今回は、
「ベイトリールと相性のいいPEラインはコレだ!」
と言うテーマでお話させていただきます。
とっとと結論から言いますね。
ベイトリールと相性の良いラインは、
- ハリ(コシ)がある
- 4本撚り
- 安価
以上の特徴を持っているラインです。
で、知りたいのは、
「結局どのラインを使えば良いんだ?」
と言うことですよね。
最近僕は、コチラを使用しています。
上記の条件をしっかり満たしています。
まだガッツリ使い込んだわけじゃありませんが、初期の使用感としては悪くないです。
まあ、耐久性があまりなくても、安いので許せますし。(笑)
と言うことでベイトリールと相性のいいPEラインについて、詳しくお話したいと思います。
記事中でその他のおすすめラインや、次に使いたいと思っているラインもご紹介していますので、ぜひご覧になってください^^
目次
ベイトリールと相性良いPEラインの3大要素
僕がPEラインを選ぶ要素として、次の3つを基本としています。
- ハリ(コシ)がある
- 4本撚り
- 安価
まあ、場合によっては例外的に外すことはありますが、この3要素を揃えておけばベイトリールとの相性は悪くは無いハズです。
「例外的に」と言うことも含めて、理由を説明しますね。
ハリ(コシ)がある
ハリとコシ、今回は便宜上同じ意味として使わせていただきますね。
なぜベイトリールでPEラインが使いにくいか?
それはPEラインは素材として、ハリが全くないからです。
逆にフロロカーボンラインなんかはハリがあり過ぎて、使いやすさとして「しなやかさ」を求めることがあります。
けれど、PEラインのハリの無さはあまりにも一級品過ぎて、ベイトリールの特性上とても使いにくくなってしまうのです。
なぜなら、ベイトリールはスピニングリールと違い、スプールが回転してラインが放出されて行きますよね。
しなやか過ぎすラインはスプール上で少しでもラインが浮き上がってしまうと、前のラインを追い越してしまい絡みつく様にバックラッシュしてしまうからです。
PEラインを使っていてベイトリールのバックラッシュしたとき、キャスト直後にガツンとロックがかかる様にバックラッシュ、なんて経験ありませんか?
で、そのショックでラインは高切れ、もしくは強烈にスプールに喰い込んでいる。
(僕も幾度となく経験済み!)
「ガツンとロックがかかる様にバックラッシュ」と言うのは、ナイロンラインやフロロカーボンラインでは起こりません。
なぜならラインにハリがあり、絡みつく様なバックラッシュが起きないからです。
ハリがあるナイロンラインとかだと絡みつくことが無いので、そのままバックラッシュをしてしまうか、もしくは持ち直してくれます。
ですから、PEラインも少しでもハリがあれば、「ガツンとロックする様なバックラッシュ」を避けやすくすることができるのです。
PEラインにハリがあってロックするまでに猶予があれば、ラインが多少膨れ上がっても絡まずにルアーが引っ張って行ってくれる可能性があるんですね。
もしくはガツンとロックしなから、スプールにラインが喰い込みにくい。
とは言え、ナイロンライン並にハリを出すのは物理的に不可能ですので、「少しでもハリのある」ラインを使いたいということなのです。
4本撚り
引っ張り強度だけを見れば4本撚りより8本撚りの方が強いので、ついつい8本撚りラインを使いたくなる気持ちは分かります。
けれど、ベイトリールには強度を考慮したとしても、4本撚りの方が相性はいいです。
なぜなら、4本撚りPEラインは、同じ号数なら1本1本の原糸が太く、原糸が太いとライン自体にハリが出る、耐摩耗性に優れると言ったメリットがあるからです。
このメリットがベイトリールとの相性に繋がるんですね。
原糸が太いとライン自体にハリが出る
先ほども述べましたが、ベイトリールで使うPEラインは少しでもハリが欲しいです。
原糸でハリがでると言うことは、コーティングなどで後付けでハリを出すのではなく、「ラインそのもの」にハリが出ます。
つまり、コーティング剥がれや劣化などによる、使用感の変化が少ないと言うことです。
原糸が太いことで出るハリは、「ラインがそのものが持っている基本能力」と言うことですね。
「そんなに違うもの?」
「4本撚りもけっこうしなやかよ?」
と言う意見もあると思います。
確かに、PEラインには違いありませんので、しなやか過ぎると言う特性は変わりありません。
けれど、ノンコーティングの8本撚りPEラインと言う極端にしなやかなラインを使ったことがある経験上、
やはり少しでもラインそのものにハリがあった方が使いやすいです。
原糸が太いと耐摩耗性に優れる
1本1本の原糸が太いと、ストラクチャーなどに擦った際の耐摩耗性が強くなります。
なぜなら、ラインが太いと多少の傷でも持ち堪えるからです。
対して8本撚りPEラインは、同じ号数なら1本1本は4本撚りの半分の太さです。
1本1本が細いと、摩擦で1本が切れてしまうとその部分が極端に弱くなり、破断しやすくなります。
「でも8本撚りの方がスペック的に強いじゃん?」
と思う方もいるでしょう。
確かにパッケージに表示されているスペックだけで見ると、同じ号数だと4本撚りより8本撚りの方が強いです。
単純な引っ張り強度だけでみれば、8本撚りの方が強いのは確かです。
けれど、実際に釣りをしていて、何かに触れてしまうという摩耗をゼロにすることは不可能です。
なんせサカナは基本、ストラクチャーについていますからね。
特にオカッパリなんて沖に投げて、ストラクチャー(岸)に向かって引いて来るワケです。
どんなに気を付けても、摩耗は避けられないですよね。
ですから、ルアーフィッシングにおいての「実用強度」と言う意味では、4本撚りの方が強い。
と僕は思って使用しています。
8本撚りってどちらかと言えば、バーチカルに攻めるジギングとかに向いているんですよね。
キャスティングするワケじゃないので、しなやか過ぎてもベイトリールでのデメリットは顔を出しません。
もしくはスピニングリールで使うのなら、「しなやか」と言うのがメリットにも変わるので戦略的に使うのはアリです。
けれど、ベイトリールで8本撚りを使うメリットってあまりないです。
ラインが膨らんだ際にフレーム当たってしまうと言うこともあるので、耐摩耗性もあるに越したことはありません。
とは言え、PEライン自体が摩擦に激烈に弱いことには違いありません。
「おれのPEの耐摩耗性はバツグンなんだぜ?」
なんて過信は間違ってもしちゃダメです。
ここまで言うと完全に8本撚りが悪みたいに聞こえるかも知れません。
けれど、ハリなどの弱点を克服している8本撚りラインもあります。
人によっては8本撚りの方が使いやすい、という方もいるでしょう。
ですから、なんでもかんでもん8本撚りは使うべきじゃないと言うワケじゃないので、そこは臨機応変ですね。
実際に僕がコレまでに、ベイトリールで最も使いやすかったPEラインは8本撚りです。
コチラですね。
ハイブリットラインなので、ラインそのものにハリがあります。
ちなみに僕が使っていたのは旧モデルで、ワケあって今は使っていませんが、気になったラインはどんどん試していった方がいいですよ(^^)
(使っていないワケは後で説明します)
ですから「例外的に」と言うのは、自分が使いやすいと思えば、上記条件を必ずしも満たす必要はないということです。
安価
僕は基本的にあまり高価なラインは使いません。
なぜなら、高価で交換を躊躇するくらいなら、ガンガン新しく交換していった方がいいと考えているからです。
確かに高価なラインは、いいです。
使い心地も含めて、性能も高かったりします。
けれど、ラインは消耗品です。
使っていれば劣化もするし、傷がつけば弱くもなります。
ですから、ケチケチ使うくらいなら痛んだ部分はガンガンカットしていって、早め早めに交換していった方が結果として「いい状態」を長く使えるんですね。
PEラインも同様です。
高価なラインを使ってトラブルでイッパツアウト、なんて泣くに泣けないですし、
傷が入っているのにもったいないなんて言っていつまでも使っていたら、絶対に後悔することになります。
PEラインは傷にめちゃくちゃ弱いですからね。
高切れでルアーが飛んでった。
不意の大物にブッちぎられた。
そんな後悔をしないためにも、ラインはケチってはいけないのです。
安価なラインだとトラブっても、 精神衛生上優しいですしね。
最近は安くても十分に使えるラインがたくさんあります。
一応、僕のオススメと言うか今使っているラインも紹介しますが、気になったラインは試しに使ってみてくださいね(^^)
オススメPEライン
冒頭でもご紹介しましたが、最近多用しているPEラインはコチラです。
DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) PEライン HARDCORE X4 PRO
コチラの後継的ライン。
前作はAmazonで231個の評価で4つ星と言う、けっこう評判の良いラインです。
特徴としては、とにかくハリがある。
ボビンから出した状態でもコレだけの糸クセがあります。
ただ、ハリはバリバリのコーティングで出ている部分が大きいです。
リールにラインを巻いていると、指にコーティングが付着するくらいガッツリコーティングされています。
コーティング剥がれていけば当然、ハリは無くなって行きます。
釣行4~5回でこのくらいのハリが残っています。
※記事作成時点でリールをメンテナンス出しており、画像を用意できませんでした。
メンテから戻ってきたら画像アップします。
使用状況としては、シーバスに使ってほとんど一晩中やっていたんで、1日7~8時間くらい使用って感じかな。
初期のころに比べるとハリは落ちている感はあるモノのの、まだまだ大丈夫です。
ただ、コレはまだ何とも判断しがたいですが、毛羽立ちが目立つ気がします。
まあ、まだ使い込んだわけではないですし、まだなんとも言えませんけど。
そして、僕が過去によく使っていたラインがコチラ。
サンライン キャストアウェイPE
ただ、僕が使っていた頃からモデルチェンジをしていて、今のモデルは使ったことがありません。
大きな特徴としては、ハイブリットラインと言って通常のPEラインと高比重ポリエステルモノフィラメントで撚られていると言うことです。
それによって、8本撚りラインであってもラインそのものにハリが出ていて使用していてもハリの変化が少なく、とても使いやすかったです。
しなやか過ぎるラインが絡まってしまうって言うトラブルは、ほとんどなかったと記憶しています。
ただ、もう一つの特徴として、巻きカサが高いと言うこと。
ラインが真円を保ちやすい様で、リールに巻いたときに1ランク太いラインのつもりで巻いていかないと、「思ったよりラインが巻けなかった」と言うことになってしまいます。
例えば、「2号が200m巻くことが出来るスプール」だったとすると、「150mしか巻けない」と思って貰えれば良いと思います。
そのせいなのかどうかは分かりませんが、旧モデルは「2号‐30lb」だった表記が、現在は「2号‐25lb」になっています。
まあ、PEラインの号数ってあくまでも「参考号柄」なので、その辺り見直されたのかも知れません。
巻きカサが高くなると、ラインキャパが少なくなってしまいます。
それが許容できなくなって今は使っていないけど、過去にかなりお世話になったラインです。
そして、無難に良かったラインがコチラ。
よつあみ G‐soul スーパージグマン X4
可もなく不可もなくって感じでしたが、特に問題なく使えていたので各サイズ揃えて使っていました。
ただ、次に購入するとしたらコチラのタイプを選ぶかな。
※この記事を書いている時点で、Amazonがズバ抜けて安かったです。
レビューを見ているとコチラの方がハリがあって、ベイトリールには使いやすそうです。
ベイトリールと相性のいいPEラインはコレだ!【まとめ】
さて今回は、
「ベイトリールと相性のいいPEラインはコレだ!」
と言うテーマでお話させていただきました。
結論、ベイトリールと相性の良いラインは、
- ハリ(コシ)がある
- 4本撚り
- 安価
と言う特徴を揃えているライン。
で、僕が今使っているラインはコチラ。
気になっていて次に使おうかなと思っているラインがコチラ。
どちらも、
- ハリ(コシ)がある
- 4本撚り
- 安価
と言う特徴を持っているラインです。
ただ、僕の経験上感じていることですが、PEラインは特に使い手の使い方によって「使いやすい使いにくい」と言う差が出やすいと感じています。
要はこのライン、「Aさんにとっては使いやすいけど、Bさんにとっては使いにくい」と言うことです。
いろんなレビューを見ているとそう感じます。
ですから、今回僕がオススメしているラインも、一度使ってみれば良いと思います。
その上であなたが、
「もう少ししなやかでいいな。じゃあ、8本撚りを使ってみよう」
「なんかコーティングがイヤだな。じゃあ、もっとコーティングが弱いラインを使ってみよう」
て感じで、いろいろと感じて貰えれば幸いです^^