さて、待ちに待ったFishman ビームスローワー73Lの試投をしてきましたので、早速インプレッションを書いてみたいと思います。
ローワー73L、発売から数年経っているのですが、人気番手のためか全然手に入らなかったんです。
欲しいと思ったときには品切れで、入荷の目処も立たないという状態だったんですね。
そこにこんなお知らせが!
大変お待たせいたしました🙇♂️
遅れておりました6~8月デリバリー分ロッド・アイテムの出荷を開始致しました!出荷店舗様などにつきましては、Fishman公式ブログでご確認下さい。
➡https://t.co/i8IFh4o3bIFishmanロッドで一緒に楽しみましょう😆 pic.twitter.com/e0YNHsria4
— Fishman (@Fishman_BC) September 9, 2021
ソッコーポチッとしました(^^)
僕はほぼ本流トラウトが目的だったのですが、実は今シーズンは仕事帰り1分で立ち寄れる河川はすでに禁漁です。
ですがもうすでに来年の妄想が止まらず、買っていまいました。
またトラウトのシーズンは短いですし、一番使いたいとき、欲しいときに買えないかも知れませんからね。。。
来シーズン用とは言ってももちろん我慢できるわけもなく、9月30日まで遊漁期間があるエリアに足を伸ばし試投してきました。
まだじっくり使い込んだわけではないのですが、ビームスローワー73Lがどんなロッドなのか、とりあえず結論からお伝えしますね。
「3~20gのルアーをストレスなく投げることができて、使っていてとても気持ちのいいベイトロッド」
です。
何て言うか、「サカナを獲るためのロッド」と言うより、
「肩肘張らず純粋にキャストの楽しさ、サカナとのやり取りを楽しめるロッド」
と言った感じでしょうか。
まあ、あくまでも僕が実際に使ってみた感想ですけどね(^^)
それでは実際に投げてみて、
- どんな使用感なのか
- 遠投性能はどうなのか
- どのくらいのルアーウェイトがベストなのか
- どんなベイトリールが合うのか
- どんなシチュエーションが適しているのか
などなど、詳しくインプレッションしていきたいと思います!
目次
Fishman ビームスローワー73L スペックと気になること
スペック 気になること
まずはちょっとスペックをおさらい。
- 長さ:222cm(7.3フィート)
- 自重:132g
- 継数:3ピース
- 仕舞寸法:88cm
- グリップ長:40.5cm
- ルアーウェイト:3~20g
- ライン:PE1~3号
スペック上、個人的に気になるところをいくつかピックアップしますね。
長さ
7フィート3インチではなく、「7.3フィート」です。
1フィート=30.48cm
30.48×7.3=222.5cm
この辺てメーカーで表記の仕方が違うので注意が必要ですよね。
1フィート=12インチですから、7フィート3インチと7.3フィートでは長さが違ってきます。
ちなみにシマノさんだとどちらでも表記されていますので、ちょっと注意が必要です。
僕も勘違いしていて、先日謝罪ツイートを…
【謝罪】先日ワールドシャウラ1832についての記事を書いたのですが、当方の勘違いにより、間違った記述がありました。https://t.co/LpwBhf3bRw
シマノのロッド長さの表記、1832は8.3フィートとお伝えしたのですが、8フィート3インチが正しいです。
おそらく6フィート6インチのみ「6.5フィート」— コージ@ベイトリール大百科 (@kohji_baitreel) September 16, 2021
ローワーは7.3フィートとは言っても、このクラスのロッドにしてはグリップが若干長いかなと思います。
実際に僕が持っているワールドシャウラ1701FFと比較すると明らかにグリップが長いです。
ですから7.3フィートありますけど、トリガーから先の距離で言えば7フィートロッドとほとんど同じ感覚です。
ショートキャストのときの取り回しは若干邪魔かなと思いましたが、少し遠投意識すると長めのグリップが使いやすく、
このグリップ長も「軽い力で投げられる」という部分に寄与しているのだと思います。
自重
自重132gと言うのは、Fishmanロッドにしては軽いです^^
ローワーシリーズって全般的に軽くできているんですよね。
ただ個人的なことを言えば、僕はブリストベンダバール89Mやビームスクローラ92L+を持っていますが、それほど重さを感じることはありません。
ベンダバール89Mが240g、クローラ92L+が236gと、同クラスのベイトロッドに比べれば断然重たいんですけどね。
バランスがいいというのもあるのでしょうけど、多分、軽い力でロッドがきっちり曲がってくれるから、キャストにそれほど力が必要ないのだと思います。
ですから結果的に疲れない。
力んだキャストにならないからバックラッシュも心配も減ってストレスも少なくなりますしね。
硬いロッドはいくら軽くても曲げるのに力が必要ですからね。
ただ、トゥイッチなどの細かい操作になると、場合によっては重さがネックになってどうしてもやりにくかったり疲れたりすることはあります。
そういう意味では軽量ロッドのローワー73Lは操作性もよく、ロッドアクションも付けやすかったです。
継数・仕舞寸法
家族旅行にコソッと忍ばせておける3ピースは正直ありがたいです^^
僕としては3ピースは大きな決め手となりました。
(むしろ本命かも)
今シーズンはこのクラスのベイトロッドは主にワールドシャウラの1701FFを使っていたんですけど、
正直、1&ハーフの2ピースなのでちょっと扱いづらかったんですよね。
均等2ピースならまだ良かったのですが、3ピースと1&ハーフでは仕舞寸法的40cm以上差があります。
僕は基本、釣り道具はクルマに置きっぱなしにしておきたいのです。
その気になれば仕事帰りに1分で立ち寄れる河川がメインフィールドなので、思い立った瞬間にロスタイムゼロで釣りに行きたいのです。
そして一投でも多くキャストをしたいのです。
時間がないパパさんアングラーならわかりますよね?(笑)
ちんたら釣りに行く準備をしている余裕があれば、その分釣りに時間を使いたいのです。
そのときに仕舞寸法ってめっちゃ重要になってきます。
ロッドホルダーに掛けておくのが一番なのですが、真夏の高温の車内に置いて天井のロッドホルダーはまともに触っていられないくらいめっちゃ高温になります。
何百度?と言う窯で焼くカーボンロッドがどこまでこの影響を受けるかわかりません。
けれど、触ってアツいと感じるくらいの高温であれば、少なからずベイトリールのグリスは軟化して流れやすくなると思います。
メーカーも高温の車内に長時間置くことを避けるように謳っていますしね。
ですから僕はラゲッジやリアシートの足元において、何か被せてロッドを置いているんですね。
それだけでかなり断熱できますし、車外から見えなくしておけば盗難のリスクも軽減できますしね。
けれどワーシャは1&ハーフでも130cmはありますので、正直、めっちゃ邪魔。
と言うか僕的に言わせてもらえば、一番細くて繊細なティップセクションが一番長いって好きじゃない。
ちょっと扱いをミスれば折ってしまいそう。
そういう意味もあって特に最近はパックロッドに興味があったんです。
クルマの中に邪魔にならないように忍ばせておける様に。
そして、思い立った瞬間にロスタイムゼロで釣りが出来るように。
FishmanとWILD-1のジョインターとのコラボモデルは均等3ピースでめっちゃ惹かれたのですが、
やっぱりオリジナルのローワーのキャストフィールを味わってみたく、僕はオリジナルを選択しました。
ルアーウェイト
ローワー73Lのルアーウェイトは3~20gとかなり幅が広いです。
3gを投げられるようなLクラスのベイトロッドで20gも本当に投げることが出来るの?
「なんとか投げれる」と言うレベルなんじゃないの?
と言う疑念は正直ありました。
コチラについては後ほど実投インプレで詳しくお伝えしますが、本当に3~20gのルアーがストレスなく投げることができます。
ただ、「同じベイトリールで」となると、ちょっと快適さは変わってきます。
それだけこのベイトロッドの懐が深いということなのでしょうが、また後ほど詳しくお伝えしますね。
見た目
最初の見た感じ、触った感じのの第一印象としては、「思ったより硬いかな~」って感じたんですよね。
ルアーウェイト表記が3g~ってなっていたのでベイトフィネスロッド的な先入観もあったのだと思うのですが、
思ったより「硬い」と言うのが最初に触った印象です。
実際、適合ルアーウェイトが4~16gのワールドシャウラ1701FFと比較すると、ティップ部はローワー73の方が硬いです。
見た感じも、ティップ部だけの比較をしてしまえばローワー73の方が太いですよね。
けれど、ローワーはベリーからグニャリと曲がるので、振ってみると全体的に見ると随分しなやかです。
ルアーを付けずに振ってみてもローワーの方が明らかにベリーから曲がっているのがわかります。
実際にキャストしてみるとワーシャのほうが張りがある感じがするんですよね。
ローワーは極端な話、スローテーパーのグラスロッドみたいな感じです。
ですがグラスロッドの様にグニャングニャンな感じではなく、キャストをしても真っ直ぐピタッと止まると言う、なんとも不思議な感覚です。
そのあたりがローワーのローワーたる所以なのかなと^^
Fishman ビームスローワー73L【実投インプレ】
使用感について
まずは使用感について。
仕事帰り1分河川が禁漁になってしまったので、9月30日まで遊漁期間がある湖まで足を伸ばして実際にキャスティングをしてきました。
遠くに台風があったのでその影響かあいにくの爆風だったのですが、まあ、悪コンディションの中のテストもそれはそれで^^
合わせたベイトリールは21カルカッタコンクエスト100HG。
このベイトロッドのメーカー推奨のリールがベイトフィネス系なのでアルファスAIR TWも合わせようかと思ったのですが、
とりあえず今回は21カルコンで投げ倒してみました。
21カルコンHGのスプール経はΦ33mmで、最も投げやすいルアーウェイトとしては7~18g程度。
ローワー73Lにはちょっと大きいかなと思ったのですが、正直、「投げるルアーによる」というのが結論です。
21カルカッタコンクエスト100のインプレッションについてはコチラにガッツリ書いていますので、良かったらどうぞ^^
21カルコン100を実際に使ってみて思っていたのが、
「5g程度のルアーも投げられるけど、流石にスプールに重たさを感じる」
と言うまでものかローワーに合わせる前の感想です。
ベイトフィネス的に試してみましたけど、3gのルアーは流石にキツイかなと思っていたんですね。
ですがあら不思議。
ローワーだと5g程度のルアーはストレスなく投げれちゃうんですね。
我慢できず庭で試投してみたけど、ピッチングで浮いちゃうような3gのフローティングミノーも、軽く振って竿を曲げてやればストレスなく飛んで行く( ゚Д゚)
早くフルキャストしたい❗#フィッシュマン#BEAMSローワー73L pic.twitter.com/ZO2WuJ5h36— コージ@ベイトリール大百科 (@kohji_baitreel) September 17, 2021
こんな3.2gと言うフローティングミノーも意外と投げれちゃう。
※フックをシングルに換装してあるので、メーカー表示より軽いと思います。
ただ実際にピッチングで投げると、流石にと言うか、やっぱり浮いちゃうんですよね。
けれど、しっかりとロッドを曲げてやってキャストをすれば5g程度だったら全然ストレスフリー。
もちろん、あまりに空気抵抗の大きいルアーとかだったら別ですが、一般的なミノーやスプーンだったらノープログレム。
ベリーからきっちり曲げてやれば、あとはロッドがルアーを運んでくれる。
と言った感じです。
もちろん3gのルアーでも軽い力でしっかり曲がってくれます。
「あ~、コレはベイトフィネス用のリールだったら3gでも間違いなく快適に投げることが出来るな~」
と思いました。
実際、ベイトリールの回転性能がもろに出るピッチングやロッドをほとんど曲げないようなショートキャストだと、流石にスプールのもっさり感は否めません。
ですがきっちりと曲げてやれば「あら不思議」と言った感じです。
多分、ロッド全体で曲がることで、ルアーにエネルギーがきっちりムダなく伝わっているのだと思います。
それで軽いルアーもシュート出来るのだと。
そこでちょっと邪魔だと思っていた長めのグリップが活きていることに気が付きました。
グリップを引くことでカンタンにスイング速度を増幅してやることができて、
軽いルアーでもベリーからグニャリと曲げてやることが出来るのだなと。
投げれば投げるほど、
「はは~ん」「なるほど!」「そう言うことか!」「気持ちええわ~」
と一人で納得しながら恍惚感に浸っていました。(笑)
まだ試していませんが、感触的には3gのルアーもベイトフィネスリールを使えば難なく投げることは出来ます。
けれど、かと言ってこのベイトロッドにベイトフィネス用のリールは、正直、もったいない気がするんですよね。
なぜならローワー73Lは、20gのルアーもストレスなく快適に投げることが出来るから。
ベイトフィネス用のリールだと確かに3gのミノーも快適にキャストすることはできます。
けれもそれだと、このベイトロッドのポテンシャルを活かしきれないかなと思うんです。
このベイトロッドに合うベイトリールについては後ほど詳しく説明しますね。
使用感をまとめますとキャストフィールとしては、
「軽いルアーでも軽い力でグニャリと曲がって、ルアーを勝手に運んでくれる」
そんなベイトロッドだと感じました。
操作感としては、ただ巻きでのノリの良さもさることながら、軽量感も相まってトゥイッチなどのアクションもつけやすく、
「ピンに打ち込み、コチラから誘いかける」と言う釣りもやりやすいベイトロッドだと思います。
遠投性能について
正直言うと、「めちゃくちゃ飛ぶ」と言った感じのロッドではありません。
もちろん飛ばないわけではなく、どちらかと言えば飛距離は出る方のベイトロッドだと思います。
ただどちらかと言えば、
「軽い力で気持ちよく飛ばしてくれるベイトロッド」
と言った感じです。
3gのルアーも投げられると言うと重いルアーはダレてしまいそうですが全然そんなこともなく、18gのスプーンもブランクスを曲げてやってにしっかりとウェイトを乗せてやれば、綺麗にシュートしてくれました。
スプーンを数種類投げてみたのですが、飛距離のイメージとしてはざっくりこんな感じ。
- 3.5g 20m
- 5g 30m
- 7g 30~40m
- 10g 40m
- 14g 50m
- 18g 50~60m
※爆風のなか糸ふけを取ってハンドルの回転数で測定したので、かなりざっくりです。
具体的な数字よりも僕が驚いたことがあります。
それは、これだけ軽いルアーを投げられるロッドなのにほとんど同じ力で重いルアーも投げることができて、
なおかつしっかりとその分飛距離が伸びたということ。
軽いルアーを投げられるロッドは得てして重たいルアーは苦手です。
それは軽いルアーでもロッドを曲げることが出来るように柔らかくしている分、重たいルアーだと反発力を活かせないんですね。
けれど、ローワー73は軽いルアーも重たいルアーもほとんど同じ振りでロッドがグニャリと曲がり、ルアーをきちんと運んでくれるんですね。
軽いルアーから試して行き、
「重たいルアーを使っても飛距離は伸びないだろうな~」
と思っていたので、コレはちょっと不思議な感覚でした。
長距離砲とは言わないまでも、多分、多少キャストスキルが拙くても力の小さな女性であっても、
「誰でもカンタンに軽い力でそれなりの飛距離が出せる」
そんな風に感じました。
どんなシチュエーションが適しているのか?
基本的には、軽いルアーを使うシチュエーション全般に適しています。
具体的に言うとチニングなどのライトソルト、繊細なあたりを取りたいバチ抜けシーバスなど。
僕的にはトラウト中心の釣りになりますので、ストラクチャーが少ない本流域、軽いルアーを使いたい支流や河川中上流部、湖などを想定しています。
レングスが7.3フィートとそれほど長いわけではないので、足場の高い場所やテトラやでかい岩がゴロゴロしているフィールドには向きません。
バットパワーは十分にあるのですが、それでもどちらかと言えば「曲げて獲る」という感じのベイトロッドなので、パワーファイトって感じでもありません。
個人的には
「肩の力を抜いて純粋に釣りを楽しみたいとき」
と言う使うと、このベイトロッドは気持ちよく使えるんじゃないかと思います^^
Fishman BEAMSローワー73Lはどんなベイトリールが適しているか?
正直めっちゃ悩んだんですよね。
来季を視野に入れて購入したロッドですので、今回の試投では「どんなベイトリールが適しているのか?」という事が至上命題になっていました。
とりあえず結論を先に言っておきますね。
スプール経Φ32mmクラスのライトルアーを得意とするベイトリール
このクラスのベイトリールがベストだと僕は思います。
具体的に言うと、ダイワで言うところのアルファスSV TW、シマノで言うところのアルデバランMGLあたりです。
ただ「どれか1台」と言われればこう答えますが、ロッドのポテンシャルを考えると正直ベイトリール1台ではカバーしきれないかなと^^;
メーカー推奨ではベイトフィネス用のリールにはなっています。
出典:Fishman
けれどベイトフィネス専用機で15g以上のルアーは強度的にあまりオススメできませんし、実用的に考えても飛距離も伸びません。
かと言ってスプール経Φ34mmくらいの標準的なベイトリールだと、ローワー73Lが持つ軽量ルアーのキャスタビリティを活かすことは出来ません。
ですから言ってしまえば「使い方によって使い分ける」と言うのが、ローワー73Lのポテンシャルを最も活かすことができます。
具体的に言うと、
- 3~7g程度のルアー中心ならベイトフィネス専用機
- 5~10g程度のルアー中心ならスプール経Φ32mm
- 7g以上、14~18g程度のルアーも多用するならスプール経Φ34mm
こんな感じで使い分けるとローワー73Lを最も活かせると思います。
射程範囲と言う視点で選使い分けるなら、
- 20~30m以内ならベイトフィネス専用機
- 30~40m以内ならスプール経Φ32mm
- 40m以上を想定しているならスプール経Φ34mm
こんな感じで自分の使い方に合わせてベイトリールを選べばいいと思います。
ただ僕としては、せっかくローワーを使うのなら、軽めのルアーを使えるベイトリールを選びたいところですね。
例えば7g以上、40m以上の飛距離を想定しているのなら、正直クローラシリーズのほうが合っていると思います。
▶Fishman ビームスクローラ92L+【インプレ】83L+とバチッと使い分けろ!
ローワー73Lはたしかに20gくらいまで快適にキャストすることは出来ます。
けれどせっかくなら小さめのベイトリールで、「軽量ルアーを気持ちよく投げれる快感」を味わってもらいたいなと^^
とは言ってもベイトフィネス専用機だとスプール強度的な不安もありますし、入っているスプールボールベアリングも極小のモノが入っています。
それだと確かに3gのルアーはかなり快適に投げることは出来ます。
けれどコレだと少し重めのルアーを遠投しようと思うと、スプールの回転数が上がり過ぎて唸ってしまい、飛距離が伸びないんですね。
ですから例えば、ライトソルトと言ってもここ一番で飛距離を出したいときや、軽量ルアーを中心言っても湖でのトラウト、「あの流れのヨレまで飛ばしたい」と言うときのシーバスなどでは、
ベイトフィネス専用機の飛距離じゃちょっと物足りないと思うんですね。
それを踏まえて、
スプール経Φ32mmクラスのライトルアーを得意とするベイトリール
という結論に至ったわけです。
僕は来シーズンのトラウトに向けてもう少し悩んでみますが、おそらく
- 河川中上流域はベイトフィネス専用機
- 湖、ストラクチャーの少ない本流域はΦ32mmスプールのベイトリール
と言った感じで使い分けると思います。
ちなみに今回使った21カルカッタコンクエスト100ですが、ソルトウォーターや湖などの止水域、河川中上流域での使用は悪くないと思います。
要は、ロッドをしっかり曲げきるだけのキャストが出来るフィールドなら、スプールをきっちり回してやることが出来るからです。
けれど実際のところ、5~7gくらいのルアーを中心に考えているのなら、もう少し小径スプールのベイトリールのほうが使いやすいと思います。
Fishman ビームスローワー73L【実投インプレ】まとめ
さて今回は、Fishman ビームスローワー73Lの実投インプレッションをお伝えさせていただきました。
結論を、まとめさせていただきますね。
どんなロッドかと一言で言えば、
「軽い力で軽いルアーがラクに飛ばせて、肩の力を抜いて曲げて楽しむロッド」
と言った感じです。
具体的に向いているシチュエーションを挙げると、
- 5~7g程度のリグやミノー、ポッパーを使うチニングを始めとするライトソルト
- 繊細なアタリを乗せたいバチ抜けシーバス
- 支流や上流域で軽量ルアーをピンに撃ったりバラしやすいトラウト
こんな感じの釣りには楽しく快適に使えると思います。
合わせるベイトリールとしては、
スプール経Φ32mmクラスのライトルアーを得意とするベイトリール
が一番オールラウンドに使えると思います。
ですが、以下の様に使い分けるのもアリです。
- 3~7g程度のルアー中心ならベイトフィネス専用機
- 5~10g程度のルアー中心ならスプール経Φ32mm
- 7g以上、14~18g程度のルアーも多用するならスプール経Φ34mm
- 20~30m以内ならベイトフィネス専用機
- 30~40m以内ならスプール経Φ32mm
- 40m以上を想定しているならスプール経Φ34mm
20gくらいまでのルアーも快適に扱えますが、僕としては5~10gくらいのルアーが一番楽しく扱えると思います。
Fishmanロッドて言うとその重さがネックになっている人もいると思うんですけど、ローワーシリーズはめっちゃ軽量なんですよね。
ですから積極的にロッドアクションをつけるような釣りもやりやすいです。
と言ってもトーナメント的なキンキンな感じのロッドではなく、どちらかと言えば「肩の力を抜いて釣りを楽しむロッド」と言った感じです。
今から来季が楽しみです♪
ちょっと気になるところがあると言えば、グリップ長がちょっと長いかなと感じました。
個人的にはちょっと邪魔かなと感じました。
けれどこのグリップによって軽い力で投げられると思いますので、まあ、それも含めてローワーの個性なのかなと思います^^
え?サカナの画像がない?
そこは察してください。(笑)