2016年にモデルチェンジをし、MGLスプールが搭載されたメタニウムMGL。

 

シマノ メタニウムと言えばやはりシマノのベイトリールの顔とも言えるリールであり、アンタレスが遠投特化とも言えますので、そう言う意味ではメタニウムがシマノのフラッグシップベイトリールと言っても過言では無いでしょう。

 

そのメタニウムがモデルチェンジをして”あの”MGLスプールを換装して登場した訳です。

 

コレは期待せざるを得ませんよね。

 

他にもNEW SVSインフィニティ、マイクロモジュールギアなど、ハイエンドクラスのベイトリールに相応しい、最先端の機能を惜しみなく搭載されています。

 

発売されて2年が経過している訳ですが、人気のベイトリールだけあって多くの人に使われておりインプレッションも様々な意見が飛び交っています。

 

ですので、僕なりにちょっとそのインプレッションをまとめて、16メタニウムMGLはどんなベイトリールか、どんな使い方が一番適しているのかと言うのを提案してみたいと思います。

 

正直、僕が思うメタニウムMGLの弱点と言うのは購入前には是非把握しておいて欲しい事ですので、購入を考えている方は最後まで読んで頂けるときっとお役に立てると思います^^

シマノ、メタニウムってどんなベイトリール?

出典:ヤフオク

今更って方は読み飛ばして貰って結構ですが、ちょっと「メタニウム」と言うベイトリールがどんなベイトリールかと言うのを軽く説明しますね^^

 

シマノのメタニウムと言えばやはり「赤メタ」を思い出すのはきっと僕だけではないと思います。

 

今の30~40歳くらいの世代の人にとっては、かつては憧れ的なベイトリールだったんじゃないかと思います。

 

価格も今に比べれば安いですが当時にしては一歩抜きんでていて、ショーケースの中で一際輝いていてバス小僧の憧れ的なベイトリールでした。

 

もちろんただ単に「高価なベイトリール」と言うだけではなく、その機能、使用感もズバ抜けていたと言っても過言ではありませんでした。

 

当時からあった遠心力ブレーキシステムであるSVSは、サイドハッチは開ける必要はあるものの、ブレーキブロックのオンオフが非常にやりやすくブレーキ調整が非常にカンタンであるという画期的なブレーキシステムでした。

 

使用感もガッチリした剛性感、シルキーな巻き心地、伸びのある飛距離、当時のダイワはTD-Sと言うベイトリールが主力だったと思うのですが、「明らかにメタニウムがリードしている」、そんな印象がありました。

 

ですから20年前のバス小僧にとって、「メタニウム」というブランドに思い入れがあるのはきっと僕だけじゃありませんよね^^

 

アンタレスと言う、シマノの中でも最も高価なベイトリールは存在はしますが、バーサタイル性という事も考えるとメタニウムがシマノのフラッグシップベイトリールと言っても良いと思います。

 

ですので、その「メタニウム」が最先端の機能を備えてモデルチェンジをしたとなれば、気になるハズですよね。

 

シマノの「メタニウム」と言うブランドは、日本、世界的に見ても「最高峰ベイトリール」と言っても過言ではベイトリールだと僕は思っています^^

メタニウムMGLに搭載された注目の機能って?

出典:シマノ

最先端の機能を惜しみなく注ぎ込まれていますのでご紹介したい機能はたっぷりあるのですが、ここでは僕が注目したい機能をいくつかに絞って、その有効性や効果を説明してみたいと思います。

 

僕がメタニウムMGLで注目している機能は、

 

・NEW SVSインフィニティ

・サイレントチューン

・MGLスプール

 

他にも注目機能はたくさんあるのですが、今回はこの3つについて掘り下げてみたいと思います。

NEW SVSインフィニティ

出典:シマノ

SVSインフィニティと言うのは前モデルである13メタニウムから搭載されてはいましたが、今回の16メタニウムに搭載されたSVSインフィニティは最先端と呼ぶに相応しいい進化を遂げています。

 

※SVSインフィニティとは?

SVSと言うシマノの遠心力ブレーキがあるのですが、これまでは調整するのにわざわざサイドハッチを空けて調整する必要がありました。

インフィニティと言うのはその調整を外部ダイヤルで出来るようにしたもので、ブレーキ調整をするのに一回一回サイドハッチを空ける必要が無くなった機能です。

 

で、そのSVSインフィニティの何が進化したかと言いますと、ブレーキ調整がよりラクになり、キャストフィールが大幅に向上しました。

 

旧SVSインフィニティは内部のブレーキシューで大まかに調整をし、外部のダイヤルで微調整をする、と言うイメージでしたが、新しくなったインフィニティはどちらかと言うと逆で、内部のブレーキシューはほぼ固定して、外部ダイヤルで十分な調整幅が確保出来る、と言った感じです。

 

つまり、外部ダイヤルだけで十分に調整が可能になり、内部のブレーキシューは微調整に使うと言った感じで、イメージとしてはどちらかと言えば、内部ブレーキシューと外部ダイヤルの役目が逆になった、というイメージでいいんじゃないかと思います。

 

じゃあ、外部ダイヤルで細かい調整は出来ないのかと言われれば、全然そんなことはなく、ダイヤル調整の幅だけで十分に調整しきれる、と思って頂ければいいんじゃないかと思います。

 

実際に元々のSVSにしてもダイワのマグフォースにしても、最小から最大までのブレーキ幅を使い切る事はまず無いと思います。

 

メインで使うブレーキ力があって、ほとんどはその前後数段階で事が足りてしまいますよね。

 

それを効率化し必要な調整幅を確保して、もしそれ以上の調整を必要とするのならその時はブレーキシューで調整、そんなイメージで良いと思います。

NEW SVSインフィニティの調整のポイント ちょっと応用

NEW SVSインフィニティは、基本として内部のブレーキシューを4つともオンの状態にしておいて、後は外部ダイヤルで調整、と言うが基本スタイルになると思います。

 

ですが、例えばブレーキシュー4つともオンの状態で外部ダイヤル1の状態と、ブレーキシューを1つオフにし外部ダイヤルを3~4くらいにするのとでは、例え同じブレーキ力だとしてもキャストフィールがまた違ってくると思います。

 

この辺りは好みの問題も出てくると思いますが、アングラーのクセや好みに合わせた調整が正に∞(インフィニティ)に調整する事が出来そうですよね^^

 

あなたにジャストフィットするポイントを探ってみるのも楽しいと思います。

サイレントチューン

出典:シマノ

サイレントチューンと言うのはシマノのベイトリールに施された機能で、スプールを支えるベアリングに軽く圧力を掛ける事によってベアリングのブレを無くし、キャスト時の静粛性が向上する、と言う機能です。

 

ちょっと代弁させて貰えれば、きっと、

 

要るの?この機能

 

と言う方も少なからず見えるんじゃないかと思います^^;

 

実際僕も最初はあまり興味もなかったのですが、よくよく説明を読み解いていくと、結構重要なパーツだなと感じる様になってきたんですね。

 

まず思うのが、「バネで抑えてしまって、スプールの回転の妨げになるんじゃないか」と思う人もいるかと思いますが、とりあえずまずそんなことはあり得ません。

 

ベアリングは外輪と内輪があって、基本的に外輪が固定されていて内輪だけが回転します。

 

その外輪と内輪の摩擦が起きない様に回転をスムーズに行う為に、間に”ボール”が詰め込まれ、回っているんですね。

 

これが”ボールベアリング”です。

 

つまり、外輪を押さえつけても回転への影響は全くないという事です。

 

と言うか、シマノ程のメーカーがそんな愚直な事をするとは思えませんし、する理由も考えられません^^;

 

で、サイレントチューンと言うのはボールベアリングをバネで押さえつけて固定するものです。

 

工作機械とかだとベアリングと言うのは、熱をかけて少し膨張させてからシャフトに通します。

 

これによってベアリングが冷えて収縮した際に、かっつりとシャフトに固定されるわけですね。

 

ですがスプールに搭載されるベアリングに、そこまでの事をするのは正直難しいです。

 

肉薄の超精密部品に熱が加われば”ひずみ”が出来る可能性もありますし、樹脂パーツへの影響も避けられません。

 

ベアリングを交換する際のメンテナンス性も悪くなりますしね。

 

で、キャスト時にベアリングが遊んでしまうとどうなるのかと言うと、ベアリングが固定されていなくて左右に動いてしまうという事は、本来必要が全くない抵抗がシャフトに生じてしまうという事です。

 

ベアリングはかっつり固定されていて、シャフトをスムーズに回転させるものですから、左右の遊びなんて全く必要がない訳です。

 

この遊びが”ノイズ”となり、ノイズは”抵抗”があるという証という訳です。

 

ですので、静粛性が向上しノイズが無くなるサイレントチューンと言うのは、必然的にキャストフィールの向上に繋がってくる、という事なのです。

 

「んな細かい事・・・」と思われる方もいるかも知れませんが、細かい事の積み重ねが体感できるフィーリングに変わってきて、シマノが拘り追及している「キャストフィーリングの向上」に繋がって行くのです。

 

ですので、サイレントチューンと言うのは、僕としては「シマノらしい」チューンだなと感じました。

MGLスプール

出典:シマノ

MGLスプールについては当サイトでも結構いろいろと説明していますが、当サイトにはこの記事で初めて訪れたという方もいらっしゃると思いますので、軽く説明したいと思いますね^^

 

MGL、マグナムライトスプールという事で、一言で言えば「軽いスプール」という訳なのですが、このスプールはただ単に軽いというだけでなく、「慣性モーメント」が効果的に低減されているスプールなのです。

 

つまり、スプールの重量が同じなら慣性力がより小さくなり、慣性力が小さいという事はスプールの立ち上がりが軽くなり、ムダに回転し続ける力が弱くなりますのでブレーキ力が弱くて済む、そして飛距離も伸びる、という事に繋がってきます。

 

つまり慣性モーメントが低減されるという事は、スプールの基本性が向上するという事に繋がってくる、と言う事です。

 

で、MGLスプールが効果的にその慣性モーメントを低減しているというロジックは、スプール”側面”に施されたブランキング加工にあります。

 

ブランキング(穴あけ加工)されたスプールなんて、今更特に珍しいモノでもなんでもありませんよね。

 

むしろ、素材の強度が上がったことによってスプールが肉薄化され、わざわざ穴をあけて軽量化させる必要がなくなり、ブランキングスプールは減って来たんじゃないかと言う印象さえあります。

 

ですが、MGLスプールは「スプールの側面が軽量化された」と言うところに大きな特徴が隠されているのです。

 

慣性モーメントの大きさと言うのは、「重さ × 距離の2乗」で表されます。

 

つまり、軽量化されても、回転する物体の径が小さくなっても、慣性モーメントは小さくなるという事です。

 

言い換えれば、円の外側に近い所が軽くなれば”より”慣性モーメントは小さくなるという事です。

 

例えるなら、Φ34のスプールを使っていながらΦ32並のスプールレスポンスを発揮し、軽量ルアーを使いながらもΦ36スプール並の伸びのある飛距離を出す事が出来る、という事です。

 

これまでは技術的に難しかった様ですが、スプールの底ではなく”側面”を軽量化するという事は、スペック表で見る数字以上に効果があるという事なのです。

 

サイレントチューンのところでも説明しましたが、「キャストフィーリングの向上」に大きく寄与するチューンであり、スペック表の数字だけでは見えてこない”フィーリング”が向上する、シマノらしいチューンですよね^^

 

他にも注目したい機能はまだまだありますが、一切の妥協無し、シマノを代表するベイトリールとして仕上げられているのがメタニウムMGLだと思っても良いと思います。

メタニウムMGL、みんなのインプレ

・飛ぶ。まず飛ぶ。そしてマイクロモジュールギアのシルキーな巻き心地。パーミングのしやすさ

・剛性、飛距離、MGLスプールのレスポンスの良さ、この3点が非常に優秀。

・スプールの性能が優秀過ぎる。この一言に尽きる

・ブレーキ設定を理解して、調整をうまく設定しないと距離が出ないしバックラッシュも増える

・ブレーキ調整を行うのに少し使いこなす時間がいる

・ブレーキ性能が良いので意外に軽いものも投げられる5グラムぐらいまでなら飛距離も出るので対岸のカバー撃ちもこなせる

・インフィニ遠心の最後の伸びは最高

・軽いルアーでもズバズバすっ飛んでく

出典:インプレネット

まだまだたくさんあるのですが、とりあえずネット上にあるメタニウムMGLのインプレッションをいくつかピックアップしてみました。

 

やはり多いのは、「飛距離が出る」というインプレが目立ちましたね。

 

ですが同時にチラホラ見られたのが、「”ブレーキセッティングが決れば”最高に気持ちいい」と言うインプレッションです。

 

そこから感じ取れるのは、ブレーキセッティングはやはりシビアなのでしょう。

 

ですが、「セッティングが決れば最高に気持ちの良いキャストフィーリングと、最高の飛距離が得られる」、と言う事を感じる人も多いのかなと思いました。

 

飛距離を含めて、「最高に気持ちの良いベイトリール」、と言うのがこの16メタニウムMGLと言ってもいいと思います。

16メタニウムMGLの使い方は?

さてさて、16メタニウムMGLは飛距離も伸びて最高に気持ちの良いベイトリール、重要なのは、「じゃあ、その使い道は?」ですよね?

 

ベイトリールに合わない使い方をしても、せっかくの性能を活かす事は出来ません。

 

一言で言うのなら「バーサタイルベイトリールの最高峰」と言った感じでしょうか。

 

要は何にでも使えるベイトリールのハイエンドクラスという事です。

 

ただ、逆に言うと「特別何かに特化している訳ではない」とも言えます。

 

つまり、ベイトフィネスなら当然専用機の方が快適に扱えますし、重要級ルアーの超遠投ならアンタレスの様な特化リールの方が強いですし、巻き心地で言ったらカルカッタコンクエストの方がいいと言えるでしょう。

 

ですが、バスフィッシングで最も多く使うとされる3/8オンスクラスのルアーを快適に扱えるベイトリールと言う意味では、最高峰のベイトリールと言えると思います。

 

それはやはり、Φ34と言うスプール径、12ld100mと言う、多過ぎず少なすぎずの糸巻き量からも言えると思います。

 

個人的には糸巻き量はちょっと少ないと感じるのですが、バスフィッシングにおけるバーサタイル性と言う意味では、このくらいが必要最低限なのかなと思います。

 

ギア比もノーマル、HG(ハイギア)、XG(エキストラハイギア)の3種類が用意されており、広い用途での使用が可能ですし、175グラムと言うクラストップレベルの軽量リールである事からも軽量リグなども扱いやすいでしょうし、こんな言い方もアレですが、「メタニウム」ブランドからも剛性感は軽量ベイトリールの枠を超えたものがあるといっても良いと思います。

 

使用用途を具体的に上げるのなら、3/8~5/8オンス程度のルアーで、ラインは12~16ld程度、このくらいの範囲でジグやテキサスリグ、クランクベイトやバイブレーション、スピナーベイトなども快適に使えるんじゃないかと思います。

 

要は、このくらいの範囲のルアーであれば何でも来い、と言った感じです。

 

もちろん、もっと軽い3/16~1/7オンス(5~7グラム)程度のミノーやシャロ―クランクも十分使えると思いますが、このクラスになって来るとアルデバランMGLの方が快適度は上がってきます。

 

もっとヘビーな使い方、16ld以上のラインを巻いてパンチングやヘビーカバーにねじ込んだり、ディープクランクやヘビースピナーベイトをグリグリ巻くような釣りをするのならバンタムMGLの方が向いていると思います。

 

ですがアルデバランMGL、バンタムMGLの守備範囲であっても高次元でソツなくこなす事が出来るのがメタニウムMGL、と言った感じです。

 

そう言う意味でも、「最も多用すると思われるルアーを、最も飛距離を出して気持ちよく使えるベイトリール」と言っても良いと思います。

16メタニウムMGL インプレ【まとめ】弱点とは?

今回シマノのフラッグシップベイトリールとも言える16メタニウムMGLのインプレッションをまとめてみましたが、やはり言えるのは飛距離が出るという事も含めた「最高に気持ちの良いキャストフィーリング」を味わう事が出来るベイトリールと言えるでしょう。

 

ですが、弱点を挙げるのなら、コレばっかりはアングラーのキャストのクセや技量にもよるとは思いますが、「セッティングを出すのに手こずる場合がある」という事でしょうか。

 

セッティングが決りさえすれば最高に気持ちいい、だけどセッティングを決めるのがちょっと大変、そんな感じです。

 

16メタニウムMGLは同じバーサタイル性を求めたダイワのSVとは、また違った意味でバーサタイル性を突き詰めているベイトリールだと思います。

 

どちらが凄いとかと言うより、同じ”バーサタイル”であってもメーカーのアプローチ一つでここまで変わってくるのはとても面白い事ですし、逆に向き不向きも出てくると思います。

 

ですので、僕としてはあまりメーカーに拘り過ぎず「自分に合った」ベイトリールを使うのが一番かなと思います。

 

もしあなたがベイトリールの扱いに慣れていないアングラーでしたら、もしかしたらセッティングを出すのに少し手こずるかも知れません。

 

ですが、その先で得られる気持ち良さは、他のベイトリールでは味わえないモノと言っても過言では無いと思います^^

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