね。
絡む様にバックラッシュするからナイロンラインとは違い、ガツンと一気にロックする様にバックラッシュします。
ロックする様にバックラッシュするから、伸縮性のないPEラインは衝撃を吸収することが出来ず、パッツーンと切れてしまうんですね。
で、
- 適度な張りが合って絡みにくい
- バックラッシュしても高切れが起こりにくい
と言う太さがPEライン2号と言う号数なのです。
ベイトリールは直線的にラインが放出されるので、ラインを太くしても飛距離に影響が出にくいと言うのも、
太めのPEラインをオススメする理由の一つです。
2号と言う太さは、僕が過去にいくつものPEラインをオジャンにしてきた涙の結晶と共に辿り着いた結果です。
ナイロンラインやフロロカーボンラインを使っていると、「しなやかで使いやすい」なんて謳い文句のラインがたくさんあります。
そんなのを聞くと、
「しなやかなラインの方が扱いやすいじゃん!」
と思われるかも知れません。
確かに太いラインが扱いやすいベイトリールであっても、
ごんぶとバリバリのフロロカーボンラインより、しなやかなナイロンラインの方が扱いやすいです。
けれどPEラインは、度を越えて「しなやか過ぎる」のです。
ですからベイトリールでPEラインを使うときは、少しでも張りがあった方が使いやすいんですね。
「ベイトリールにはラインに適度な張りが必要なのは分かった。
だったら、2号と言わずもっと太くした方が使い易いんじゃね ?」
そんな意見もあると思います。
確かに、PE3号とか巻いた方がトラブルも少なく扱いやすいです。
けれど、ラインを太くすると、どうしてもラインキャパに問題が出てきます。
例えば22バンタムでPE3号のラインキャパは、100mくらいかな。
ボートシーバスなどの近距離キャストメイン、小規模フィールド限定ならまだイケると思います。
けれど、オカッパリシーバスで使うことを思うとギりかな。
とりあえずトラブったら余裕ないよね。
て感じです。
僕も過去には
「必要最低限あれば良いや」
「使わないラインを巻いていてもスプールが重たくなるだけでしょ」
と思って、100mだけ巻いてシーバスフィッシングをやっていたことがあります。
確かに「100m残っているうち」はそれほど問題はありません。
けれど、一発のライントラブルで一気に心もとなくなるし、
引っくり返して使うほどの余裕なんてないんですね。
と言う過去の経験もあり、
「PEライン2号を150m巻く事が出来る」
と言うのが、僕の中でシーバスフィッシングでPEラインを使う標準になります。
シーバスをやるなら、PEラインは最低でも150mは巻いておいた方が良いです。
なぜならシーバスフィッシングは遠投中心の釣りなので、どうしてもそれなりに余裕をもったライン量を確保しておいた方が良いからです。
僕の中でオカッパリシーバスをやる場合、最低必要ライン量は120m。
例えばフルキャストして80mくらいラインが出た場合、ラインスラッグも含めて100mラインが放出されたとします。
その場合、残り20mが「余力」です。
余力は、ライントラブルやラインチェックで減っていく分だと考えて下さい。
ですから、最低でも120mは巻いておきたい。
「だったら150mも要らないんじゃないの?」
イヤ、あえて150m巻くのがポイントです。
なぜなら、ライントラブルとかで20~30m減ったとしても、ひっくり返して新品同様のラインがまた120~130m使うことが出来るからです。
思わぬ大バックラッシュにも150m巻いておけば、ゆとりが出来ますしね。
150m巻いておけばラインに余裕が出来て2度美味しい。
と言うことなのです。
特に遠征派のアングラーなんてライントラブルかわ起きても、
「は~、やる気無くしたわ~。今日はもう帰る!」
なんてワケには行きませんよね。
せっかく時間を作ってはるばるシーバスを釣りに行っているワケですし、
ライントラブルごときで釣りを中断するワケには行きませんよね。
余談ですが先日、通年釣りが出来る長野県の犀川と言う河川にトラウトフィッシングをやりに行ったんですね。
朝の気温は-8℃。
ラインガイドはガンガン凍ります。
リーリングしてラインが水を汲んでくるとガイドが凍るので、ノットが引っ掛かってラインが巻き込めないことがあるんですね。
そんなときはロッドを叩いたりして氷を取るのですが、-8℃まで下がるとリーリングを終えて次のキャストの時にまた凍っちゃってます。
キャストの時にラインガイドが凍っているとどうなるか?
当然ノットはガイドで引っ掛かり、ラインの放出はピタリと止まるので大バックラッシュ。
氷点下の釣りはあるけど、ガイドが凍ってノットが通らずバックラッシュは初めて。
次はナイロンで来よう。。。 pic.twitter.com/Umiu3QgGtn— コージ@ベイトリール大百科 (@kohji_baitreel) January 16, 2022
巻き取り時に氷を取っているから、次の瞬間にまた凍ってるなんて思わなかったんですね。
「なんか思わぬところで変なバックラッシュするな~」
なんて思いながら釣りをしていたら、完全に修復不能バックラッシュ。
フツウ、PEラインのバックラッシュてすぐにラインがロックしてしまうので大事にはならないのですが、この時は多分、50mは失いました。
寒さで親指の反応が鈍かったと言うのもありますが…
けれど150m巻いていたので、スプール軸は細くなってしまったけど釣りは全然問題なし。
1/3くらい減ったかな。
初犀川チャレンジでしたが、その後なんとか50クラスのレインボートラウトをキャッチできました。
釣れた~✨
初犀川フィッシュは50クラスのレインボーでした😄
いや~、朝からしんどかったから素直に嬉しい✨
21ジリオンもめでたく入魂です。
そして珍しく仲間と行ったので、珍しくブツモチ。(笑)#フィッシュマン#クローラ92L#21ジリオンSVTW pic.twitter.com/R7LEyXNCzA— コージ@ベイトリール大百科 (@kohji_baitreel) January 16, 2022
僕が狙っているエリアなんて、ほとんど射程50m以内です。
ライン量も正直、100mあれば十分なんですね。
けれど実際に100mしか巻いてなかったら?
残り50mでは流石に心もとなかったでしょう。
釣りを中止していれば、このレインボートラウトにも会うことは出来ませんでした。
「余力」ってめっちゃ大事です。
トラブルなんて起こしたくて起きるワケじゃないですからね。
「予期せぬ」トラブルなんていくらでも起きます。
「へ!おれはそんなマヌケじゃねーぜ!」
とは言っても、
フルキャストした時にちょっとバランスを崩して、手元でラインがテトラに擦れてしまったら?
擦れたところから先、50m以上はもう使い物になりません。
「想像も出来ないトラブルが起こる」
と言うことも想定すると、やっぱり余力は大事なんですね。
ですから、
「PEライン2号を150m巻く事が出来る」
と言うのは、
僕的にシーバスフィッシングにおいて
「ほどほどにちょうどいい」
のであります。
「おれは少しでもスプールを軽くしたいんだ」
と言う気持ちも分かりますけどね。
PEラインもけっこう軽いよ?
150mなら余力をもって、なおかつ気持ちよく使い切れます。
ですから僕としては、シーバスに巻くライン量としてオススメの量なのであります。
大口径スプール
22バンタムのスプールは18バンタムMGLから1mm拡大されて、Φ35mmとなっています。
拡大されたことはめっちゃ嬉しんですけど、「何故にΦ35mm?」と言う想いが僕はめっちゃ強いんですよね。
まあ、その辺りに関してはコチラの記事書いていますので、良かったら読んでみて下さい^^
とりあえず今回は、
「22バンタムはスプールが大口径化されて、シーバスに使いやすくなった!」
と言うお話をします。
理由としては、シーバスで使うルアーウェイト的に、大口径スプールのほうが飛距離、パワーという面で有利だからです。
一般的にベイトリールのスプール径ってΦ34mmが多く採用されています。
このΦ34mmと言うスプール径って、10g前後のルアーが投げやすいスプール径なんですね。
ベイトリールの主戦場であるバスフィッシングにおいて、一番よく使われるルアーのウェイト帯です。
ちなみにスプール径と使いやすいルアーウェイトの関係は、ザックリ以下の様に把握しておけばOKです。
- スプール径が小さいと軽いルアーが投げやすいが、重いルアーの飛距離が伸びない。
- スプール径が大きいと軽いルアーが投げにくく、重いルアーの飛距離が伸びやすい。
要は、
- スプール径小 → 軽いルアー向け
- スプール径大 → 重いルアー向け
と言うことです。
で、シーバスフィッシングで使われるルアーウェイトは10~28gくらいと、バスフィッシングより少し重めのルアーである場合が多いです。
僕の場合はメインが12~24gくらい。
タマに10g、28g、もしくは40g以上。
と言った感じが多いです。
とした場合、標準的なΦ34mmだと若干小さいんですね。
個人的にはシーバスフィッシングには、Φ36mmがちょうどいいと思っています。
22バンタムはΦ35mm…
それはそれで仕方がないとして、とりあえず大口径化されたということは、シーバスフィッシングをやる上では大歓迎です。
- 重めのルアーを扱う
- 基本的に遠投が中心
と言うシーバスフィッシングにおいて、スプールの大口径化は凄く優位に働く側面が大きいんですね。
加えてスプールが大きくなると、巻き取りパワーも増えます。
なぜならスプールの円周が長くなるので巻き取り長さが長くなり、その分、ギア比を低く設定できるからです。
基本的にハイギアを使うことが多いシーバスフィッシングにおいて、巻き取りパワーの増大は嬉しいポイントです。
例えばバイブレーションの早巻きなんかをしてみると、スプール径の違いでパワーに差があることが良く分かります。
僕も実際にほぼ同じ巻き取り長さで、スプール径Φ34mmとΦ36mmで比較したことがあります。
やはり巻き取りパワーの差は歴然でした。
もちろん、ベイトリールそのものの基本性能や剛性感による差もあります。
けれどもそれらを考慮したとしても、僕はやっぱりシーバスは大きめのスプールで使いたい。
22バンタムはΦ35mmだけれども、本音を言えばΦ36mmで使いたい。(笑)
マジメな話、Φ36mmで出ていれば、僕はシーバス用として購入を決断していたと思います。
たかが1mm、されど1mmなんですよね。
「そんな1mmばかし、体験できんやろ?」
と言われればそれまでです。
けれど、スペックって気にならん?
僕の偏見ですけど、多分、ベイトリール好きな人ってマニュアル感が好きだったり、
機械的なギミックとかが好きだったりするんじゃないかと思うんですよ。
そんなあなた、スペック、気にならん?(笑)
まあ、僕がそんなことをどうこう言っても仕方がないワケですけども、
とりあえず言えることは、
「スプール径が拡大されてシーバスフィッシングで使いやすくなった」
と言うこと。
今回お伝えした、
- コンパクト&高剛性なボディ
- 適度なラインキャパ
- 大口径スプール
コレだけでも22バンタムは十分シーバスで使いやすくなっていると思います。
さて、ではではお次は、シーバスフィッシングに「向かない」ポイントをお伝えします。
向かないと言うか、「注意した方が良いよ」と言うポイントですね。
22バンタムをシーバスで使用するときに注意した方が良いポイント
語弊を招きそうなので最初に言っておこうと思います。
あくまでも僕が過去の経験上、「そう感じている」ポイントをお伝えします。
ですから、
「そんなんデメリット内に入んねーぜ」
「それってむしろプラスじゃね?」
「そんなこと全然気にしないよ」
と言う意見もあると思います。
それはそれで、僕は否定をするつもりは全くないです。
なぜなら「どう感じるか」は人それぞれだからです。
ですから僕のお話も、あくまでも「一意見」として聞いてもらえれば、きっとあなたのシーバスベイトリール選びにお役に立てると思います。
では、僕が22バンタムを使うときに注意した方が良いポイントとは、
「スプールに結び目を巻き込むようなロングリーダーを使うとき」
です。
このポイントは18バンタムMGLよりは改善されている様ですが、22バンタムもスプールに結び目を巻き込むようなロングリーダーは要注意です。
なぜなら、コンパクトな分、スプールからレベルワインダーの距離が近いので、結び目がレベルワインダーで引っ掛かってしまう可能性があるからです。
出典:シマノ
僕の経験上のお話をさせていただくと、昨年一年間、僕は21カルカッタコンクエストで3ヒロ程度のロングリーダーで使ってきました。
丸形ベイトリールは、どうしてもレベルワインダーの位置がスプールに近くなってしまいます。
MGLスプールⅢは幅19mmとかなりナローになったので、ラインの角度は緩くなりその欠点は随分改善されました。
けれど、やっぱり引っ掛かりは、少なからずどうしてもあるんですね。
僕はそれがイヤで2ヒロを超えるようなロングリーダーはあまり使ってこなかったんですが、本流トラウトをやる時ってどうしても2ヒロ以上のロングリーダーが必要なんですよね。
岩盤のスリットにルアーを通したり、デカい岩がゴロゴロしているところで釣りをします。
ですからどうしてもロングリーダーは必要になって来るんですね。
とは言え、スプールに結び目を巻き込むほどのロングリーダーも引っ掛かりは気になるとは言え、使えないレベルでは無いんです。
けれど一度だけ、重めのスプーンをフルキャストした際に結び目付近で高切れしちゃったんですよね。
ラインに対して少し重めのルアーだったこともありますが、少なからずスプールとレベルワインダーの距離によって結び目の「抜け」は変わってきます。
その辺りが22バンタムはどうなのか?
気になる所です。
一応、ホームページにも、「ラインガイドとの距離を5~6mm離した」と書いてあります。
出典:シマノ
ナロースプールは明らかにラインの抜けも良くなりました。
丸形ベイトリールとは言えラインの抜けが良くなったというのは、僕も過去にワイドスプールのリョウガを使っていた経験からも体感しています。
ですから22バンタムにおいても随分改善されているとは思いますが、ロングリーダーを使用する際はやはり注意した方が良いと僕は思います。
もしくは割り切って、ショートリーダーにしてしまうかです。
ショートと言っても最低でも1ヒロです。
1ヒロくらいなら、シーバスで主に使うような8フィート以上のロッドで結び目をスプールに巻き込むことはありません。
僕はシーバスフィッシングでは基本的に最低でも1ヒロ、磯場などの根ズレが多いところでは2ヒロのリーダーを取るようにしています。
まあ、場所にもよりますが、経験上、基本的には1ヒロあればトラブルを随分回避出来ます。
PEラインが魚体に触れるのを回避出来たり、バックラッシュをした時にリーダーがショックを吸収してくれて高切れを防いでくれる最低限の長さが1ヒロ。
と言うのが僕の結論です。
もちろん、リーダーの伸縮性がバレ防止にも大きく貢献してくれます。
ですから、リーダーの抜けが気になるのなら、長さを一ヒロ程度に抑えておくのも手です。
あまり大きなストラクチャーがないところなら一ヒロ確保しておけばで十分だと、僕は思っています。
実はあともう一つ、まだ確信は持ててはいないのですが気になるポイントがあります。
それは、SVSインフィニティの外部ダイヤルが、無段階調整なのかもしれないこと。
今シマノさんに問い合わせている最中なので、分かり次第またこの記事でお知らせしますね。
ちなみに同じMGLスプールⅢが採用されている21カルカッタコンクエスト100は、無段階調整でした。
無段階調整の何がダメなのかと言うと、夜間でのブレーキ調整がやりにくいからです。
メモリごとにカチカチって音がするタイプだと、調整するのにいちいちライトをつけなくても、暗闇の中で手探りで調整できるんですよね。
「カチっと一メモリ締める(緩める)」
と言うことを、全くライトを点けなくてもできるワケです。
実は僕は旧SVS時代、暗闇でブレーキ調整が出来ないという理由で、シーバス用ののベイトリールはダイワのマグネットブレーキに移行していった経緯があります。
「ちょっとブレーキ調整をするのにいちいちライトを点ける」
と言うのは、人によるのかもしれませんが、僕にとってはシマノベイトリールを使わない理由になるほど重要なことなのです。
まあ、この辺りに関してはまだ確認できていませんので、出来次第この記事でお知らせしますね。
22バンタムをシーバスで使うのは、アリか?ナシか?【まとめ】
さて今回は、
「22バンタムをシーバスで使うのは、アリなのか? ナシなのか?」
テーマでお伝えしました。
結論、
「シーバスで使うのはアリ。 けれど注意は必要」
と僕はお答えします。
22バンタムがシーバスフィッシングに向いている点は以下の3つ。
- コンパクト&高剛性なボディ
- 適度なラインキャパ
- 大口径スプール
注意すべき点はは以下の通り。
- スプールに結び目を巻き込むほどのロングリーダー
- 無段階調整(かも知れない)外部ブレーキダイヤル
総合的に見れば、僕は22バンタムはシーバスに向いてはいると思います。
今回は僕が思っていること感じていることを、過去の経験から照らし合わせて好き放題書かせていただきました。
「そんなこと俺は気にならなけど?」
と言う意見もあると思います。
かなり偏った意見もあるかと思いますが、理由をあなた自身で噛み砕いて、ベイトリール選びの参考にしていただければと思います(^^)
▶【22バンタム&20メタニウム】好みで選んじゃダメ!絶対!