※本サイトにはプロモーションが含まれることをご了承ください。

さてさて、今シーズン終盤からでしたけど、本流トラウトでFishmanのBEAMSクローラ92L+と言うベイトロッドを導入しました。

 

 

今回はそのインプレッションをお伝えしたいと思います。

 

 

このベイトロッドは購入を迷っていたのですが、今となっては正直、「もっと早く購入していれば良かった」と言った感じです。

 

 

BEAMSクローラ92L+の特徴を一言で言うのなら、

 

「軽い力で軽いルアーをラクに遠投が出来るベイトロッド」

 

と言った感じです。

 

 

ライトルアーのキャストフィールは逸品で、軽い力でキレイにルアーが飛んでいきます。

 

 

ただ、使い勝手に関してはシチュエーションによりますね。

 

 

流石に9フィート2インチと言う長さが、メリットにもデメリットにもなります。

 

 

僕としては一番有効に使えそうなのは、比較的オープンエリアで10g前後というライトルアーを使うシーバス。

 

 

まだやってはいないけど、7~14gくらいのライトロックフィッシュもいい感じだと思います。

 

 

ちなみに本流トラウトで使うルアーとしては10g前後が多く、ウェイト的にはドンピシャでした。

 

 

9フィート2インチと言う長さは、シチュエーションによってはめちゃめちゃ有効な武器になります。

 

 

けれど、場合によってはけっこう邪魔と言うか、持て余す感じになっちゃうんですよね。

 

 

ま、使い分けが一番というのが言うまでもないですよね^^

 

 

ということでBEAMSクローラ92L+もそれなりに使い込んだので、今回は

 

  • どんな使用感なのか
  • 遠投性能はどうなのか
  • どのくらいのルアーウェイトがベストなのか
  • どんなシチュエーションが適しているのか
  • クローラ83L+とどう使い分けたらいいのか

 

などなど、実際に使ってみたインプレッションをお伝えしたいと思います。

BEAMSクローラ92L+【インプレ


使用感は正に「マジックロッド」

使用感については、Lプラスの表記よろしく、ライトルアーが凄く扱いやすいです。

 

 

9フィート2インチと言う長さで、ここまでライトルアーが扱いやすいロッドってなかなかないんじゃないでしょうか。

 

 

それでいてバットはしっかりと強いので、大物が来ても十分に踏ん張ってくれます。

 

 

30cmくらいのヤマメでもしっかりと曲がって仕事をし、

 

60cm近いニジマスの暴力ファイトにも堪えてくれます。

ティップはライトパワーだけど、もう一段階上の強さの使い方が出来る。

と言う意味のL+なのだと僕は理解してます。

 

 

ライトロックフィッシュにも良いんじゃないかなと言ったのは、ソフトなティップで喰い込ませ、長さを活かして強いバットで引き抜く。

 

という使い方が適しているんじゃないかなと思ったからです。

(まだロックフィッシュでは使ってないんだけどね)

 

 

ティップはソフトだけど張りがあるので感度も十分。

 

 

確かに28gを超える本格ロックフィッシュには少しダレるかもしれません。

 

 

けれど、7~14gくらいのライトロックフィッシュならいい感じに使えると思います。

 

 

シーバスで言えば比較的オープンなエリアで10g前後のプラグを遠投したいとき。

 

 

ライトプラグの遠投は軽い力で飛ばすことが出来るので、かなりやりやすいです。

 

 

と言うか、バックラッシュも減って、いきなり上手くなった気になってしまいます^^

 

 

クローラ92L+に限らずですけど、Fishmanロッドって正に「マジックロッド」って感じなんですよね。

 

 

ちょっと話がそれますが、スノーボードで「ゲンテン」と言うメーカーがあるんですね。

(このメーカーも北海道)、

 

このボードは乗るだけで上手くなった気になってしまうので、マジックボードなんて呼ばれています。

(多分、身内だけで言ってた言葉じゃないと思う)

 

 

僕も持っていましたが、めちゃくちゃ気持ちがいいです。

 

 

フィッシュマンロッドは正にこんな感じ。

 

 

使うだけでキャストが上手くなるマジックロッド。

 

 

Fishmanロッドのキャストフィールが気持ちよくて、最近気がつけば増殖中です。(笑)

 

どんなシチュエーションがベスト?BEAMSクローラ83L+との使い分け

クローラ92L+はキャストフィールはめちゃくちゃ気持ちいいのです。

 

 

ただ9フィート2インチと言う長さは、どうしても扱うシチュエーションを選びます。

 

 

どんな使い所が良いのか結論から言ってしまえば、

 

  • ライトルアーを遠投
  • 堤防などの足場の高い場所
  • 足元のストラクチャーをかわしたい

 

こんなシチュエーションがドンピシャでハマります。

 

 

正直、ピンを狙う釣りはやりにくいですし、なんせ11フィートのヒラスズキ様ロッドの同じグリップ長があります。

 

 

ですから、トゥイッチや激しめのロッドアクションをさせる釣りには向いていません。

 

 

実際に僕も、シンキングミノーを流れの中でドリフトさせながらトゥイッチを加えたりとか、細かい連続トゥイッチとかやってはいます。

 

 

けれど、やはり扱いにくいです。

 

 

ロッドを積極的に動かしていく釣りだったら、間違いなくクローラ83L+の方が適していると思います。

 

 

ですからクローラ92L+の使いどころを言えば、比較的オープンウォーターでライトルアーを遠投したいと言う釣りが適しています。

 

 

シーバスで10gのミノーをあの橋脚まで届かせる、あの潮目まで、あのブレイクまで、と言う釣り方には最適ですね。

 

 

あとは足場の高いポイントや、足元にストラクチャーの多いポイント。

 

 

足場が高ければロッドが長い方が水面近くまでティップを持っていけるので、ルアーを足元まできっちり泳がすことが出来ます。

 

 

足元にストラクチャーが多かったり、デカい岩やテトラがゴロゴロしているエリアでも9フィート2インチと言う長さは活きていきます。

 

 

実は僕が最も期待していたのはこっち。

 

 

フィールド的にそこまで遠投の必要性がなく、足元や水中、沖にあるストラクチャーをかわしたくて、83ではなく92を選びました。

 

 

僕がメインで使用しているエリアは川幅が20~50m程度です。

 

場所によっては少しでも遠くに飛ばしたいと言うこともありますが、正直それほど遠投は必要ありません。

 

けれど山間部の高低差が激しいエリアなので流れが激しく、岩盤や大岩が足元にも沖にも水中にもゴロゴロしています。

 

 

その岩をかわすのに92と言う長さがめちゃくちゃ活きてくるんですね。

 

例えばこんなシチュエーション。

 

長さが無ければ手前の岩をかわすことが出来ません。

 

 

岸際をナメるようにトレースするときも、9フィート2インチと言う長さは手前の大岩をかわしながら引いてくることが出来ます。

 

 

トラウトをやっているとダウンクロスにキャストをして、そのまま流れに乗せてスイング。

 

そして岸際をトレース。

なんてシチュエーションもよくあります。

 

 

そのときにロングロッドのほうがラインメンディングがかなりやりやすいんですね。

 

 

こんな風に沖に沈んでいる岩の向こう側を流したいときも、ショートロッドでは話にならないことが多いのです。

 

 

もちろん大岩は見えているものだけではなく、水中にもゴロゴロしています。

 

 

それらをかわすのに、最低でも8フィート以上は欲しいフィールドなんですね。

 

 

上の画像の沈み岩の向こう側で50クラスのニジマスをかけましたが、おそらく7フィート台じゃロッドにパワーがあったとしても到底太刀打ちできなかったでしょう。

 

 

正直83とも迷ったんですけど、ワールドシャウラやハートランドで83は使ったことがありましたので、今回は少しでもトレースコースの自由度を増やしたいと言う理由で92を選びました。

 

 

もちろん、正解でした。

けど83も欲しくなっちゃいました^^;

 

 

ロッドアクションを考えれば確かにショートロッドのほうが良いんですけど、ルアーのトレースコースの自由度で言ったらロングロッドのほうが断然増えるんですね。

 

 

もしBEAMSクローラで83L+と92L+を悩んでいるのなら、

 

  • 使うフィールド
  • どんな使い方をしたいのか

 

で考えればいいと思います。

 

 

例えば、

 

  • 比較的オープンなエリア、足場の高いエリアなら92
  • ピンを狙いたいのなら83

 

  • トゥイッチなど激しくロッドアクションを加えたいのなら83
  • ロッドワークでルアーをコントロールしたいのなら92

 

と言った感じで選べば扱いやすいと思います。

 

どのくらいのルアーウェイトがベスト?

このロッドのルアーウェイトの表記は8~40gでしたけど、正直あまりアテにしないほうがいいかもしれません^^;

 

 

個人的にベストと感じたのは7~18g。

 

守備範囲としては5~25gといった感じです。

 

 

もちろんお使いのベイトリールの性能にもよりますが、スプール経Φ32mmクラスやベイトフィネス用のリールを使えば5gは楽勝で扱えると思います。

 

 

まあ、ベイトフィネス専用リールも良いんですけど、専用機だとちょっとこのベイトロッドのポテンシャルを活かしきれないかな~と思います。

 

 

ベアリングとかも小さいですからね。

飛距離やパワーという意味ではきっと物足りなくなります。

 

 

飛距離を求めつつ幅広くルアーを扱おうと思えば、このロッドにはスプール経Φ34mmクラスのベイトリールが一番合うと思います。

 

そして10g以下のルアーがメインならスプール経Φ32クラスといった感じで。

 

 

ちなみに僕がメインで合わせていたのは、スプール経Φ33mmの21カルカッタコンクエスト100。

 

 

もちろん、ちょうどいい感じで扱えていますよ^^

 

 

ルアーウェイトの上限としては、流石に表記通りの40gはキツイかな~って感じはします。

 

 

クローラ92L+は、柔らかいティップに意外と張りがあります。

 

 

けれど、キンキンシャキシャキと言う感じではなく、ロッド自体に粘りもあるので「硬い」ではなく「強い」と言う印象です。

 

 

ですから40gも投げれなくはないでしょうけど、正直あまり気持ちよく扱えるとは思えません。

 

 

僕は18gのスプーンをほぼ上限として使っていましたが、25gを超えてくるとロッドの反発を活かしきれないかなと言う印象があります。

 

 

要は「ダレてくる」と言った感じでしょうか。

 

 

18gのスプーンでも軽くロッドを振ったときはスコーンと飛んでいきますが、強く振ってもそれほど気持ちよくないんですね。

 

 

投げ方にもよるんでしょうけど、ルアーウェイトが重たくなるとロッドの反発力を活かしきれていない印象です。

 

 

比べていないのでわかりませんが、そういう意味では25gと30gのルアーでも多分飛距離はそれほどかわらないんじゃないかと思います。

 

 

もちろん、ロッド自体が強いので扱えないわけではないのですが、「気持ちよく扱えるのが25gまでくらい」と思えばいいと思います。

 

 

「強く振るより、軽く振っても飛距離が出て気持ちのいいベイトロッド」

と言うのがこのベイトロッド最大の特徴かなと思います。

 

 

この辺、クローラ83L+と比べてどうなんですかね?

 

 

83と92ってタダのレングス違い?

 

 

確かにルアーウェイト表記は以下のように全然違います。

 

  • 83L+ 6~28g
  • 92L+ 8~40g

 

両ロッドとも「ライトルアーを扱いやすく」と言う基本的なコンセプトは変わらないと思いますし、

クローラを冠しているワケですから、ロッドのキャラクターとしてはそう大きく違わないハズ。

 

 

ですからここは購入するときめっちゃ悩んだんですよね。

 

基本的にライトルアーを扱いたいたかったので、他のインプレとか見る限り「83L+の方がいいかな~?」とも思いました。

 

 

けれど、長さ的に92L+が欲しい。

でもルアーウェイトの表記は全然違うし…

どうなんだどうなんだ?

 

と思いながらも「エイや!」で92L+を買ったワケなのです。

 

 

地方の地元の釣具屋さんでは店頭にFishmanロッドは一本も置いてなく、もちろん83L+も92L+も触ったこともありません。

 

 

ですから賭けで92を買いましたけど、正直、正解でした(^^)

 

 

と言うかむしろ、「83L+も欲しい」と言うのが正直な今の気持ちです。

 

 

92の方が適しているシチュエーションもあるんだけど、やっぱり2本使い分けるのがベストです。

 

 

と言うか、クローラ三兄弟全部欲しい。(笑)

 

飛距離はどのくらい?

ライトルアーメインのロッドなのでいくら飛距離を出しやすいと言っても、絶対飛距離と言う意味では長距離砲と言えるほどではないです。

 

 

ですがコンセプト通り、「軽いルアーの飛距離」はバツグンです。

 

 

ざっくりとですが、飛距離はこんな感じでイメージしてもらえればいいかなと。

 

 

  • 10gのスプーンで5~60m
  • 14gのスプーンで60m超
  • 10~12gのミノーで50m前後
  • 7~8gのミノーで40m前後

 

 

正確に計ったワケじゃないので、あくまでもザックリイメージです。

 

 

まあ、射程50m前後と思っていただければいいんじゃないかと思います。

 

 

ただ、このロッドの凄いところは、この飛距離が「安定して」出すことが出来るところです。

 

 

もちろん、使用しているベイトリールやアングラーのスキルにもよるところは言うまでもありませんよ。

 

 

けれど、ロッドがアングラーのスキルを補って安定して飛距離を出してくれるんですね。

 

 

要は単純に、「投げやすい」ワケなのです。

 

 

先程もマジックロッドって表現しましたけど、まさにそれです。

 

 

「めちゃくちゃ飛ぶ」

て言う感じのロッドではないんですけど、

 

「軽い力で軽いルアーがそこそこ飛ぶ」

て感じですね。

 

 

飛距離を出すのに力が要らない印象です。

 

 

よくFishmanロッドって、

「重いけどバランスがいいから疲れない」

て言われてるのを見かけます。

 

 

確かに正しいんだけども、僕の印象としてはバランスが良いと言うより、

「軽い力で曲がるから疲れない」

と言う方が大きいと思うんですね。

 

 

だって、いくら超軽量ロッドでもガチガチに硬いロッドだったら、曲げるのにそれなりに力は必要です。

 

 

けれど、軽い力でロッドがしなって、ロッドがルアーを運んでくれればアングラーの労力は少なくて済みますよね。

 

 

ですから、

「Fishmanマンロッドはバランスがいいから疲れない」

と言うより、

 

「軽い力でしなって、ロッドがルアーを運んでくれるから疲れない」

 

と言う方が正しいかなと僕は思ってます。

 

 

まあ、ただやっぱり重いことは重いですけどね。

 

 

ロッドアクションをつけようと思うとやはり重さがネックにはなりますし、ルアーチェンジの時に脇に引っ掛けてこんな持ち方をすると重さを痛感します。

グリップのセパレート部の細い部分に重さがかかって腕が痛い。(笑)

 

 

ちょっと話が反れましたが、とりあえず絶対飛距離を求めるともっと飛ぶベイトロッドはあると思いますが、「軽いルアーを軽い力で飛距離が出る」と言うベイトロッドは他にはなかなかないんじゃないかと思います。

 

Fishman BEAMSクローラ92L+【インプレ】まとめ

さて今回はFishmanの BEAMSクローラ92L+のインプレッションをお伝えさせていただきました。

 

特徴を一言で言ってしまえば、

 

「軽い力で軽いルアーをラクに遠投が出来るベイトロッド」

 

と言った感じです。

 

使いやすいルアーウェイトは、

 

  • ベストが7~18g
  • 守備範囲として5~25g

 

 

BEAMSクローラで83L+と92L+と使い分けるとしたら、

 

【クローラ92L+】

  • 比較的オープンなエリア
  • 足場の高いエリア
  • 足元にデカいストラクチャーがある
  • ロッドワークでルアーをコントロールしたい

 

【クローラ83L+】

  • ピンを狙いたい
  • トゥイッチなど積極的にロッドアクションを加えたい

 

こんな感じで選べばいい感じで使えると思います。

 

 

「長さ」って使いにくかったり持て余すこともありますけど、使い方によっては唯一無二の武器になるんですよね。

 

 

例えばこんなシチュエーション。

 

ダウンに投げて岩をかわしながら岸際をナメるようにトレース。

なんてことをやりたいのならロングロッドのラインメンディングは大きな武器です。

 

 

なんか今回は褒めちぎりなインプレッションになってしまいましたが、ロングロッドでライトルアーが扱いやすいと言う、結構唯一無二感のあるロッドですからね。

 

 

ハマれば無双感がどうしても出ちゃいます。

 

 

とは言え、使う「シチュエーション次第」という事は最後に付け加えておきます^^

 

PS

僕がこのベイトロッドに主に合わせて使っているベイトリールは21カルカッタコンクエスト100HGです。

 

このベイトロッドには雰囲気も相性もバッチリです。

 

 

関連記事がいくつかありますのでご紹介しますね^^

21カルカッタコンクエスト100HG関連記事はコチラ


ツイッターはコチラ


管理人へのお問い合わせはコチラ!
管理人へ連絡する  
ベイトリールに関するどんな些細な事でも、「今更恥ずかしくて誰にも聞けない」なんて事でもオールOKです。
疑問に思ったことはいつでも言ってください^^


にほんブログ村 釣りブログ ベイトタックルへ
にほんブログ村 この記事が役立った!と思われたらクリックお願いします^^