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ベイトリールってスプールに巻かれた糸巻き量の違いだけで、飛距離、バックラッシュのしやすさが段違いに変化します。

 

あなたはどうですか?

 

購入したラインを何も考えずそのまま巻いているだけ、と言う状態だとベイトリールの性能を全く発揮できないどころか、トラブル、トラブル、トラブルでせっかく購入したラインがみるみるゴミと化していってしまうという事にもなりかねません。

 

あなたのベイトリールに巻かれているラインを適正な量にするだけで、驚くほど飛距離が伸びたり、驚くほどバックラッシュなどのトラブルが減ったりすることも十分にあるのです。

 

今回はベイトリールの糸巻き量はどのくらいが適正なのかと言うお話と、何故適正な糸巻き量である必要があるのか、何故糸巻き量の差で飛距離やバックラッシュのしやすさに差が出てしまうのかと言うお話をしたいと思います。

ベイトリールは糸巻き量が少なければバックラッシュしにくい がしかし・・・

まずは糸巻き量の適正値のお話の前に、少なすぎ、多過ぎが何故ダメなのかと言うお話をしたいと思います。

 

ベイトリールの糸巻き量が適正値より少なかった場合、単純にバックラッシュしにくいです。

 

だからと言ってじゃあ、「スプールに糸は少ない方がいいじゃん!」という訳ではありません。

 

確かに単純に「バックラッシュ」と言う観点だけから見ればスプールに巻く糸は少ない方がバックラッシュはしにくいのですが、スプールへの糸巻き量が少ないと大きなデメリットが発生してしまいます。

 

大きなデメリットとは、「キャスト時のルアーの飛距離が大幅に落ちてしまう」という事です。

 

バックラッシュがしにくくなる事と引き換えに飛距離が大きく落ちてしまう、その事実を分かっていてスプールへの糸巻き量を少なくするのならまだいいのですが、ただ単に購入した糸をスプールに巻きつけて「このベイトリール、全然飛ばんやんけ!」と言っても、それは間違いなく「あなたが悪い」と言う事なのです。

 

では、何故スプールへの糸巻き量が少ないとバックラッシュがしにくくて飛距離が伸びないのでしょう?

糸巻き量が少ないとバックラッシュがしにくい反面、飛距離が伸びない理由

糸巻き量が少ないとスプールの外径が小さくなってしまいます。

 

Φ34のスプールが糸巻き量が少ないことによって、実質Φ30のスプールと同等、と言う事にもなるという事です。

 

スプールの外径が小さくなるという事は円周が短くなるという事ですから、スプールが回転した数が同じなら、糸の放出される量は必然的に少なくなります。

 

ベイトリールのバックラッシュと言うライントラブルは、スプールから放出される糸の量がルアーが引っ張っていく糸を上回ってしまった時に起こってしまいます。

 

つまり、スプールの外径が小さくなって放出される糸が少なくなるという事は、「ルアーが引っ張っていく糸の量より下回りやすくなる為、バックラッシュが起こりにくくなる」、と言う事なのです。

 

要は、ルアーが頑張って糸を引っ張ってスプールを回している、と言う状態をイメージして貰えればいいと思います。

 

イメージして貰えれば分かると思うのですが、ルアーが糸を引っ張り出すという事はそれだけ”抵抗”になります。

 

その”抵抗”は当然、飛距離に影響を与えてしまいます。

 

じゃあ、その分ブレーキを弱くすればいいんじゃないの?

 

はい、その通りです。糸巻き量が少ないという事は少し言い換えるとブレーキが掛かっている状態と同じ状態になるので、マグネットブレーキや遠心力ブレーキと言ったブレーキを弱くすることが出来ます。

 

バックラッシュしにくい、その分ブレーキ力を下げてやる事は可能”では”あります。

 

ですがその分、スプールはいつも以上に高速回転になり、いつも以上にたくさん回転しなければならないので、それはやっぱり抵抗になってしまうのです。

 

スプールの回転に抵抗があるという事はスプール自体の回転性能が低下するという事ですから、「バックラッシュはしにくいけれども、飛距離が全然伸びない」と言う事に繋がっていくという事なのです。

 

これは糸が少なければ少ないほどこういう傾向がありますから、糸巻き量を少なくすると相乗効果で「バックラッシュはしにくいけれども、飛距離が全然伸びない」と言う現象が起きてきます。

糸巻き量を少なめにするもう一つのデメリット

スプールへの糸巻き量が少な過ぎると、もう一つ大きなデメリットが顔を出してきます。

 

それは、「糸の巻きクセが非常につきやすい」と言う事です。

 

特にベイトリールは太めの糸を使う事が多いですし、太めのフロロカーボンラインなんかを使用していると、その巻きクセは酷いモノです。

 

強い巻きクセは当然、キャストの抵抗になりますし、スティックベイトなんかをノーシンカーとかで使っていようものなら、コイル状に巻かれた糸でルアーが勝手に動いてしまい、くるっくるに巻かれた糸なんかでは、取れるアタリも取れません。

 

ベイトリールだとスピニングリール程深刻に考える必要はありませんが、ムダに強く付いた巻きクセは、想像以上に酷いモノで厄介なものとなると思います。

ベイトリールの糸巻き量の計算は何故重要?

じゃあ、糸巻き量を多くすれば飛距離が伸びるの?

じゃあ、糸が少なすぎると飛距離が伸びないのなら、糸をスプールにパンパンに巻けば飛距離は伸びるんじゃないの?

 

残念ながら、そう上手くは行きません。

 

伸びるどころか、バックラッシュやライントラブルのアメアラレで全く釣りにならない、と言う事態になりかねません。

 

バックラッシュがしやすくなるというのは、先ほどの「糸巻き量が少なすぎるとバックラッシュがしにくくなる」と言うのと全く逆の理屈ではあるのですが、それ以上にバックラッシュは起きやすくなってしまいます。

 

それは”必要以上”に糸が巻かれているが故に、別のトラブルを誘発するリスクがあるからです。

 

最近の軽量コンパクトなベイトリールは、スプール周辺のクリアランスも非常に狭いです。

 

その狭いクリアランスの中でスプールが30,000回転以上と言う高速回転をすれば、少し糸が膨らんだだけで周辺のパーツに接触する事も十分にあり得ますし、引き抵抗の弱いルアーを使用した時に少し緩くスプールに糸が巻かれてしまえば、それだけでも周辺に接触してしまう可能性が出てきます。

 

接触すれば当然糸は傷つき痛み、ラインブレイクや余計なライントラブルにまで繋がっていってしまうという事です。

 

ですから、あまりスプールにパンパンに糸を巻いてしまうというのはムダなトラブルを必要以上に招いてしまうだけと言う結果に繋がる兼ねませんので、正直、それくらいだったら少し少なめに巻くくらいの方が良いと思います。

【ベイトリール 糸巻き方法】下糸を確実にきっちり巻く唯一の方法

ベイトリール糸巻き量の差でバックラッシュし易さがダンチ【まとめ】ついでに適正値も知っておけ

ベイトリールの糸巻き量は少なすぎても多すぎても、ベイトリール本来の性能を発揮する事は難しいです。

 

糸巻き量が少なければバックラッシュはしにくいモノの飛距離は伸びないし、糸巻き量が多過ぎればライントラブルばかりになる。

 

ベイトリールの糸巻き量は、やはりきっちりと”適正値”で巻くことを強くオススメします。

 

で、その適正値と言うのは、

 

ベイトリールの外径より1mm下

 

です。

 

実際に巻いてみると、思ったより少なめに感じるんじゃないかと思います。

 

この気持~ち少なめが案外効いてくるのですが、実際、糸巻き量をそこまできっちり合わせるのは難しいです。

 

ですから実際は「ベイトリールの外径より1mm下」より少し上、スプールエッジのショルダーの下端くらいまでにしておくとちょうどいい感じに使えると思います。

 

要は、適正値より気持ち多めに巻いておく、と言う事ですね。

 

巻きすぎはもちろん厳禁ですが、スプールに巻かれた糸は実釣で必ず短くなっていきます。

 

あなたもラインチェックは必ず行いますよね? 傷がついていればどんどんカットしていくと思います。

 

最初から適正値きっちり巻いていると、最初はすこぶる気持ちよくキャスト出来ると思うのですが、使用して傷が付いた部分をカットしていくうちにすぐに「少なすぎ」の状態になってしまうのです。

 

ですから、それだったら最初は少し多めに巻いておき、最初はちょっとバックラッシュに気を付けなければなりませんが、使っていくうちに美味しい糸巻き量に近付いていき、そのうちベストな状態になります。

 

そしてそこから今度は糸巻き量が少なくなっていく、と言う様に気持ち多めに巻いておけば美味しい部分を長く使う事が出来るという事なのです。

 

ベイトリールにおいて糸巻き量と言うのは非常に重要な要素のではありますので、もしあなたが「そんなのはテキトーだ」と言う方であるなら、少し見直してみるとあなたのベイトリールは全くの別物に生まれ変わるかもしれません。

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