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【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):シュウ |
ダイワから発売されている、最高級ロッドのスティーズシリーズ。
多くのアングラーから高い評価を受けています。
そんな、スティーズシリーズの中でもベイトフィネス用に開発された「ウェアウルフ」は、おかっぱりのプリンスこと川村光大郎さんが愛用して使用していることでも有名です。
川村光大郎さんといえば、ルアーマガジンの「陸王」というトップアングラーが対決する人気企画で過去3回の最多王者になったときにもこの「ウェアウルフ」が優勝の立役者になっているとも言われています。
そんな、ウェアウルフをさらに使いやすく改良されたのが「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」というロッドです。
さて、そんな「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」、どんなロッドであるかカンタンにお伝えしますと、
スピニングロッドより強い釣りがしたい、でもベイトフィネスロッドだと繊細過ぎてなんか怖い・・・
でも、やっぱりベイトリールを使って軽いルアーで強い釣りがしたい、そうなると硬すぎてアクションが大味になるんじゃないか・・・
そんな、微妙な隙間をつく不安感を見事に埋めてくれるロッド。
です。
では詳しくインプレッションしていきたいと思います。
▶【結論】「19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」に合うベイトリールはコレ
目次
スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SVのインプレッション
まずは、「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」のスペック です。
全長(m):1.98
継数(本):1
仕舞(cm):198
自重(g):83
先径/元径(mm):2.0/10.4
ルアー重量:3.5~18g (1/8~5/8oz)
適合ライン フロロ(lb):6~14
オリジナル ウェアウルフとの違いは?
オリジナルのウェアウルフの硬さは、Mに対して「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」の表記はM/MLとなっています。
M/MLとは、竿の先がMでバットからベリーにかけてがMLという意味です。
なので、「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」の方がやや柔らかめのロッドになります。
柔らかくなっているメリットとして、1つにラインブレイクを防いでくれることがあげられます。
実際に使ってみた感想としては、糸が一番切れやすい状況としてフッキング時の瞬間的な力が加わったときと言われていますが、フッキングしたときにもグーっと曲がってくれるので、力が集中しにくく糸きれを防いでくれます。
さらに、しなやかな曲がりで魚の急なツッコミをいなしてくれるので、そこそこのサイズの魚に対してしっかり追従していなしてくれるパワーがあります。
でも、それだけ曲がるんだったらワームはどうなの?フッキングってどうなの?って思いますが、
そもそも、この「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」はワーム用に作られたロットなんですね。
ただ、ワームといっても例えば「スモラバ」や「ネコリグ」が得意な竿ではなく、どちらかといえば竿自体が一本の棒のようになっているイメージです。
つまり、人間の出力に対してダイレクトにエネルギーが伝わるような瞬間的なアクションが可能ということです。
(ロッド操作に対して力が逃げにくい)
得意としているリグは、リアクションダウンショットとか重たくて水の抵抗のあるジグをしっかり動かすことに向いています。
もちろん、ラインスラックを駆使すればスラッグシェイクや一点シェイクのように弱々しく動かすことも可能です。
また、ハードプラグでの使用感も軽快でプロップペッパー(16、5g)やワイルドハンチ(9,6g)のウェイトでも問題なく使用できます。
ベイトフィネスロットでありながら、ワームもハードプラグも使用することが可能なので、おかっぱりで1本持っていくなら間違いなくこの「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」をおすすめします。
19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SVの感度はどうなの?
実際に使ってみて、感度はすごくいいと感じます。
しかし、感度と一言でいっても「反響感度」、「人間感度」と感度もいろいろあります。
まず反響感度というのは、「こっ」て手元に伝わる感度のことといいます。
それは、ダイワ独自の素材「SVFコンパイルX」がもたらすもので、ショートバイトが多発する冬でもその真価を発揮してくれるでしょう。
次に人間感度です。
例えば、竿を思いっきり力を入れて持つ場合と軽く手に添える感じで持つのでは明らかに後者の方が感度がアップします。
それを人間感度といいますが「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」の自重は83gとめちゃめちゃ軽くバランスがいいです。
また、グリップヘビー(グリップヘビーとはグリップに重りが内蔵してある)なのでリールをつけた状態でも軽く持てるので人間感度はアップするようになっています。
巻物のやや重たいベイトリールや「スティーズ air」のような1gのルアーでもキャストが可能と謳われている軽量ベイトリールをつけてもバランスが取れているので、使い手を選ばないオールマイティーなロッドとなっています。
これは、実際魚をかけた時に感じたことなんですが、ベリーからバットまでの反発力がすごく竿が戻ろうとする復元力が高いので魚とのやり取りがとても楽になります。
「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」は巻物からワーミングはもちろんのこと、繊細な釣りから強い釣りまで対応できる、ある意味バーサタイルベイトフィネスといった感じです。
スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SVの適応ルアーは?
2.7グラム以上のスモラバ、5インチ程度のストレートワームに2.2gのネイルシンカーのネコリグといった少し重ためのライトリグ。
ハードルアーでは10g前後が最も軽快に扱えます。
ラインは、10ポンドをベースに8ポンドや12ポンドのフロロラインが最も使いやすいと思います。
リールの個人的なおすすめは、ダイワなら「スティーズCT」シマノでいえば20メタニウムなど使いやすいと思います。
スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV【まとめ】
「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」はベイトフィネスロッドという枠組みで検証してみれば、繊細方面に振っている竿に比べたら若干劣るかもしれません。
けれど、パワフルな方からで見てみれば相当レベルが高いです。
スピニングロッドより強い釣りがしたい、でもベイトフィネスロッドだと繊細過ぎてなんか怖い・・・
でも、やっぱりベイトリールを使って軽いルアーで強い釣りがしたい、そうなると硬すぎてアクションが大味になるんじゃないか・・・
そんな、微妙な隙間をつく不安感を見事に埋めてくれるのがこの「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」だと思います。
「スティーズ 19ウェアウルフ SC 661M/MLFB-SV」は発売されてから時間がたちますが、まだまだ人気が高くフリマアプリでも4~5万円で取引されています。
チャンスがあれば一度触ってみる価値がある名竿です。
【この記事を書いた人】 ■投稿者(ニックネーム可):シュウ |
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