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当記事では

 

「20アルファスAIR TWってどのくらい飛距離が出るの?」

「Φ28mmスプールって飛距離はちゃんと出るの?」

 

と言う疑問にお答えします。

 

 

この記事にアクセスしてくれたあなたは、20アルファスAIR TWの飛距離にとっても興味があるのだと思います。

 

 

けれども正直言うと、このベイトリールに飛距離を期待しないほうがいいです。

 

 

それどころかこのベイトリールに飛距離を求めてしまうのは、ヘタしたらリールを破損してしまう可能性もあると言うちょっと危険な側面があります。

 

 

20アルファスAIR TWを購入しようと思っている方は当記事をぜひ読んでいただけると、購入後に「思っていたのと違うやんけ!」と言う自体を避けられるかもしれません。

 

 

その辺りも含めて詳しく説明しますね。

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「20アルファスAIR TWってどのくらい飛距離が出るの?」

 

と言う疑問に対して、とりあえず先に結論をお伝えしておきますね。

 

 

  • 正直、飛距離が出るベイトリールではない
  • 射程範囲として5~15m程度、ロングキャストをしても20m以内くらいを想定

 

と言うかそもそも、20アルファスAIR TWに飛距離を求めてはイケない

 

とお答えします。

 

 

20アルファスAIR TWはあくまでも、「ベイトフィネス専用リール」だと言うことを理解しておいた方が良いです。

 

 

僕の中のベイトフィネスリールと言うのは、

「本来の規格外とも言えるほどマージンを削って作り上げたカリッカリの専用マシン」

と言う様に理解しています。

 

 

ですから通常仕様のベイトリールとは一線を画しているし、通常仕様のベイトリールと同じ性能を求めてはいないです。

 

 

あくまでも

 

「5g以下と言う超軽量ルアーを投げるのに特化したベイトリール」

 

と言うように僕はイメージしています。

 

 

言うなれば、サーキット専用のF1マシンの様なモノかな。

 

 

F1マシンはサーキットではめちゃくちゃ早いですけど、とてもじゃないけど公道なんて走れたもんじゃないですよね。

 

 

ペッタペタの車高はちょっとした段差でもハラを擦ってしまいますし、耐久性度外視でカリッカリにチューニングのされたエンジンは、400km程度で寿命だと言われています。

 

 

ガチガチのサスペンションは快適とは程遠い乗り心地でしょうし、未舗装路なんてとてもじゃないけど走れません。

 

 

と言うか縁石すら乗り越えられず、コンビニにすら入れません。

 

 

サーキットでは無類の早さがあったとしても、公道では軽自動車よりも遅い。

 

 

そんなベイトリールが「ベイトフィネス専用マシン」。

 

 

ちょっと大げさかもしれませんが、僕はそのくらいに思っていた方が良いと思います。

 

 

そう理解していれば、そんなベイトリールに通常のベイトリールと同じ様な飛距離を求めるのは間違っているし、

同じ様な使い方をすればエンジンは即ブローするし縁石にバンパーやらハラをぶつけて壊れます。(笑)

 

 

ですからベイトフィネスリールと言うのは、「それなりに使ってこそ」性能を発揮し快適に使うことが出来るんですね。

 

 

では注意点も交えながら詳しく説明しますね。

 

正直、飛距離が出るベイトリールではない

20アルファスAIR TWは正直、飛距離が出るとは言えないベイトリールです。

 

 

実際に使ってみた印象で言うと、「絶対的な飛距離」と言う側面だけで見ると旧型のアルファスAIRにも劣っている印象です。

 

 

けれど、5g未満と言ったベイトフィネスクラスのルアーに対しての扱いやすさ、飛距離は格段に上がっています。

 

 

要は、

 

「重めのルアーの飛距離は出ないけれども、5g以下のルアーの飛距離は伸びている」

 

と言うことですね。

 

 

この理由としては細かいことを挙げればいろいろありますが、大きな変更点として以下の2点が挙げられます。

 

 

  • スプールの小径化
  • スプールの軽量化

 

 

この2点をギリギリまで攻めたセッティングになっているからなんですね。

 

 

ちょっと語弊のある言い方になるかもしれませんが、

スプール径は小さければ小さいほど軽いルアーが投げやすくなるし、軽ければ軽いほど軽いルアーが投げやすくなります。

 

 

もちろん、「じゃあ、Φ20mmくらいのスプールなら最強じゃん」とか、「極薄にしたり骨だけのスプールにしちゃえばいいんじゃね」とか、極端なこと言っているワケではありませんよ。

 

 

強度とかブレーキシステムとか、どこを軽量化したら効果的なのかとか、重要な要因は他にもあります。

 

 

ただ傾向的に、「スプールは小さいほど」「スプールは軽いほど」軽量ルアーに向いていると言えます。

 

 

けれど、スプールが小径であるほど飛距離には不利に働くし、スプールは軽いほど強度的に不利に働きます。

 

 

スプール強度が低ければ重いルアーを扱うことができず、飛距離に限界が出ます。

 

 

極論を言ってしまえば、

「飛距離を出したければ重くて空気抵抗の少ないルアーを使えばいい」

と言うだけです。

 

 

けれど、その「重くて空気抵抗の少ないルアー」と言うのを、20アルファスAIR TWは使うことができないのです。

 

 

なんせ取扱説明書にはこう書かれています。

 

 

  • 500g以上のテンションでラインを巻くな
  • 15g以上のルアーを使うな
  • 16lb以上のラインを使うな

 

 

と言うように、メーカー(ダイワ)が使用方法を制限しているんですね。

 

 

多分、メーカー本来の自社基準値を大幅に削っているのでしょう。

 

 

使い方や使用ルアーの上限を設けることで、自社基準の強度を満たしているということです。

 

 

ですからそれを考えると、スプール強度的には通常使用のベイトリールよりかなり低いことが分かりますよね。

 

 

かと言って、

「15g以下なら問題ないんでしょ?」と言って、14gのバイブレーションをフルキャスト!

 

 

とかは絶対にヤメたほうがいいです。

 

 

いくら使用の範囲内だからと言っても、通常仕様のベイトリールより丁寧に扱ったほうが絶対にいいです。

 

 

スプールに負荷がかからないように気を使ったキャストをして、バイブレーションが綺麗に飛んで行ってくれればまだ良いのかもしれません。

 

 

けれど、強くシャープに振り抜いたり、バックラッシュなど不意に大きなショックが加わると瞬間的に大きな衝撃を受けてしまいます。

 

 

いくら「メーカーが示している範囲内での使用」であったとしても、使い方次第では大きく負荷が掛かってしまいます。

 

 

ですから正直言うと、バイブレーションやメタルジグと言った一般的に「飛距離の出るルアー」と言うのは避けた方が良いです。

 

 

使うとしたら、7g以下くらいの軽めのモノにしておいた方が安心して使えると思います。

 

 

と言うか実物を見てみれば分かりますが、とても「フツウ」に使おうとは思えないです。

 

画像の上が20アルファスAIR TW、下が旧アルファスAIRのスプールです。

 

 

コレだけブランキング(穴あけ加工)してあれば、そら強度は落ちます。(笑)

 

 

個人的に使用するルアーは、「7g以下」。

 

 

コレくらいに指定してもいいと思ってます。

 

 

実際に使用用途としては5g以下のルアーとして、上限を7g以下。

 

 

僕はこんな感じで使っています。

 

 

ラインにも制限はかかっていますが、ラインに関しては正直、僕は気にしていません。

 

 

なぜなら、太くても細くても使い方が悪ければ壊してしまうから。

 

 

「16lb以下ならOK」

と言っても、4lbラインの強度は約1.8kgです。

 

 

取扱説明書では「500g以下のテンションで巻け」って言っているくらいです。

 

 

無茶な使い方をすればいくら4lbラインでも、ラインブレイクよりリールが先にブレイクします。

 

 

「え~、そんなに脆いん?使えなくね?」

 

と思われる方も知るかもしれませんが、僕に言わせればどんなベイトリールでも一緒ですよ?

 

 

実はラインって、直線的に引っ張ればめっちゃ強いですよ?

例えば16lbラインなんて7kgですよ?

※1lb=450g

 

 

7㎏のダンベルって、けっこう重いですよ?

 

 

無茶な使い方をすればどんなベイトリールでも、ダメージは必ず受けてしまいます。

 

 

例えば根がかりを切るとき、ロッドを真っ直ぐにして直線的に引っ張って切りますよね。

 

 

その時にドラグが滑らないようにスプールを指で抑えていませんか?

 

 

アレ、最悪なので絶対に今すぐヤメたほうが良いです。

 

 

ドラグってある意味ブレーカーのようなモノです。

 

 

ドラグが滑ることでリールへの負荷を制限していると思っても良いと思います。

 

 

もちろん、最大ドラグ力以上の力が加わったからと言ってすぐに壊れる訳ではありません。

 

 

けれど最大ドラグ力以上の力がスプールに加われば、間違いなくメーカーが想定してる負荷を超えてしまいます。

 

 

ですから根がかりを切るときは、必ずラインを手で持って引っ張って切ります。

 

 

そしてこの時に、必ずクラッチを切っておきます。

 

 

クラッチを切っておけば万が一ラインが手から滑っていても、スプールへの負担はゼロですからね。

 

 

普段からそこまでやっている人がどのくらいいるか分かりませんし、本来そこまでやる必要はないのかもしれません。

(僕は必ずやっていますけども)

 

 

けれども、少なくともベイトフィネスリールは絶対にやったほうがいいです。

 

 

ベイトリフィネス用のリールはそのくらいシビアなチューニングがされているという事です。

 

 

ですから使用するルアーウェイトも7g位を上限にしておいた方が、より安全に使えると言うことなんですね。

 

 

と言うかそもそも、10gを超えるルアーをフツウに使おうと思っても、あまり快適とは言えないんですね。

 

 

なぜなら、スプール径が小さすぎるから。

 

 

20アルファスAIR TWのスプール径はΦ28mmと、現存のベイトリールで最小?クラスのスプール径です。

 

 

旧アルファスAIRのΦ32mmと比較してもコレだけ違います。

 

小さいスプール径のベイトリールで飛距離を出そうとするとどうなるか?

 

 

スプールの回転数が上がり過ぎて、飛距離が全然伸びないんですね。

 

 

正直、遠投をしようと思っても全然伸びないし、気持ち良くない。

 

 

実際に5gくらいのスプーンを強めに投げるだけでも、スプールが唸ってめっちゃ高回転になってしまっているのが分かります。

 

 

スプール回転数の上がり過ぎが抵抗になっちゃって飛距離が伸びないんですね。

 

 

ですから

 

  • スプールの小径化
  • スプールの軽量化

 

と言う仕様は、

 

「飛距離を犠牲にして軽いルアーを扱いやすくした」

 

と言うチューニングなワケなのです。

 

射程範囲として5~15m程度、ロングキャストをしても20m以内くらいを想定

「飛距離をあまり求めるベイトリールじゃないのは分かったよ」

「じゃあ、どのくらい飛距離が出るの?」

 

 

正確に測ったワケではないのですが、まあ、MAX20m以内と言ったところでしょうか。

 

メインとなる射程範囲は5~15mくらいと言ったところかな。

 

 

僕は昨年トラウトメインで使っていたのですが、7~10gの少し重めのルアーを投げて飛距離を稼いでみました。

 

 

飛距離を出そう思えば20m以上の飛距離を出すことは出来ます。

 

 

けれども、現実的に「実用範囲」として考えると、やっぱり20m以内程度かな。

 

 

それ以上の飛距離を求めるのなら別のベイトリールを使った方が良い。

 

と言うのが僕の印象です。

 

 

と言うかベイトフィネスと言う「5g以下のルアーを投げる」と言う使用用途を考えると、そのくらいの飛距離が妥当だと思います。

 

 

例えば3gのミノー、1.8gのジグヘッド。

 

こんなルアーをスピニングタックルを使ったとしても、30m先を狙うなんて事はあまりないんじゃないですかね。

 

 

僕はメインとしては渓流トラウトで使っていますのでそもそも大きなフィールドで使っておらず、射程範囲は5~15m程度です。

 

 

3~5g程度のミノーをそのくらいを射程範囲に考えるのなら、十分過ぎるほど快適に使うことが出来ます。

 

 

やはりベイトフィネス専用機と言うことを考えると、

「そもそも、20アルファスAIR TWに飛距離を求めてはイケない」

と言うことなんですね。

 

 

ただ逆に「ベイトフィネス専用」と言う風に割り切れば、無類のパフォーマンスを発揮するベイトリールであることには間違いありません。

 

僕の20アルファスAIR TWはどんなラインを使ったら良いの?

せっかくなので僕が昨年一年間、20アルファスAIR TWで使用したラインを例にお伝えしたいと思います。

 

 

実際に使ってみて良かったこと、悪かったことがありますので、参考にして貰えれば嬉しいです^^

 

 

僕は昨年、以下のラインセッティングで渓流域から中流域で使用していていました。

 

 

PEライン0.6号 + ナイロンリーダー8lb 3~5ヒロ

 

 

ただ、昨年一年間使って思ったのが、PEラインは0.8号、もしくは1号くらいでも良かったかなと言うこと。

 

 

昨年はいつもよりロングリーダーで臨んだんですね。

 

 

なぜならTWSは糸抜け性能が良いから、結び目をスプールに巻き込んでも影響が少ないから。

 

 

僕、結び目をスプールへ巻き込む使い方は、あまり好きじゃないんですよ。

 

 

キャストの時に引っ掛かる感じがイヤなんですね。

 

 

けれどもTWSは糸抜けが良いので、最近は積極的にロングリーダーにする事があります。

 

 

で、ロングリーダーにするとどんなメリットがあるかと言うと、

まず一つ、PEライン本線の消耗が少ないんです。

 

 

渓流ベイトなんて基本的に近距離キャストがメインになります。

 

 

ですからそれほどラインが放出されることがありません。

 

 

予備ラインの意味も込めてPE0.6号を70mほど巻いたのですが、5ヒロ(8~10m)リーダーを摂っていると、ほとんど本線が放出されないから消耗しない。(笑)

 

 

消耗しないし、そもそも放出されないからラインの細さのメリットもあまり活きてこなかったんですね。

 

 

それだったら、もうワンランク太くして扱いやすくした方が良かったかなと。

 

実際に使ってみてそう思いました。

 

 

  • 近距離戦であること
  • ベイトリールは太いラインが得意であること

 

 

と言うことを考えると、ベイトフィネスと言えどあまり細いラインにこだわる必要は無いかなと思います。

 

 

PEラインは太くした方が絶対的に扱いやすいですしね。

※太くと言っても、ベイトリールにPE0.8号は細い方です。

 

 

まあ、ただアジングで1gジグヘッドとかを使いたいと言うのなら、やはり少しでも細くしたいという気持ちも分かりますケド^^

 

 

3~5g程度のミノーやライトリグがメインであると言うのであれば、0.8~1号程度の少し太めのPEラインを使った方がメリットが活きてくると思います。

 

 

PE1.5号まで行くと、流石にベイトフィネスクラスのルアーは少し扱い辛いかも知れません。

 

 

僕的にはちょっとバランスが悪い感じがしますね。

 

 

そこは使用ルアーやロッド、フィールドなどでバランスを取って貰えればと思います。

 

 

ちなみに僕はコチラのPEラインがちょっとお気に入りです。


 

今年はコレで行くつもりです^^

 

【注意】20アルファスAIR TWで飛距離を求めたらアカン!【まとめ】

さて今回は、

 

「20アルファスAIR TWってどのくらい飛距離が出るの?」

「Φ28mmスプールって飛距離はちゃんと出るの?」

 

と言う疑問にお答えしました。

 

 

結論として、

 

  • 正直、飛距離が出るベイトリールではない
  • 射程範囲として5~15m程度、ロングキャストをしても20m以内くらいを想定

 

と言うかそもそも、20アルファスAIR TWに飛距離を求めてはイケない

 

とお伝えしました。

 

 

20アルファスAIR TWはや良くも悪くもはり、「ベイトフィネス専用機」なんですね。

 

 

通常仕様のベイトリールと比べると、カリッカリにチューニングされたF1マシンの様なモノです。

 

 

メーカー(ダイワ)は、

 

  • 500g以下のテンションでラインを巻く
  • 16lb以下のラインを使用する
  • 15g以上のルアーは使用しない

 

と使用方法まで制限しているくらいです。

 

 

それだけマージンを削っているベイトリールなんですね。

 

 

個人的には7g以下くらいのルアー専用くらいにしておいた方が良いと思います。

 

 

20アルファスAIR TWは確かに使用用途は限られて、飛距離もあまり出るベイトリールではありません。

 

 

けれど「ベイトフィネス専用機」として考えれば、コスパも含めて控えめに言って最高ですよ^^

20アルファスAIR TWを渓流ベイトで使った結果を聞いてほしい…

20アルファスAIR TWでPEラインをガッツリ使ったけど、何か聞くことある?

20アルファスAIR TW【実物インプレ】デメリットもちゃんと理解しなよ?

月下美人AIR TW【速攻インプレ】ちょっと気になるとこがある… アルファスAIR TWと比較!


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