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17カルカッタコンクエストBFS HG、丸形ベイトリール初となるベイトフィネス専用リール。

 

シマノさんはホームページにこう書いてありましたが、僕としてはやはりカルカッタ”50”の復活、こういうイメージが強かったです。

 

ですから正直、復活は嬉しいけど、目新しさと言う意味でそんなに注目していなかったんですね。

 

ですが、登場から1年が経ち、その評判を見てみると何とアマゾンの評価は五つ星

出典:シマノ

しかも一人二人が「良い!」と言っている訳でも無く、カスタマーレビューが19件入っていて評価が4.8です。

 

そんな商品、そうそうない…

 

という訳でとても気になってしまい、色々と調べた次第であります。

 

その過程で疑問に思うところがありシマノさんに問い合わせてみたのですが、「これは絶対に注意しなければならない」と言う事も浮き彫りになって来ました。

 

下手をすると、スプールが完全に破損してしまい兼ねないと言う超重要とも言える事でした。

 

今回は17カルカッタコンクエストBFS HGのどこがそんなに凄いのか、みんなは何をそんなに評価しているのか、僕が気が付いた注意点も含め、その辺りをまとめてみたいと思います。

17カルカッタコンクエストBFS HG、絶対にやってはいけない事 重要

みんなが書いている様なインプレより、まず気になる方も多いとおもいますので、まずは僕が気になった要注意点を最初に書いておきたいと思います。
それは、「ナイロンラインは絶対に使用しないこと」です。

 

「え?どう言う事?」と思われた方もいると思いますが、実はカルカッタコンクエストに限らず、ベイトフィネスにおいてナイロンラインは基本的にNGなのです。

 

そんな事ホームページにもカタログにも記載されていないのですが、カルカッタコンクエストBFSのスペック表を見ていたらある事が気になりシマノさんに問い合わせてみたのです。

出典:シマノ

何故にフロロ?フロロ専用なの?

 

どのベイトリールにもスペック表には糸巻き量が記載されています。

 

モノによってはナイロンラインと記載されていたり、親切なモノだとPEラインの糸巻き量も記載されていますね。

 

何故かこの時「フロロ」としか書かれていないことに気になって、シマノさんに問い合わせてみたのです。

 

その時のメールがコチラです。

パーツ名:  使用可能ラインに関して

内容:  糸巻き量が記載されているところに「フロロ」としか記載されていないのですが、このリールはフロロ専用なのですか?また、専用の場合、ナイロン、PEと何が違いますか?
お忙しいところお手数おかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

【回答内容】
シマノメール問い合わせシステムをご利用いただきありがとうございます。
この度の〇〇様のお問い合わせ内容に関してご回答申し上げます。

17カルカッタコンクエストBFSに、ご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
本製品は、フロロカーボン、PEラインでのご使用であれば問題なくご使用いただけます。
なお、ナイロンラインでのご使用は、お勧めできません。
ナイロンラインはフロロ、PEと比べ伸びるため、糸を巻いた際にスプールにかかる締め付けの力が、フロロラインよりも強くなり、スプールが変形してしまう可能性がございます。

 

え?超重要なことじゃん!スプールが変形してしまう可能性があるって、もっとちゃんとアナウンスした方が良いんじゃないの?

 

と思った訳なのです。

 

ベイトリールにとってスプールは命です。

 

正直、ベイトリールのキャスティング性能の9割方スプールで決まると言いて過言ではありません。

(9割は過言カモ・・・)

 

ベイトフィネスで実際にどの程度まで回転数が上がるかは分かりませんが、フルキャストしたときには30,000回転を超えるとも言われているパーツが、ベイトリールのスプールです。

 

ベイトフィネスは飛距離を出す事を目的にしている訳ではありませんが、スプールの重要性と言う意味では他の使い方より何倍もシビアなハズです。

 

「破損する可能性がある」と言うのなら、もっとしっかりとアナウンスした方が良いのでは?と僕は思います。

 

それとも、ナイロンラインを使用したことでスプールが変形した場合、保証の対象になるという事なのでしょうか?

 

まあ、恐らくなりませんよね。

 

ベイトフィネス用のスプールは軽量化の為に、強度と言う意味ではかなりマージンを削って作られています。

 

僕はこれまでスプールを変形させてしまったという経験はありませんが、ベイトフィネス用のスプールは他のベイトリールに比べてかなり繊細なパーツである事は確かです。

 

ナイロンラインの締め付けによって変形する可能性があるという事は、やはりぎりぎりのマージンで作られている事は間違いないでしょう。

 

この部分はしっかりと注意喚起した方が、間違いなく良いと思います。

 

もしくは、「ベイトフィネス対応ナイロンライン」と言う様に、伸びが少ないナイロンラインをシマノさんで扱ってくれれば、ベイトフィネスでナイロンラインを使いたい場合シマノさんの独占市場になります。

 

ナイロンラインは「スプール破損の可能性」という事を除けば、ベイトフィネスに向いています。

 

フロロカーボンラインより軽くしなやかなラインは、スプールの軽量化、軽量ルアーの扱いに非常に有効です。

 

スプールの軽量化と言う意味ではPEラインと言う選択肢もありますが、やはりPEラインでは代わりにならない部分も確かにある訳です。

 

まあ、現状、ナイロンラインがベイトフィネスで使うのは危険だという事には変わりありませんので、「お薦めしない」と言う書き方ではありますけど、とりあえず使用しない様にした方が良いと思います。

 

コチラにも書いていますので気になる方は読んでみて下さい。

みんなのインプレをまとめてみた

いきなり最初からちょっと毒ついてしまいましたが、17カルカッタコンクエストBFS HGと言うベイトリールが非常に高評価であることには違いありません。

 

何がそんなにみんなを虜にするのか、ちょっとまとめてみました。

初のBFSリール購入にあたりアルデバランで決まりかけてましたが、少しプラスすればシマノの最上級機種なのでこちらにしました。
質感は申し分なく所有欲を満たしてくれます。
普段は湖や海ではロープロ型を使っていたので手の小さめな私にはパーミングが少々しづらい感じはありますが後は慣れかと思います。
金属ボディ故単体での重量はありますが、ロッドと合わせると手元の重心が安定して操作性は良いです。

 

メバル狙いでPEラインを巻いて使用。
使い心地については文句なし。
40オーバーのサバやイナダがヒットするも、滑らかなドラグのおかげで危なげなくキャッチできました。
フィネスリールは弱いという印象を持っていましたが、こいつは思いの外タフかもしれません。
使用者のアイデア次第で何でもできる楽しいリールではないでしょうか。

 

14コンクエストを気に入って使用しているので、軽量ルアー用に購入。
MLのロッドにフロロ8ポンドを巻き、ハイカットやベビーポッパーをキャストしましたが、スーッと気持ちよく飛んでいくのには感動。
巻き心地は言うまでもなく非常に滑らかで、手の小さな私でもパーミングしやすく、手元に重心があり、思っていたよりも疲れず扱いやすいです。
巻物だけに限らず、ワームの使用も不満はありませんが、やはりカルカッタは巻物に向いていると個人的には思います。
迷っていましたが、買って大正解でした。
釣りに行けない時は、部屋で触っていたくなるタックルです

 

渓流でカーディフnxにつけて使用しました。先に言うと買ってよかったです。peラインを巻くことで2g台のルアーも楽々キャストできます。巻き心地もウソのように滑らかで快適な釣りができました

 

海で、ベイトリールでマイクロジギングをしたくて購入しました。まずPE0.6号80mほど巻いて、7gのポッパー、5~7gのジグを投げてみました。思ってた以上に”飛びます” でも、ベイトリールに不慣れなため、バックラシュ頻発でした。後日PE0.8号を80m位巻いて再び挑戦。0.6号に引けをとらないくらい飛びます。ベイトキャストにも慣れてきたみたいでバックラッシュの回数も激減。 「スピニングと比べて飛距離が出ないので止めておいたほうがいいのと違う?」と反対されましたが、「ぜんぜん問題なく使えるやん!」ってのが私の感想です。10gのジグだとメチャメチャ飛んで行きます!

出典:Amazon

他にもたくさんありましたが、気なる所をランダムに抜粋してみました。

 

ここで目立った意見はやはり、所有欲を満たしてくれると言うこと。

 

所有欲を満たすという事は、実はカルカッタコンクエストの存在意義として、性能以上に重要なファクターなのかもしれません。

 

もちろん、揺るぎない確かな性能があってこそと言うのは忘れてはいけませんが、「カルカッタコンクエストを所有している」と言う満足感が、多くのアングラーの気持ちをグッと掴んでいるんだなと言うのが僕の感想です。

 

性能と言うところでは、

 

・他のベイトフィネスリールにはない剛性感

・重いけど重心が手元に来るので操作性はいい

・2グラム程度でも十分にキャスト可能

・少し重め(5~7グラム程度)でも思ったより飛ぶ

 

上記以外でもこんな意見が目立っていました。

 

ベイトフィネス自体、軽量ルアーを扱う繊細な釣りなので、ベイトリール自体もかなり軽量なモノが多いです。

 

リール重量200グラムと言うのは、間違いなくベイトフィネス専用リールとして最重量クラスのベイトリールでしょう。

 

それでも五つ星評価は、それ以上のモノをアングラーに与え、満たしてくれているという事には他なりません。

 

例え重くてもコンパクトなリールが手の平の中で納まっていれば、ロッドがブレずに手元が安定すると言うのもあると思います。

 

軽い事によるメリットももちろんたくさんありますが、「軽いばかりが全てではない」と言ういい例なのかなと思います。

17カルカッタコンクエストBFS HG インプレ【まとめ】

何よりも所有感を満たしてくれるベイトリール、これに尽きると思います。

 

釣りが”趣味”である以上、ひょっとしたらサカナが釣れるという事以上の喜びなのかもしれません。

 

もちろん、性能と言う意味でも一級品であることには間違いありません。

 

特に渓流ベイターにとっては待望の専用の丸形リール、それも待望のハイギアの登場です。

 

トラウトやっていると、なぜだか丸形のリールが使いたくなるんですよね。

 

何故でしょう^^

 

コルクグリップに丸型ベイトリールがセットしたくなります^^

 

これまでのカルカッタコンクエスト50をカスタムするのもまたアリなのですが、渓流は基本的に激しい流れの中での釣りになります。

 

ハイギアじゃないと話にならない場面もたくさんあるのです。

 

そう言う意味でも多くの潜在ユーザーの心を掴んだベイトリールが17カルカッタコンクエストBFS HGという事なのでしょう^^

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