ワールドシャウラ1832R-2、一言で言ってしまえば、少し強めの万能ミディアムロングロッドです。
旧モデルに1833と言うモデルがあったんですけど買いそびれて、どこにも売っていない状態に…
とは言え3番クラスじゃちょっと強いかな~と思っていたので、1832R-2がラインナップされると言うことで昨秋ソッコー購入しました。
それから主にシーバス、本流トラウトで使いましたので、インプレッションをお伝えしたいと思います。
とりあえず印象を伝えますと、
「遠投をしたい、ロングロッドを使いたいと言う状況でしたら、ブラックバス、シーバス、ロックフィッシュ、大型トラウトなどいろいろな釣りで、かなり高次元で満足できるベイトロッド」
と言った感じです。
僕は本流トラウト、シーバスで使用しましたが、ブラックバスはもちろん、根から引きずり出すロックフィッシュや、ナマズなど大物とのパワーファイトも十分こなせます。
パワーは有るんですけどガチガチに硬いわけでもなく、粘りのある強いレギュラーテーパーと言った感じでしょうか。
万能ロッドではあるですが、それぞれの使い方を高次元でこなしてくれると思います。
ただ実は、僕のなかで現在はメインじゃないんですね。
昨年秋にシーバスで入魂が完了し、今年の春頃まで本流トラウトのメインとして使っていました。
けれど今年5月くらいからかな。
出番が減っちゃったんですよね。
その辺りの理由も踏まえて、
- どんな使用感なのか
- PEラインは使えるのか
- 遠投性能はどうなのか
- どのくらいのルアーウェイトがベストなのか
- どんなベイトリールが合うのか
- どんなシチュエーションが適しているのか
などなど、詳しくインプレッションしていきたいと思います。
ただご理解いただきたいのが、全ての釣り、釣り方を試したワケではありません。
ですから僕がお伝えする釣りが全てベストとは限りません。
僕が実際に使ってみた使用感から
「こんな使い方にも向いてると思うよ~」
とお伝えしていますので、一意見として参考にしていただければ僕も嬉しいです(^^)
▶【シーバス】ワールドシャウラ1832Rと1833RS、どっち買い?
目次
ワールドシャウラ1832R-2 インプレ
使用感はどうなの?
まずは軽くスペックをおさらい。
- 全長:8.3フィート(2.51m)
- テーパー:レギュラー
- 継数:2本
- 仕舞寸法:130cm
- 自重:152g
- ルアーウェイト:7~30g
- グリップ長:312mm
※適合ラインとかあまり重要じゃないと思っているので割愛しました。
ちょっと注意してもらいたいのが、「8フィート3インチ」ではなく、「8.3フィート」だということ。
3インチは約7.5センチです。
0.3フィートという事は、1フィート=30.48センチだから約9センチ。
ですから「8フィート3インチ」より少し長いんですね。
シマノさんのロッド長さ表記ってインチではなくフィート基準になるので、そこは理解してロッドを選んだほうが良いです。
⇑スミマセン。勘違いしていました。全てが全てじゃないんですね。
例えば「1652」というのも、6.5フィートであって、「6フィート6インチ」です。
「6.5」と言う表記が全てのロッドに適用されているものと思っていました。
いきなり勝手に削除するのもおかしな話なので、反省の意味も込めてしばらく記載したままにしておいてから上記の記述は削除します。
さて、使用感としては2番クラス、ミディアムの表記通り、10g以上のルアーが使いやすいです。
ミディアムクラスですけどけっこう張りがあって、それなりに反発力もあります。
ミディアムとしては少し強めな印象です。
かと言ってガチガチに高弾性なワケではなく、粘りのある硬さです。
ですので張りはあってもそれなりにグッと曲がってくれるので、ブラックバスでクランクベイトやバイブレーションなどの巻きモノでも使いやすいと思いますし、
シーバスやバレやすいトラウトでも使いやすかったです。
長さ、反発力を活かしてバイブレーションや重めのスプーンのフルキャストなんて、バビューンとめっちゃ気持ちよく飛んで行きます。
ただ、ブラックバスやトラウトに関しては、PEラインよりナイロンやフロロカーボンラインを使った方がいいと思います。
なぜならPEラインだと、ちょっと強過ぎて弾いてしまう可能性があるからです。
40オーバーのブラックバスやニジマス、サクラマス、サケなどの大型トラウトならPEラインでも問題ないと思います。
けれど、例えば30cmクラスのブラックバス、イワナやヤマメだと、このベイトロッド+PEラインではちょっと張りが強過ぎてバラしやすいと言う印象です。
まあ、そもそも僕がこのベイトロッドを購入した理由は、
「ナイロンラインで本流トラウトをやりたい」
と思ったからです。
ナイロンラインの伸びとぼやっとした曖昧な感度が、逆にサカナへの警戒心を解くのを期待したからです。
もちろん、ロッド自体の感度も申し分ありませんでした。
ですからこの「張り」に期待していて、そのボヤっとした感度が良いか悪いかは別にして、実際に期待どおりの仕事をしてくれました。
ですが、PEラインを使うとやはり張りが少し強すぎるんですね。
30cmクラスのサカナだとバレやすくなりますので、結構神経を使ったやり取りになります。
このクラスのトラウトだとちょっと強いです。
40cmを超えるニジマスやシーバスとか、走るサカナや比較的大きいサカナなら全然問題ないです。
ですが、イワナやブラウントラウトってあまり走らないんですね。
どちらかと言うとあまり走らず、その場で首を振ると言うか、ウネウネする様なサカナです。
そこに張りの強いロッド+伸びのないPEラインは流石にちょっと強すぎると言うか、サカナの動きを吸収仕切れない感じなんです。
ですからもしこのベイトロッドでPEラインを使うのなら、ニジマス、サクラマスやサケなどの大型トラウトやシーバスとか、比較的大型のサカナをターゲットにした方がいいと思います。
逆にトラウトやブラックバスはナイロン、もしくはフロロカーボンラインの方が向いていると思います。
ま、もちろん絶対ではなく、好みもありますし「使い方次第」ですけどね。
例えばこのベイトロッドでヘビキャロを100m近くかっ飛ばしたりするのなら、むしろPEラインの方が使いやすいと思います。
もし1831と言う番手があれば、PEラインを使ってトラウトやバチ抜けシーバスなどロングロッドで繊細な釣りができそうなんですけどね。
使用感としては、
「粘りのあるレギュラーテーパーで、少し強めのミディアムクラスのロッド」
と言う印象です。
どのくらいのルアーウェイトが使いやすい?
使いやすいルアーウェイトは、表記通り7~30gのルアーウェイトが使いやすいです。
ただ僕的には、10g以下だと若干ロッドを曲げるのが大変な印象があって、どちらかと言うと10g以上の方が使いやすかなと言う印象です。
もちろん、7g程度の軽いルアーもそれなりにこなすことは出来るのですが、どちらかと言えば上(重い)の方にキャパシティの余裕を感じます。
一昔前ならミディアムクラスのロッドって、「7~21g」くらいがベストだったと思います。
けれど最近のロッドって柔らかさや張りの強さはあまり変わらないけど、上限に余裕ができたな~って感じがするんですね。
実際、適合ルアーウェイトの表記より、けっこう重いルアーも安心して使えるロッドも多いですよね。
特にワールドシャウラってその名の通り、世界で戦うことをコンセプトとしています。
ですから、「強い」んですね。
実際に適合ルアーウェイトの表記を遥かに超える、2オンス(56g)のジョインテッドクローをキャストしてみたのですが、全然余裕。
表記のウェイト以上も安心して使える懐の深いベイトロッドです。
(適合ルアーウェイトの表記を超えるルアーを使用する場合は、自己責任でお願いしますね(^^))
ただ、いろいろなターゲットに使える汎用性の高いロッドだけに、使うルアーによって使いやすいウェイトは変わってきます。
例えば、ファーストムービング系なら適合ルアーウェイトの表記通り7~30gのルアーがガンガン使えると思います。
シーバスなら、10~30gくらいのちょっと重めのウェイトのルアーをガンガン使いたいのなら、ドンピシャで使いやすいです。
ラバージグやテキサスリグとかなら、一番使いやすいのは12g、14gあたりかな。
特に岸際にテトラとかストラクチャーがあるなかで足元で⅜オンスラバージグ、なんてめちゃくちゃ使いやすいと思います。
ガチガチ過ぎず、かと言ってちゃんと強い。
そんな感じです。
けれど、28gのヘビキャロをかっ飛ばす。
と言う使い方だと、ちょっと弱いかも知れません。
弱いと言うか、キャストは全然問題なく出来るんですけど、操作感としちょっとて曲がり過ぎちゃうかなと言った印象です。
そんな使い方だったら、MH(ミディアムヘビー)、もしくはH(ヘビー)ロッドの方が使いやすいと思います。
1オンス(28g)クラスのジグやヘビキャロをやるなら1754や17114、もしくは新たにラインナップされた1833の方がやりやすいと思います。
いくら強いと言っても、硬さはミディアム。
そう思ってもらえれば使いやすいでしょう。
ですから先程も言いましたが、1オンス(28g)くらいのヘビキャロとかならPEラインを使った方が使いやすいかなと思います。
PEラインならロッドが多少曲がっても遠くのルアーをダイレクトに操作しやすいですし、
ラインがたくさん放出されている分、動きに余裕がでてバラシにくいですからね。
飛距離はどうなの?
一言、飛びます。
ワールドシャウラ1832R-2、正直、同クラスのベイトロッドなら僕の持っているロッドで一番飛距離が出るかも知れません。
飛距離に期待していてこのベイトロッドの購入を考えているのなら、実際に使ってみて期待ハズレなんてことはないでしょう。
高反発だけど粘りのあるブランクスが、力強くルアーを弾き出してくれる。
そんな印象です。
粘りもあってそれなりにしっかり曲がってくれるから、「シーバスで遠投をしたい」という方にはドンピシャだと思います。
ただ、飛距離だけで言うのなら多分、ワールドシャウラ17114みたいなキンキンの高反発ロッドの方が飛距離は出ると思います。
けれど、コレだけ粘りがあるロッドでこの飛距離は、おそらく使ったことがある人ほとんどが満足出来るでしょう。
特にバイトを弾きやすいシーバスなんかでは、曲がりと飛距離が両立してとても使いやすいです。
僕はシーバスだと14~20gのプラグ、トラウトだと10~12gのプラグ、10~18gのスプーンを多用していました。
もちろん、カッ飛んで行きましたよ。
自分が想定しているより10%くらい遠くに着水する。
て感じです。
ただ、高反発の影響か、キャストのときミラクルなタイミングで後ろの木にルアーが引っ掛かって、僕史上最大クラスのバックラッシュを経験しました^_^;
ベイト歴25年最大のバックラッシュ。
ハンドルすら回らん(^_^;)
ビギナー時代もこんな派手なの記憶にないっす。
フルキャストリリースの瞬間に後ろの木に引っ掛けたら、一瞬でスプールが回りきった。
ワーシャの反発力とMGLスプールの回転力よ。 pic.twitter.com/7rJU4X3Pn3— コージ@ベイトリール大百科 (@kohji_baitreel) April 9, 2021
いや~、寒さで指がかじかんでいる上、親指をリリースした瞬間に引っ掛かってサミングし損ねたなんて、心苦しい言いワケはしませんが、
指をスプールから離した瞬間に気持ちいいくらいスプールがその場で回転していました^^;
飛距離の関しては、10~30gくらいのルアーがカッ飛んで行く。
そんなベイトロッドだと思ってもらえればいいと思います。
どんなベイトリールが合うの?
スプール径Φ34~36mmクラスのベイトリール
このあたりのベイトリールがこのベイトロッドにはベストです。
正直、このベイトロッドの使いやすいルアーウェイトを考えると、スプール経Φ36mmクラスがベストです。
飛距離を求めるならこのクラスの大口径ベイトリールが気持ちよくルアーを飛ばせます。
ダイワで言うとジリオンTWや21スティーズA TW HLC、シマノで言うと21アンタレスDCなんかバッチリです。
きっと異次元の飛距離を体感出来るでしょう。
けれど、スプール径Φ34mmのベイトリールも全然問題なくジャストフィットします。
スプール経Φ36mmが良いかΦ34mmが良いのかは、使い方によって選ばばOKです。
具体例を挙げるとターゲットで使い分けるなら、
- ブラックバスやトラウトならスプール径Φ34mm
- シーバスならスプール径Φ36mm
ルアーウェイトで使い分けるなら、
- 10~30gと重めのルアーの遠投中心ならスプール径Φ36mm
- 7~18g程度の中量クラスのルアー中心ならスプール径Φ34mm
こんな感じで使い分けると使いやすいです。
そもそもと言うか、ミディアムクラスのベイトロッドなのでΦ34mmの方が合うと言われれば合うんですね。
ただロッドが強いので、もうワンサイズ大きなベイトリールでも十分に合わせて使えちゃうんですよね(^^)
具体的な機種を言うなら、
ダイワならスティーズATWやSVTW、ジリオンSVTW、
シマノで言うと19アンタレスや20メタニウムMGL、バンタムMGL、21カルカッタコンクエスト100、
このあたりのベイトリールはめっちゃ使いやすいと思います。
実際に僕はシーバス、本流トラウトでジリオンSVTWや21カルカッタコンクエスト100と合わせて使っていました。
本流トラウトにはバッチリだったのですが、やはりシーバスにはもうワンサイズ大きいベイトリールが合っていると感じました。
まあ、超長距離を求めるワケでなければ、スプール径Φ34mmのベイトリールの方がオールラウンドに使えるかな(^^)
とは言えΦ34でも十分に飛びますよ。
どんなシチュエーションが適しているの?
ワールドシャウラ1832R-2がどんなシチュエーション、使い方が適しているのか一言でと言ったら、
長さのメリットが活きる使い方。
そのまんまですね。(笑)
具体的にターゲット別に説明しますね。
ブラックバス
例えば足場が高かったり、足元にテトラがあるようなリバーバッシングとかは使いやすいと思います。
ブラックバスって8フィートを超えるようなロングロッドってあまり使われませんが、流れのある河川でロングロッドを使うと、ラインメンディングが凄くやりやすいです。
流れの中でラインをコントロールしたり足元のテトラをかわすなんて、一度ロングロッドを使ったら止められなくなると思います。
あと、ロッドを立てて沖のブレイクの向こう側を探るとか。
ブレイクにラインが触れるのを回避したり、
長さを活かしたリフト&フォールもやりやすいです。
パワーはあるのロッドなのですが、ワールドシャウラはパワーがあっても152gと、長さを考慮すると超軽量です。
ですからロングロッドだけど操作感はいいですね。
しかも、全ガイドダブルフットです。
先重りを避けたり操作感を求めるために、けっこうなパワーロッドでもマイクロガイドが付いているロッドもたくさんあります。
けれどこのロッドはミディアムクラスのロッドでも全ガイドダブルフットなんですね。
僕としてはめっちゃ潔くて好感が持てるところです。
長いけど軽量なので、ラバージグやテキサスリグ、フリーリグなんかの操作もやりやすいと思います。
シーバス
シーバスだと少し強めな感じがしますが、個人的にはこの強めな感じがドンピシャで使いやすいです。
確かにバチ抜けとか7~10gくらいのルアーで繊細な釣りをやりたいときはちょっと強いです。
それこそそんな釣りは1831とかあればドンピシャでしょう。
ですが、8~14cm、10~30gくらいのシンキングペンシルやミノー、バイブレーションとかはバッチリ使いやすいです。
気持ちよくルアーもカッ飛んで、ベイトタックルらしい豪快なシーバスフィッシングを楽しめるんじゃないかと思います。
先程もお伝えしたように飛距離という面だけで言うと17114の方が飛ぶかもしれませんが、あまり反発力が強すぎてもシーバスじゃバイトを弾いちゃって使いにくいですからね。
そういう意味では、「ベイトタックルでシーバスをやりたい」と言う人に、このワールドシャウラ1832R-2は間違いのない一本です。
トラウト
トラウトの場合だと、大型のニジマス、サクラマス、サケとかだとバッチリなのですが、やはり大型のトラウト専用と思ったほうが良いと思います。
イワナやヤマメの30、40cmクラスじゃ正直ちょっと強すぎると思います。
特にPEラインを使った場合は、弾いてしまってバラシが多くなってしまうかもしれません。
このベイトロッドでトラウトをやるなら、正直ナイロンラインのほうが使いやすいと思います。
長さを活かしてゴロゴロと転がっているデカい岩をかわしたり、足元のテトラをかわしたり。
流れの中のニジマスってヤバいくらい暴力的に引きますからね。
激流の中を突っ走る大型のニジマスやサクラマスをガチッと止めるなんて釣り方には最適かなと思います。
まとめますと、
- 流れのある河川や足場の高い場所のブラックバス
- 8~14cm、10~30gくらいのシンキングペンシルやミノー、バイブレーションを使ったシーバス
- 激流の中のニジマス、サクラマス、サケなどの大型のトラウト
こんなシチュエーションやターゲットにはとても使いやすいベイトロッドです。
僕がワールドシャウラ1832R-2を使わなくなったワケ
冒頭でもお伝えしましたが、僕はワールドシャウラ1832R-2を昨年秋くらいに導入し、シーバス、本流トラウトで使ってきましたが、実は現在は出番がかなり減っちゃっています。
理由としては、単純に僕の使い方に変化があったことと、僕の置かれる環境的に使うシチュエーションが減ってしまったからです。
別にロッドに不満があったわけじゃありません。
シーバスで言うなら最近の自分のスタイル的に、外洋でロングロッドをぶん回すと言うスタイルが多いんです。
以前は中規模河川でピンを打ったり小技を効かせた釣りをすることが多かったのですが、
最近は場所的にも足場の高いところや足元にストラクチャーがあるところが多く、10フィート以上のロッドを使う場面が多いんですね。
以前のように中規模の河川やフィールドで使えば最高なのですが、その場面で釣りをすることが少ない。
ですから「シーバスに最適!」なんて言いながらも出番が減っちゃっています。
で、本来の僕の目的であった本流トラウト。
前半戦はナイロンラインをガッツリ使っていて、期待通り自己記録である55cmのオスイワナを仕留めることができました。
けれど5月くらいから、「もう少しソフトなロッドでPEラインを使って繊細にルアーを操作する」というスタイルに変化があったんですね。
ナイロンラインを使ったスタイルなら、やはり1832の張りが程々に使いやすかったのですが、中盤戦以降、
「張りの強いロッドでナイロンラインを使う」と言うスタイルより、
「ソフトなティップのロッドでPEラインを使う」と言うスタイルが多くなったんです。
今年はナイロンラインで行くぞ~と思ったのですが、やはりPEラインのフィーリングが僕的にも捨てがたく、中盤戦以降、PEライン中心のスタイルに戻っちゃったんですね。
どちらが良いとかと言うより使い分けるのが一番なのですが、僕はあまり複数ロッドを使い分けるより一本のロッドをガッツリ多用したい人です。
ですからPEラインを多用している中盤戦以降、ワールドシャウラ1832R-2の出番が減っちゃったと言うワケなのです。
加えて今シーズン中盤に導入したFishmanのビームスクローラ92L+が自分のフィーリングにバッチリハマり、なおのこと出番が減っちゃったんですね。
▶Fishman ビームスクローラ92L+【インプレ】83L+とバチッと使い分けろ!
正直言うと、ワールドシャウラ1832R-2を手放そうかとも思っています。
間違いなく良いロッドなんですけど、自分のスタイル的に出番が減っちゃったのがとてももったいないな~って。
僕はあまりコレクター気質ではないので、良いロッドだけに使わないものを持っているともったいないって思っちゃうんですね。
ですから使わずに持っているくらいなら使いたい人に使って貰いたいなって。
ナイロンラインにはナイロンラインのいいところ、PEラインにはPEラインの良いところがあるのですが、自分のスタイルやフィーリングというのもありますからね。
今後、このベイトロッドを手放そうかどうしようか、ちょっと検討中なのであります。
ワールドシャウラ1832R-2 【インプレ】まとめ
さて今回はシマノのワールドシャウラ1832R-2のインプレッションをお伝えしました。
このベイトロッドを一言で言うのなら、
「遠投をしたい、ロングロッドを使いたいと言う状況でしたら、ブラックバス、シーバス、ロックフィッシュ、大型トラウトなどいろいろな釣りで、かなり高次元で満足できるベイトロッド」
と言った感じです。
ガチガチ過ぎず、かと言ってちゃんと強い。
そんな少し強めの万能ミディアムロングロッドですね。
具体的にどんな使い方があっているかと言うと、
ブラックバスで使うならスプール経Φ34mmのベイトリールに合わせて河川や足元のテトラをかわしたり、巻きモノから12g、14gのラバージグとかは使いやすいと思います。
シーバスで言うとスプール経Φ36mmのベイトリールに合わせて、8~14cm、10~30gくらいのシンキングペンシルやミノー、バイブレーションとかはドンピシャで使いやすいです。
トラウトではスプール経Φ34mmのベイトリールにナイロンラインを合わせて、10~18gのスプーン10~14gくらいのミノーが使いやすいかな。
合わせるベイトリールとしては、
- ブラックバスやトラウトならスプール径Φ34mm
- シーバスならスプール径Φ36mm
ルアーウェイトで使い分けるなら、
- 10~30gと重めのルアーの遠投中心ならスプール径Φ36mm
- 7~18g程度の中量クラスのルアー中心ならスプール径Φ34mm
こんな感じで選べばバッチリです。
このベイトロッドに限らずワールドシャウラ全般に言えることですが、非常に「強く」、推奨ルアーウェイトを超えるルアーも案外フツウに投げることができちゃいます。
1832も推奨ルアーウェイトは30gとなっていますが、2オンスのビッグベイトも不安なく投げることはできました。
2オンスのビッグベイト専用ロッドて言ってしまうと使いやすくなはいですが、タマに投げる程度だったら十分対応できます。
1本のロングロッドで何でもやりたいという方にはピッタリのベイトロッドです^^
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