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リョウガがモデルチェンジよってカルカッタコンクエストを超えた!

 

2018年、ダイワのハイエンドクラスの丸型リールであるRYOGAが遂にフルモデルチェンジしました。

 

確か発売当初、「10年先を行く」と言う様なキャッチコピーだったのを記憶していますが、発売から9年、9年分の進化した様々なテクノロジーの詰め込んでの登場ですから、自ずと期待は高まりますよね。

 

さて、ダイワのリョウガと言えば、同じ丸型のベイトリールであるシマノ カルカッタコンクエストと常に比較されるリールではあるのですが、どちらも高級なリールですし、どちらを購入しようか迷われている方も少なくないハズです。

 

そこで今回、18リョウガに関してはまだまだ情報が少ない部分はありますが、とりあえずスペックや機能を中心に比較してみたいと思います。

 

「リョウガにしようかカルカッタコンクエストにしようか・・・」迷われているあなたに、少しでもお役に立てたらと思います。

リョウガ カルカッタコンクエスト【機能比較】

出典:ダイワ、シマノ

これまで様々なレビュー記事で「リョウガが上だ!」「いや、カルカッタのスムーズさには敵わない」と言う様な記事を見てきました。

 

レビューを見る限り「好みで選んでも十分」と言う結論であったのですが、正直に言うと今回、僕は「完全にリョウガがカルカッタを超えた」と思いました。

 

比較しながらその理由も説明して行こうと思います。

ボディ剛性

出典:ダイワ

どちらもそ堅牢性がウリのリールですが、僕としては剛性で言えば「リョウガが一歩上」だと思います。

 

18リョウガは、超高精度マシンカットスーパーメタルハウジングと言うなんか凄そうなネーミングですが、要はアルミの削りだしボディという事でしょう。

 

一方カルカッタコンクエストも鍛造アルミの削りだしという事で、ほぼ互角と言ってもいいと思いますが、バスフィッシングでオーソドックスなサイズ、リョウガで言うと1000、カルカッタコンクエストで言うと100、これらの重量を比較すると、

 

リョウガ1000       255グラム

カルカッタコンクエスト100 215グラム

 

圧倒的にリョウガの方が重いです。

 

現行の14カルカッタコンクエストは軽量化の為、樹脂パーツを多用して215グラムと言うロープロリールにも迫る重量を出しました。

 

しかし、その一方で金属パーツを多用しているリョウガは重さはあるもの、剛性感で言えば「上回っている」と言ってもいいと思います。

 

ただ、その剛性感が「バスフィッシングで差が出るモノか?」「実釣で感じる事が出来るのか?」と言われれば、それはまた別のお話ですが、単純に「ボディ剛性」と言う面だけで比較すると18リョウガに軍配が上がるかなと思います。

パーミング性

18リョウガは依然と比べると、リールフットの位置を見直し、更にパーミングする側のサイドプレートをハンドル側より小径コンパクトにすることによりパーミング性の向上を図っています。

 

14カルカッタコンクエストは「Sコンパクトボディ」を謡っており、従来のコンクエストに比べパーミング性はワンサイズ小さな感覚となっています。

 

200番で従来の100番、100番で従来の50番と言う感覚でしょうか。かなりコンパクトに仕上がっています。

 

リョウガは新型になって改善されたことからも、パーミング性では「互角」と思ってもいいんじゃないかと思います。

ブレーキ性能・飛距離

出典:シマノ

18リョウガはマグフォースZ、カルカッタコンクエストはSVSインフィニティ、どちらも定評のあるブレーキシステムです。

 

リョウガのかっちりとしたボディから繰り出されるキャスティングは、僕は正直、初めて使用した時はちょっと感動しました。

 

恐らくボディ剛性と高精度の削りだしからも来るのでしょうが、スパーンと飛んで、想像以上の伸びを魅せてくれました。

 

一方、カルカッタコンクエストも新たに設計されたSVSインフィニティの評判は凄くよく、アンタレス並みの飛距離が出るというインプレも良く見かけます。

 

リョウガ、カルカッタコンクエスト共にレベルワインダーの位置関係から飛距離と言う意味では不利なのですが、ハンデを補って余りあるブレーキ性能を持っている事は間違いないです。

 

SVSの調整が以前の様に、サイドプレートを外さなければならなければ出来なければ、完全にリョウガに軍配を挙げたいところですが、SVSインフィニティは外部調整が出来る遠心ブレーキですし、その評判も上々です。

 

よってブレーキ性能も「互角」と思ってもいいと思います。

 

ただ、メンテナンス性で言ったらリョウガのマグフォースの方がラクかなと思います。

ギア、巻き上げ感

出典:シマノ

旧リョウガは巻き上げトルク自体は強烈なモノがありましたが、高強度のタフでジギアはちょっと噛み合わせに違和感を感じる事もありました。

 

硬いモノと硬いモノが噛み合わさる感じです。

 

とは言え、十分すぎる程強烈でシルキーだったわけですが、やはりカルカッタコンクエストのマイクロモジュールギアが一歩上か?くらいに思っていました。

 

けれど18リョウガは、ハイパーメッシュギアなるものを搭載されており、マイクロモジュールギア並みの滑らかさを手に入れました。

 

これによってギアの滑らかさ、巻き上げ感はほぼ「互角」となったと思います。

メカニカルブレーキ

出典:ダイワ

18リョウガでちょっと嬉しい機能が、メカニカルブレーキの「ゼロアジャスター」です。

 

実はリョウガはメカニカルブレーキの”ゼロ”を合わせるのが非常に難しかったのです。

 

リールの切削精度が高過ぎて、スプールが左右へのカタ付きがほとんどなく、”ゼロ”調整が難しかったのです。

 

ゼロアジャスターによってカンタンに”ゼロ”が出せる様になったのはありがたい事です。

 

ただ、ここは調整するのは最初だけですし、調整も難しいほど出来ないわけではありませんので、評価は無しとします。

リョウガが圧倒的に勝るモノとは?

冒頭にも書いた様に、僕としてはリョウガが圧倒的に勝る部分があります。

 

ここまでは僕的にはリョウガもカルカッタコンクエストも「ほぼ互角」と言っても良いと思います。

 

ただ、今回の18リョウガに圧倒的に有利なのは、スプールとその互換性です。

 

14カルカッタコンクストはスプール径が大径化され、100番でφ36、200番で何とφ40です。

 

バス釣りにおいては正直「そこまで必要なの?」とも思えるのですが、スプールの低慣性化によって、大径化されても軽量ルアーへの対応度は従来と変わらないそうです。

 

けれど、だったらせめて100番だけでも最もオールラウンドでよく使われるルアーに合わせたなφ34にしても良かったんじゃないかと思います。

 

200番のφ40は、他にないくらいの大口径ですから、それはそれで面白いんですけど、100番はφ34に抑えて、更に低慣性化を目指した方が良かったんじゃないかと思います。

 

その辺り18リョウガは、標準で16ldが100m巻けるGIジュラルミン製の超軽量スプールを搭載し、尚且つ1000番サイズのSVスプールとの互換性があります。

 

僅か9グラムのG1ジュラルミン製SVスプールをポン付で装着する事が出来るのです。

 

スプールを取り換えるだけで太いラインを使用したヘビーな釣りから、細めのラインを使用した軽量プラッキングまで、かなり幅広く対応する事が出来ます。

 

※G1SVスプールについてはコチラでインプレ書いてます。

ダイワ ジリオンSV TWをガチインプレした結果・・・

 

スプールの種類も豊富ですし、マグフォースZとSVスプールのエアブレーキを使い分けて使用する事も可能です。

 

軽量ルアーへの対応度、スプールの互換性、使用用途の汎用性の高さに関しては完全にリョウガが勝っていると思います。

 

まあ、「リョウガまで持ち出して軽量ルアーなんて使わないでしょ?」と言うツッコミもありそうですが、要は、「リョウガを購入した方がいろんな事に対応できますよ」と言う事です。

18リョウガと14カルカッタコンクエスト、買うならどっち?

ここまで書いておいてナンですけど、僕が今買うとしたらカルカッタコンクエストです^^;

 

理由は、本流トラウトに使いたいのですが、HG(超ハイギア)があるから。

 

本音はXGクラスが欲しいのですが、本流でトラウトをやっていると強風でのラインスラッグの回収スピード、激流へのアップクロスの釣りなど、ローギアでは話にならないからです。

 

まあ、ロープロ使えって言われればその通りなのですが、トラウトでは何故か、丸形リールを使いたくなるのです^^;

 

まあ、僕は本流トラウトと言う目的があったので、ハイギアモデルがあるカルカッタコンクエストを選びますが、正直、どちらが上と言うより、好みで選んで十分なんじゃないかと思います。

それでもどちらを買おうか迷うあなたへ

好みとで選べと言われても迷うんだよ!

 

はい、分かりますその気持ち。

 

では僕なりに、リョウガとカルカッタコンクエストの選び方を提案させて頂きますね。

 

・リョウガはローギアとハイギアの2種類

・カルカッタコンクエストはローギアと超ハイギアモデルの2種類

・両者の大きな違いはスプール径と、ボディ重量。

 

以上の要素から選んでいきます。

 

・リョウガの255グラムが重すぎる!と言う方はカルカッタコンクエスト一択

・ギア比で言うと、超ハイギアが欲しいならこれもカルカッタコンクエスト一択

・オールラウンドに使いたいなら、バスフィッシングにちょうどよいギア比であるリョウガのハイギアモデル

・中重量ルアーの超遠投はスプール径φ40のカルカッタコンクエスト200

・5~7グラムクラスの軽量ルアーにも対応させたいのならSVスプールが使えるリョウガ。

・丸形らしくクランクベイトのゴリ巻きをしたいのなら、ローギアモデルがあるどちらでもOKこんな感じでしょうか。

 

で、僕が選ぶとしたら、

 

・ブラックバスならリョウガ1000番のハイギアモデル

理由はオールラウンドに使いたいから。

 

・トラウトならカルカッタコンクエスト100HGもしくは200HG

理由はメインルアーが10~18グラムで、ハイギアが必要だから。場所やタックルによってはもっとヘビータックルが必要の為、その時は200HG。

 

・シーバスならカルカッタコンクエスト200HGもしくは100HG

理由は重量級のルアーの超遠投には200HG、小場所、中規模河川で10~14グラムを多用するなら100HG。ただ恐らく200HGで十分。

 

こんな選び方をするかなと思います。

 

18リョウガと14カルカッタコンクエストと迷われているあなたへ、少しでも参考になれば嬉しいです^^

14カルカッタコンクエスト100or200 【違い】迷ったら読んでみて

【必読】18リョウガのスプール径に意外な互換性があった!

追伸

ちなみにカルカッタのカスタムスプールと言えばコチラですよね。

 

売り切れの場合はコチラ

 

これについてはまた改めて詳しく書きたいと思いますので、楽しみにしていてください^^

 

記事をアップしたらまたこの記事でアナウンスしたいと思います。

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