当記事では、
ダイワの20アルファスAIR TWを購入しようと思ってるんだけど、どんなロッドに合わせればいいかな?
と言うご質問にお答えします。
20アルファスAIR TWと言えば、20スティーズAIR TWと並んで発売されて、最近のベイトフィネス超小径スプールの流れの先駆けとなったベイトリールです。
発売当初は「1gも投げれる!」と、インプレッションサイトやYouTubeでも話題となってました。
僕も購入し、1円玉をつけてキャストした記憶があります。
で、実際の20アルファスAIR TWの性能を一言で言うと、
コスパ抜群の超特化型ベイトフィネス専用機
こんな印象を僕は持ってます。
20アルファスAIRはベイトリールとしてはミドルクラスですが、ベイトフィネス専用機としてのポテンシャルとしては間違いなく一級品です。
発売から4年近く(2023年11月)経ちましたが、ベイトフィネス性能は今なおトップクラスと言って間違いありません。
コスパも含めて間違いなくオススメできるベイトリールです。
ただし、「超特化型ベイトフィネス専用機」です。
要は、合わせるロッドは選びます。
ちゃんと「20アルファスAIR TWに合ったベイトロッド」を選択しないとポテンシャルを活かしきれないし、
ミスマッチのロッドを選んでしまうと逆に使いにくくなってしまいます。
今回は「20アルファスAIR TWにどんなロッドを合わせればいいかな?」と言うご質問が届きましたので、シェアさせていただきますね。
▶20アルファスAIR TW【実物インプレ】デメリットもちゃんと理解しなよ?
▶20アルファスAIR TWでPEラインをガッツリ使ったけど、何か聞くことある?
▶20アルファスAIR TWを渓流ベイトで使った結果を聞いてほしい…
▶【注意】20アルファスAIR TWで飛距離を求めたらアカン!
目次
20アルファスAIR TWに合わせるベイトロッド
20アルファスAIR TWにはどんなベイトロッドを合わせればいいのか。
今回、ベイトリール大百科読者様のHさんからこんなご質問が届きました。
※サイトアップ用に編集、加筆してあります。
僕からの回答はあくまでも僕の主観によるものですので、「こうじゃなきゃダメ」と断定するものでは無いことをご理解ください。
こんにちは。
20アルファスAIR TWを購入しようと思い、検索してたらこのサイトにたどり着きました。
早速なのですが20アルファスAIR TWを使ってベイトフィネスをするのには、どんなロッドを組み合わせたらいいでしょうか?
今考えているロッドがアブガルシアのマスビートのベイトモデルです。
値段の安さからこれで考えていますが、アジングやメバリング、渓流などをするのにロッドの対応ウェイトが2g~では対応しきれないでしょうか?
また、他によさそうなロッドをご存じでしたら、教えていただきたいです。
ご質問ありがとうございます。
ご質問の20アルファスAIR TWに合わせるロッドとのことですが、結論から言ってしまえば僕的には、
3~5gがムリなくキャストできるULクラスのベイトフィネスロッド
くらいがいいと思います。
ベイトフィネスロッドでも最もライトな部類のロッドですね。
ベイトフィネスロッドでも色々ありますが、その中でも硬めのロッドだと20アルファスAIRのポテンシャルを活かしきれません。
なぜなら20アルファスAIR TWは良くも悪くも、ベイトフィネスに特化し切っているベイトリールだからです。
スプール径もφ28mmと最小クラスですから、ラインキャパも少ないです。
ダイワのホームページにも、「いずれのラインも45m以上巻かずに使用することを推奨」と記載されています。
もちろん、20アルファスAIRも5~7gも問題なくキャストはできます。
けれども7gクラスになるとラインキャパに不安が出てきます。
少なからず余裕はありません。
ですから僕的は20アルファスAIR TWは、完全に最軽量クラスのベイトフィネスの特化させて使った方が快適に使えると思ってます。
アブガルシアのマスビートって、エリアトラウトのロッドですよね。
20アルファスAIR TWは使いやすいと思いますよ。
コスパも抜群ですからね。
ベイトフィネスや渓流ベイトをやるなら、20アルファスAIR TWと言う選択はいい選択だと思います。
2g~と言う表記なら20アルファスAIR TWで十分使えると思います。
ご質問と回答は以上になります。
ブラックバスでベイトフィネスをやると、フィネスとは言っても割と重めなこともあるんですよね。
1/32ozや1/16ozシンカーをセットしても、ワーム自体の重量も加えると5gを超えることも珍しくありません。
僕としてはそのクラスのルアーをキャストするのに20アルファスAIRを使うのは、ちょっとポテンシャルを活かしきれないと思うんです。
実際7g以上のルアーもキャストして使ったことはありますが、もちろんキャストは出来ますよ。
けれどもキャストフィールとして気持ちいいものではありません。
スプールの回転が上がりすぎて、唸っちゃってるんですよね。
そうなると飛距離も伸びません。
僕の経験上、ベイトフィネスでも5gを超えて来るようなら、スプール径φ32mmクラスのベイトフィネスベイトリールを使った方が飛距離も伸びて使いやすいです。
スプール径が小さいと確かに軽量ルアーはキャストしやすいです。
けれども、
- ラインキャパが少ない
- 飛距離が伸びない
- ラインの巻き癖がつきやすい
と言ったデメリットも出てきます。
ですからスプール径φ28mmと言う20アルファスAIRは、僕の中で「超特化型ベイトフィネス専用機」と言う位置付けになってます。
合わせるとしたらULクラス、ベイトフィネスロッドの中でもライトな方のロッドの方が合っていると僕は思います。
20アルファスAIRは、具体的にどんなロッドに合わせればいいの?【具体例&失敗例】
僕なりの経験と主観によりますが、20アルファスAIRに合わせるロッドの具体例と失敗例をお伝えします。
例えば、下記の表はダイワのブラックレーベルシリーズのラインナップの一部になります。
出典:ダイワ
ベイトフィネスと位置づけられるロッドでも、いくつかありますよね。
- 661UL+FB 適合ルアーウェイト:1.4~9g
- 641LFB 適合ルアーウェイト:1.8~11g
- 671L/ML+FB 適合ルアーウェイト:1.8~18g
このベイトフィネスと位置づけられるロッドの中でも20アルファスAIRに合わせるなら、
「661UL+FB」が最も合っている。
と言うことです。
メーカーホームページにもこう記載されています。
■SG 661UL+FB ウルトラライトベイトフィネス
φ28mmのAIRスプールの登場により、今までのベイトフィネスでは扱うことのできなかったスピニングの領域を扱うことが可能になった今、それら軽量ルアーの投げやすさのみならず、スピニング同等の操作性と感度、フッキングを高次元に引き上げた意欲作。φ28mm AIRスプールの登場によりキャスト可能になった軽量虫系ルアーのみならずスピニングで扱っていたネコリグ、ダウンショット、スモラバから今までのベイトフィネスで用いる上限ルアーまで高次元に対応。ワーミングのみならす、タイニークランクやシャッド、ミノーなどまで扱える汎用性も兼ね備えている。
出典:ダイワ
やはり20アルファスAIRはこのクラスのベイトフィネスロッドに合わせるのが一番活かせると思います。
もちろん他の2本に合わせて使えないのかと言われれば、全くそういうワケではありません。
僕も実際にLクラスのベイトロッドに合わせて使うことはあります。
僕が合わせていたのは、フィッシュマンのBEAMSローワー7.3Lと言うロッド。
適合ルアーウェイトは3g~になっていて、僕も実際に3~4gのルアーをキャストしていました。
20アルファスAIRは確かにこのクラスのルアーはキャストしやすいです。
けれども逆に7gを超えるような重めのルアーに対しては、あまり快適な使い心地じゃなかったんですよね。
このベイトロッドの適合ルアーウェイトはカタログ値で言うと、上限は20gです。
けれども20アルファスAIRは取説に15gを超えるルアーはキャストしないでくれと記載されています。
このウェイト制限はスプールの強度の問題なのですが、強度だけでなく実際の使い勝手やフィーリングも気持ちいいものではありません。
僕も実際に14~18gのスプーンをキャストしましたが、ロッドは余裕でもリールの方がイッパイイッパイなんですね。
飛距離も伸びないし、ラインキャパも全く足りなくなってしまうんです。
もちろん、5gくらいのルアーとか、気持ちよくマッチして使える部分はあります。
けれどもLクラスのベイトロッドでは、ルアーウェイト下限3g以下もキャスト可能と言う20アルファスAIRのポテンシャルも活かしきれない。
逆に重めのウェイトだとこのクラスのロッドのポテンシャルを活かしきれない。
と言った感じになってしまうんです。
このLクラスのベイトロッドでベイトフィネスをやるのなら、僕はスプール径φ32mmクラスのベイトフィネスリールが最適だと思ってます。
けれどももう、ダイワにはスプール径φ32mmクラスのベイトフィネスリールって無いんですよね。。
シマノの名機、16アルデバランBFSとか17カルカッタコンクエストBFSもφ29mmと小径化してしまいました。。。
今あるのはSLX BFSくらいなのかな?
あとはアブガルシアか。
ベイトフィネス機ではありませんけど、スプール径φ30mmの19スティーズCT SV TWもいい感じで使えると思います。
このベイトリールは現行ラインナップとして存在しています。
完全に小径化の流れは、個人的にはあまり好きじゃないかな。。
φ32mmベイトフィネスマシンも、僕は結構使い道はあると思うのですよね^^;
φ30mm未満とφ32mmの使い分けとしては、
3g以下も扱いたいようなキンキンのベイトフィネス、渓流ベイトやアジングなどをやりたいのであれば、20アルファスAIRにULクラスのベイトロッドを合わせる。
ベイトフィネスもやりたいけど、10g以上のルアーもそれなりに快適に扱いたいと言うのであれば、19スティーズCT SV TWや16アルデバランBFSとか17カルカッタコンクエストBFSを合わせる。
と言った感じで使い分ければ、ベイトフィネスもより快適に出来ると思います。
【具体例&失敗例】20アルファスAIRに合うロッド【まとめ】
ではここまでお伝えしたことをまとめますね。
当記事では、
ダイワの20アルファスAIRを購入しようと思ってるんだけど、どんなロッドに合わせればいいかな?
と言うご質問にお答えしました。
結論として、
3~5gがムリなくキャストできるULクラスのベイトフィネスロッド
と言った感じです。
20アルファスAIRは、よくも悪くも超特化型ベイトフィネス専用機なんですね。
3g以下と言ったスピニングリールの領域のキャストも可能です。
ですが推奨ラインキャパは45m、ラインキャパ使用ルアーウェイトも15gまでと制限してあるように、重めのルアーをキャストするヘビーな釣りには向きません。
それに合わせてロッドも選ばないとリール、ロッドのポテンシャルをどうしても活かしきれないのは否めません。
そのあたりも踏まえて、
【20アルファスAIRなどのφ30mm未満スプール】
3g以下も扱いたいようなキンキンのベイトフィネスや、渓流ベイトやアジングなどをやりたいのであれば、ULクラスのベイトロッド。
【16アルデバランBFSなどのφ32mmスプール】
ベイトフィネスもやりたいけど、10g以上のルアーもそれなりに快適に扱いたいと言うのであれば、Lクラスのベイトフィネスロッド。
こんな感じで使い分けるとより快適に扱えると思います。
▶20アルファスAIR TW【実物インプレ】デメリットもちゃんと理解しなよ?
▶20アルファスAIR TWでPEラインをガッツリ使ったけど、何か聞くことある?
▶20アルファスAIR TWを渓流ベイトで使った結果を聞いてほしい…
▶【注意】20アルファスAIR TWで飛距離を求めたらアカン!
新しく記事を書いてくださりありがとうございます
今の感じではソルティストもありかな~とか思ってます
(BFモデル)
ありがとうございました