スピニングリールは上手く投げられるんだけど、ベイトリールはなかなか上手く投げられない!なんかコツって無いの!?
あります。”コツ”というモノは確かに存在し、コツが分かっていればベイトリールキャスティングはメキメキ上達していくでしょう。
特にシーバスマンなどのソルトユーザーに多いと思うのですが、スピニングリールの扱いに慣れ過ぎてしまってベイトリールでのキャストの感覚が分かんないという方も見えます。
今回お伝えする”コツ”は8フィート以上のロングロッドに持ち替えたけど、なんか上手く投げられない・・・ と言う方にも効果的だと思います。
また、釣りを始めたばかりの方だとキャストの基本も身についていなかったりしますので、なかなかうまく投げられなかったりしますよね。
自分はまだまだ初心者なんですと言う方は、コチラから読んで頂けると良いかと思います。
▶【ベイトリール】キャスト(投げ方)の絶対的”基本” 押さえておくたった”1つ”のポイント
▶【ベイトリール】キャスト練習のコツを掴み、劇的に上達する方法
上記の記事では初心者の為の基本、練習のコツやポイントを書かせて頂いていますが、今回は基本は出来ている前提で「ベイトリールキャスティングのコツ」をお伝えしたいと思います。
あなたのベイトリールキャスティング上達のキッカケになって貰えれば嬉しいです^^
ベイトリールでのキャスト(投げ方)のコツとは?
他の記事でも書いている事もありますので、なんか見覚えのある様な事だなと感じる方もいるとは思いますが、この記事を読まれている方は
「ベイトリールのキャスト(投げ方)のコツがあるなら知りたい!」
と言う方や、
「何度も聞いているけどイマイチピンとこない・・・」
と言う方だと思いますので、これまでとはちょっと違った切り口から説明させて頂きますね。
ベイトリールキャスティングにおける僕が意識している”コツ”とは、
初速を上げ過ぎないキャスト
です。意識していると言っても慣れれば完全に無意識です。
ちょっと別の言い方をすれば、ロッドのスイングスピードを瞬間的に上げるのではなく、緩やかに上げていくというイメージです。
初速は上げるもんじゃないの?上げなきゃ飛距離が出ないでしょ?
て言うか上げ過ぎないってどういう事?
ベイトリールの特性上、スプールが回転しながらラインが放出されて行くというのはご存知だと思います。
例えばスプールが完全停止の状態からデコピンで弾くとします。
その時に、「最初から指をスプールにあてた状態で弾く」か、「指が離れた状態から指をぶつける事によってスプールを弾く」かの違いです。
分かりますかね?同じ様にスプールの回転が上がったとしても、後者の方が瞬間的に上がってしまいますよね?
少し言い変えれば「押す」と「殴る」の違いと言った方が分かりやすいかもしれません。
「押す」がベイトリールのキャスティングで、「殴る」がスピニングリールのキャスティングです。
「押す」と「殴る」では同じ10と言う力を加えるにしても、「衝撃の受け方」は違いますよね。
ベイトリールで「指をぶつける様にデコピン」、「殴る」様にキャスティングをしてしまうと瞬間的にスプールの回転が上がってしまいます。
つまり瞬間的に初速が上がり過ぎてしまいバックラッシュをしてしまう、という訳なのです。
恐らく慣れてくればそんなことをイチイチ意識して投げなくても全然大丈夫だと思いますが、僕が見てきたスピニングリールに慣れ過ぎている人達だと、この違いが難しいのかなと思いました。
初速を上げ過ぎないキャストをするにはどうしたらいい?
じゃあ、初速を上げ過ぎないキャストってどうやってキャストをしたらいいのかと言いますと、まずは大きめのスイングでゆっくりとキャストをすることを心がけると良いと思います。
これはロングロッドに持ち替えた人も効果的です。
基本的にキャストはロッドが長ければ長いほど難しくなると言うか、シビアなコントロールが必要になって来ます。
特に6~7フィートくらいのロッドから8フィート以上のロッドに持ち替えたときの感覚の違いは大きいと思います。
6フィートくらいのロッドの感覚で8フィート以上のロッドをコンパクトに振り抜いてしまうと、僕もそうでしたが恐らく上手く投げられないと思います。
これは自分の手の動きとロッドの先端の動きとのタイムラグが大きいからだと思うのですが、この感覚のズレを解消しようと思ったらスイングスピードを緩やかにするか、もしくは硬めのロッドを使ってタイムラグを小さくしてやると効果的です。
ちょっと話が反れて行きましたので戻しますが、初速を上げ過ぎない為には大きめのスイングで緩やかに力を加えていくという事が大切だという事です。
それじゃ全然飛ばないじゃん!
と思われるかもしれませんが、コツを掴むまではとにかくベイトリールの感覚に慣れる事だと思います。
極端な事を言えば同じ10と言う力を加えるにしても、スピニングリールが3と言うスピードで力を加えていたらなら、倍以上の7~8くらいのスピードでロッドをスイングしてやるくらいのイメージで良いと思います。
もちろん、ベイトリールの大きなメリットの一つに「手返しの良さ」というモノがありますから、心配しなくても慣れてくればスイングスピードを高めながら緩やかに力を加えていくという事も出来るようになっていきます。
ベイトリールのキャスト(投げ方)のコツ【まとめ】
ベイトリールのキャスティングで上手く投げる為のコツとは、瞬間的にスプールの回転を上げ過ぎない様に緩やかに力を加えていくという事です。
つまり、「急」と言う動作をしないという事ですね。
慣れてくればスピニングリールより早くコンパクトにスイングする事も可能ですが、「カクン」となる様なキャストは厳禁です。
力を瞬間的に加えるのではなく、緩やかに曲線を描く様に力を加えていき、そのスピードを上げていく練習をしていけばベイトリールキャスティングはどんどん上達していくと思います^^
▶【ベイトリール】バックラッシュの原因を知る事で飛距離を格段に伸ばす方法