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アンタレスと言えばご存知の通り「超遠投マシン」として、「飛距離が出るベイトリール」のトップクラスを常に走り続けています。

 

初代ロボコップ風アンタレスから数々のモデルチェンジを経て、2016年にアンタレスDCの最新モデルが登場したばかりではあったのですが、そのアンタレスDCに、MD、モンスタードライブなんて名前がついて新たに登場しました。

 

モンスタードライブなんて言われれば、大物ハンターの心を揺さぶらない訳がありませんよね。

 

でも、2016年に出たアンタレスDCとは何が違うんだろう?

 

そう思った人も少なくないハズです。

 

ですから今回はアンタレスDC MDと通常版アンタレスDCとの違いや使い分け方をまとめてみました。

 

比べてみれば違いは一目瞭然で、大物ハンターにとっては「これはたまらない」と言う進化が満載でした。

 

かと言って通常版アンタレスDCがもう必要ないのかと言われれば、そんなことはありません。

 

特徴を知っておけばきっちり使い分けられると思います。

 

このMD(モンスタードライブ)、DCブレーキを敬遠しがちな僕も惹かれるモノありました。

 

どっちを買おうか迷っているあなたへ、この記事が参考になって頂ければ幸いです。

アンタレスDC MDはアンタレスDCと何が違うの?

出典:シマノ

僕の偏見で申し訳ないのですが、「アンタレス」ってなんか「村田基さんのベイトリール」ってイメージがつきまとっていました。

 

別に悪い意味でも無いのですが、今回の「MD」の登場によって、”より”村田基さんのベイトリール感が強くなったような気がします(笑)

 

とりあえず「MD」となったことで何が変わったのかをまとめてみました。

 

・XBモードの追加 ⇐注目

・スプール径の大経化

・糸巻き量の増加

・最大ドラグ値の向上

・ギア比アップ(ハイスピード化)

 

とりあえずカタログから読み取れるのはこんな感じでしょうか。

 

また新たに分かったことがあれば追記しますね。

 

では順に説明します。

XBモードの追加 ⇐注目

XBモードとはブレーキシステムの設定の一つですが、これまで超遠投モードとして「Xモード」と言う設定があったのですが、そのXモードをチューンしたのが「XBモード」となっている様です。

 

僕はこれを見たとき、「もう、これだけでいいじゃん」と思ってしまいました^^

 

何よりも「これいいな」と思ったのがXBモードの対応表。

 

出典:シマノ

凄く分かりやすい。

 

そして4のノーマルクランクベイトと5の大型クランクベイト、スイムベイトの間が「Fモード」で細かく設定できるという、もの凄くシンプルで分かりやすく、

 

「アンタレスDCってなんかモードとかいろいろあってよう分からん!」

 

と言う方にはこう言った表はとてもありがたいですし、XBモード自体もドンピシャにハマる人もいると思います。

 

この設定だと、シーバスでよく使うシンキングペンシルやミノーなどは3~4で事足りますし、設定5や6は大型クランクベイト、ビッグベイトなどに向いているというのなら空気抵抗の大きいルアーに向いている訳ですから、「急に風が強くなってきたな」と感じれば一気に設定5か6くらいまで上げれば十分対応出来るんじゃないかなと思います。

 

それでいて鉄板バイブを使いたければ設定2まで落とし、追い風なら設定1まで落とす、もの凄くシンプルで使いやすそうですよね。

 

他にもナイロンモード、フロロカーボンモード、PEモードは従来通りある様ですが、XBモードだけで結構、事足りそうな感じです。

・スプール径の大経化

通常版のアンタレスDCがφ37に対して、モンスタードライブはφ38に大経化されています。

 

これによって何が違ってくるのかと言うと、飛距離アップ、糸巻き量アップ、回収スピードアップと言った事が見込まれます。

 

スプール径の大径化は、僕としては通常版アンタレスDCとの差別化を図っている一番のポイントかなと思っています。

 

重いルアーを太い糸を使ってより遠くに飛ばす、完全に大物ハンティングを意識したポイントですよね。

 

小さいルアー、細い糸で飛距離を出してどんな魚でも釣る、というより、大きなルアーで太い糸で完全にモンスタークラスに狙いを定めて確実に捕獲する、正に「モンスタードライブ」を象徴したポイントかなと感じました。

糸巻き量の増加

モンスタードライブを象徴するポイントとしてもう一つ、糸巻き量の増大。

 

通常版アンタレスDCが16ldラインが100mに対して、モンスタードライブは20ldが100m巻けるところにまで拡大されています。

 

正直、16ldー100mでも通常使用では結構十分と言えば十分ですし、最近のスプール重量を意識した超浅溝スプールに比べたらむしろ多いくらいです。

 

バスフィッシングで言えば20ldラインを使う様な状況であったとしても80mもあれば十分ですし、シーバスやるにしてもPEライン2号が200mくらい巻けますから、まあ、十分事足ります。

(現行のアンタレスDCは淡水専用なのでシーバスに使う気にはなれませんが)

 

ですが、あくまでも「それまで」なんですよね。

 

MD、モンスタードライブはそこから先の「より」大物を狙う為のベイトリールと言うのを象徴しているのが、まず何よりこの糸巻き量の増大と言えますよね。

 

最近のベイトリールの傾向でもありますが、糸巻き量を減らしてスプール重量を下げるというのは、遠投を意識するなら確かに重要視するポイントです。

 

けれど細いラインで遠投しても切られちゃ意味がない、遠くに飛ばしても太いラインで飛ばさなきゃモンスタークラスは獲れないでしょ!

 

と言う、「大物を獲る為のベイトリールなんだ!」と言う潔さがやはりMDなんでしょうね。

 

恐らく、スプール径だけ拡大して通常版アンタレスDCと同じ糸巻き量だったら、「ふーん、アンタレスにモデル追加されたんだ」くらいでほとんどインパクトは無かったんじゃないかと思います。

 

けれど完全に「大物を獲る為のベイトリール」と言うコンセプトが明確になっており、それがやはりこのモンスタードライブの魅力なんですよね。

 

ちなみにMDのPEライン糸巻き量はおおよそですが次の通りです。

 

4号 - 100m

3号 - 130m

2.5号 - 150m

2号 - 200m

1.5号 - 250m

1号 - 300m

 

推測な部分もありますので確実とは言えませんが、、良かったら参考にしてください。

最大ドラグ値の向上

最大ドラグ値が5㎏から6㎏にパワーアップしています。

 

たったの1㎏?と言った感じですが、村田基さん曰く「倍くらい強くなっている」とのこと。

 

まあ、本当のところはどうなのか分かりませんが、モンスタードライブと言うくらいならいっそ8㎏くらいにまでパワーアップしていればかなりインパクトがあったんじゃないかと思います。

 

と言いましても、僕としては例え5㎏でもガチロックで本気で使用していたら、流石にロッドや周辺のパーツが破損してしまう様な気がしますが^^;

 

それにベイトリールってスピニングリールと比べても、ドラグによるラインの出方の調整が自分の思い通りに出来るんですよね。

スピニングを超える!ベイトリールのドラグの最も有効な使い方とは?

 

ですので、僕としては正直今のところ最大ドラグ値の向上は、そこまでインパクトあるポイントでは無かったです。

ギア比アップ(ハイスピード化)

ギア比が7.4から7.8にまでアップされ、これによってハンドル一回転あたりのラインの回収量が93cmにまでアップしています。

 

ハイギア派の僕としては嬉しいポイントの一つではあるのですが、ユーザーによってはそこまでのハイギアは必要ない、もっとローが良い、という人もいると思います。

 

しかも超ハイギアであるXG一択と言うのは潔さも感じますが、これによって買わないユーザーもきっと出てくるでしょう。

 

せめてXG追加と言うくらいにしていた方が良いんじゃなかったのかな~と思いました。

 

まあ、それでも僕はおそらくXGを購入するんでしょうけど^^

海水対応

通常版アンタレスDCって淡水専用なんですよね。旧アンタレスDCは海水対応だったのと思ったのですが・・・

 

海水対応は正直、これからのベイトリールには必須だと思いいます。

 

ソルトシーンでもかなりベイトリールが浸透してますし、対応のベイトロッドもかなり出てきていますよね。

 

これからと言うか、僕は例え淡水でしか使わなくても淡水専用と言うベイトリールは購入対象から完全に外れていました。

 

12アンタレスが登場した時も購入を考えたのですが、残念な事に淡水専用になっていてこの時から「アンタレス」と言うのは僕の中から外れていたんですね。

 

ですが、今回のアンタレスDC MDは海水対応、そして豊富な糸巻き量、かなりそそられるものがあります^^

【ベイトリール メンテナンス】海水使用後にやる5つの重要ポイントとは?

アンタレスDC MD【レビュー】 まとめ 使い分け

通常版アンタレスDCとMDとの最大の違いはXBモードと言うブレーキ設定も使いやすそうで魅力的ではあるのですが、やはりスプール径と糸巻き量の増大でしょう。

 

これによって完全に通常版アンタレスDCとの差別化を図り、全国の大物ハンターの心をかなりくすぐる仕様となっていると思います。

 

飛距離を出すために糸巻き量を減らしてスプールのトータル重量の軽量化を図る、まあ、合理的ではあるのですが、「わしゃごんぶとラインを巻きたいんじゃ」と言う方には物足りないモノがあったと思います。

 

その辺がかなり潔く、「大物を獲る為に必要なモノを詰め込んだ」と言うのがこのアンタレスDC MDであり、最大の魅力でしょう。

 

正直、バスフィッシングでは持て余すような気もしますが、メータークラスのシーバスを本気で狙ったり、青物とも十分に戦えるベイトリールだと思います。

 

通常版アンタレスDCは淡水専用ですのでまあ、ほぼほぼバスフィッシング専用機に近いですが、よりライトなルアーで飛距離を出せるのが通常版アンタレスDCだと思います。

 

バスフィッシングで「12ldから16ldくらいまでしか使わないよ」と言う方でしたら通常版アンタレスDCでいいと思いますが、「重いルアー、太いラインでをより遠くに」と言う意味でしたらMDの方が魅力があると思います。

 

まあ、海での使用が視野にあればMD一択でしょうけど。

 

けれど僕は「アンタレスの魅力を十分に味わいたい」と思うのなら、モンスタードライブを購入された方が良いんじゃないかなと思います^^

アンタレスDC MD インプレ【まとめ】意外な事実が判明 16アンタレスDCと迷っている方必見

16アンタレスDCの飛距離がチート過ぎる理由と最大飛距離を出すコツ

ベイトリールの飛距離はラインが太い方が出る理由

18アンタレスDC MDは本当に飛距離Nõ1なのかを検証した結果・・・

追伸

大物対応、超ハイギア、糸巻き量の増大、なんか村田基さんのガチな要望で作ったベイトリールに見えてしまうのは僕だけでしょうか^^;

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