当記事では、
タイラバで使うベイトリールってどんなものが良いの?
と言う疑問にお答えします。
実はタイラバにおいてリール選びは意外と重要で、釣果に大きく差が出てしまいます。
最近は専用品も出ていますが、正直専用品である必要はありません。
かと言ってもちろん、なんでもいいと言うワケではなく、ロッド選びよりも、タイラバ選びそのものよりもベイトリール選びが重要と言っても過言では無いかも知れません。
今回はそのタイラバで使用するベイトリール選びについてお話したいと思います。
目次
タイラバゲームに適したベイトリールとは?
タイラバに合うベイトリールは結論から言えば、
ハイギア過ぎずローギア過ぎないベイトリール
です。
実はタイラバゲームにはバスフィッシング用のベイトリールが意外と合うんです。
タイラバゲームの釣果を左右する重要な要素に、「一定のスピードで巻き続ける」事が出来るかどうかと言うのがあります。
波で船が揺れて、タイラバの動くスピードが変化してもダメだと言われるほど重要な要素なのです。
つまり、「巻き」と言う要素は絶対に無視できないファクターなのです。
ですので、タイラバゲームをやるにあたって「巻き」に強いベイトリールと言うのは非常に相性がいいという事なのです。
安定してスムーズに巻くことが出来れば、一定の速度で巻き続けることが可能ですからね。
もちろん、スピニングリールでも出来る事は出来るのですが、こと”巻く”と言う要素に関して言えば、やはりベイトリールは安定して巻き続ける事が出来るので、やはりスピニングリールと比較するとベイトリールに軍配が上がってしまいます。
何故バスフィッシング用のベイトリールが使いやすい?
タイラバゲームは一定の速度で巻き続ける必要があると言いましたよね。
その”一定の速度を保つ”のにバスフィッシング用のベイトリールがちょうどいい感じなのです。
1.巻き取りトルクが強い
巻き取りのトルクが強いと、水の抵抗や潮の流れにも負けす一定の速度で巻き続ける事が出来ます。
ディープクランクをゴリ巻きする様なバス用のベイトリールは、巻き取りトルクと言うところでは申し分ないと思います。
2.巻き取りスピードがちょうどいい
一定の速度で巻くには、あまりハイギアタイプのものだと向いていません。
何故なら、ハンドルを回転させる少しの変化が、タイラバを動かすスピードに大きく左右してしまうからです。
昨今流行りのハンドル1回転辺り80~100cmも巻いてしまう様な超ハイギアタイプのベイトリールだと、ハンドルを回すスピードがほんの少し変化するだけで巻き取りスピードが早くなったり遅くなったりしてしまって、どうしてもタイラバを動かす速度が安定しないのです。
「ハイギアでゆっくり巻けばいい」と言う意見もあるかと思いますが、「ゆっくりと一定の速度」と言うのは意外と難しいものです。
例えばゆっくり忍び足で、速度を変えずに歩き続けられますか?
なかなか難しくないですか?
けれどもある程度の速度なら一定で歩き続けることは難しくありません。
しかもハイギアですと少しのハンドルの回転スピードの変化によって、ラインの回収速度が大きく偏してしまうわけですから。
ですからある程度の速度で巻いた方がリーリングは安定するということです。
確かにハイギアの方がアタリは取りやすいのですが、まずは「一定の速度で巻く」を実践しないとサカナを掛けること可能性も低くなります。
かと言ってローギア過ぎても一定の速度で巻くのは難しくなります。
なぜならハンドルを早く回し過ぎても今度は手がブレてしまい、リーリングが安定感がなくなるからです。
ですから、タイラバを動かす速度を安定させるには、ハイギアでゆっくりハンドルを回すより、ローギアで自分が安定して巻けるある程度早めにハンドルを回した方がいい、という事です。
ハイギア過ぎず、ローギア過ぎず、と言うベイトリールを選んだ方が使いやすいです。
具体的にはハンドル一回転あたり70㎝前後くらいがバランスが取れて使いやすいんじゃないかと思います。
確かにハイギアだとタイラバの回収も早く手返しもいいのですが、まずはサカナを掛ける事が何よりも重要だと思いますので、タイラバゲームにおいてはあまりハイギアタイプのベイトリールを選ばない方が良いと思います。
バスフィッシング用のベイトリールはラインナップが豊富で、
- XG(エキストラハイギア)
- HG(ハイギア)
- ノーマル
- PG(ローギア)
と言う感じでラインナップされていることが多いです。
選ぶとしたらノーマル、もしくはHGクラスが使いやすいです。
3.けど注意も必要
確かにタイラバゲームにはバスフィッシング用のベイトリールがちょうどいいのですが、使用するにあたって注意も必要です。
バスフィッシング用のベイトリールの多くは「淡水専用」であることが多いのです。
最近はしっかりと「淡水専用」「海水OK」と言う表示もしてありますが、昔の古いタイプだとそういう表示ってあまり無いと思います。
特にマグネシウムだけは海水と化学反応沿てしまいますので、絶対に厳禁ですので注意した方が良いです。
ベイトリールはロープロが良いか、円形がいいか
ベイトリールの「形」としてのタイプとして、ロープロタイプと、丸い形をした円形タイプがあります。
円形タイプの方が「ザ・ベイトリール」と言う感じはするのですが、それぞれにしっかりとした特徴がありますので、説明したいと思います。
1.タイラバゲームにおけるロープロフィールベイトリール
ロープロタイプの特徴としては、そのフォルム通り低いので手の小さな人でも持ちやすいというのが大きな特徴です。
カタチとしての自由度も高いので選べるギア比が豊富だったり、見た目も選択肢として入れる事が出来ます。
また経常的な自由度が高い分、機能的だったりします。
2.タイラバゲームにおける円形ベイトリール
円形タイプはクラシックな見た目もあり人気も高いのですが、ちょっと価格帯が高いものが多いです。
大きいリールだと手の小さな人だと持ちにくいかも知れません。
円形タイプの特徴としてはリール自体に剛性がありますので、巻き取りが安定します。
まあ、ですがタイラバゲームに影響が出る程ではないかなと僕は思います。
ロープロか丸型か、どちらを選ぶかは好みになりますが、正直持っているベイトリールを使用すれば十分じゃないかと思います。
タイラバゲームにおけるベイトリールの使い方【まとめ】
当記事では、
タイラバで使うベイトリールってどんなものが良いの?
と言う疑問にお答えします。
結論として、
ハイギア過ぎずローギア過ぎないベイトリール
とお答えしました。
タイラバゲームで釣果を上げていくには、巻き取りスピードがかなり重要になってきます。
そう言う意味では、やはりスピニングリールよりもベイトリールと言う選択肢がベストですし、
ベイトリールの選び方もあまりハイギア過ぎるモノ、ローギア過ぎないモノの方が安定したリーリングが出来ます。
具体的には、巻き取りスピードがハンドル1回転辺り70cm前後くらいがちょうどいいと思います。
タイラバ専用のベイトリールも存在していますが、バスフィッシングで使用していた古いベイトリールを引っ張り出してきて使用するのも全然アリだと僕は思います。
僕は専用品は正直あまり好きじゃないです。
なぜならその用途にしか使えなから。
タイラバ用のベイトリールでキャスティングはさすがに厳しいですからね。
けれども「俺はこれからタイラバをガッツリやるぜ」と言う方は、ぜひ専用品でガシガシ使ってやってください。
僕的にはこの辺りがお手軽で使いやすいんじゃないかと思います。