当記事では、
24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80、どっちを買ったら良いの?
と言う疑問にお答えいたします。
2023年も秋になれば、ぼちぼち24年モデルが発表されてきましたね。
とりあえずまず僕が目に入ったモデルは、ダイワの24タトゥーラTW100。
タトゥーラシリーズはやはりハイエンドクラスにも負けない高剛性ボディにストレスのないキャストフィール、そしてなんと言ってもコスパがとっても魅力的なモデルです。
過去どのモデルをとっても評判のいいシリーズのベイトリールです。
2022年にタトゥーラTW80というモデルが発売され、今回、2024年モデルとしてタトゥーラTW100と言う機種が発売されます。
え?何がどう違うの?
使用用途が全く違ってきます。
部分的に被るところはありますが、やはりあなた自身の使用用途に合わせて選んだ方が10倍は快適に使えると思います。
と言うことで今回は、24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80、どちらを買おうか迷っているあなたに、その選択基準をお伝えしますね。
24タトゥーラTW100の「僕ならこう使う」と言う具体例や「PEラインを使うならこう使う」と言ったこともお伝えしていますので、良かったら読んでもらえると嬉しいです^^
※最初にお伝えしておきますが、僕はまだ24タトゥーラTW100を使ったことがありません。(執筆時点で発売されていないので)
僕の過去の経験とスペックで判断し、お伝えさせていただいていることをご理解ください。
目次
24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80の選択基準
まずは早速ですが、結論からお伝えしますね。
もう、ぶっちゃけ、これだけ読んで貰えれば後は閉じてくれて良いです。(笑)
【24タトゥーラTW100】
- 遠投したい 30~50mが射程範囲
- 太いラインを使いたい 16℔がメイン
- 重めのルアーがメイン 10g以上がメイン
【22タトゥーラTW80】
- 近・中距離キャストがメイン 30以内のキャストがほとんど
- それほど太いラインを使わない 12℔がメイン
- 軽めのルアーを快適に扱いたい 7g前後がメイン
こんな感じのイメージで選んで貰うと快適にキャストが出来るハズです。
要は端的に言ってしまえば、
- 24タトゥーラTW100が比較的ヘビーな釣り
- 22タトゥーラTW80が比較的ライトな釣り
こんな感じのイメージです。
ではもう少し噛み砕いて説明しますね。
24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80の違い
24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80の決定的な違いは、スプール径にあります。
22タトゥーラTW80のスプールがφ32mmに対して、24タトゥーラTW100はφ34mmと拡大されています。
それに伴い糸巻量も増えていますね。
- 22タトゥーラTW80 12℔‐100m
- 24タトゥーラTW100 16℔‐100m
まあ、正直言えば22タトゥーラTW80の12℔‐100mと言うのもφ32mmクラスにしては多いといえば多いのです。
同じスプール径φ32のアルファスSVTWと比較しても、糸巻量は多くなっていますし、
多分、タトゥーラと言うベイトリールの性質上、質実剛健みたいなイメージなんでしょうね。
で、24タトゥーラTW100ですが、スプール径拡大とともに16lbラインが100mストックできるようになっています。
- スプール径の拡大
- ラインキャパの増大
これが24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80の決定的な違いであり、どちらを手の取るかの選択基準になります。
このスプール径2mmの違いって、たかが2mmと感じる人もいるかもしれませんが、実は実際に使ってみるとキャストフィールが大きく違います。
どんな違いがあるかカンタンに言ってしまうと、
- スプール径が小さい方が軽いルアーのキャストに向いている。
- スプール径が大きい方が重いルアーのキャストに向いている。
と言う違いがあります。
このサイトでは何度も言ってることなんですけど、「ベイトリールは大は小を兼ねない」んですね。
もちろん、逆も然り。
小が大を兼ねることはありません。
じゃあ、小さいスプール径で重いルアーをキャストすると具体的にどうなるかと言うと、まず飛距離が伸びない。
スプールの回転数が上がり過ぎてしまって抵抗になってしまいます。
実際にキャストしてみるとスプールが唸ってしまって、特に最後の伸びの無さを感じます。
スプール径が小さいと一回転あたりのラインの放出量が少ないので、ルアーがスプールを引っ張る形になって抵抗になっちゃうんですね。
それが回転数上昇に繋がり、伸びの無さに繋がります。
それに,、そもそもの話になってしまうのですが、スプールが小さいとどうしてもラインキャパも少なくなってしまいます。
重いルアーには太いライン。
基本中の基本ですよね。
ルアーの重さに対してラインが細過ぎると、高切れの原因になってしまいます。
当然ですけど重いルアーにはそれなりに太いラインが必要になりますから、ラインキャパが少ないスプールですと重たいバイブレーションやヘビキャロを気持ちよくロングキャスト!
と言う釣りには向かなくなります。
ただ逆にスプールがの回転よりルアーがラインを引っ張り出す力が勝っている状態なので、バックラッシュはしにくくなります。
ちょっと強引ですが、
糸巻量が少ない + バックラッシュしにくい ⇒ 近距離キャストに向いてる。
とも言えるワケです。
まあ、ただ径の小さなスプールで太いラインを巻くと、巻き癖がキツくなりますが。。。
では逆の例で、径の大きなスプールで軽いルアーをキャストするとどうなるか?
めちゃくちゃ投げにくいです。
もちろん、飛距離も出ません。
径の大きなスプールは単純な話、デカいから重たいんです。
別のベイトリールのスプールですが、比較するとスプール径の違いでデカさの違いが分かりますよね。
ラインキャパが増えれば当然、スプールに巻かれるラインの重量も上がります。
対して軽いルアーというのは持っているエネルギーが小さいので、スプールをスムーズに回転させてやることが出来ないんですね。
加えて重いスプールは慣性で回り続けようとしているのに、軽いルアーは空気抵抗で失速しやすいです。
必然的にブレーキも強くなります。
実際のキャストしてみるとよく分かりますが、もっさりした感じでスプールが回るのが体感できます。
いわゆる「スプールレスポンスが悪い」と言う状態です。
それでも振りを大きくしたり遠心力を使って上手くキャストできればまだ前に飛びますが、慣れないと目の前にルアーが突き刺さります。
要は軽いルアーで重たいスプールを回転させることが出来なくて、ルアーがラインをスプールから引っ張り出すことが出来ていないんですね。
軽量ルアーにとって軽量スプールは命です。
ですから、軽いルアーをキャストするには径の小さな軽いスプールが向いているんです。
以上を踏まえて24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80を比較すると、
- 24タトゥーラTW100が比較的ヘビーな釣り
- 22タトゥーラTW80が比較的ライトな釣り
に向いているワケなのです。
24タトゥーラTW100は具体的にどんな釣りに向いている?
24タトゥーラTW100はどんな釣りに向いているのかと言いますと、僕的には
比較的大場所のオカッパリで、少し太めのラインを巻いて使いたい。
て感じです。
上記では24タトゥーラTW100を以下のようにお伝えしました。
- 遠投したい
- 太いラインを使いたい
- 重めのルアーがメイン
とは言ったものの、あくまでも22タトゥーラTW80と比較してのお話であって、24タトゥーラTW100はどちらかと言えばバーサタイルに守備範囲の広いベイトリールと言うポジションで良いと思います。
まあ、バーサタイルど真ん中より、少しヘビーよりなイメージですかね。
そもそもで言ってしまえば、スプール径φ34mmと言うのがバスフィッシングではストライクゾーンど真ん中なんですね。
一番よく使われる10g前後というルアーが使いやすいスプール径です。
ですから実際のところ、φ34mmと言うベイトリールが各社最も多くラインナップされています。
7g位の比較的軽めのルアーも守備範囲ですし、頑張れば5gクラスもキャストすることが出来ます。
かと言って18g以上とか重めのルアーの遠投もそれなりのこなせます。
φ34mmは一般的なルアーフィッシングにおいては、かなりオールラウンドに使えるスプール径なんですね。
で、加えてφ34mmクラスにしては少し多めの16lb‐100mと言うラインキャパ。
このクラスだと2lbラインも75~80mくらい巻くことが出来ますので、オカッパリからフルキャストしてもまあ、なんとかなるレベルです。
そう考えるとやはり、
比較的大場所のオカッパリで、少し太めのラインを巻いて使いたい。
と言う使い方が合っていると僕は思います。
具体的に言いますと、6.5~7.5フィートクラスで、M~Hクラスのベイトロッドですかね。
ど真ん中で言うのなら、7フィートMHで、ラインは16lb。
このくらいを目安にするとこのベイトリールの良さが活きて来るんじゃないかと思います。
その場合、10g以下のルアーのキャストは少し辛いかもしれませんが^^;
24タトゥーラTW100でPEラインを使うのなら…
PEラインを使うのなら、
- オールラウンドに使うなら2号を150m。
- 14g以上とか重いルアーを中心に使うのなら3号を100m
このくらいが使いやすいと思います。
まあ、僕なら2号を150mかな。
ラインメーカーや銘柄にも寄りますが、PEラインって2号を超えるとそれなりに張りも出てきて、トラブルも少なくなります。
確かにベイトリールにPEラインて組み合わせは相性があまり良くなくて、「トラブルが怖い」「使い辛い」と言う方もいます。
まあ、ほとんどは慣れの問題で解決できますが、もしベイトリールでのPEラインに慣れていないのであれば最低でも2号以上を使うことをオススメします。
少し注意してほしいのが、PEラインを選ぶ際には、決して「強さ」で選ばないことです。
例えば、
「ナイロンラインで16lb使ってるから、PEラインも16lbを使おう」
なんて考えでPEラインを選ぶと、間違いなく失敗します。
ナイロンラインで16lbを使っているのなら、PEラインなら2号が妥当な感じですね。
このくらいを目安にするとベイトリールでPEラインを使っても使いやすいです。
そしてリーダーに16lb。バスフィッシングなら最低でも2ヒロ以上。
長めに取るのは根ズレ対策です。
PEラインの耐摩耗性はウ○コですからね。
このシステムだとリーダーの方がメインのPEラインより弱いです。
本来リーダーの役割を考えるとメインラインより強くするのが一般的です。
ですがリーダーの方が弱いと言うこのシステムなら、根掛かりでラインブレイクしてもルアーの結び目で切れます。
水中に必要以上にラインを残さなくて済みますし、リーダーをいちいち組み直さなくて済むと言うのはこの上なくメリットです。
メインのPEラインへのダメージも減りますからね。
まあ、24タトゥーラTW100とPEラインについては、機会があればもっと掘り下げて書いていきたいと思います。
24タトゥーラTW100でPEラインを使うなら2号以上がオススメ
と覚えておいてもらえれば思います^^
【結論】24タトゥーラTW100 or 22タトゥーラTW80どっちを買ったらいいの??【まとめ】
ではここまでお伝えしたことをまとめますね。
当記事では、
24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80、どっちを買ったら良いの?
と言う疑問にお答えしました。
結論として、
- 24タトゥーラTW100が比較的ヘビーな釣り
- 22タトゥーラTW80が比較的ライトな釣り
こんな感じのイメージで、具体的に言いますと、
【24タトゥーラTW100】
- 遠投したい 30~50mが射程範囲
- 太いラインを使いたい 16℔がメイン
- 重めのルアーがメイン 10g以上がメイン
【22タトゥーラTW80】
- 近・中距離キャストがメイン 30m以内のキャストがほとんど
- それほど太いラインを使わない 12℔がメイン
- 軽めのルアーを快適に扱いたい 7g前後がメイン
こんな感じで選んで貰えると間違いないです。
24タトゥーラTW100と22タトゥーラTW80の最大の違いはスプール径にあります。
φ32mmとφ34mmではキャストフィールが段違いです。
ですからただ人気のある方、ただ新しい方を選ぶのではなく、どちらがあなたの使い方に合っている方を選んで使って貰った方が間違いなく気持ちがいい釣りが出来ますよ^^
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